新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

アメリカ大統領選挙の表と裏

2020-10-29 09:25:43 | コラム
トランプ大統領とバイデン候補の何れが勝つのか:

未だ解らないというところか:


私の知人たちの見立て:
この期に及んでアメリカの知人たちに見通しを問い合わせてみた。ある程度一致した見解は「バイデン候補が一部に噂されているように勝利することはあるかも知れない。だが、その場合に所謂『地滑り的』勝利でない限り、トランプ大統領があらゆる手段を講じてというか法廷闘争にまで持ち込んで抵抗するだろう。その際にはエイミー・バレット氏を判事に任命しておいたことが効果を発揮するかも知れない」との辺りに落ち着いた。その反対がトランプ大統領の地滑り的勝利もあるのかも知れないという見方だった。何れにせよ“Who knows?”なのだそうだ。

我が国のマスコミがいう「隠れトランプ」の投票行動がどのように出るのかが、かなりの影響を与えるのかも知れないと言っている。この点については後述する昨28日のPrime Newsに登場した、敢えてお馴染みのと言う、ケント・ギルバートが「隠れトランプ(silent voters for Trump)などはいない。特に民主党の牙城であるニューヨーク等では迂闊に“トランプが良い”と言っただけで、家に放火すると脅かされたという話まであったとか。

ギルバートは「隠れるも何も、トランプ支持などと言い出せない雰囲気だ」と指摘したのだが、この辺りを私は既にNY在住のエコノミストH氏の言を引用して紹介してあった。私の知人の中にも「本当にトランプ大統領のsilent voters等がいるのだろうか」という疑問を呈している者もいた。

28日のPrime News:
この番組はケント・ギルバート氏、上智大学前嶋教授、慶応大学中山慶応大学教授とアメリカの政治に極めて精通された権威者(専門家というよりもこの方が相応しいかと思う)がそれそれ思い切った論陣を張られて、非常に興味深い2時間だったと評価したい。彼等からも何れが勝利するかの結論めいた話は出なかったが、アメリカの政界と大統領選挙の我が国にいては到底知り得ない実態というかその在り方、仕組み、裏表をかなり余すところなく語ってくれたので、大いに勉強になった。

特に興味を惹かれた点は法律の範囲内でというか、その州乃至はcounty(州内のより小さい行政区画で「群」と訳されている)によって異なる法律というか規定をそこまでやるのかというくらい「違反すれすれまで」解釈して挑んでいく作戦には「流石アメリカだな」と痛感させられた。それを聞いて思いだしたことがあった。それは、アメリカから招いたプロのフットボールコーチが先ず教え込んだことは「『反則と判定されない限界は何処までか』を徹底的に教えられたこと」だったという話だ。彼等は、そこまでの物の考え方をする人種だと知ったという経験談だった。

昨夜の3人の権威者の意見の裏と表を読めば、「トランプ大統領は勝つ為にはあらゆる手段を講じ行くだろう。そこには法廷闘争もあれば、バレット最高裁判事の任命の強行だったあったのだ」とでもなるかと思った。即ち、「11月3日にバイデン候補は少しの差で勝ったのでは、勝利宣言をすることは許されまい」という辺りである。更に「アメリカ国民の中にはトランプ大統領さえ落とせれば、その代わりは誰でも良いと思い込んでいる者たちがいて、何もバイデンが良いから支持するのではないという意味」だったとあらためて再認識した。いやはや。


秋も深まってきた

2020-10-28 09:14:34 | コラム
早く終わって欲しいと思う事柄:

この南向きのPCの部屋では、気が付けば太陽の位置が下がり始めてきたので、晴天の日はカーテンを閉めないと眩しくてキーボードが良く見えなくなる。秋が深まり冬が迫ってきた証拠だ。今朝4時半の室内の温度が22度だったということは、外気の温度がかなり下がってきたことを意味している。

閑話休題、本題に入ろう。三つほど挙げていきたい。ウイルスの更なる感染の蔓延とインフルエンザのダブルテイームでの襲来も怖いが、それを論じるのは本稿の主旨ではない。

アメリカ大統領選挙:
先ず早く終わって欲しいと思う事柄の中での最大の問題点は、残すところ1週間ほどに迫ったアメリカ大統領選挙である。アメリカにおける反トランプ派の新聞とテレビに依存している我が国のマスコミは何故かトランプ大統領の動向ばかりを伝えて、あの形振り構わぬ“swearword”を駆使してまで非知識階級に訴える獅子吼ばかりを聞かされるのにはもう疲れた。

確かに、必死で再選を目指しておられるトランプ大統領の努力のほどは解るが、バイデン候補の動きをもう少し報じても良くはないかと思ってしまう。それにしても良く解らないのが、トランプ大統領が遊説の為の移動にAir Force Oneを使っておられる点だ。あれは公私混同にはならないのだろか。何れにせよ、大統領選挙は我が国にとっても重大な問題だろうが、過剰な報道荷にはウンザリだ。早く決着が付いて欲しいと思う。

新型コロナウイルス問題:
次は、菅首相が所信表明演説でも最重要課題のように取り上げられた新型コロナウイルスの制圧だ。超後期高齢者としては、安倍内閣が中国からの入国を制限するのがやや遅きに失した為に、現在の感染の状況を招いたと信じている。その為に87年も生きてきた人生の最後の部分がこれほど制約されるのは、誠に不満であり且つ遺憾なのだ。感染が激しくなって以来、山手線ならば一駅、シルバーパスを活かしてバスを乗り継いでも20分ほどの新宿駅西口までを、意を決して出向いたのは2回ほどである。正直に言って基礎疾患を持つ身には感染は恐怖なのだ。

こんな不自由な生活を強いられるのは決して愉快ではない。恐らく、これまでの人生で現在ほ頻繁に手を洗ったことはないだろうし、夏場に息苦しい思いをしてマスクをして外出したこと灘なかっただろう。菅内閣には高齢者がこの不自由な状態から一日も早く脱出出来るように、最善の努力を願いたいものだ。新型コロナウイルスの流行を可及的速やかに終わらせて頂きたいのだ。

日本学術会議の問題:
お仕舞いは、野党が手ぐすね引いていると報道されている臨時国会における「日本学術会議問題」である。野党の連中は枝野を始めとしてテレビに登場する場合以外に、その後尊顔を拝することもないのだ。奇異に感じることは、何であの連中はあれほど非知性的な顔付きなのかという点だ。しかも、彼等は顔付きだけに終わらずに言うことが実に間抜けなので、馬鹿馬鹿しくなる。

確かに学術会議問題は菅内閣を貶めるには絶好の材料だろうし、菅総理が105名だかのリスト見ていなかった発言は不要だったとは思う失態だろう。だが、この件が国会で時間を費やすべき国家の重大事かということ。そんなことばかりを責め立てているのは、国費の無駄遣いだと断じたい。

枝野以下は物事の優先順位をつける能力が、頭から欠如していると言う以外ない。我が国にとっても重大事は携帯電話の値下げでも避妊治療の健保扱いだけではあるまい。世界制覇の野望に燃える帝王である習近平が、我が国に対して何を仕掛けてきているのかを、枝野も志位も知らないはずはあるまい。アメリカの大統領選挙でトランプ大統領かバイデン候補の何れが勝つかは、我が国にとっては学術会議問題よりも遙かに重大である。菅首相がその結果次第でどのような対アメリカ政策を打ち出すかに、彼等は関心はないのかと尋ねてみたい。その点を批判しないマスコミも腑抜けだ。

私は菅首相はもしかして多少以上に中国との間に軋轢を生じるかも知れない「任命拒否」の理由を明らかにされて、この問題に早期に決着をつけて頂きたいのだ。そして、国会を正常に政策を論議する場にして貰いたいのだ。私はこの学術界問題の処理が「菅首相の鼎の軽重を問われる案件」になる危険性を秘めていると危惧している。


ベトナム人の家畜窃盗団に思う

2020-10-27 09:03:09 | コラム
「だから言ったじゃないか」との思いだ:

私は外国人を無制限に入国させることに反対の立場を採っている。ここ新宿区百人町に住むこと32年。その間にこの界隈が外国人たちに侵入されて、凄まじい勢いで劣化していく様を見続けてきた。32年前は如何にも寂れた東京の場末のような街だったものが、韓国、中国、東南アジア系、イスラム教徒たちに浸食されて行ったのだった。長年のつきあいがある某大学の教授は何回もこの街に来られて「もう、この街の異常さに馴れました。同時に馴れてしまった私自身が異常だと感じています」と語られた。また、法律家の先生は「見るに堪えない酷さだ」と慨嘆された。

永年アメリカと我が国を往復し、ヨーロッパの諸国も回り、1970年から東南アジアの諸国も訪れてきた私の持論は「我が国にやって来て住みついてしまう外国人の圧倒的多数は、自国での食い詰め者である。自国でまともに職を得ていれば、敢えて闇ブローカーたち等の甘言に乗せられたりして我が国に観光ヴィザなどで入国し、そのまま不法滞在する必要などないのだ」なのである。しかも、ここ百人町から大久保界隈に巣食う食い詰め者どもは自分たちだけで自国民の為に勝手に営業し、その上がりを本国に送金しているのだ。故に、外国送金の事務所が乱立してしまった有様だ。

でも、この街などは未だ良い方だと思う。それは昨日からテレビのニュースで再三採り上げられている群馬県の太田市に住みついたベトナム人たちの犯罪だ。彼等は近県の酪農家や畜産業者を悩ましている「家畜窃盗犯」だったということが典型的に表している。私はそもそも我が同胞以外は全て「その性悪なり」と信じている。ところが、世界でも希な「性善説」を信奉している我が国では、我が国にやってくる外国人たちも「その性善なり」と信じて、野放図に入国させてしまっている。その結果が、この街の劣化と家畜窃盗団の横行である。

ある所謂専門家はこの窃盗団を評して「不法滞在者としてしか問えないかも」と危惧して見せた。彼等は自分の国よりも我が国の方が遙かに政情も安定し、衛生的で、安全で、生活しやすいとほざいているのだ。そして、多くは観光ヴィザで入国し期限が切れても、そのまま居着いてしまうのだ。そうと知っているのならば、入管でより厳重に彼等を追跡すれば良いといえば「人手が足りない」と言い訳される。ウイルスの流行以来失職された方が多いのならば「入管で雇ってあげれば良いじゃないか」などと戯言の一つも言いたい気持ちになる。

例の「インバウンド」なるものを強烈に推進されたのが官房長官時代の菅義偉氏だった。その効果は一時は「中国人たちによる爆買い」などで効果を発揮していたが、予期せざる新型コロナウイルスの感染の蔓延により虚しく挫折してしまった。現時点ではインバウンドの欠陥とでも形容したい「諸刃の剣」的な結果に終わっていると思う。私は観光立国も結構だとは見ているが、そのコインの裏側にある現象が、ここ百人町/大久保界隈の劣化があり、家畜窃盗団を蔓延らせるという事実があるのだ。

菅首相の所信表明演説には例によって例のごとく野党が色々と難癖をつけている。私は菅首相には「インバウンド」推進を手がけられた当事者として、今後どのように外国人を入国させ、その資格を如何にして審査するかにも工夫して頂きたいものだと思っている。昨日も指摘したが、アジア系の若者が何の屈託もなくこの界隈を楽しげに歩き回るとか、外国送金の店舗が増えてしまった原因を、当局はより深く真剣に調査して対策を講じて欲しいのだ。彼等に我が国を食い物にされて、良いことなど一つもないのだ。

最後に一言。この街では韓国製の化粧品等を商い、韓国料理を売る店が若き女性たちのお陰で繁盛している。彼等に少しは考えて貰いたいことがある。それは「かの国では日本製品不買運動が展開されている」という紛れもない事実だ。


10月26日 その2 秋晴れに誘われて

2020-10-26 15:37:50 | コラム
新宿区大久保を散策した:

そう言えば「秋晴れ」という言葉もあったなと思いだして、折角の好天を活かそうとばかりに、本当に暫く振りに大久保通りから職安通りと職安通りとの交差点まで約2 kmはあるだろうかと思う距離をゆっくりと歩いて、世の中の情勢を探ってみた。出発したのは午前11時を回った頃だった。と言っても、新宿区民ではない方々にはピンとこないだろうが、この界隈で最も韓国化というかアジア人を中心とする外国人が多くて賑やかなところである。暫くこの辺りに出向かなかったのは、勿論新型コロナウイルスの感染を警戒していたからである。

ところが、大久保通りから職安通りに抜ける最も韓国の製品を商う店と韓国料理店が多い路地には「週日の真っ昼間から何をしに来ているのか」と驚かされるほど、老若男女ではなかった無数の老若女が楽しそうに歩いていたのだった。即ち、大変な賑わいだったのだ。大久保通りには相変わらず「何とかドッグ」を食べ歩きしている若い女性を見かけたし、何処から湧いてきたのかと疑いたくなるほど中国語と東南アジア系の言葉を話している若者もまた数多く蠢いていたのだった。

インバウンドが未だ制約されていて、日本語学校かどちらかと言えば閑散としている感があるこの時期に、彼等は如何なる在留資格で我が国に滞在しているのだろうか。アルバイトの口がないと報道されている現時点で、如何にして生活しているのだろうかと考え込まされた。

確かに何処を歩いても1~2年ほど前にあった韓国料理店の看板が入れ替わっていたし、職安通りの中国人を満載した大型観光バスが訪れていた土産物店も店名も看板が変わっていたし、観光バスの影もなかった。その代わりというか何と言うべきか、職安通りの歌舞伎町側にはAPA HOTELだけでも3軒も出来ていた風景にも、あらためて感心させられたと同時に、所謂「インバウンド」が不振の折からAPAは採算が採れるのかと勝手に心配していた。

この散策にでた狙いは職安通りの大型のドンキホーテに入って「最近は如何なる新商品というか新製品に人気があるのか」を探ると共に、区役所通りとの交差点にあるこの界隈で唯一となってしまった「動かない寿司店」である「すし三昧」での昼食にあった。この寿司店はインバウンド盛んなりし頃には、会計に行ったとこ係の女性に「日本語が通じるお客様で良かった」と感謝されたほど、中国人を主体とする外国人様御用達の店だった。だが、本日は12時少し前にお客は我々を含めて我が同胞が3組だけだった。言うなれば「なるほどねー」という印象だった。

我が夫婦としては、ここまで来るのも結構な冒険だと思っていたし、次回は何時来るかの見当も付かないので「Go to eat」など全く眼中になかった。第一、あの手続きをどうやってすれば良いのかも知らなかったのだ。テレビ報道を見ている限りでは、相変わらず外食業界と外飲業界は不振に喘いでいるようだが、ここ大久保界隈(念の為に指摘しておくが、テレビ局は新大久保と言うがそういう地名はない。だが、新大久保というJRの駅はある)では不況何処吹く風という雰囲気だった。一言、偏見的なことを言えば「何が嬉しくて韓国勢を潤わせるのか」なのである。


シマフクロウの思い出

2020-10-26 09:51:39 | コラム
「ポツンと一軒家」に記憶を混乱させられた:

25日夜に何の気もなくテレ朝の「ポツンと一軒家」を見ていた。北海道の広い土地に移住された方が「シマフクロウ」(島梟)の保護活動をしておられることが特集されていた。ここで私は混乱させられたのだった。記憶が正しければ1980年の初頭だったかにアメリカの太平洋岸(カナダのBC州からメキシコまで)に生息する“spotted owl”(=マダラフクロウ、乃至はニシアメリカフクロウなのだそうだが、当時は「シマフクロウ」と訳されていたと記憶する)が存続の危機にさらされていると指定されていた。それ故にこの番組を見て「アレッ」と思った。

その指定の為に、ワシントン州では山林の中にこの“spotted owl”の巣が見つかった場合には、そこから半径1マイル(だったか?)の範囲内にある樹木は伐採してはならないと規定されてしまった。これ即ち、環境保護論者たちの運動の結果である。ウエアーハウザーが自社林の樹木を伐採できなければ、それこそ会社存続の危機になってしまう。だが、アメリカ全土に600万エーカーもの森林地を所有する会社が、どうやってその広大な森林の中に入ってフクロウの巣を発見するのかという話になった。いや、そんなことが可能なのかという意味だ。大騒ぎになった。

その当時のspotted owlの日本語訳は「シマフクロウ」だった。私は勝手に「シマ」を「縞」だと解釈して、縞模様があるフクロウのことかと思っていた。ところが、その当時にそのフクロウの写真を見れば「スポット」の模様がまだらにあるだけで縞がなかったので、「おかしな日本語名だな」くらいにしか思っていなかった。しかし、そのうちに何となく問題が解決して、社有林の樹木の伐採には何の問題もなくなったと記憶する。2020年の今となっては、そのような環境問題があったことすら忘れていた。

そこに昨夜の「シマフクロウ」の保護の話題が出てきた。そこで奇異に感じたことは「そのフクロウは北海道のみに棲息する」と言われていた点だった。一寸混乱しそうな表現になるが「シマフクロウ」(=spotted owl)は北アメリカの太平洋岸に棲息するはずの鳥ではなかったのかという事だ。そこで、検索してみれば「シマフクロウ」事「島梟」は英語名は“Blakiston’s fish owl”であり、spotted owlとは別個な鳥だということだった。両方の写真を見ても違うと分かった。

更に検索を続けると、“spotted owl”は「ニシアメリカフクロウ」であり、学名は“Stria occidentalis”というのだとあった。要するに、私がspotted owlを「シマフクロウ」だと思い込んでいたのが誤りで、アメリカ西海岸に棲息しているのは「マダラフクロウ」乃至は「西亜米利加フクロウ」だったのである。すると、1980年代に「シマフクロウ」と誰が訳したのだろうかという疑問に撞着した。それとも私の記憶違いだったのだろうか。何れにせよ、一瞬「???」と混乱させられた。

ここまでで、何を言いたいのかを、お読み頂いた方も混乱(困惑?)されたのだったら申し訳ないが、アメリカと北海道には別種の「フクロウ」が棲息していると分かったのだ。即ち、あれから40年を経て知り得たことが“spotted owl”と「シマフクロウ」は別個なフクロウらしいということだった。