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デフォルトに踏み切るか、ドル大国アメリカの終焉間近(2)

2011-08-01 | ラジオ
ロシア議会下院国家会議・経済政策企業活動委員会のフョードロフ委員長も、これと同様の見解を持っている。
フョードロフ委員長はロシアの声からのインタビューに対し、アメリカは結果的に世界最大の経済国のタイトルを失うだろうと答えている。
「アメリカは売買のバランスも買うほうが大きく、国家の支出も税収を常に上回っている。
つまり常に借り入れを行う状態が続いている訳だ。アメリカは政治的独占状態があって、経済的にも独占状態を続けることができた。
事実上デフォルトは、アメリカが身分不相応な暮らしをしていた結果として起こってくるものだ。
つまり政治的影響力を行使しながら、彼らは世界の他の民族から吸い上げて暮らしているということだ。
地球の人口の4.5%に過ぎない市民が、世界全体のGDPの4割を消費している訳だ。アメリカ人がこの借金をいつの日か返すとは私には思えない」
委員長は、このように発言している。

現在、世界中がアメリカの状態を見守っている。2008年の世界金融危機をはるかに上回る新たな危機の波を警告する専門家も多い。
注目に値するのは今の世界経済に、そうした揺れ、揺さぶりが必要だとするアナリストたちもいるということだろう。
これを利用して新たな経済モデルへの移行が可能になるという説だ。一極化した世界を多極化へと移行させる提案は、ロシアを初め多くの国が行ってきた。
ここから一国だけが統制するのではない、国際社会がコントロールする新たな準備通貨、地域通貨が生まれてくる訳だ。

国家は破綻する――金融危機の800年
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日経BP社

7月28日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル