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岐路に立つ世界経済

2011-08-12 | ラジオ
引き続きゅ(初めて聞く言葉だな)経済不安を始め欧州連合での債務危機、アメリカのデフォルト危機、世界のGDP成長率のテンポダウンなどを背景として、専門家らは新たな世界的危機に付いての議論を行っている。
ドルや金に代わる準備資産が存在しないことや主要各国が抱える債務、地域間での格差などの問題の解決のためには、新しい発展モデルが必要とされている。

ロシアの専門家らは、ロシアの声とのインタビューのなかで様々な予測を述べてくれた。
現在、如何に貯蓄をすべきか、という問いに対する答えは、金を買う、もしくは全くお手上げ状態か、そのどちらかに(???)
金融グループ・カリタフィナンスの専門家は、新しい影響力の中心として中国が台頭する可能性を指摘し、次のように述べている。
「中国は世界のリーダーとなる力を持っているが、そのためには人民元のレートを見直す必要がある。
現在、人民元はドルに固定されているので、国際準備通貨となることは出来ない。
そのためには人民元が自由変動為替制に移行する必要がある。また国内での国債市場をさらに拡大させることも必要だろう。
そうなれば投資家たちは中国の国債を購入すると思うし、さらにその際の決済には人民元が使われるようになる。そうなれば現在の影響力のバランスが変化し、中国が世界のリーダーとなる可能性がある」
専門家は、このようにコメントしている。

EUでの統一通貨が導入された例に従って、ほかの地域でも統一通貨導入の動きが見られる。
フィナムマネージメントのオシン主任は、次のように指摘している。
「新しい統一通貨としては、IMFのバスケットに基づく方法があり、これは今までも幾度か考えられてきたものだ。
それには中国の人民元やブラジルのレアル、ユーロ、もしくは北米通貨連合のアメロなどが考えられる。
また地域連合もすでにいくつか存在しており、中東やCIS、また欧州連合などに存在している。アメリカ大陸においても、そのようなプロセスが見られる」
主任は、このようにコメントしている。

VORとのインタビューで各専門家らは、一国単位での通貨から多国間の国際通貨に移行するのは、必然の動きだという意見で一致している。
コンサルティング会社ネオコンのハジン代表は、次のように話している。
「現在のモデルは確実に終わりに近づいている。(???)的にはいくつかの選択肢が存在しているが、まだ誰にも具体的にどのようなものとなるのか分かっていない。
私自身は様々な地域で、いろいろなモデルが生まれることはあり得ることだと思っている。どこかでは社会主義が復活するかも知れないし、ほかでは国家主導型の資本主義が台頭する可能性もある。またリベラルな資本主義が台頭する可能性もある訳だ」
代表は、このようにコメントしている。

現在のようにアメリカやヨーロッパの家庭事情に、世界経済が左右されるようなモデルは望ましくない、ということは全ての専門家たちが理解していることだろう。
全ての人々が受け入れられるような、新しいモデルを期待したいと思う。

(???)は何と言ってるのか不明

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8月9日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル