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日本の防衛白書、中国海軍を超えるための足がかり

2011-08-08 | ラジオ
日本は北朝鮮が核兵器計画を進めている可能性があると懸念を表し、北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル・ムスダンに付いても言及した。
およそ400ページに及ぶ防衛白書では、中国軍の近代化に特別な関心が割かれている。
特に中国海軍の集中的な軍備増強が、日本の海域における中国海軍の活動の活発化、および領土問題における日本政府への、圧力強化に繋がる恐れがあると懸念されている。

ロシアの軍事専門家アガフォノフ氏は、日本が将来的に中国の行動を、ただ手を拱いて見ることはないとの考えを表し、次のように語った。
「日本人は中国が、どのように成長し発展するのかを不安と共に見ている。これは、この地域での中国海軍の活動が活発化されることを、ただ見ているのではなく、中国の行動に対する、ある種の反応でもある。これは何らかの対抗措置をちらつかせるということだ」
軍事専門家は、このような見解を表している。

日本では昨年、防衛白書が発表された後、新たな国防プログラムが承認された。そこでは2015年までに自国の潜水艦を16隻から、22隻にまで増強する意向が述べられている。
新たな潜水艦は東シナ海の巡視に不可欠だ。これは中国との領土問題が先鋭化した場合に、素早く反応するためのものだ。
同時に日本は実際に行動も起こした。第二次世界大戦後はじめて中国や北朝鮮の情報収集などに取り組む対外諜報機関が設立された。

東アジアは海軍の主要な軍事的対立海域となった。中国が自国の経済成長に従ってアメリカの覇権に挑戦していく場合、その他の国も中国に対して同様の行動を取るだろう。
アメリカ海軍の艦艇が、先月7月にベトナムの港へ入港し、両国の軍医が協力を始めたのは、この文脈の中でもベトナム政府の方向性を示していることは明らかだ。
隣国のインドネシアやマレーシアも、自国の海軍および空軍を積極的に増強している。
それは中国の影響力に対抗する必要があるからだ。

相変わらず声が出ていない女性アナウンサー

平成23年版 日本の防衛 防衛白書
クリエーター情報なし
ぎょうせい

8月3日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル