中国の海の竜が突如出現して日本を脅かしている。
北澤俊美防衛相は中国に対し、空母造(???)の目的に付いて説明を求めた。
29日行われた記者会見で北澤防衛相は、日本政府はこの問題に付いて中国政府に透明性を求めると語っている。
前日、枝野官房長官は北澤防衛相よりも、さらに具体的な発言を行っており、中国海軍力の拡大に付いて日本政府としては、空母建造の具体的な目的や今後の建造、配備計画等を含めた各種の情報をしっかりと開示して頂くことにより、軍事に関する透明性の向上を図ることが期待されていると述べている。
中国がウクライナから購入した旧ソ連製の空母ヴァリャーグ。中国はこれを学術上の目的および、乗員の訓練に限定して使用すると説明しているが、アメリカも日本もこれを信用していない。
船体にはレーダー機器も搭載され、次世代のコンピューターシステムも設置されているからだ。
これに付いてロシア科学アカデミー極東研究所・日本調査センターのパヴリャテンコ専門員は、憂慮の原因はこれに留まらないとして次のように語っている。
「アメリカがこの海域に戻ってきたことが中国の圧力となった。アメリカとしては、暫く前に失われたポジションを勝ち取らねばならなければならない。この海域ではパワーバランスの再編が行われている。
アメリカは依然として圧倒的な勢力を誇っているが、それでも唯一の存在ではない。アメリカの失った軍事政治的、軍事戦略的ポジションは中国へと移行している。
このため中国、日本、アメリカ他一連の国へと圧力がかかることで、新たな力の均衡は成り立っているのだ」
専門員は、このように語っている。
空母大国になろうとする中国の試みは、東南アジア諸国に強い懸念を呼んでいる。豊かな海底資源の眠るパラセル諸島やスプラトリー諸島海域では、中国はより執拗に領土権を主張するようになってきている。
中国が来年2012年に空母造船を行う決定をとった目的は、南シナ海において自国に好都合な規則を掲げてプレーを行うためであることは明白だ。
ここ数年この海域では中国、ベトナム、フィリピンの衝突が相次いでいる。バンコクのネシンル紙が伝えたところによると、ASEANの海軍司令官らはホットラインを創設し、各国の境界線を隣接する、この懸案の会議で(なんで「会議」という言葉が出るの???)、緊急事態が起きた際には、互いに通報し合うことを約束している。
他の見方をすると中国に最初の空母ができることで、この海域の諸国はアメリカの参加する海上軍事演習をすることになり、これがかえって中国に独自の空母を保有する論拠を与えることに繋がりかねない。
中国海軍は2020年までに4から5基の空母艦隊を形成する構えだ。これは南シナ海、東シナ海で展開し、艦隊の護衛やパラシュート部隊の作戦の際に使われる。中国はすでに上海の造船所で2つの空母を建造中であることから、近い将来にもアジアに空母大国が出現することは間違いない。
※(???)ぱ女性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず
7月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
北澤俊美防衛相は中国に対し、空母造(???)の目的に付いて説明を求めた。
29日行われた記者会見で北澤防衛相は、日本政府はこの問題に付いて中国政府に透明性を求めると語っている。
前日、枝野官房長官は北澤防衛相よりも、さらに具体的な発言を行っており、中国海軍力の拡大に付いて日本政府としては、空母建造の具体的な目的や今後の建造、配備計画等を含めた各種の情報をしっかりと開示して頂くことにより、軍事に関する透明性の向上を図ることが期待されていると述べている。
中国がウクライナから購入した旧ソ連製の空母ヴァリャーグ。中国はこれを学術上の目的および、乗員の訓練に限定して使用すると説明しているが、アメリカも日本もこれを信用していない。
船体にはレーダー機器も搭載され、次世代のコンピューターシステムも設置されているからだ。
これに付いてロシア科学アカデミー極東研究所・日本調査センターのパヴリャテンコ専門員は、憂慮の原因はこれに留まらないとして次のように語っている。
「アメリカがこの海域に戻ってきたことが中国の圧力となった。アメリカとしては、暫く前に失われたポジションを勝ち取らねばならなければならない。この海域ではパワーバランスの再編が行われている。
アメリカは依然として圧倒的な勢力を誇っているが、それでも唯一の存在ではない。アメリカの失った軍事政治的、軍事戦略的ポジションは中国へと移行している。
このため中国、日本、アメリカ他一連の国へと圧力がかかることで、新たな力の均衡は成り立っているのだ」
専門員は、このように語っている。
空母大国になろうとする中国の試みは、東南アジア諸国に強い懸念を呼んでいる。豊かな海底資源の眠るパラセル諸島やスプラトリー諸島海域では、中国はより執拗に領土権を主張するようになってきている。
中国が来年2012年に空母造船を行う決定をとった目的は、南シナ海において自国に好都合な規則を掲げてプレーを行うためであることは明白だ。
ここ数年この海域では中国、ベトナム、フィリピンの衝突が相次いでいる。バンコクのネシンル紙が伝えたところによると、ASEANの海軍司令官らはホットラインを創設し、各国の境界線を隣接する、この懸案の会議で(なんで「会議」という言葉が出るの???)、緊急事態が起きた際には、互いに通報し合うことを約束している。
他の見方をすると中国に最初の空母ができることで、この海域の諸国はアメリカの参加する海上軍事演習をすることになり、これがかえって中国に独自の空母を保有する論拠を与えることに繋がりかねない。
中国海軍は2020年までに4から5基の空母艦隊を形成する構えだ。これは南シナ海、東シナ海で展開し、艦隊の護衛やパラシュート部隊の作戦の際に使われる。中国はすでに上海の造船所で2つの空母を建造中であることから、近い将来にもアジアに空母大国が出現することは間違いない。
※(???)ぱ女性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず
不安定化する中国 ―成長の持続性を揺るがす格差の構造 | |
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東洋経済新報社 |
7月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル