10月末、韓国のテレビに興味深い映像が流された。岩礁に完全武装の兵士が映り、空には戦闘ヘリコプター、海には武装した船舶が映っている。
これは韓国でトクトの日とされる10月25日の、トクト防衛演習の様子であるとのこと。
日韓関係に詳しくないロシア人であれば、これを観て次のように思うかも知れない。
どこか遠くにある東洋の一角で両国が共に領有権を主張している島があるのだ、演習の規模や兵士の重装備を見る限り、問題はかなり緊迫しているようだ、軍事衝突がいつ起こっても不思議ではない。このように思うかも知れない。
ですがこのような認識は現実からは程遠いものだ。確かに日本と韓国の間にはトクト・竹島をめぐる問題がある。ただ1952年以来、島が韓国の実効支配下にあるという事実はゆるぎないものだ。
韓国軍が多少なりとも継続的に駐留してきたわけだ。
一方、日本政府は領有権を主張する声明を定期的に出してきた。個人的には日本政府には、韓国の実効支配を本気で脅かすつもりはないかのように思えることもある。それは国内的な政治ポイントを稼ぎにすぎないのではないかと思われる節もある。そうした日本の声明に対する韓国側の反応は過剰であり、韓国自身にとってむしろ害の多い行動だと言える。
海外の多くの反応は、韓国が望んでいるようなものではない。韓国の強硬な反応は、あたかも実際に領土問題が存在している、そして緊迫しているというような印象を与えるし、韓国の実効支配の根拠に疑問がある、というような感じを、むしろ与えてしまうからだ。
韓国がもしも自分の目標を達成したいのならば、恐らくより賢明な対応策として、日本政府の声明を一切、無視するということがあるだろう。トクトをめぐる問題は原則的に存在しないという立場を取ることのほうが、韓国としては賢明だろう。
少なくとも海外からの反応は大きく変わるだろう。ですが韓国には、そうするだけの忍耐がないようだ。
※男性アナウンサー・W氏よ、いいかげんにアナウンサーとして自覚して欲しい。
10月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
これは韓国でトクトの日とされる10月25日の、トクト防衛演習の様子であるとのこと。
日韓関係に詳しくないロシア人であれば、これを観て次のように思うかも知れない。
どこか遠くにある東洋の一角で両国が共に領有権を主張している島があるのだ、演習の規模や兵士の重装備を見る限り、問題はかなり緊迫しているようだ、軍事衝突がいつ起こっても不思議ではない。このように思うかも知れない。
ですがこのような認識は現実からは程遠いものだ。確かに日本と韓国の間にはトクト・竹島をめぐる問題がある。ただ1952年以来、島が韓国の実効支配下にあるという事実はゆるぎないものだ。
韓国軍が多少なりとも継続的に駐留してきたわけだ。
一方、日本政府は領有権を主張する声明を定期的に出してきた。個人的には日本政府には、韓国の実効支配を本気で脅かすつもりはないかのように思えることもある。それは国内的な政治ポイントを稼ぎにすぎないのではないかと思われる節もある。そうした日本の声明に対する韓国側の反応は過剰であり、韓国自身にとってむしろ害の多い行動だと言える。
海外の多くの反応は、韓国が望んでいるようなものではない。韓国の強硬な反応は、あたかも実際に領土問題が存在している、そして緊迫しているというような印象を与えるし、韓国の実効支配の根拠に疑問がある、というような感じを、むしろ与えてしまうからだ。
韓国がもしも自分の目標を達成したいのならば、恐らくより賢明な対応策として、日本政府の声明を一切、無視するということがあるだろう。トクトをめぐる問題は原則的に存在しないという立場を取ることのほうが、韓国としては賢明だろう。
少なくとも海外からの反応は大きく変わるだろう。ですが韓国には、そうするだけの忍耐がないようだ。
※男性アナウンサー・W氏よ、いいかげんにアナウンサーとして自覚して欲しい。
![]() | Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2013年 10/1号 [反日韓国の妄想] |
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10月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル