Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

vsオランダ

2010-06-19 23:02:30 | スポーツ
日本代表のW杯第二戦のオランダ戦は、後半の速い時間帯に
スナイデルにミドルシュートを放たれ、それをGK川島が弾いたところで
ゴールの枠からそらすことができず先制され、そのまま0-1で敗北した。

戦前のオランダ監督のなめたコメントにも挑発されずに、
日本は守備に没頭しながらも、無理に体力を浪費しないプランで
立ち上がったのでした。その甲斐があって、オランダが攻めあぐねる。
しかし、後半早々、テンポ上げて勝負をかけてきたところで押し負けた感じでしたねぇ。

日本はFWの本田のデキによって、試合の命運が決まると言っても
過言ではないかもしれない。本田でタメを作れると、
そうとう攻撃の質が変わってきますよね。
サイドの大久保や松井の動きで相手をひきつけることができて、
長谷部や遠藤のあがりが効果的になる。
明日はスポーツ紙で本田が叩かれるかもしれませんが、
それを発奮材料にして、しかし、頭はクールな状態で
デンマーク戦に臨んでほしいです。

途中出場の中村俊輔は、活躍して欲しい、期待しちゃう選手なのですが、
試合にリアリティを感じていない動きをしています。
もうちょっと攻撃に転じた時に、緊張感をもって欲しいですね。
余裕をちょっとはもってもいいかもしれませんが、持ちすぎです。
もう俊輔に出番はないかもしれない。

戦い方としては、途中で投入されたオランダのスピードある選手に対応させるために
長友のポジションをいじったり、相手に合わせることをしていたのが
良かったかなぁと。

ただ、日本は深い位置からの素早いカウンターをこれまでやってこなかったので、
本番になって急にそういう戦術が浸透するはずもないのですが、
各選手がそれぞれのクラブチームなどで経験してきたのを即興的に
プレーしていっているようにも見えます。
そのへん、ギャンブルだよなぁっていう見え方がするんですが。

中盤勝負ですよ、日本は。中盤で守備をして、中盤でボールを回して、
世界的にそれほど強靭ではない最終ラインのDFを軽減させてやられねばなりません。

それと、もう一度書きますが、本田のデキですよ。
もしも、前半30分くらいで、思うようにプレーできていない彼がピッチに立っていたならば、
迷うことなく、玉田なり岡崎なりに交替させるべきでしょうね。
大久保を真ん中に据えてもいいんだし。
このへん、セルジオ越後師匠ばりに辛口で言わせてもらいます。
本田が嫌いだってわけじゃありません。むしろガンガン注目している選手。

さぁ、あとはデンマーク戦の結果によりますね。
その前に、カメルーンとデンマークの一戦の結果も気になるところ。
デンマークが勝てば、日本との試合は相当高いモチベーションで臨んでくる
ことになります。それでなくてもあなどれない国ですからねぇ。
難しい試合になるなー。

がんばれ、日本代表!
自分達次第で、この予選リーグはどうにでもなるぞー!
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vsカメルーン

2010-06-15 01:27:10 | スポーツ
W杯初戦のカメルーン戦。
日本は前半終盤に右サイドの松井からのクロスを
FWで起用された本田が落ち着いてゴールし、
その後、後半の半分以上はほぼ守備一辺倒の状態ながら
よく守りきり、1-0で勝利しました。

やった!!!
この勝利のためにこれまでの苦しい道のりがありました!!!
良かった~~~!!!おめでとう代表のみんな、スタッフ!!!

試合が始まる前から、観ていて緊張してしまいましたが、
先制してから後半の長いこと長いこと。
いつ試合が終わるんだか、失点しそうだとか、気が遠くなりそうに
なりながら観戦していました。
勝利を見届けてしまって、今日はもう、眠れないですねー。

日本はシュート数が2本とか3本とからしいですが、
特に前半は中盤からの守備が素晴らしく、
カメルーンに攻撃の糸口や勢いを見つけさせませんでした。
ボールを持った相手を数人で囲む、カバーするなどの
組織的かつ献身的なプレーが光りました。
そこから攻撃に転じて、本田や松井がボールをキープできていたのが大きかったですね。
カメルーンの良さを消したのか、
カメルーンのチーム状態が良くなかったのかはわかりません。

こんな勝利のときにも苦言を呈すならば、
ちょっと、ボールの跳ね返りだとか、
パスが流れたりクリアミスのようなボールになったりしたときの、
各選手の判断がちょっと単純なところがあるなぁと。
あ、これならタッチラインを割るな、とか、相手がカバーするな、とか、
簡単に判断を下してしまっているところがあります。
これは、シンプルな攻撃をすることが悪いっていう意味で、
単純さを指摘しているんじゃありません。
攻撃のシンプルさはそれはそれでいいと思います。

あと、1点を取ってから、ちょっと守りすぎましたよね。
大事に大事に勝ち点3っていう気持ちがでたんだろうなぁ。
これは今回勝ったことで、この先の試合ではより振り切れた、
自信を伴った試合運びができるように変化してくれるように思います。

そして、イングランド戦でためした
4-1-4-1の形がやっぱり良かったですねー。
ボランチの阿部選手が良いし、長谷部と遠藤が生きていて、
あれはもしかすると3ボランチなのかな、中盤の守備が生きる
原動力になっていたんじゃないのかね。

それにしても、本当によくサッカーしてくれました。
素晴らしい勝利です。これまで調子が上がってこなかったことからの重圧、
そして本番であるってことの重圧、そういったものをはねのけましたね。
オランダvsデンマークの試合も見ましたが、オランダはかなり重厚な攻撃力があり、
デンマークもしっかりした守備ができるし、攻撃でもFWのベントナーが
しっかりタメを作って相手を崩す形を持っているのであなどれません。

でも、自信を持ちながら自分自身に酔わずにしっかりと現実感を持って、
今日みたいに集中して献身的にプレーをしたら、良い勝負ができるんじゃないかな。
今日のような攻撃的守備もみせて欲しいです。

というわけで、
素晴らしい勝利をありがとう、日本代表のみんな!
応援の気持ちはゆるめません、良い結果が得られるように祈っています。
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サッカーW杯南アフリカ大会開幕

2010-06-12 14:39:01 | スポーツ
4年に1度の大舞台、サッカーW杯南アフリカ大会が昨日開幕しました。
待ちに待った本戦がついに始まるのです。

日本代表の応援もさることながら、
今が旬の、実力ある選手たちをそろえた各国のぶつかり合い、
いろいろなタイプのサッカーのぶつかり合いを見ることができます。
どんな、どんなどんなスペクタクルがフィールドに生まれるか、
よだれを垂らしながら、「だー、だー」しか言わずに、
目だけはぱっちり開いて、テレビ画面に集中していたいと思います。

それでも、夜中のゲームだとかそうなんですけど、中継されている試合を全て観るのは無理です。
一番面白くなる決勝トーナメントすら、開始時間の関係で見るのが辛かったりします。
日中、うつらうつらして気を失いそうになるのを覚悟して、臨みたいですね。

注目は、FWに綺羅星のごとく点取り屋がそろったアルゼンチンです。
監督になるまでは、麻薬のジャンキーになったり、サッカーの試合では、
客席でユニフォームを振り回して熱烈な観戦をしていたマラドーナさんですが、
南米予選ではかなり苦しんだようで、そこからどうチームが成熟し、
進化しているかが楽しみです。
代表チームでは、所属チームのバルセロナほどの輝きを見せていない、
つまり意外にも代表チーム内で生きていないメッシが、
本来の活躍をみせてくれるかが、このチームの命運を握っているかもしれませんね。

そして、FIFAランク1位のブラジルが大本命です。
磐田でも活躍したドゥンガが監督を務めて、ロナウジーニョやアドリアーノを外しながらも、
見事なチーム編成で、南米予選ではどうどうと横綱サッカーっぷりをみせていたようです。
17歳でクラブワールドカップにて世界一になり、その後ACミランに加入した
アレシャンドレ・パト選手が選ばれなかったのはとても残念ですが、
評判のルイス・ファビアーノがどのくらいすごい選手なのかが楽しみですし、
カカもいますし、きっと見ていて面白いチームなんだと思います。

面白いチームといえば、スペインを外すことはできないですよね。
ユーロ2008でヨーロッパチャンピオンとなって、無冠の帝王から、真の帝王になったスペイン。
日本人のように体格に恵まれていなくても、世界一のサッカーをできることを証明しました。
日本の選手は見習う点が多いかもしれません。
特徴は中盤での組み立て、パス回しだそうで、高い位置での守備もちゃんとできる中盤だからこそ、
攻撃のリスクを軽減させることができているようです。
僕と同世代のスターだった、レアル・マドリードのラウールはもういませんが、
ビジャっていう素晴らしいFWがいます。そして前述の中盤選手、シャビとイニエスタのプレーは
しっかりと見てみたいですねぇ。年齢的にもきっと今がピークの選手だと思います。
中盤のどこからも攻撃ができて、どこでも守備ができる。それも、日本人と同じような体格の彼らが。
いや~、見ないわけにはいきませんね。

ダークホースはドイツだと思います。
スター選手のバラックを怪我で欠いたとはいえ、
比較的地味なメンバーだとしても、なかなかの好成績を残すのがドイツ。
日韓W杯のときに決勝まで行きましたが、そのときも日本国内の下馬評はそんなに高くなかった。
でも、その当時、ラジオかテレビでイギリスの人だったかに訊いているのを聞いたら、
ドイツはあなどれないと答えていたのです。
ヨーロッパの人は、ドイツの底力、ゲルマン魂を知っているのでしょうね。
でも、とかなんとか言ってるとコロっと負けたりするんですよね。競馬みたいなもんで。

その他、イタリア、ポルトガル、オランダといった欧州の強豪に、
セルビア、ギリシャ、といった穴をあけそうなタイプの国々。
アフリカ勢はホームということで、健闘が期待されるし、
いつも不振なアジア勢の中からは、韓国が期待できるように見えます。
韓国は今夜、ギリシャと対戦しますから、どんなもんかなぁと応援しながら見る予定です。

最後に。
触れなきゃいけませんね、第一試合の南アフリカvsメキシコの試合は!
試合の出だしこそ、格上のメキシコはサディストのように南アを押しこめていましたが、
そこからバネのようにビヨヨヨ~ンと反撃をしたのが南アでした。
あれはもう、精神力と自信と、ホームだからこそのファンに背中を押される雰囲気
によるものだと思います。精神的なもの。
そして、精神的なものが素晴らしいパフォーマンスを120%引きだしたというよりは、
ちゃんと大会前に技術や戦術の準備ができていて、気持ち良いほどにその歯車がかみ合ったという、
そのへんのことに作用したように見えました。
日本代表から見たら、うらやましすぎますね。
「準備ってなにかね?」って、問いただしたくなるのが日本代表。それでも応援していますが。
さて、南アはカウンターのスピードが素晴らしかった。
スピードを損なわないように、パスの出し方も良かったですよね。
受け手が減速しなくてもいいし、マイナスのパスでもないし、
気持ちをそぐような攻め方は全然しなかった。
一方、メキシコはパスを回して、自分のリズムを作るサッカー。
前線にはドリブルが出来て、キープ力のある選手が配置されていて、
相手のボランチと最終ラインの間にボールを入れた時の選択肢が比較的多かったですね。
現状打破能力の高い選手がFWにいたということ。
そして、後半、37歳の大ベテラン、ブランコの投入によって、
彼がささやかな感じで司令塔役をすることで、パス回しがより効果的な場所へボールを回すように
なったように見えました。もちろん、失敗も多かったけれど。
スペースを作るための動きなど、パスだけではなしに、ボールを持っていない選手の動きにも
日本代表にとっては参考になるところがあったように思います。
ちなみに、日本代表はカウンター戦術を取ることがほぼなく、
カウンターの機会にもまごまごしますが、カウンターの際には、
変に知恵をつけた人が出すようなパスを出すから、うまく速攻にならないんですよね。
5分5分のスルーパスとかよりも、受け手にとって6:4で取りやすいスルーパスなんかを
心がけるといいかもしれない。ま、別に、ボールを繋ぐたびにそんなに勝負をしなくても
ゴールまで行けると思うのですけどね。
試合は1-1のドローで、開幕戦にふさわしい面白い試合でした。

こんな素晴らしい試合と同じくらいわくわくする試合を、
まだまだ見られると思うと、嬉しくなります。
そういえば、98年のフランス大会の時なんて、
こんなにテレビ中継をしてくれなかったんじゃないかな。
ちゃんと各国の試合を中継するようになったのは、
日韓W杯以来だと思うけれど、すごく良いことですよね。
レベルが高くて面白いサッカーをちゃんとリアルタイムに見られるのは、
すごく贅沢でありながら国際基準的に当然のことでもあるんですよね。
地球規模のサッカーを地球規模で楽しんじゃう。
すんごいイベントだなぁと思います。
みなさん、せっかくですから、楽しみ尽くしましょう!
そして、日本代表、悔いの無いように力を出し尽くして欲しい!
難しく考えすぎるのをやめて、悲壮感を持つのもやめて、
できれば楽しんでサッカーをしてほしいものです。
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vsコートジボワール

2010-06-04 22:07:56 | スポーツ
サッカー日本代表のW杯前最後のテストマッチ、コートジボワール戦。
日本は、前半、後半と中盤をおおきく入れ替えてテストしていたが、
それぞれセットプレーから失点して0-2で敗北した。

イングランド戦のようなキレはなかったですよねー。
細かいパス回しからシュートまでの流れは無かった。
イングランドといい勝負ができたことで、
モチベーションに変調をきたしたんだろうか。
勝ちにいこうという意識はいかほどだったんだろう。

フォーメーションもちょっと違ったのかな。
今回は長谷部がトップ下で、ボランチが遠藤と阿部の二人ということだった。
これは、アフリカ人の身体能力を考えて、守備的枚数を増やしたってことなのかな。
そのぶん、攻撃へはリスクをおかさなきゃならなかったわけで。
中盤だけで言うならば、もうちょっとでシュートまでの形につながるぞっていう
匂いはしたかもしれない、前半のメンバーでは。

というか、テストマッチだとわかっていても、
力が抜けてしまって、考える気が湧いてこないです…。

というわけで、こういうのは楽しい、
勝手にスタメンとシステムを考えてみる!
カメルーン戦の布陣を僕が考えるならば…、
システムは4-2-3-1。

FW 岡崎

攻撃的MF 玉田 遠藤 本田

守備的MF 阿部 長谷部

DF 長友 闘莉王 中澤 駒野

GK 川島

オランダ戦とデンマーク戦は阿部を1ボランチにして、
4-1-4-1ですかね。

わ~、やだな~、もう本番だってさ。
あと一年あったらなぁ。

でもやるしかねぇ。
岡田監督はぜひとも強硬な保守の思考に陥らないで欲しいです。
それは思考停止になってしまう。
これまでのサッカーを変えないとしても、相手に合わせた柔軟さを
持ってほしいです。

選手は、自信を持って、リスキーにアグレッシブに。
そして相手をリスペクトしながらも、恐れないこと。

とにかく、技と体力を出し切って欲しい!

テレビの前から応援します。
良い結果が得られることを祈っています。

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vsイングランド

2010-05-30 23:56:51 | スポーツ
日本代表のW杯前のテストマッチ、対イングランド戦は、
前半7分にCKからグラウンダー気味のボウルを闘莉王が蹴りこみ先制するも、
後半、イングランドの圧力に押されてオウンゴールを2本献上して
1-2で敗北した。

前半の半ばくらいまでは日本は日本らしい、
細かいパスを回すサッカーが出来ていました。
ワンタッチでぽんぽん短いパスを回してゴール付近までもっていけたのは、
それぞれのポジショニングの良さと、運動量の豊富さと、
連携の意思疎通がかなりできているからなんだと思います。

そして、中盤での守備もそこそこ見られた、…というか、
やろうとしている姿勢は感じられました。
最終ラインが弱い分、中盤でカットして球を回さなきゃならないですしね。
ただ、その最終ラインも、今回は中盤の底に阿部選手が入って、
かなり強化されていましたね。解説の福西さんも言っていましたが、
DFとの距離感が良かったです。ポジショニングが上手いです。
DFの前に変なスペースが生まれるとつけこまれますからねぇ。

守備の意識という点では、韓国戦から相当変わってきているように見えました。
右SBに内田選手ではなく今野選手が入ったこと、あの本田選手が
懸命に守備をしていたこと。それらが象徴しているように思います。
大久保選手の守備も光りましたね。
それなりに高い位置で守備をしないと、押し込まれますからねぇ。
押しこまれて引いて守れるような守備力は日本にはないですし、
そもそも、日本は、インテルみたいにすばやいカウンターを
武器とするチームではないですよね。
中盤命なんだなぁ。中盤ばかり良い選手が豊富だっていう
事情に合わせた戦術ではあるんだろうけれど。

でも、イングランドはまだまだポワーンとした感じでした。
後半こそ、高い位置での守備から攻撃に転じるというサッカーを
容赦なく日本に浴びせかけていたし、ボールポゼッションも
イングランドが63%キープしていたらしいです。
でも、精度にかけていました。本戦でもしも対戦していたら、
今回の2倍くらいピンチのシーンがあったんじゃないかと思われます。
ルーニーだって、あんなもんじゃないですよね。

本田選手は、細かいパス回しをする代表のサッカーを受け入れず、
自分のプレースタイル、つまり強引な突破からのシュートなどを通していく
ようですが、そんな中でもしっかり守備をしていたのが良かったですね。
それで良いところが消えているのかもしれないですが、
彼の代表戦としてはそんなに悪くない、むしろ良いほうの動きだったように、
僕なんかは見えました。少なくとも、前回の韓国戦よりはましでした。
コンディションが上がってきているのかもしれません。
まだまだ彼には期待ができると思います。
彼が日本のトリックスターになりうる。
相手を引きつけてスペースを作ったりもできますしね。
それと、良いラストパスも一本あったんじゃないかな。
中村俊輔選手がどれだけコンディションをあげられるかが、
代表の焦点の一つだと思いますが、今ならば、彼よりも
本田選手のほうが動けているように見えるんですよねぇ。

そして、GKの川島選手は良かったです!
PKを止めたのがすごく大きかったし、その他にも
何本もファインセーブを見せてくれました。

日本のサッカーは体力面にすごく負担を強いるように見えます。
長友選手くらいでしょ、耐えていられるの。
それでも、コンディションがあがってくると、また変わってくるのでしょう。
次戦のコートジボワール戦ではまたどんな内容と結果を示してくれるか、
注目ですね。

がんばれ、日本代表~。

追記:闘莉王が先制したけど、オウンゴールを決めて実は良かったかもしれない。
   彼はけっこう図に乗るらしいから。それで雰囲気を壊されたら困るし。
   でも、応援してますけどねー。

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vs韓国

2010-05-24 22:16:41 | スポーツ
W杯前の国内最終戦の対韓国戦は、前半早々にパク・チソンにゴールを決められ、
試合終了間際にPKを決められて、0-2の敗戦となりました。

日本の攻撃面においては、パスを回す役割として、
中村俊輔と遠藤が重要視されているし、
かつては彼らが日本代表のサッカーの中心となっていた。
それが、どうです、今日の試合に限らず、最近の試合ですと、
彼らにパスミスが多かったり、カットされたりする場面が多い。
彼らは守備が苦手で、そのリスクをしょいながらも起用しているのに、
それで攻撃に力が入らないというのは、
せっかく良い選手がいる中での限られた11人の枠の中で、大きな損をすることになります。
それなら、稲本と松井を使ったほうが
まだマシなんじゃないかって気がしてしまいますよねー。
ちょっとコンディションが上がらないっていう問題であって、
選手としてのピークがすぎてこうなったわけではないことを祈ります。

本田は攻撃的で良い選手だとは言われていますが、
まだ粗削りなところがありますね。
でも、気持ちが感じられるし、アグレッシブで良い選手なのかも。
北京五輪の時は当時の反町監督に背いて叛乱を起こしたとかっていう
報道がありましたが、そういうのも、タイトな規律があって、それに対して、
単なる気持ちの部分ではなしに考え方の違いとして抗っていたんだと思います。
そういうのは反抗心だけの問題じゃなしに、より良くしていこうっていう
建設的なものだったりするでしょうから、トライさせてみるのは悪くないのかもしれない。

それと、本番でのシステムの組み方でも、今回の韓国戦にはヒントが
あったのではないでしょうか。
右サイドバックの内田選手が体調不良で欠場したために、本来ならば
左サイドで起用される長友選手が右サイドにはいった。
これによって、相手の中心選手のパク・チソンとのマッチアップを長友選手が
することになり、よくパク・チソンを抑えていました。
これが、内田選手だと、彼は守備があまり上手くないと言われていますから、
パク・チソンのいいようにプレーされていたかもしれない。
つまり、相手チームのある程度予想できるスタメンに対応した形で
日本代表のメンバーを組んだほうが良いということ。
ただ、自分たちのサッカーをやってぶつかってくだけだとして、
相手との力関係を無視した布陣を組んで、それを「正々堂々」として
試合をやっちゃ、間違いなくコテンコテンにやられるよ、ということ。
日本にはそんな横綱相撲をできる力はありません。
…と息巻いて言う必要もないとは思うのですが。
本番ではちゃんとそうやって試合に臨むと思います。

そして、選手たちの動きについて。
考え過ぎてプレーの動き出しが遅くなるってことは薄らいで見えましたが、
容易すぎるアイデアのパスを出したりポジショニングをしたりして、
ボールをカットされたりミスをしたりする場面が少々ありましたね。
これに繋がる要素だと思うのですが、オシム氏が言うところの、
選手たちが担う、あるいは考えている「責任感覚」というものがあります。
つまり、日本人の「範囲を絞った責任の取り方」の悪さがよく見えたような。
「ここまでしか俺の責任はないからあとは追いかけない、走らない」っていうのが、
けっこう根深い精神レベルにあるように見えました。
これは、効率的に動いているのがそう見えるわけではないですね。
それに、直すのはそんなに難しくないでしょう。
今まで動いていなかったところで、動いてみればいい。
ちょっと今日は、オーバーランしてみるかってくらいの姿勢でもいいです。
右サイドのMFが中央に切れ込んでいったから、ちょっと上がっていた
ボランチが右サイドのカバーに入る。
あるいは、右サイドバックが空いたスペースに走りこむ。
そういったことで、「思いもしなかった」アイデアの欠片を掴むことができたり、
「思いもしなかった」チャンスが生まれたり、っていうことが起こるんじゃないでしょうか。
大事なのは、「思いもしなかった」ってところです。
人間の頭だけで考える攻撃は、相手も守備のために考えやすかったりします。
それが、「思いもしなかった」チャンスやアイデアがふっと訪れたら、
相手の守備は遅れるでしょう。ゴールが生まれる確率が高くなります。
大事なのが、そういう場面で要求される力というのは、即興力だということです。
前にも書きましたが、音楽に例えるならば、譜面通りの演奏と、JAZZなどの即興演奏との
どっちも選手はできなきゃいけないっていう部分ですね。
とはいえ、そんな局面以外でも、サッカーの即興はいたるところで行われているわけで。
僕が言うのは、そんな即興の見せ場というべきものなのかもしれません。

今日の内容は、まぁ、セルビア戦よりはまだ攻撃ができていたので良かったです。
っていうか、こんなので良かったって思うなんて、
どれだけ代表を低く見積もっていたんだっていう話ですね。
日本のサッカーは中盤のつなぎで試合を支配することで、
いわば、攻撃で守備をしているようなものとも言われていますし、
実際そのように見えます。
俊輔であろうと、遠藤であろうと、そのパス回しの攻撃ができていなかったならば、
彼らは守備が得意ではないというハンデを背負っているのですから、
無理をして使わずに早い時期で交替させてしまわないとダメじゃないかって思います。
もしかすると、岡田監督は二人と心中するつもりで指揮しているのかもしれない。
その昔、98年のフランス大会の時ですが、カズと北澤を切ったような、
苦渋の采配をするべきときが、メンバーも決まってしまった本番のその時
なんじゃないのかなぁという気もしますね。
とにかく、次のイングランド戦でどう修正されるかをみたいです。
怪我をしていたりする選手もそのときには使えると良いです。

とにかく、なんであろうと、応援しています、日本代表!
がんばれ~。
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欧州CL決勝

2010-05-23 06:00:50 | スポーツ
欧州チャンピオンズリーグ決勝のインテルvsバイエルンの試合を見ました。
序盤こそ積極的に攻めていたインテルでしたが、基本的には引いて守り、
カウンターを狙うような形。
一方のバイエルンは日本代表に近い形で、中盤でキープして自分で組み立てる形。

注目選手は、オランダ代表・バイエルンのロッベンとインテルのシュナイデル。
そして、カメルーン代表・インテルのエトーでした。
中でもロッベンの切れ味はけっこうなものでした。常にインテルは2人~3人の選手を
彼に使っていた。それでも抑え込まれることなく、
プレーできていたのだから大したもの。

インテルの先制点は、GKからのロングフィードで、
バイエルンのかなり効果的でDFとの連携やポジショニングもよかったボランチを
飛び越えさせた、中盤を省略したかたちでのものでした。
2点目もカウンターで、うまくボランチを飛び越えてのものだった。
その他にも、バイエルンのボランチの形が崩れているときに
インテルの大チャンスが生まれていた。バイエルンの長所が消された時のチャンス。
やっぱりサッカーはボランチなのかなぁ。

試合は2-0でインテルの勝利。
インテルはセリエA5連覇にカップ戦も勝利して3冠だそうな。
黄金時代ですね。監督のモウリーニョって人の手腕が卓越しているんだろうなぁ。
FCポルトでCLを制覇したのもこの監督だそうで。

圧倒的な勢いを駆るインテルをみせつけられた90分間だったかも。
2点とも決めらアルゼンチン代表のミリートにはW杯も注目ですね。
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代表決マル

2010-05-10 19:03:49 | スポーツ
FIFA南アフリカワールドカップに向けた
日本代表のメンツが発表されました。
以下に記します。


GK
川口 能活
楢崎 正剛
川島 永嗣

DF
中沢 佑ニ
田中 マルクス 闘莉王
駒野 友一
岩政 大樹
今野 泰幸
長友 佑都
内田 篤人

MF
中村 俊輔
稲本 潤一
遠藤 保仁
中村 憲剛
松井 大輔
阿部 勇樹
長谷部 誠
本田 圭佑

FW
玉田 圭司
大久保 嘉人
矢野 貴章
岡崎 慎司
森本 貴幸


以上の23人になりました。

石川や香川などが選ばれなかったのが、
個人的に残念なのですが、
だからといって、彼らと比べて、
選ばれた選手の中で見劣りする選手は皆無です。
是非、がんばって欲しいですね。

セルビア戦の大敗後から本番を迎えるまでに、3試合ほどの
テストマッチが行われるようですが、
そこでどれだけコンディションを上げられるかですね。
音楽に例えるならば、楽譜を見てする演奏と、
楽譜を見ないでする即興演奏と、そのどちらも場面において
使い分けなければいけないのがサッカーだと思います。
つまり、練習で精度を高めてきた、決められた戦法を実行することと、
選手各自の閃きによるプレーや連携というものの、
どちらも大事にかつ柔軟にやっていかなければ
勝ち進むのは難しいだろうということです。
そんな、机上の考えを述べたところで、
本当に人間はそれを成し遂げられるのかという
疑問が浮かびますが、一流どころのチームって
それをやれているように見受けられるんですよね、昔から。
そりゃ、チームによって違うんでしょうけどね。

気になる日本代表の次戦は、5/24の韓国戦。
そして、5/30にイングランド戦、
6/4にコートジボワール戦。
それらを経て、W杯が開幕し、日本の初戦は、
6/14にカメルーン戦となります。
第二戦は6/19にオランダ戦、
第三戦は6/24にデンマーク戦。
成績次第で、この後の決勝トーナメントに進むことになりますね。

とにかく、やっちゃいけないのは、不完全燃焼です。
出し切って帰ってこい、代表よ。
そして、大きな怪我はしないようにね。
良い試合と、そして勝利を目の当たりに(テレビですが)できれば
この上なく嬉しいでしょう、みんな。
そのへんを、良いプレッシャーとして、プラスに活かして
頑張ってもらいたいです。

応援しているぞ、代表!
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監督交代ニ非ズ

2010-04-08 15:48:05 | スポーツ
サッカー日本代表。
昨日のセルビア戦での敗戦を受けて、
評論家のセルジオ越後さんなんかは、監督を変えろなんて
意見を出していますが、はたして本当にそれが日本サッカー界にとって
良いことなのかどうか考えてみました。ちょっとだけですが。

W杯目前の今になって、ここで監督を変えたところで、
たとえばそれで戦術が変わり、メンバーががらりと変わって、
急造されたチームが良い結果を残す確率っていうのは、
今のままの岡田体制を維持し、主力のメンバーが今度は、
プレーのアイデアを出すことを惜しまず、
本番では、怪我をすることを恐れず、
相手チームのデータになってしまうからやれなかった
戦術や攻撃のオプションを使えることになるなどを考慮して、
良い結果を残す確率とどちらが上なのでしょうか。

僕は岡田監督に全うしてもらうほうが良いように思うんです。
このままW杯でも指揮をとってもらうことで、岡田監督の力を
出し切ってもらう。出し切ってもらった上での結果を見てみたい。
ジーコ監督が良い結果を残せなかった後をついだオシム監督、
そして、その次を継いだ岡田監督が、何を教訓とし、どう改革し、
何を創造しようとしてきたかを見届けようじゃないかって思いますよねぇ。
数年前に「品格」という言葉のついた本が流行ったりしましたよね、
僕は全くそれらをスルーして、興味もなかったのですが、
そんな岡田監督のやることを見届けるのも、品格なんじゃないのか。
だからって、失敗したら腹を切れなんて、これっぽっちも思いません。

それに、もしかすると、評論家だの記者だのサポーターだの協会の人だのが、
これまでうるさく言いすぎて、監督の集中力をそいでしまった可能性っていうのは
無いのかなぁ。周囲の雑音によって、ベストパフォーマンスを発揮できない
状況においやられている可能性だってある。
監督を責める人たちにだって、そういった責任は出てくるんじゃないのかね。
こっちから言うのは自由だ、無料だ、責任なんて発生しない、
なんていうもんじゃないでしょうからね。
苦言や提言はありがたいものだけれど、言うほうが「ありがたいことを言ってやってる」
なんて考えていたり、それこそ自分のストレス解消のために吐き捨てているだけ
だったりすると、状況をおかしくしてしまうんじゃないだろうか。
とまぁ、これは日本人が真面目だから当てはまりそうに見える道筋なのかもしれません。

代表監督ってのは、華はあるけれど、どえらく大変な職業なんだろうなぁ。
岡田監督には、W杯前にダウンされないことを願います。
息抜きしてほしいですね。

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vsセルビア

2010-04-07 22:34:01 | スポーツ
サッカー・南アフリカW杯まであと2カ月。
W杯代表メンバー発表までの最後の国際親善試合となった
ホームでの対セルビア戦は、0-3で日本が完敗した。

負けた日本は国内組だったとしても、
勝ったセルビアも主力ではないチームだったとか。

日本は、いつものように、自身の手で攻撃のリズムを作って
相手陣内に攻め入り、守備を崩してゴールしようという形。
先手必勝っていう定石と考えられるやり方、
そして、攻撃理論に対する「考えるだけ考えて、やるだけやればなんとかなる」
という過信めいたチーム意識(チーム方針)が目についてしまった。
セルビアはボールをカットしてからの速いカウンターとフリーキックでの得点。
セットプレーは仕方がないとしても、流れからの失点では、日本は自らの力を
利用されて「柔よく剛を制す」的にやられている点は見逃せない。
これは、この試合に限ったことではなくて、岡田監督になってから
そういう傾向にありますね。
柔道の国なのに、日本は相手の力を大きく利用しようとはしません。
頑固者の「語り」のような攻撃を繰り返す。
それじゃ時代遅れになってしまうよ、という感想を持ちました。

時代遅れといえば、今の世界のサッカーではスピードサッカーが
隆盛を極めているとか。バルサしかり。
いわゆる「10番」を背負うテクニカルな選手はもうはや出番がなくて、
スピードのある選手がスタメンに抜擢され、そういったスピードが前提の
システムであり戦略でありが組まれるらしいですね。
日本はまだまだテクニカルな選手を重宝している。
それはそれで、サッカーの面白さでいえば、日本のチーム編成のほうが
夢があるのかもしれませんが、時代はポストモダンっていうんですかね、
次の時代へ進んでいっているわけですから、
通用しなくなってくるんじゃないかと思われます。

そんな情勢の中、迎えるW杯。
終わった後には、「日本のサッカーは古かった」と
言われそうな気がするんです、今日の試合を見てしまったら。
セルビアはカウンター重視だったとしても、それで勝つために、
フィジカルが強くてスピードがある選手が前線に配置され、
中盤からはボールをカットした後、正確に前線へパスを供給できる選手が
配置されていたんじゃなかったのか。ちゃんと、やろうとしたサッカーに
特化した編成にしていたんじゃないのかな。
FIFAランク15位でも、高望みをせず、現実に見合った、
つまり上位のオランダとかブラジルとかとの力の差を考えた
サッカーを磨いてきたわけで。
日本はそのへん、ブラジルやオランダと互角にやろうと思えばやれるんだ
っていう、妙にそれらの国々に近しい(なれなれしい)気持ちで
チームを作ってきたように見えなくもないんですよねぇ。

「連携がそろえば…」っていう理想があるんだろうけれど、
最近はそんな連携がそろった試合を見たことが無い。
2001年だったかの、コンフェデ杯、カメルーン戦での試合運び
くらいやれていたら、連携がそろえば強豪を打ちまかせるの言葉を信じられますが、
もう9年も前のチームのことですからねぇ、って、おいらの考えやイメージも
極端なのかもしれない。

でも、望みがないわけではないです。
アジア予選を勝ち抜いた、一応の力はあるんですから。
そして、運が向くかもしれないじゃないですか。
運が向けば、勢いが生まれるかもしれないじゃないですか。

生き馬の目を抜くようなことをしないと勝てない、っていうのは
なんだかなーとは思います。そういう方向にばかり進まないで、
創造するっていうのが、岡田監督の言うチャレンジだったり
するんじゃないだろうかとも思います。
そんなだから弱っちくても応援したくなるんだろうなぁ。
僕はあんまり世知辛く、日本代表を見つめたくないんですよねぇ。
文句を言いすぎる行為は、冷徹なリストラ担当部長にみんながなっている
ように見えなくもなく…。僕はそういうところ、ちょっと甘いですからね…。

とにかく、やるしかないのが日本代表。
僕もこれまで書いてきた試合の感想を読みなおして、
もう一度、日本代表のサッカーに対する認識を改めたいと思います。
そのほうが、仮に代表がW杯でこてんぱんにやられても、
面白く観戦できるような気がする。

という縁起でもないことはさておき、
がんばってね、サッカー日本代表!

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