「むかし僕が死んだ家」 東野圭吾
「エンデの警鐘」 坂本龍一+河邑厚徳
を読んだ。
「エンデの警鐘」は地域通貨やオルタナティブな銀行がテーマの本で、
その実践例が数多く掲載されているが、実際に持続してやっていくのは
相当難しいだろうなぁという印象を持った。
このままではエコノミーとエコロジーのどちらかが破綻してしまうだろう
というエンデの予測を前提として書かれているのだけど、
本当に進退が極まっているなぁと思う。ましてや格差社会までも到来して
いるんですからねぇ。地域で循環する経済と環境に配慮した経済の両者、
そして人々のコミュニケーション力を高めるのを実現してしまおうという
のが地域通貨の大まかな意味合いですが、それが便利なものだというわけ
ではないので、普及するには民度の高さが必要なんですよね。
そんな民度の高さを今の日本で望めますかと問いたくなりますね。
自分を含めて、そんな地域通貨に関わりあってるヒマなんてないんだからと
言いたくなってしまいます。そりゃ、失業の苦労を地域通貨が和らげたという
経験談もありましたけど、なかなかそうはいかないだろうという気がしますね。
ただ、地域に根ざして非営利的に地域の振興に力を注ぐというタイプのアメリカの
銀行が載ってまして、それには日本でもそういうのがあって欲しいという願いを
持ちました。なんでも、その類の銀行は80年代レーガノミックス後、格差社会の
到来の後にも効果を発揮したそうです。こういう、政治家に期待できないものを
実現してくれる経済人の知恵や努力ってものが今の日本に足りなくて誰もが
切望するようなものなんじゃないかなと思いました。
「エンデの警鐘」 坂本龍一+河邑厚徳
を読んだ。
「エンデの警鐘」は地域通貨やオルタナティブな銀行がテーマの本で、
その実践例が数多く掲載されているが、実際に持続してやっていくのは
相当難しいだろうなぁという印象を持った。
このままではエコノミーとエコロジーのどちらかが破綻してしまうだろう
というエンデの予測を前提として書かれているのだけど、
本当に進退が極まっているなぁと思う。ましてや格差社会までも到来して
いるんですからねぇ。地域で循環する経済と環境に配慮した経済の両者、
そして人々のコミュニケーション力を高めるのを実現してしまおうという
のが地域通貨の大まかな意味合いですが、それが便利なものだというわけ
ではないので、普及するには民度の高さが必要なんですよね。
そんな民度の高さを今の日本で望めますかと問いたくなりますね。
自分を含めて、そんな地域通貨に関わりあってるヒマなんてないんだからと
言いたくなってしまいます。そりゃ、失業の苦労を地域通貨が和らげたという
経験談もありましたけど、なかなかそうはいかないだろうという気がしますね。
ただ、地域に根ざして非営利的に地域の振興に力を注ぐというタイプのアメリカの
銀行が載ってまして、それには日本でもそういうのがあって欲しいという願いを
持ちました。なんでも、その類の銀行は80年代レーガノミックス後、格差社会の
到来の後にも効果を発揮したそうです。こういう、政治家に期待できないものを
実現してくれる経済人の知恵や努力ってものが今の日本に足りなくて誰もが
切望するようなものなんじゃないかなと思いました。