昨日発表された今年度のアカデミー賞で、主要4部門を受賞した
『英国王のスピーチ』を観てきました。
その翌日ということも、映画の日ということもあり、
行きつけの映画館は、モーニングショーだったにもかかわらず、
けっこうな盛況ぶりでしたよ。
今、イギリスはエリザベス女王の治世ですが、
女王のお父様にあたるジョージ…、えーと6世だったかな、
彼についての事実に基づく物語です。
ときは1925年、大英帝国博覧会でのスピーチの失敗から始まります。
このときはまだ王になっていませんが、王の次男としてスピーチします。
彼は吃音者つまり、どもる人なのでした。
それで、よき治療者をみつけていろいろ頑張るんです。
癇癪持ちで尊大(ま、王族ですからね)な人ですが、
忍耐強くて根性があるとご父君から評される好人物です。
僕は、観ていて、そこに吃音という性質が加わることで、
なんとも憎めなくて親しみのもてる人物になっているように思いました。
この映画を観ていると、最初は笑ってしまう人もいるかもしれないけれど、
最後には、がんばれ、って温かい親しみをこめて、彼のことを
みてしまうんじゃないでしょうか。
Wikiで調べてみると、彼は「善良王」と民衆にあだ名されたとか。
どもったり、気持ちに弱い所があることくらいで、
人間、早急な評価を下される物じゃないんですよね。
弱い部分があっても、前向きな気持ちを持っていることで、
周囲に好印象を与えるし、そしていろいろと克服していけるものなのかもしれない。
彼は1952年に亡くなったということですが、今作ではヘレナ・ボナム=カーター演ずる
エリザベス皇后はなんと、2002年までご存命で、101歳の大往生を遂げられていたようです。
ジョージ6世一家には、そんなわけで好意を持ってしまいますが、
そんな中、あの幼いながら才女の雰囲気を感じさせたエリザベス女王が、
チャールズ皇太子を生み、その彼が、絶世の美女、ダイアナ妃を迎えられて、その後のスキャンダル…。
そしてウィリアム王子でしたっけ、ご結婚されるとかで。
イギリス王室にはいろいろとドラマがあるなぁ。
しかし、今作でのスピーチにありましたが、第二次世界大戦前には、ニュージーランドもカナダも
そしてイギリスの属国だか領地だったかだったんですね。
58の植民地うんぬんというセリフもありました。
パクス・ブリタニカってやつでしょうか、すごい勢力をもっていますよね。
そんな国だから、チャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚された時には、
日本でまでパレードしたんでしょうね。すごいことだなぁ、今考えると。
当時、子どもだったから、イギリスなんて聞いてもピンとこなかったけれど、
『小学○年生』とかって雑誌には特集記事が出ていたことを覚えています。
それはそれとして。
今作の主演、コリン・ファースの演技はやはりちょっとどもりが誇張されてもいるんだろうなぁという
印象を受けました。映画だしね、そのほうがわかりやすいですし、
実際、上手な俳優であってもどもる人と同じようにはいかないような気がする。
というか、英語でどもる人を見たことないから、ほんとのところはよくわかりません。
治療者のジェフリー・ラッシュ演じるライオネル・ローグは、オーストラリア人の平民ということなのですが、
こんな人が王と縁があるようになるなんて、事実は小説よりも奇なりをちょっと感じさせられました。
R指定もPG指定もされていませんし、子どもから大人まで楽しめて、
温かい気持ちになれる映画です。
これからちょっとこの映画の上映先は混雑するでしょうが、お時間のある方は是非に。
『英国王のスピーチ』を観てきました。
その翌日ということも、映画の日ということもあり、
行きつけの映画館は、モーニングショーだったにもかかわらず、
けっこうな盛況ぶりでしたよ。
今、イギリスはエリザベス女王の治世ですが、
女王のお父様にあたるジョージ…、えーと6世だったかな、
彼についての事実に基づく物語です。
ときは1925年、大英帝国博覧会でのスピーチの失敗から始まります。
このときはまだ王になっていませんが、王の次男としてスピーチします。
彼は吃音者つまり、どもる人なのでした。
それで、よき治療者をみつけていろいろ頑張るんです。
癇癪持ちで尊大(ま、王族ですからね)な人ですが、
忍耐強くて根性があるとご父君から評される好人物です。
僕は、観ていて、そこに吃音という性質が加わることで、
なんとも憎めなくて親しみのもてる人物になっているように思いました。
この映画を観ていると、最初は笑ってしまう人もいるかもしれないけれど、
最後には、がんばれ、って温かい親しみをこめて、彼のことを
みてしまうんじゃないでしょうか。
Wikiで調べてみると、彼は「善良王」と民衆にあだ名されたとか。
どもったり、気持ちに弱い所があることくらいで、
人間、早急な評価を下される物じゃないんですよね。
弱い部分があっても、前向きな気持ちを持っていることで、
周囲に好印象を与えるし、そしていろいろと克服していけるものなのかもしれない。
彼は1952年に亡くなったということですが、今作ではヘレナ・ボナム=カーター演ずる
エリザベス皇后はなんと、2002年までご存命で、101歳の大往生を遂げられていたようです。
ジョージ6世一家には、そんなわけで好意を持ってしまいますが、
そんな中、あの幼いながら才女の雰囲気を感じさせたエリザベス女王が、
チャールズ皇太子を生み、その彼が、絶世の美女、ダイアナ妃を迎えられて、その後のスキャンダル…。
そしてウィリアム王子でしたっけ、ご結婚されるとかで。
イギリス王室にはいろいろとドラマがあるなぁ。
しかし、今作でのスピーチにありましたが、第二次世界大戦前には、ニュージーランドもカナダも
そしてイギリスの属国だか領地だったかだったんですね。
58の植民地うんぬんというセリフもありました。
パクス・ブリタニカってやつでしょうか、すごい勢力をもっていますよね。
そんな国だから、チャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚された時には、
日本でまでパレードしたんでしょうね。すごいことだなぁ、今考えると。
当時、子どもだったから、イギリスなんて聞いてもピンとこなかったけれど、
『小学○年生』とかって雑誌には特集記事が出ていたことを覚えています。
それはそれとして。
今作の主演、コリン・ファースの演技はやはりちょっとどもりが誇張されてもいるんだろうなぁという
印象を受けました。映画だしね、そのほうがわかりやすいですし、
実際、上手な俳優であってもどもる人と同じようにはいかないような気がする。
というか、英語でどもる人を見たことないから、ほんとのところはよくわかりません。
治療者のジェフリー・ラッシュ演じるライオネル・ローグは、オーストラリア人の平民ということなのですが、
こんな人が王と縁があるようになるなんて、事実は小説よりも奇なりをちょっと感じさせられました。
R指定もPG指定もされていませんし、子どもから大人まで楽しめて、
温かい気持ちになれる映画です。
これからちょっとこの映画の上映先は混雑するでしょうが、お時間のある方は是非に。