読書。
『本田宗一郎 夢を力に』 本田宗一郎
を読んだ。
自動車メーカーHONDAの創業者である故・本田宗一郎さんの、
前半生をつづった自伝と、その後の伝記などと、語録を集めたもの。
技術者として卓越した能力と、先見の明、勘の良さを備えた、
豪快な人だなぁという印象。
僕が彼を知ったのは、アイルトン・セナがマクラーレン・ホンダのマシンを駆って
戦っていた1990年前後のF1でのことです。
彼がマクラーレンチームを訪れて、セナと握手していた。
セナは子どものように嬉しそうな表情で、本田宗一郎と接していたことを覚えています。
本書を読むことで、本田宗一郎という人間臭く、頑固でありながら柔軟さも十分に持ち合わせ、
怒りっぽいなどの人間性を垣間見ることができます。
また、ほとんど本を読まないと言いながらも、自伝では語彙の多さと文章の構築力を
目の当たりにすることになります。まさか、ゴーストライターがいたわけでは…。
またはしゃべったのを誰かに清書してもらった可能性もあるのかなと思います。
余談ですが、意外と…でもないのか、奥さんと子供たちに負担をかけるタイプだったみたいですね。
昭和の亭主関白家庭さが、ハイカラな本田宗一郎さんからもうかがえる。
すごい人でも、そうすべてが完璧じゃない例ですよ。迷惑かけながら生きてるんです。
そうすべてが完璧じゃない、といえば、本田さんと二人三脚で会社を経営した
藤澤武雄さんという人の存在の大きさも、本書でしることができます。
本田さんとは対照的とされていますが、二人一緒に映った笑顔の写真をみると、
あぁ、悪い人じゃないなというのがわかります。
陰性の人じゃないみたいですね。
陰性のねちねちした人が上司だと、怒られるのもじめじめとした怒りかたをされて
心理的にマイナスの状態に追い込まれがちなものです。
そのあたり、よく怒るとされている本田さんも藤澤さんも、陽性のカラッとした
性格なので、心の柔らかいところをわざわざ攻撃するようなことはないのが良いですね。
僕が大学卒業後に就職した会社の直属の上司がまた陰性の人で、
それがほとんど原因となって体調を崩したことがあるのですが、
本田さんみたいな人が上司だったら、おっかないながらも、気持ち的には健康だったかもなぁと
思ったりもします。
『本田宗一郎 夢を力に』 本田宗一郎
を読んだ。
自動車メーカーHONDAの創業者である故・本田宗一郎さんの、
前半生をつづった自伝と、その後の伝記などと、語録を集めたもの。
技術者として卓越した能力と、先見の明、勘の良さを備えた、
豪快な人だなぁという印象。
僕が彼を知ったのは、アイルトン・セナがマクラーレン・ホンダのマシンを駆って
戦っていた1990年前後のF1でのことです。
彼がマクラーレンチームを訪れて、セナと握手していた。
セナは子どものように嬉しそうな表情で、本田宗一郎と接していたことを覚えています。
本書を読むことで、本田宗一郎という人間臭く、頑固でありながら柔軟さも十分に持ち合わせ、
怒りっぽいなどの人間性を垣間見ることができます。
また、ほとんど本を読まないと言いながらも、自伝では語彙の多さと文章の構築力を
目の当たりにすることになります。まさか、ゴーストライターがいたわけでは…。
またはしゃべったのを誰かに清書してもらった可能性もあるのかなと思います。
余談ですが、意外と…でもないのか、奥さんと子供たちに負担をかけるタイプだったみたいですね。
昭和の亭主関白家庭さが、ハイカラな本田宗一郎さんからもうかがえる。
すごい人でも、そうすべてが完璧じゃない例ですよ。迷惑かけながら生きてるんです。
そうすべてが完璧じゃない、といえば、本田さんと二人三脚で会社を経営した
藤澤武雄さんという人の存在の大きさも、本書でしることができます。
本田さんとは対照的とされていますが、二人一緒に映った笑顔の写真をみると、
あぁ、悪い人じゃないなというのがわかります。
陰性の人じゃないみたいですね。
陰性のねちねちした人が上司だと、怒られるのもじめじめとした怒りかたをされて
心理的にマイナスの状態に追い込まれがちなものです。
そのあたり、よく怒るとされている本田さんも藤澤さんも、陽性のカラッとした
性格なので、心の柔らかいところをわざわざ攻撃するようなことはないのが良いですね。
僕が大学卒業後に就職した会社の直属の上司がまた陰性の人で、
それがほとんど原因となって体調を崩したことがあるのですが、
本田さんみたいな人が上司だったら、おっかないながらも、気持ち的には健康だったかもなぁと
思ったりもします。