読書。
『さよなら私』 みうらじゅん
を読んだ。
自分探しならぬ、自分なくしこそ大事なんだという、
みうらじゅんさん流「生きやすさへの道」説法。
極論めいたふうな語り口のところもありますが、
それであっても、読んでいて妙に「そうかもしれない」と
納得というか説得されてしまうのが、
みうらじゅんさんのマジックというか、
みうらさん流につかんでいる本質の伝え方のうまさ。
最近「意識が高い」なんていう言い方をする人がいますが、
意識が高いというちょっと背伸びした感覚をもてはやすことによって、
気付けなくなったり見えなくなったりする、
自分というものだとか物事のありようだとかの
ニュートラルな状態ってあると思うんです。
そういったものをわかりやすい言葉で、仏教の影響も受けてきている著者が
仏教の教えや自分のこれまでの葛藤などを元にして哲学しています。
こんな名言もありました。
「人を忘れた瞬間、人は幸せになれるということです。」
ゆるキャラを見てるとそうなるっていう気付きだけれど、
猫とか動物を見ている時にもそういう幸せ感ってあるかもしれない。
自分なくしこそ生きやすさに近づく道っていう考えの一つの面です。
自分探しじゃそうはいかない。
読みやすい文体で、内容もしっかりしていて、
読み進めていくうちにどんどん彼の世界観が近づいてきて、
クスっと笑ってしまったり、
ときには悦に入るくらいの可笑しさを感じたりもしてしまう本です。
著者流の性の解析みたいなのもあります。
読むと気分転換にもなってしまう、面白いエッセイでした。
『さよなら私』 みうらじゅん
を読んだ。
自分探しならぬ、自分なくしこそ大事なんだという、
みうらじゅんさん流「生きやすさへの道」説法。
極論めいたふうな語り口のところもありますが、
それであっても、読んでいて妙に「そうかもしれない」と
納得というか説得されてしまうのが、
みうらじゅんさんのマジックというか、
みうらさん流につかんでいる本質の伝え方のうまさ。
最近「意識が高い」なんていう言い方をする人がいますが、
意識が高いというちょっと背伸びした感覚をもてはやすことによって、
気付けなくなったり見えなくなったりする、
自分というものだとか物事のありようだとかの
ニュートラルな状態ってあると思うんです。
そういったものをわかりやすい言葉で、仏教の影響も受けてきている著者が
仏教の教えや自分のこれまでの葛藤などを元にして哲学しています。
こんな名言もありました。
「人を忘れた瞬間、人は幸せになれるということです。」
ゆるキャラを見てるとそうなるっていう気付きだけれど、
猫とか動物を見ている時にもそういう幸せ感ってあるかもしれない。
自分なくしこそ生きやすさに近づく道っていう考えの一つの面です。
自分探しじゃそうはいかない。
読みやすい文体で、内容もしっかりしていて、
読み進めていくうちにどんどん彼の世界観が近づいてきて、
クスっと笑ってしまったり、
ときには悦に入るくらいの可笑しさを感じたりもしてしまう本です。
著者流の性の解析みたいなのもあります。
読むと気分転換にもなってしまう、面白いエッセイでした。