TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

再掲「物語りについて」

2015年12月07日 18時17分44秒 | 物語

(2008年12月25日掲載)


 物語8までアップしたが、止まってしまった。また復活したい。

 この物語を始めたきっかけは、その昔担任をしていたころ、学級通信を作っていたときだった。時々記事ネタが切れることがあった。そんなときこの物語を作って、帰りの会で読んで聞かせたものだった。結構しーんと静かに聴いてくれたことを思いだす。

 当時の学級通信(15年以上前)をブログに載せようとしたのだが、すぐには見つからず、その上、今の時代に話題が合わなくなってきたので、オリジナルなものにした。
物語8で止まってしまった。また少しずつ書いていこうと思っている。
 このブログ上の物語もブログネタが切れたときのつなぎにしたいと思い始めたのだが、肝心な物語ネタが切れたというわけ。

 カテゴリー「物語」にアクセスして見てください。





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再掲「物語り8」

2015年10月26日 10時52分07秒 | 物語


(2008年12月20日掲載)
前号までのあらすじ

大先生はやっとお城に入り、大王様に会うことができた。

「ところで、余のことは存じておろうのう」

 大先生は、この大王が納める国の王は満60歳で退位しなければならない事を知っていた。

大先生「存じております。大王様は今年でご退位。晴れてご隠居の身となられるそうでご    ざいますなぁ。」

大王「さようぢゃがのう・・・」

大先生「どうされました」

大王「実はの。大魔王様が余にこう仰せになったのぢゃ」



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再掲「物語り7」

2015年10月16日 10時13分08秒 | 物語

2008年6月11日掲載)


前号までのあらすじ

 空飛ぶジュータンは思うように動いてはくれなかった、迎えにきた男は何やら呪文をとなえ始めた。
「・・・、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無・・・」
 「雑念があるとうまく動いてくれないようなのです、大先生。」
 
 「わかりました。とにかく早くお城へ・・・」

・・・・・・・・・

 こうして何とか二人はお城へたどりついた。
 
お城では・・・・。

 何やら宴会が始まっている様子。花火が上がったり、ファンファーレの音楽が聞こえてきたり、着飾った人々がお城を出入りしていた。

「大王様にお目にかかりましょう」と男が言った。
「そうですね」大先生が応えた。

今度はジュータンは思うように動くらしい。ふわふわとお城の付近を舞っていた。
「あそこです、行きましょう。」

ジュータンは大王様のそばまで近づいた。

「あ~、だれぢゃ」
「私でございます」
「大先生か、良く参ったな」
「大王様にはごきげんうるわしく・・・」
「あ~、よいよい。そのような他人行儀な。苦しゅうないぞ」
「ははっ」
「誰か、酒を、酒をもて。大先生、久しぶりぢゃ、ゆるりとするがよい」
「おそれながら、私はお酒をいただきに参ったのではございません」
「野暮なことは申すな。遠慮は要らぬぞ、今宵は余の区切りになる日なのぢゃから・・・」
「と申しますと」
「そちも分かっておろう。余ももう歳でなぁ。そろそろ、大王という稼業を辞め、残りの人生を余のためにのんびりと暮らそうと思うてなぁ・・・」

「ところで、余のことは存じておろうのう」

 大先生は、この大王が治める国の王は満60歳で退位しなければならない事を知っていた。

(つづく)



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再掲「物語り6」

2015年10月14日 01時43分23秒 | 物語

(2008年5月29日掲載)


前号までのあらすじ

 ジュータンは音もなく、ふわふわと浮き上がり、お城の方へと向かった。
が、
 「あぁぁ、これは・・・」と大先生は声を上げた。
                        (物語6へつづく)

 「あぁぁ、これは・・・」
 お城へ向かったジュータンが突然急降下したのだ。
 「大先生、申し訳ございません。どうもうまく動かないのです。」
 「動かないと言うのはどうしてなのですか?」
 「どうも、私の意志が通じないようで・・・。」

 ジュータンはこの男の「意志」で動いているらしい。ふわふわと浮かんでいるかと思うと突然、急降下、急上昇を繰り返す。

 「何とか、なりませんかぁぁぁ。」
 「しっかり私につかまっていてください。うぅーん!」
大先生は男の体にしがみついた。男は何かを念じていた。

 「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。・・・・」 「般若心経を念じて何とかなりますか?」

 「とりあえず何か念じませんと。どうも調子が悪いな・・・。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無・・・」
 「雑念があるとうまく動いてくれないようなのです、大先生。」
 
 「わかりました。とにかく早くお城へ・・・」

・・・・・・・・・

 こうして何とか二人はお城へたどりついた。

               物語7へ続く




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再掲「物語り5」

2015年10月12日 12時55分05秒 | 物語


物語5(2008年5月22日掲載)

 今までのあらすじ

 クラスや教科の指導に疲れ切った先生は、田園調布に住む大先生に相談に行った。先生の悩み話を聞いた大先生は、秘密のドアーからお屋敷を出てて、どこかに行こうとしている。遠くに不思議なお城が見える。 

 大先生は崖のてっぺんに立ち、何かを待っている様子であった。しばらくすると、お城の方からなにやらふわふわとこちらに向かってくるものが見えた。

・・・・・・・・

 何とそれは「空飛ぶジュータン(絨毯)」であった。ジュータンの上には男が乗っている。その男は頭にインド人のターバンのようなものを巻き付けていた。
 やがてジュータンはふわふわと崖に近づき、大先生の足下で浮いていた。

「大先生、ようこそいらっしゃいました。」

 男はうやうやしく頭を下げた。
「どうぞ、お乗り下さい。」
 大先生は「これは、おひさしぶりですなぁ」と言いながら、ジュータンにのった。
 「それでは、お城に向かいます。」
 「よろしくお願いします。」
 
 ジュータンは音もなく、ふわふわと浮き上がり、お城の方へと向かった。
が、
 「あぁぁ、これは・・・」と大先生は声を上げた。
                        (物語6へつづく)


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再掲「物語り4」

2015年10月11日 09時26分21秒 | 物語

(2007年7月6日掲載)

久しぶりに「物語」をアップ。
去年の12月から止まったままだった。


前号までのあらすじ

 コンピューターの画面に何やら呪文のような記号が出現。大先生がリターンキーを押すと・・・。
書棚が大きく動き、そこにはドアーが現れた。
 ドアーを開けると、そこは・・・。

 ドアーを開けたとたん、ひやっとした涼しい風が部屋に吹き込んだ。ドアの外には湖が見える!目の前は崖。湖の向こうにはディズニーランドのシンデレラ城を思わせるようなお城が見える。大先生は驚く様子もなくドアの外に立った。するとドアは消え、大先生のお屋敷のかげも形もなくなっていた。
 大先生は崖のてっぺんに立ち、何かを待っている様子であった。しばらくすると、お城の方からなにやらふわふわとこちらに向かってくるものが見えた。
(つづく)
                      




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再掲「物語り3」

2015年10月10日 03時28分41秒 | 物語

(2016年12月5日掲載)

前号までのあらすじ

ナレーター・・・ 先生が帰ってから、大先生はしばらく考え込んでから、何かひらめいたような顔をし、目の前のパソコンに向かって、ものすごいスピードでキーをたたき始めた。すると・・・  (つづく)


 コンピューターの画面に何やら呪文のような記号が出現。大先生がリターンキーを押すと・・・。
 大先生の後ろの書棚がわずかに動き、奇妙な字が表面に書いてあるキーがたくさ現れた。大先生がそのキーをパソコンの画面を見ながら押した。どうやらパソコンの画面はパスワードを表示していたようである。パスワードを入力したとたんに、書棚が大きく動き、そこにはドアーが現れた。
 ドアーを開けると、そこは・・・。(つづく)






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再掲「物語り2」

2015年10月08日 08時08分57秒 | 物語


前号までのあらすじ

先生は仕事に疲れ、田園調布の大先生を訪ねた。

待つこと2分。ロールスロイスが門までやってきた。門が自動的に開いて、運転手が「どうぞお乗り下さい。」と私を招いた。私は車に乗り込んだ。
 門からお屋敷までは1分。屋敷の建物に着いた。

・・・・・・・・・
大先生「どうされました?」
先生「実は・・・。」
大先生「そうですか。それはお困りでしょうな。」
先生「では、よろしくお願いします。」

ナレーター・・・こうして先生は、大先生のお屋敷を後にしました。少しばかり気が軽くなった様子でした。

ナレーター・・・ 先生が帰ってから、大先生はしばらく考え込んでから、何かひらめいたような顔をし、目の前のパソコンに向かって、ものすごいスピードでキーをたたき始めた。すると・・・  (つづく)







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「物語り」を再び

2015年10月05日 09時26分07秒 | 物語

昔アップした物語り。ブログを始めたころアップをしていたが、途中からネタ切れになり
中断してしまった。今回久しぶりにリニューアルアップをしてみたい。
以下当時の記事。(2006年11月22日投稿)



 今日から「物語」のカテゴリーを追加。これは学級通信を毎日書いていた頃、書くネタがなくなったとき、この物語を書いた。つまらないものですが・・・。
ブログも同じかも。

プロローグ

 クラスがうまく行っていない、仕事に疲れた先生は田園調布に向かった。田園調布の西口のロータリーから右に入ってしばらく歩くと、そこは大先生のお屋敷でした。インターフォンのボタンを押すと、使用人の声、「どちらさまですか?」
私の名をつげると「聞いております、しばらくお待ち下さい。」
 待つこと2分。ロールスロイスが門までやってきた。門が自動的に開いて、運転手が「どうぞお乗り下さい。」と私を招いた。私は車に乗り込んだ。
 門からお屋敷までは1分。屋敷の建物に着いた。(つづく)

 担任してた頃、物語を作っては生徒に読んで聞かせた。この物語も新作。昔の学級通信を引っ張り出してくれば、そのころの物語が紹介できる。まあ、お遊びでしょうかね。生徒も静かに読んでくれて、聞いてくれました。読み聞かせに飢えていると言った感じでした。


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物語について

2008年12月25日 17時17分24秒 | 物語
 物語8までアップしたが、止まってしまった。また復活したい。

 この物語を始めたきっかけは、その昔担任をしていたころ、学級通信を作っていたときだった。時々記事ネタが切れることがあった。そんなときこの物語を作って、帰りの会で読んで聞かせたものだった。結構しーんと静かに聴いてくれたことを思いだす。

 当時の学級通信(15年以上前)をブログに載せようとしたのだが、すぐには見つからず、その上、今の時代に話題が合わなくなってきたので、オリジナルなものにした。
物語8で止まってしまった。また少しずつ書いていこうと思っている。
 このブログ上の物語もブログネタが切れたときのつなぎにしたいと思い始めたのだが、肝心な物語ネタが切れたというわけ。

 カテゴリー「物語」にアクセスして見てください。
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