電気に興味を持った幼い頃からの思い出を記事にしてみたい。
今から60年以上前のことになる。
小学校4年の時、父に連れられ長野県へ。
長野市で親戚の結婚式に父が招かれたのだ。親戚の誰が結婚するのか
は今も全く分からない。確か父の母方の叔父の代わりの席に私が
座ることになっていたようだ。
この方は父方の祖母の弟だと思うが、娘さん夫婦の元で、東京の赤羽で
暮らしていた。わたしの大叔父になるようだ。すでに寝たきりに
なっていたようだ。
娘さんは私の父の従妹にあた、娘さんご夫妻は小学校の先生をしていた。
ここのご家庭の話は後日に譲ることにしよう。今では遠い親戚で、
交流はない。唯一、ご夫妻の長男が私と同じ高校に入っていたこと
が唯一のつながりになっている。このブログ記事を見て連絡でもあれば
ありがたい。
長野市のどこかの料亭で結婚式の披露宴が行われ、三三九度の盃と
〽︎高砂や〜〜 という謡が長々と続いていた。
それはともかく、結婚式の1日前のことだろうか、後だろうか、
父の弟、つまり叔父さんの家に泊まった。叔父さんには男の子が
一人いたので従兄にあたる。私より一年先輩だった。
叔父さん夫婦には子供が生まれなかったので、養子をもらったそうだ。
この従兄の家にたくさん漫画の単行本があり、とても楽しく過ごした
ことを覚えている。当時漫画の単行本は装丁が立派で厚紙の表紙で背は丸く
製本されていた。当時一冊百円はした。今では千円以上だろうか。
アンパン一個が10円の時代である。
さて本題に入るが、この漫画本の中に、ラジオの同調回路についての
場面があったのだ。
ラジオの内部を知らない人が多いと思うので同調回路について説明すると、
要するに空中に無数にある電波の中から、好みのラジオ局の電波を拾う
回路のこと。
コイルとコンデンサーで形成されている。この漫画では、このうちの
コイルについて説明する場面があった。
つづく