TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

中学校教科書にある確率2

2011年07月31日 09時05分10秒 | 数学

2000回の試行実験では相対度数が0.166や0.167などではなく、かなりぶれるという結果が出たのだ。  そんなばかな・・・。ということで、実験回数、つまりサイコロを投げる回数をパソコン上で増やしてみた。それは簡単にできる。

  "試行回数N=?"のときに、すきな回数を入力すれば良い。 そこで12000を入力する。待つこと30分以上だったろうか。回数が6倍であると計算時間は36倍になる。  結果1の目から6の目の出る相対度数のうち、いくつかは0.166や0.167から外れてしまっていた。

  今ある手持ちのパソコンで計算した結果はこんな具合の数になる。EeePCで計算。1秒も経たないうちに計算が終わるので10回繰り返した。 どうだろう。教科書では2000回でほぼ1/6に収まる数が紹介されている。 試行実験ではそうなってない。

 

 

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線形数学へ戻る

2011年07月30日 12時24分31秒 | 数学
 相対性理論の解説本を読み終えたので、相対論はしばらく脇に置いておいて、元の線形数学に戻ることに。
とりあえず「行列式の積は行列の積の行列式」という定理の証明を追うことにする。

 行列Aの行列式をDet(A)と表すと、Det(A)Det(B)=Det(AB)が成り立つということである。
大学時代の教科書は結構難しかったので、他の線形数学の本を2冊用意した。1冊は学生時代に友人に頼んで買ってもらった本。
S.Lang "LINEAR ALGEBRA"

もう1冊は先日神保町へ行ったときに買った「線型数学序説」銀林浩著 現代数学社。
この2冊をそばに置いて読み進めることにする。
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中学校教科書にある確率1

2011年07月29日 08時23分29秒 | 数学

 先月のこと。来年度から使用する予定の中学数学教科書を見に行った。きっかけは現役の先生に紹介されて会場へ出かけたからだ。今回は7社が教科書を展示していた。
いつもチェックする所は、正負の数の計算の導入で、加法、減法のところ、それと代数和。代数和というのは、たとえば (+5)+(-3)を5-3と表すこと。
次は、文字式のところで、乗法や除法の表し方。a×2=2a などのこと。そのほか各学年の単元でいくつかチェックポイントはあるが、今回は確率にしぼってみた。

 確率の所でさいころの実験観察の扱いをチェックしてみた。
例えば、こんな感じ。

 2000回サイコロを投げる実験をすると、1の目が334回。1の芽が出る相対度数が 334/2000=0.167 ちょうど約1/6である。
まるで絵に描いたように・・・。きれいな結果だなー。

 サイコロの実験は生易しいものではないことは以前にブログにのせた。ここ
 以前教科書会社の営業担当の方にお話をしたことがあった。だいたい私の主張通りに教科書は記述が変ったことを覚えている。
 結論から言うと、高々2000回程度の実験では、サイコロである目が出る相対度数。つまり(ある目が出た回数)/(サイコロを投げた総数)の値が、0.166から0.167などという数に収まる、つまり約1/6 に近いことはそう滅多に起こらないのが普通なのだ。
 
 その昔、学校にパソコンがやって来た。PC9801である。大変に性能が良かった。早速これでプログラムを組んで、確率実験のシュミレーションをやってみた。要するにサイコロを何回も投げる実験をパソコンで「仮想的」に行った。つまりは、パソコンの乱数を利用して、1から6のどの数も同じように出現するようなプログラムを組んで、1から6の出現回数とそれぞれの相対度数を調べたのだ。
 作って、実験。"試行回数 N=?" などとパソコンが聞いてくるのにウキウキしたものだ。だいたい、部活動が終わってから、夕方から夜にかけてプログラムを組んで、それから動かす。当時のパソコンでは2000回に試行にも何分かはかかったと思う。今なら瞬間なのだが・・・・。Nに2000を入力して待つこと数分。結果が出る。
 なんと相対度数は・・・。
 私はてっきり、0.166 0.167 0.166 などの相対度数が並ぶのかと思ったのだ。ところが・・・。ここ(前述)
にあるとおり、0.166や0.167などの数が出てこずに0.164などとんでもない数が並んだのだ。

2000回サイコロを投げて、1から6のそれぞれの目が出る相対度数を計算し、表にするプログラムの実行結果がこれ。
2000回というシュミレーションを10回続けて計算させてみた。





こんな感じであった。どうだろう。教科書に掲載されている数値は整いすぎておかしいと思ったのだ。


つづく

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そうだ図書館へ行こう!

2011年07月28日 09時40分17秒 | 日記

 母の見舞いの帰りに、東武デパートの7階、旭屋書店に寄った。相対性理論の本と線形数学の本を探したのだ。立ち読みしてみると手に入れたい本はあるのだが、結構高い。一番安くても1500円ほどはする。2000円超えの本もある。ちょっと冷静になり、手に入れたい理由を考えてみた。
 線形数学では、行列式の積の公式の証明だけが知りたい。相対性理論ではローレンツ変換の導き方を少し詳しく知りたい。それだけの理由だった。だったら、本を買っても邪魔になるだろう。というわけで、図書館に行って本を借りることにした。そうだ図書館へ行こう!
 図書館と言っても自宅の近所では公民館の中の図書館なので、専門書がない。となると、中央図書館へ出かけることになるのかな。

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相対性理論の解説書、読み終わった

2011年07月27日 13時01分59秒 | 数学

先月の末、母の見舞いに行ったとき、池袋の東武にある旭屋書店で相対性理論の本を見つけた。
「相対性理論の式を導いてみよう、そして、人に話そう」小笠英志著 ベレ出版

という記事をアップした。記事はこちら

E=mc2の式も導くのかと思ったが、そうではなかった。それらしい入り口までのところは説明があったが、中学校の数学の知識で読ませるとなると、微積分が使われないので限界があったようだ。

速度vで移動する物体は、質量がわずかに増える。速度vの物体の質量をm(v)、速度0のときの質量をm(0)とすると、 m(v)-m(0)が質量の増分だが、

この質量の増分が質量m速度v物体のエネルギーの1/c2倍になるということが導かれていたから、両辺をc2倍すると、

m(v)c2-m(0)c2という式が登場する。そんなこんなでE=mc2という式に近づくことができた。

ノートをとりながら式の変化を追いながら読み終わることができた。とったノートは50ページ以上になる。解説書でこれだから、本格的な書物だともっと大変になるかも・・・。だが、ノートをとって読むのは理解が深まって良かった。

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8月号の締め切り迫る

2011年07月26日 07時44分42秒 | 将棋
将棋四段コース」8月号の締め切りが迫ってきた。あと一週間ほど。
7月号では全問不正解で0点だった。
 今回は先月よりも早めに取り組んでいる。盤に並べて検討もする。果たして・・・。

1回 5月号 1問正解   500点
2回 6月号 全問不正解   0点
3回 7月号 1問正解   500点
4回 8月号 全問不正解   0点
5回 9月号 1問正解   500点
6回 10月号 1問正解   500点
7回11月号 全問不正解   0点
8回12月号 2問正解   1000点
9回1月号 全問不正解   0点
10回2月号 全問不正解  0点
11回3月号 全問不正解  0点
12回4月号 1問正解   500点
13回5月号  全問不正解 0点
14回6月号 1問正解   500点
15回7月号  全問不正解 0点
16回8月号 ??????

これまでで依然として合計4000点。四段の10000点まで、あと6000点だ。

頑張ろう!
 
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アナログ停波

2011年07月25日 09時03分12秒 | 日記
 7月24日、ついに来た。アナログ停波。停波の前にいくらか実験をしたくなった。

 我が家ではアナログ電波はケーブルで引き込んでいた。近くのマンションが建設中のときに、電波障害の回避のためにケーブルを引いてくれたのだ、もちろん無料。そのためにアナログのアンテナは立てていなかった。地デジに移行するときに、ケーブルではアナログの信号しか対応していなかったので、自前で地デジ対応のUHFアンテナを立てて対応した。工事のときにアナログのケーブルは必要ないということで切断。我が家にはアナログの信号は届いていないと思った。

 ところが・・・。アナログ最終日の24日、念のためにリモコンでアナログにアクセスしてみたところ、なんとUHFで放送されている埼玉TVと放送大学のアナログ放送が受信出来たではないか。ケーブルが切断されてもUHFアンテナが放送を拾ってくれたのだ。当然ながらVHF放送は午前中であっても砂嵐画面だった。以上は我が家にある地デジ対応のテレビでアナログ電波を受信したのだが、1台だけアナログテレビが残っていたので、これで受信してみた所、始めの設定でUHFの電波を拾うようになっていなかったらしく、すべて砂嵐画面であった。UHFが受信出来ると分かっていたら、もっと前からいろいろ試すと面白かったかも知れない。ちょっと残念。

 ということで、アナログ停波後、アナログテレビの「チャンネル設定」を試してみた所、UHFの埼玉テレビが受信出来た。時はすでに遅く、「アナログ番組終了」のお知らせ画面が受信されていた。
 
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多言語

2011年07月24日 08時30分16秒 | コンピューター
 Macを使っている。Macは多言語に対応しているようだ。環境設定で言語を見ると、中国語や韓国語にも対応している。
ワードやテキストエディタなどで中国語やハングルが書けるようだ。このブログでは表現出来ないようだが・・・。
アメーバーピグをやっていると中国語で対応することがあるのだが「哪」のような漢字の入力が難しかった。
「你好」(こんにちは)もやっと。
「現在哪里?」(いまどこにいる?)
「怎么样?」(どうですか?)

ハングルも・・・。
「안녕하십니카.」

今日、設定してみたら入力出来たので面白い。Windowsの画面では表現出来ているのだろうか?

編集画面では表示されたが、プレビューでみると、
中国語は怎???
ハングルは???????になっていた。

表示でエンコードしてもうまく表示されなかった。





というわけで、この文章をWordにコピーして、それから画像にしたのが、これ。
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相対性理論の本

2011年07月23日 08時51分53秒 | 数学

先月の末、母の見舞いに行ったとき、池袋の東武にある旭屋書店で相対性理論の本を見つけた。
相対性理論の式を導いてみよう、そして、人に話そう」小笠英志著 ベレ出版

 というわけで、買って読んだものの、途中で分からなくなったので、しばらくは読まないでいたが今月の中頃からノートを取って読み出した。あこがれの「ローレンツ変換」導けたし、2つの慣性系での時間や長さの関係も導いた。

あとすこしでエネルギーの法則 E=mc2を導くことができるかも・・・。

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黄金比長方形について

2011年07月22日 09時31分42秒 | 数学








サークルの例会で発表。
この図はどうやって描いたのか、とおいう質問があった。
ペイントで描いて、縮小し、90度回転させた図を貼り付けたのだが、よく考えたら、はじめは「花子」で描いたなー。
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