ガロア理論の記事を書こうと思い立った。
2年浪人の末、やっと大学に入学することが出来た。
今から50年前のことになる。
楽器の研究をするために音響を勉強するには、ということで
電気で音響を調べるのが良いと勝手に思い込み、電気関係の
工学部を受験して落ちまくった末のことだった。
合格したのは数学科。
その大学には音を研究する物理科がなかったので、身代わりの数学科だった。
ここにしばらくいて、また受け直すかも、というような気持ちでいた。
しかし、数学科の講義は結構難しく、また、面白くいつの間にか
数学に夢中になった。
そうこうして、数学科の学生と付き合ううちにガロア理論を知ったのだ。
つづく