8月1日、吹奏楽部の夏のコンサートがあった。どういうわけか乱入させてもらった。主にディズニーの曲を演奏。その中で第3クラリネットのパートを吹いた。
乱入された生徒達には申し訳ないが、私個人はとても楽しく演奏することができた。
みんなに迷惑がかからないように、「チューナー」(音合わせの道具)を持参した。チューナーは錦糸町の温泉の帰りに楽器店で買ったものだが、何と吹奏楽部で使っているのと同じものだった。
チューナーで自分のクラリネットの音を見るのは初めてだった。音あわせもなかなか面白い。チューナーの表示をみて、音の高低を調節すればいいのだから。今は便利な世の中になったものだと思った。昔は耳で聞いて音を合わせたものだった。合奏してうまく自分の音がとけ込む感覚は最高に楽しかった。
で、ここから「移調」の話
ときに男子の部員とコラボをやった。クラリネットの楽譜がなかったのでアルトサックスの譜を見ながら吹いた。
知っている人もいると思うが、アルトサックスの楽譜をそのままクラリネットで吹くと音が合わない。なぜか。アルトサックスもクラリネットも「移調楽器」といって、固有の調子をもっている。お囃子の笛の調子と同じだ。
アルトサックスの調子はE♭。「ド」の指使いで音をだすと、その音はピアノでミのフラットの音になっている。(ここで言う「ド」とは五線譜の上から2つめの間にかいた音符、線上ではないことに注意)
一方クラリネットの調子はB♭。「ド」の指使いで音をだすと、その音はピアノでシのフラットの音になっている。
まとめると
「ド」の指使いで吹いたとき
アルトサックスの音 ピアノでミのフラット。これを実音E♭という。
クラリネットの音 ピアノでシのフラット。これを実音B♭という。
つまりピアノの「ド」、実音Cの音にはならないわけだ。
で、ここからが頭の痛くなる話。クラリネットでアルトサックスの楽譜を吹く話。
アルトサックスの楽譜の「ド」の音をクラリネットで出す場合、この音はピアノではミのフラット。そのままクラリネットで「ド」の指使いで音を出すとピアノではシのフラット。音が合わない。
そこで、クラリネットでアルトサックスの楽譜を使って演奏するときは、頭の中で「読み替えて」演奏することになる。(これを移調という)
楽譜に「臨時記号」つまり♯や♭がついてなければよいのだが、こいつがつくとますます混乱する。
何とか「慣れ」で読み替えて移調し、演奏することができた。大変だったが楽しかった。
さて、全体合奏ではディズニーのいろいろな曲を吹いた。ひとりで吹くのとは違って、合奏する楽しさを久しぶりに味わった。
受け入れてくれた生徒達と顧問の先生に感謝
で、移調の話になるが・・・。
実は「移調」も数学の考えを使うと案外簡単にできる。この話は次回。
乱入された生徒達には申し訳ないが、私個人はとても楽しく演奏することができた。

みんなに迷惑がかからないように、「チューナー」(音合わせの道具)を持参した。チューナーは錦糸町の温泉の帰りに楽器店で買ったものだが、何と吹奏楽部で使っているのと同じものだった。
チューナーで自分のクラリネットの音を見るのは初めてだった。音あわせもなかなか面白い。チューナーの表示をみて、音の高低を調節すればいいのだから。今は便利な世の中になったものだと思った。昔は耳で聞いて音を合わせたものだった。合奏してうまく自分の音がとけ込む感覚は最高に楽しかった。

で、ここから「移調」の話
ときに男子の部員とコラボをやった。クラリネットの楽譜がなかったのでアルトサックスの譜を見ながら吹いた。
知っている人もいると思うが、アルトサックスの楽譜をそのままクラリネットで吹くと音が合わない。なぜか。アルトサックスもクラリネットも「移調楽器」といって、固有の調子をもっている。お囃子の笛の調子と同じだ。
アルトサックスの調子はE♭。「ド」の指使いで音をだすと、その音はピアノでミのフラットの音になっている。(ここで言う「ド」とは五線譜の上から2つめの間にかいた音符、線上ではないことに注意)
一方クラリネットの調子はB♭。「ド」の指使いで音をだすと、その音はピアノでシのフラットの音になっている。
まとめると
「ド」の指使いで吹いたとき
アルトサックスの音 ピアノでミのフラット。これを実音E♭という。
クラリネットの音 ピアノでシのフラット。これを実音B♭という。
つまりピアノの「ド」、実音Cの音にはならないわけだ。
で、ここからが頭の痛くなる話。クラリネットでアルトサックスの楽譜を吹く話。
アルトサックスの楽譜の「ド」の音をクラリネットで出す場合、この音はピアノではミのフラット。そのままクラリネットで「ド」の指使いで音を出すとピアノではシのフラット。音が合わない。
そこで、クラリネットでアルトサックスの楽譜を使って演奏するときは、頭の中で「読み替えて」演奏することになる。(これを移調という)
楽譜に「臨時記号」つまり♯や♭がついてなければよいのだが、こいつがつくとますます混乱する。
何とか「慣れ」で読み替えて移調し、演奏することができた。大変だったが楽しかった。
さて、全体合奏ではディズニーのいろいろな曲を吹いた。ひとりで吹くのとは違って、合奏する楽しさを久しぶりに味わった。

受け入れてくれた生徒達と顧問の先生に感謝

で、移調の話になるが・・・。
実は「移調」も数学の考えを使うと案外簡単にできる。この話は次回。