TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

50年前の数学復習

2017年11月26日 01時25分51秒 | 数学

50年前の教科書。
「代数学と幾何学」




Amazon で中古本6000円。


この科目は今にして思えば、「線形代数」だった。
奇数章が代数学、偶数章が幾何学である。
数学科の学生を指導して下さったのは、日本でも
著名な数学者の一人だった。
教科書は難しく、私は一年目で単位を取れず、もう一年履修した。
この教科書には、問題演習で当てられた同学年の学生の
名前と、一年後輩の学生の名前が書いてある。



数学の対象である「置換」や「行列式」について学ぶ教科書だった。
当時は置換や行列式の大切さが分からず、無我夢中であまり
興味もなく勉強していた。
私は代数学よりも微積分学の計算の方が楽しかったことを思い出す。

おそらく、当時の高校までの数学が、微積分を最後に学ばせるように
出来ていたからなのだろうと思う。

あれから50年。今また、少しずつ復習を始めている。
置換は「ガロア理論」に結びつくから、きっと復習は役に
立つだろう。




コメント (1)
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