TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

連立方程式の悪戦苦闘6

2021年12月02日 01時18分54秒 | 数学



ついに未知数が1つの方程式

z^3-6z^2-z+30=0
を導いた

f(z)= z^3-6z^2-z+30
とおく
30の約数に注意して z=5 を代入

f(5)=125-150-5+30=0 より
f(z)の因数z-5を得る

よって
f(z)=(z-5)(z^2-z-6)=(z-5)(z-3)(z+2)

これより z=5, 3, -2
を得る
ここでz=5とすると,x+y=1, xy=-6
となるから,x, yは3, -2 のどちらかである
このことからx, y, zのうちどの2つも等しくはない
x≦y≦zであるがどの2つも等しくないので、

じつは x< y <zである。

ところで、元の方程式は3個の文字 x, y, zについて対称であるから
x+y, xy の代わりに
y+z, yz をxの式で表すことが出来

x^3-6x^2-x+30=0 を得て、
x=5, 3, -2

同様に、y=5, 3, -2
x<y<zであるから、この条件を満たす解は

x=-2, y=3, z=5 の1組である

おわり


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コメント
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