問題
「7で割ると1余り、11で割ると2余り、13で割ると3余る整数のうち、
5000から10000の間にある数を全て求めよ。」
このうち
7で割ると1余り、11で割ると2余ることから
N+20 は 77の倍数
11で割ると2余り、13で割ると3余ることから
N+75 は 143 の倍数
以上から、m, n を整数とすると
N=77m−20=143n−75
が成り立つ、
整数 k' を各辺に加えて
N+k'=77m−20+k'=143n−75+k' とし、
N+k' が 77と143 の公倍数となるようにk' を定めよう。
−20+k'が77の倍数、−75+k' が143の倍数であれば良いから、
整数c, d を用いれば
−20+k'=77c、−75+k' =143d
これより、
k'=77c+20=143d+75 が成り立つ。
この式を成り立たせる1組のc, d の値は
c= 10 , d= 5 であるから、 k'= 790
よって、N+790 は 77 と 143 の公倍数である。
つづく