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オーストラリアのクレア・ヴァレーにある
KILIKANOON (キリカヌーン)というワイナリーから、
マネージング・ダイレクターのネイサン・ワックス氏が来日していたので、会って来ました。
キリカヌーンは、1997年にケヴィン・ミッチェル氏が立ち上げたワイナリーで、
1998年ヴィンテージからワインをリリースしています。
ケヴィン氏は長い間、他のワイナリーでの豊富な経験がある人物です。
オーストラリアといえばシラーズですが、このキリカヌーンのお得意もシラーズ。
特に、フラグシップとなるシングルヴィンヤードの「Oracle」と「Greens」は評価が高く、あのロバート・パーカーもかなりの高ポイントを与え、毎年ポイントが上がっているのだとか。
ポイント云々という予備知識がないまま飲みましたが、
(パーカーポイントは全く気にしない私)
「うわ~!これはものすごい凝縮感!」と思ったのが、
「Oracle Shiraz 2003」
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色が濃く(黒い!)、タンニンの骨格がガッチリとしていて、
素晴らしくパワフルなワインです。
なんとか飲めるものの、一体いつ飲み頃になるんでしょ?
と、ワックス氏に尋ねたところ、
「あなたが望むだけ、いつまででも取っておけるよ!
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おお~、それはスゴイじゃないですか!
もうひとつの「Greens Shiraz 2002」の方がやわらかく、
Oracleよりは早くから楽しめそうです。
「この2つの違いは?」と聞くと、
「オラクルはクレア・ヴァレーで、グリーンズはバロッサ・ヴァレーの畑。
クレアの方が標高が高く、バロッサの方が低くて暖かいから、グリーンズの方がやわらかいでしょ?」とワックス氏。
な~るほど!
どちらも素晴らしい!
でも、後でお値段を見たら、やっぱり素晴らしかった!
(どちらも1万円超)
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