ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

パーカー絶賛らしいキリカヌーン

2006-10-07 16:13:42 | ワイン&酒



オーストラリアのクレア・ヴァレーにある
KILIKANOON (キリカヌーン)というワイナリーから、
マネージング・ダイレクターのネイサン・ワックス氏が来日していたので、会って来ました。

キリカヌーンは、1997年にケヴィン・ミッチェル氏が立ち上げたワイナリーで、
1998年ヴィンテージからワインをリリースしています。

ケヴィン氏は長い間、他のワイナリーでの豊富な経験がある人物です。

オーストラリアといえばシラーズですが、このキリカヌーンのお得意もシラーズ

特に、フラグシップとなるシングルヴィンヤードの「Oracle」と「Greens」は評価が高く、あのロバート・パーカーもかなりの高ポイントを与え、毎年ポイントが上がっているのだとか。

ポイント云々という予備知識がないまま飲みましたが、
(パーカーポイントは全く気にしない私)

「うわ~!これはものすごい凝縮感!」と思ったのが、
「Oracle Shiraz 2003」

色が濃く(黒い!)、タンニンの骨格がガッチリとしていて、
素晴らしくパワフルなワインです。

なんとか飲めるものの、一体いつ飲み頃になるんでしょ?
と、ワックス氏に尋ねたところ、

「あなたが望むだけ、いつまででも取っておけるよ!とのこと

おお~、それはスゴイじゃないですか!

もうひとつの「Greens Shiraz 2002」の方がやわらかく、
Oracleよりは早くから楽しめそうです。

「この2つの違いは?」と聞くと、

オラクルはクレア・ヴァレーで、グリーンズはバロッサ・ヴァレーの畑。
クレアの方が標高が高くバロッサの方が低くて暖かいから、グリーンズの方がやわらかいでしょ?」とワックス氏。

な~るほど!
どちらも素晴らしい!

でも、後でお値段を見たら、やっぱり素晴らしかった!
(どちらも1万円超)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする