ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

久々の☆ゆったりワイン&食事♪

2007-06-15 15:58:54 | ワイン&酒
久しぶりに、ワイン友達と色々なワインを楽しみました。
ワインはすべて、Hさんの秘蔵品からのセレクション。




(左)Champagne Cuvee Jeanne Brut 1999 Richard Cheurlin
オーブ県のコート・デ・バールのセル・シュル・ウルス村(Celles-Sur-Ource)でリシャール・シュルランがつくるピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワール。
エスプリを感じさせるきれいなテイストなので、シャルドネ主体かと思ってしまいました。

(右)Rully Blanc 1989 Faiveley
ブルゴーニュの南にあるコート・シャロネーズ。
黒い土を思わせるミネラル感、しっかりとした酸味、ビターな余韻。




(左)Pernand-Vergelesses Clos des Berthet 1998 Domaine Debreuil-Fontaine
ゴマのような風味があり、私の中ではコート・ド・ボーヌの白に違いないと思わせましたが、結果はやはり思ったとおりでした。

(右)Rully Rouge 1er Cru Les Champs Cloux 1995 Domaine de Rully St-Michel
熟成の香りも出始め、よく熟したやわらかい果肉を感じさせ、素直においしいピノ・ノワール。これもコート・ド・ボーヌに違いないと思ったのですが、2本目と同じリュリーの赤でした。




(左)Auxey-Duresses Les Duresses 1990 Domaine Henri Potinet Ampeau
タンニンがしっかりとし、酸味もまだ充分で、若さ、いえ、むしろ閉じているかも・・・と思ったら、やはり良いVTの1990。これの飲み頃はまだまだずっと先ですね。

(右)Barolo Serralunga 1978 Fontanafredda
黒いし、オリは舞うし、でもおいしい!ピノ・ノワールと間違えそうになりましたが、熟成したネッビオーロはピノに近くなるということを改めて実感。フランスの中のイタリア1本でしたが、今回の中で私はこれが一番飲み頃で美味しいと思いました。




(左)Ch. Couvent des Jacobins 1982
ああ~、ボルドーの香り~。でも、まだ植物っぽい若々しさが前面に出ていて、ワインらしさが出てきません。飲み頃はもっとずっと先。これは1982年といういいVTのせいもあるでしょう。メルロとカベルネ・フランの、サン・テミリオンらしいキレイなワインでした。

(右)Ch. Lafon-Rochet 1978唾液が出るような、酸と果実味に溢れた、若々しいけれど練れた感じのあるワインで、色も濃く(黒く)、酒質の強さを感じます。バランスがいいのでサン・ジュリアンだと思ったら、サン・テステフ。こういうワインはセラーキープしておきたいですね。




Coteaux du Layon 1989 Les Caves de la Loire
最後のデザートとして出された、甘口のコトー・ド・レイヨン。シュナン・ブラン独特の香りやニュアンスは全くなく、ケミカルな香り&味わいで、かなり閉じている感じ。これはデキャンタしてみるのもいいのかも?


ということで、Hさん、ごちそうさまでした~


食事については、次回ご紹介します。

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新宿伊勢丹リフレッシュオープン

2007-06-15 12:22:06 | 雑記
伊勢丹新宿店の地下1階フロアが6/13にリニューアルオープンしたということで、行ってきました。

明るく、通路もけっこう広め。

味噌、醤油、乾物、粉・・・・と、素材別に作られたコーナーがスタイリッシュで、パリのデパートみたいな雰囲気を感じます。
欲を言えば、醤油の品揃えはもうちょっと欲しかったところです。

和菓子もなんだか和菓子じゃないみたいにオシャレなコーナーになっているし、もちろん洋菓子のコーナーも充実。



フランスを代表するショコラティエであり、世界で唯一のキャラメリエである「アンリ・ルルー」のショップも素晴らしく、ルルー氏本人も来日し、姿を見せていました。
ルルー氏が店頭にいるのは、今日の16~18時の間が最後。
会いたい人は、会社を早めに切り上げてGO!です



今回特に目を惹いたのは 「キッチン ステージ」 

いわゆるイートインコーナーで、オープンキッチンにカウンターとテーブルという、話を聞けば普通に聞こえますが、この一角が仕切られていて、洗練されたカフェレストラン風の様子がまず気になります。

そして、ここは2週間ごとにシェフとメニューが変わるという、とてもユニークなイートインなのです。

オープニングから6/26(火)までは「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國清三氏、次の6/27(水)~7/10(火)までは銀座「ラトゥ-ル」の清水忠明氏で、その後もフレンチだけでなく和食やイタリアンのシェフも続きます。

期間中は当のシェフがずっといるわけではなく、彼らのレシピを、特訓を受けたキッチンステージのスタッフが再現し、提供します。

もちろん、何日かはシェフ本人も来るということで、来る日は伊勢丹のweb会員(登録無料)になると見られるサイトで確認できるそうです。


メニューレシピは食事をするともらえますが、今回は親切なスタッフに1部いただいてきました。
素材は全て地下食料品売り場で調達でき、取り扱いコーナーも明記されていますから、この料理を再現したい!という人には非常に便利です。

現在提供されているミクニのメニューは、以下の4点です。
食べたい人はぜひお早めに~

○望来豚のグリエ、苺・カシス添え、生姜醤油和え
○海藻と雑穀米サラダ 枯木柚子風味
○鮪の“づけ”グリエ、春キャベツプレゼ添え
○ネバネバサラダの枯木柚子風味


そうそう、2日前に紹介した「ワインジェリー」もちゃんと置いてありました。
場所は、「エディアール」のある一角の、紅茶コーナー寄りです。


コメント (2)
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