ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

チリのプレミアムシャルドネ新発売&香港レポート

2010-07-12 18:27:27 | ワイン&酒
この5月に新発売された、チリのプレミアムシャルドネを紹介します。


GREY Chardonnay 2008 Vina Ventisquero (チリ、カサブランカヴァレー)

ヴェンティスケーロ は何度か登場していますね。
グレイシリーズもお馴染みになってきていますが、シャルドネは日本初登場です

フレンチオークの新樽で発酵、バトナージュを行い、30%をマロラクティック発酵、熟成は50%を新樽で、50%を1年経過の樽で行っています。
残糖2.15g/l、酸度6.83g/l、アルコール14%。

見るからにリッチな濃いイエローで、バニラやカスタードの甘いアロマが華やかで優雅ですが、口に含むと、酸がしっかりとしているのでバランスのいい仕上がり。

温度が低いと直線的ですが、温度が上がってくると甘さ、やわらかさが出てきます。
まだ若くパワフルですが、熟成とともに複雑味を出してくれそうです。
輸入元の話では、今からも楽しめますが、5~7年は充分熟成できるということでした。

私が思うに、ブルゴーニュの「ムルソー」的な個性を持っていると感じましたので、ムルソーと並べて飲み比べをしてみると面白いかもしれません。
(輸入元希望小売価格 3,780円)


新発売ではありませんが・・・

PANGEA 2006 Vina Ventisquero

ヴェンティスケーロのトップレンジ、ウルトラプレミアムチリワイン「パンゲア」
2006年は95%がシラー、5%がカベルネ・ソーヴィニヨン。
外観は黒々としていますが、なめらかで丸みがあり、甘いチョコレートムースにも合いそう!


(輸入元:アンデスアジア株式会社)





さて、ヴェンティスケーロの新商品を東京で紹介されて後、5月に出かけた香港のワイン展示会「VINEXPO」のチリコーナーで、ヴェンティスケーロの輸入元の方とバッタリ会いました!
せっかくなので、日本に入っていないワインをいくつか紹介していただきました。



Heru  Pinot Noir 2008

カサブランカ・ヴァレーの単一畑のピノ・ノワール



YALIシリーズ

ヴェンティスケーロでは環境に配慮した取り組みを行っています。
現在はこのYALIシリーズでボトルの軽量化が実施されています(524g→475g→420g)



RAMIRANAシリーズ

ヴェンティスケーロのプレミアムレンジ


RAMIRANA PREMIUM 2008

ラミラナのトップレンジで、シラーとカルメネールのブレンド。
これが最も気に入りました。

が、どれもまだ日本に入ってきていないのが残念・・・



ワインメーカーの Alejandro Galazさんがいらしていました


チリワインも、「濃い!安い!」だけではない、さまざまなワインがどんどん登場しています。
もちろん、手を出しやすい価格のものが多いので、気になったものは色々試してみると、お気に入りが見つかるかもしれませんね。


コメント (2)
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