先月の ProWein から今月の Vinitaly と、2つの大きなワイン見本市を取材し、
缶ワインの生産者のインタビューを行なってきました。
出合った缶ワインの絶対数が少ないので、これが世界のトレンドとまでは断言できませんが、缶ワインはワイン消費拡大にとって期待できるカテゴリのひとつであることは言えるでしょう。
メーカーは、缶ワインのターゲットの多くは若者や女性だと言っています。
その一方で、ボトルワインと同じ中身の高品質ワインであるということを前面に出し、普段からワインを飲む人でも満足のいく商品であることを強くアピールするUNDER WOOD(米オレゴン)のような生産者もいます。
今週紹介したイタリアの「Ciao」やProweinで取材したドイツの「WINE⁺」(Finest Food Factory)は前者です。
※文末のリンク記事を参照ください
前者のターゲットは、20代〜アラサー男女、普段あまりワインを飲まない人、ワインデビューする人、あたりでしょうか?
後者は、普段からワインを飲む30代〜50代、ビギナーからステップアップしたい人 など?
5年前に紹介している豪州の「Barokes」(バロークス)がありますが、これが今のところ日本市場で一番よく見かける缶ワインでしょうか。
これは中身のクオリティにこだわっていますが、UNDER WOODよりもう少し肩の力が抜けている気がしますので、品質本位寄りの中間タイプ?
[参考記事] 缶入りワインの実力&ニーズはいかに?
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/232836457a83385ec9af79db17b24a2b
振り返ると、シニア層がいないのに気付きます。
ですが、シニアはどちらにも入れられそうですよね?
私は、缶ワインは、シニア層をターゲットにしてもいいのでは? と考えました。
シニア層は、身体のあちこちが衰えてきます。
飲み切りサイズの缶ワインは、コンパクトで軽く、ボトル入りワインよりも買い物が楽な上、ゴミ出しも簡単です。
ネットで買って配送してもらえば、瓶入りワインの運搬も気になりませんが、ゴミ出しは缶の方が格段に楽ですよね。
開栓も、コルクよりはスクリューキャップ、プルタブの方が、シニアには適しています。
でも、開けるのにかなりの力が必要なスクリューキャップやプルタブもあるので(手の力がない私は、なかなか開けられません)、それほど力を入れずに開けられる仕様が必要ですが。
コンパクトな飲み切りサイズというのも、それほど量が飲めなくなってきたシニアにちょうどいいはずです。
私が家でワインを飲む時は、女性の平均適量とされている250mlを基準にしています。
750mlサイズのボトルワインだと、3日かけて飲む換算になります。
この250mlって、けっこういい感じにほろ酔いになります。
体力に不安のあるシニアの方だと、これでも多く感じるかもしれません。
人生経験豊かで、口の肥えているシニア層は、上質なものを少しずつ味わいたいという方も多いと思います。
ですから、中身が上質で、サイズがコンパクトで軽い缶ワインは、若者よりもシニア層のニーズに合っていると思うのです。
1缶を二人でシェアし、違う種類の缶ワインをもうひとつ開けてまたシェア、というのも現実的でしょう。
ワイン業界としては、将来の購買層となってくれそうな若者に注力するのは正しいと思います。
が、現代は高齢者社会であり、余暇があり、経済的にも余裕のあるシニア層は大きなマーケットです。
Ciaoのように若者仕様のポップなデザインではなく、クラス感のあるパッケージで、中身のクオリティが高い缶ワインなら、シニア層だけでなくワインラバーにもアピールできるのでは?
缶ワインの今の売り方である、個々に、カジュアルに、アウトドアでも、というアピールに、私が上で述べたシニア視点のメリットを加えるだけでも、販売拡大が見込めそうだと思いますが、いかがでしょうか?
[参考]
缶ワインがトレンドになる?
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/2ab53995fc51a10843e8cb11a56ad010
「缶ワイン Wine in cans」をもう少し考える
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/cfe988a703adb2bc06d0d4b213a8e6e5
イタリアで見つけた缶ワイン
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/56a0d88ce52049b7478ce3443dc9f9e1
缶入りの日本酒は色々と出ています!
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/4d5a1031c7faedfa57f16bfbb168fdfd
缶ワインの生産者のインタビューを行なってきました。
出合った缶ワインの絶対数が少ないので、これが世界のトレンドとまでは断言できませんが、缶ワインはワイン消費拡大にとって期待できるカテゴリのひとつであることは言えるでしょう。
メーカーは、缶ワインのターゲットの多くは若者や女性だと言っています。
その一方で、ボトルワインと同じ中身の高品質ワインであるということを前面に出し、普段からワインを飲む人でも満足のいく商品であることを強くアピールするUNDER WOOD(米オレゴン)のような生産者もいます。
今週紹介したイタリアの「Ciao」やProweinで取材したドイツの「WINE⁺」(Finest Food Factory)は前者です。
※文末のリンク記事を参照ください
前者のターゲットは、20代〜アラサー男女、普段あまりワインを飲まない人、ワインデビューする人、あたりでしょうか?
後者は、普段からワインを飲む30代〜50代、ビギナーからステップアップしたい人 など?
5年前に紹介している豪州の「Barokes」(バロークス)がありますが、これが今のところ日本市場で一番よく見かける缶ワインでしょうか。
これは中身のクオリティにこだわっていますが、UNDER WOODよりもう少し肩の力が抜けている気がしますので、品質本位寄りの中間タイプ?
[参考記事] 缶入りワインの実力&ニーズはいかに?
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/232836457a83385ec9af79db17b24a2b
振り返ると、シニア層がいないのに気付きます。
ですが、シニアはどちらにも入れられそうですよね?
私は、缶ワインは、シニア層をターゲットにしてもいいのでは? と考えました。
シニア層は、身体のあちこちが衰えてきます。
飲み切りサイズの缶ワインは、コンパクトで軽く、ボトル入りワインよりも買い物が楽な上、ゴミ出しも簡単です。
ネットで買って配送してもらえば、瓶入りワインの運搬も気になりませんが、ゴミ出しは缶の方が格段に楽ですよね。
開栓も、コルクよりはスクリューキャップ、プルタブの方が、シニアには適しています。
でも、開けるのにかなりの力が必要なスクリューキャップやプルタブもあるので(手の力がない私は、なかなか開けられません)、それほど力を入れずに開けられる仕様が必要ですが。
コンパクトな飲み切りサイズというのも、それほど量が飲めなくなってきたシニアにちょうどいいはずです。
私が家でワインを飲む時は、女性の平均適量とされている250mlを基準にしています。
750mlサイズのボトルワインだと、3日かけて飲む換算になります。
この250mlって、けっこういい感じにほろ酔いになります。
体力に不安のあるシニアの方だと、これでも多く感じるかもしれません。
人生経験豊かで、口の肥えているシニア層は、上質なものを少しずつ味わいたいという方も多いと思います。
ですから、中身が上質で、サイズがコンパクトで軽い缶ワインは、若者よりもシニア層のニーズに合っていると思うのです。
1缶を二人でシェアし、違う種類の缶ワインをもうひとつ開けてまたシェア、というのも現実的でしょう。
ワイン業界としては、将来の購買層となってくれそうな若者に注力するのは正しいと思います。
が、現代は高齢者社会であり、余暇があり、経済的にも余裕のあるシニア層は大きなマーケットです。
Ciaoのように若者仕様のポップなデザインではなく、クラス感のあるパッケージで、中身のクオリティが高い缶ワインなら、シニア層だけでなくワインラバーにもアピールできるのでは?
缶ワインの今の売り方である、個々に、カジュアルに、アウトドアでも、というアピールに、私が上で述べたシニア視点のメリットを加えるだけでも、販売拡大が見込めそうだと思いますが、いかがでしょうか?
[参考]
缶ワインがトレンドになる?
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/2ab53995fc51a10843e8cb11a56ad010
「缶ワイン Wine in cans」をもう少し考える
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/cfe988a703adb2bc06d0d4b213a8e6e5
イタリアで見つけた缶ワイン
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/56a0d88ce52049b7478ce3443dc9f9e1
缶入りの日本酒は色々と出ています!
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/4d5a1031c7faedfa57f16bfbb168fdfd