文系大学院生の就職活動 2005年01月24日 | 大学院修士2年(通学) そろそろ修士1年(以下M1)の大学院生の方々が 就職活動を始める時期かと思います。 私自身、1月からはじめ、今の時期は 確か説明会に行っていました。 文系の大学院は就職先がないと 不安がっている人も多いと思いますが 実際は就職先はあります! ただ、職種によっては文系の大学院生を採らないケースも。 逆に、文系院生などということは気にもせず 企業が「こういう人材がほしい」という人にあてはまっていれば 学部だろうが院だろうが、関係ないという感じです。 私は塾業界が中心でしたが 他にもジュエリーの販売や事務なども受けました。 けれど、文系の院生だということが原因で 落ちたりすることはありませんでした。 また「自分は絶対受かる!」という自信もありました。 落ちた企業もありました。 原因はやっぱり人間性だなと思いました。 集団での行動が苦手な私は 目立たないことがどうも苦手。 周囲との調和とかがうまくできない→これからの課題 という感じで、自分の短所を知っていることが 大切だとも感じました。 企業が必要としてる人間性は千差万別。 職種によって異なるので、あなたに合った企業を探せばいいのです。 企業は短所等に対し「自覚があるんだ」とわかると少し安心していました。 また、就活から学ぶことも多く 自分自身を見つめなおす、いい機会にもなりました。 1月に始めて、7月ぐらいまで就職活動をしていました。 最終的に就職を決めたのは翌年の1月。 2社と悩んでいたのです。 両社とも待ってくれました。 博士課程に進学も考えたりと 悩みながら模索する大学院生活でしたが とても大切な時期だったと思います。 自分に自信を持つこと。 「自信」といってもピンとこないかもしれませんが 自分で選んだ道だということに誇りを持ってほしいなと思います。 その辺の詳しい話はまた後日。 大学院生のみなさん、学部の方も応援しています。 就職活動、頑張ってくださいね。 自分を見つめなおす、とてもいい機会ですから!
修士論文 2004年10月05日 | 大学院修士2年(通学) 久し振りの日記です。 大学院の後輩が、何人か休学したと教授に聞き 詳細を後輩に聞いてみました。 すると、休学者が多いこと… 院は休学する人が多いです。 特に、博士後期課程となると 休学しないと在学年数を超えてしまったり… (けれど、後輩は修士2年。 M2なので、まだまだ休学には早すぎるのですが) 修論に悪戦苦闘する後輩をみて 1年前の自分を思い出しました。 いったい何を書いていいのか、わからなかったんですよね。 書きたいことははっきりしていたのですが ゴールが見えていなかったんです。 けれど、まずは書いていく! 書かないと何も始まらない。 良し悪しも、書かないと決められないんです。 全国の大学院生の皆さん 頑張って書きましょう! この時期辛いのは当然のことです!!
修士号授与式後 2004年03月29日 | 大学院修士2年(通学) 先日、大学院修士号授与式(ようは卒業式)に参加してきました。 でも「ここまでやってきた!」というような達成感がないんです。 まだ、これからも院にいくような感じがするんですよね。 仕事は塾講師をすることになりましたが やっている内容が研究でないだけで 学ぶ姿勢というようなものは、同じだなぁと… 普通の人より、長く学生をしていたからでしょうか。 学びたい気持ちが強いです。 ただ学ぶだけでなく、今度は実用性を兼ねて… 院で学んできたことや経験が、今後仕事や生活面において活躍していくことは予想できます。 内容的なものはあまり役に立たないかもしれないけれど、論文を完成させるまでの作業とか、忍耐力とか、物事の考え方など、過去の体験と、最近の課題を重ねて考えたりすることも多いです。 自信がない部分なども以前はありましたが 「**をやってこれたんだから、次も頑張れる」 という、謎の自信がわいてきます。 物事がうまくいかなくても、長い目でみていくことが大事なんだと感じる今日この頃です。
修士号 2004年03月17日 | 大学院修士2年(通学) 最近どうも疲れ気味です。 先日、院へ修士号授与決定者の掲示に 私の名前があり、少し安心したものの 喜びの気持ちはそんなにこみ上げてきませんでした。 それよりも、短大時代に卒業予定者の掲示を見たときの方が 嬉しかった記憶があります。 この違いは何だろう??と思いました。 準学士も学士も、私に大きな自信を与えてくれました。 なぜこんなにも納得がいかないのに「修士」なのだろうと… 結局は、2年間で研究のすべてなんてわからない。 入り口に立って、ちょっと足をつっこんだくらい 研究とは長期戦で、イキナリすごい論文が書けるものではないんだなと… でも2年前は、修士を出たら、すごい論文が書けるようになっていると思っていました。 まぁ、そこが成長なのかもしれません。 あの時、学士だけに満足しなくてよかった。 次に進んで、自分の無力さと、かすかな魅力を感じることが 私の院生生活には必要だったのだと思います。 これから何年もたって、日常や社会、研究などを通じて 2年間の反省などが次に繋がっていったとき 「やっぱり私は修士だったんだ」 と思えるのかもしれません。 院の先生方は、いくつになっても非常に研究熱心。 「好きなことをやって食わせてもらっているんだから」 と、ある先生がおっしゃったときは 探究心と向上心に対する終わりのない世界だと感じました。 そこが、研究の魅力でもあり、研究者の魅力でもあるのだなと思いました。
オブラート 2004年03月10日 | 大学院修士2年(通学) 院生時代は、考えをダイレクトに言ったり 論文のここがおかしい!というところも けっこうバシバシ言っていました。 そのクセがあるからか、会社の研修でも あまり周囲を気にしないで、バシバシと意見してしまうことがあります。 日本人は場の空気をよんで、発言するだけに オブラートで包んだような発言が、私にとっては非常に難しく思います。 あまり政治は詳しくありませんが、 これもなんとなくオブラート。 オブラートは良くも悪くも、日本の文化だけれど 院生時代はあまりつかってほしくないなぁと思います。 オブラートで包みすぎたら、自分をどこまで表現していいか 感覚がつかめないからです。 これからオブラートモードに入るので 院生時代、バシバシ言えた頃を恋しく思います。 どんどん言えなくなる環境になっていくのだから 院生時代は思いっきり冒険してほしい。 そんな気持ちです。
歓送会 2004年03月04日 | 大学院修士2年(通学) 大学院の歓送迎会がありました。 まだ正式な修了予定者は発表されていませんが なんとか修了できそうです。 けれど、心底から喜べないんです。 せっかく歓送会を開いてもらったのに 自分が情けなくて情けなくて あまりにも無知であることが恥ずかしく よく大学院生などと名乗れたものだなぁと 穴があったら入りたかった気分でした。 けれど、無知であることに気づけて スタートラインの近辺にいる私は まだまだ前に進めるんだと気づいたとき 院に入ってよかったなと思いました。 論文の質が上がるとか そういうことだけじゃないんだなと。 なにかに気づいて、次につなげることが 大切なんだとつくづく思う今日この頃です。
口頭試問終了 2004年01月21日 | 大学院修士2年(通学) 口頭試問が終わりました。 明日の授業を終えたら、次は卒業式。 なんだか早いです… 修士課程なんてあっという間です。 けっこう暴れられるのが修士。 学部では、本当にわかっていなかったけれど 修士でわかっていない理由がさらにわかった感じでした。 修士論文も、とんでもない論題で 「おいっ!」という声もかかりましたが 論文の書き方のリズム(文章の流れ)は とても読みやすいと言われ あぁ、もしや日記等をつけてきたおかげかな? とも思いました。 修論を通じて、自己分析というのも少しできました。 クセや長所や短所など。 そういった意味も込めて、やっぱり院に進学してよかったです。 自分がなにをしたいのかなどが見えてきました(^^)
もうすぐ口頭試問 2004年01月15日 | 大学院修士2年(通学) 修論もかろうじて提出し、お正月は旅行などに行って気分転換ができました。 なんで〆切が年内なの?!と思いましたが そのぶんお正月に持ち越しにならなかったのはよかったなと・・・ もうすぐ口頭試問です。 最近語学の勉強ばかりで、文学からすっかり離れていましたが 口頭試問の前に、自分の論文の客観的評価、強み、弱み、今後の課題などがきちんと言えるようにしたいと思っています。 2年なんて、あっという間ですね。 本当、どう院生生活をどうすごすかで だいぶ変わってくると思います。 私は周囲の理解があったおかげか、柔軟に対応してもらえておても助かりました。 ただ、院は私の家から2時間強かかるので、少し遠かったですね。 気軽に勉強しに行くというより、ちょっとした旅という感じでした(笑) 院生生活を通じて、学んだこと、得たことなどをまとめて、口頭試問でも言えるようにしておこうと思う今日このごろです。
ゴールが見えてきた! 2003年12月15日 | 大学院修士2年(通学) 暗闇を走り続けていた私ですが 昨日くらいから、少しずつかすかな光が 差し込んできた感じです。 章立てが終わり、やっと目次ができるという 提出直前にバタバタとしている感じなのですが やっぱり締め切り前ははかどります(笑) なにかあったら大変なので データーは常にバックアップ。 手元にある論文には赤がいっぱい入っています。 それを何度も書き直して、またプリントアウトして・・・ 書き間違えなどのミスに気づいて訂正したり PC上では気づかなくても、実際プリントアウトすると ミスがこのうえなく目立ちますね。 枚数が多いだけに、紙やインクがもったいないかも・・・ と思ったりもしましたが、 こんな大事なときにそんなことをケチケチ言っていられません! なので容赦なくプリントアウトしています。 インクの予備も買っておいたし、紙も束で買ってあるので なにかあっても対処できそうかな・・・ 一緒に頑張ってきたPCたちにも もうちょっと一緒に頑張ってほしいところです。 ゴールまであと少し! 頑張ります!
タイトル決定!! 2003年12月13日 | 大学院修士2年(通学) 最近徹夜が多いです・・・ 今週締め切りなのですが、実は、まだ副題が決まっていませんでした。 「『われから』論」というタイトルにとりあえずしておき、自分の中で目指すものが見えてきたら、タイトルを変えようと思っていました。 一貫性のない論を、少しずつでもよくしていくために ヘンに長いところは注で説明するなり、工夫を少ししてみました。そして、論をまとめているときに、私の中で「これだっ!」というものに出会えました。 一貫性という意味で、求めていたものが、やっとみつかったのです。 このタイトルなら、今まで書いてきた論の目的とマッチするし、何よりもピンときた題名が一番いいと思ったんです。 タイトル負けしてしまいそうで、ちょっと怖いですが 自分も論文を探すとき、タイトルを意識しています。 タイトルはもっとも重要だと、某先生もおっしゃっていたし これで論もタイトルに向かって直していくから、直しやすい・・・ 締め切り前なのに、大丈夫か?!という感じですが 論文とは締め切り前にいいものができあがるのです。←正当化(笑) でも半分本当な気がします。 なのできっと自分の中で納得のいく論に仕上がると思います。 ラストスパート、頑張ります★
ショック!!! 2003年12月10日 | 大学院修士2年(通学) 私の書いていた『われから』論で、これはすごい発見だ!という箇所が 既に先行研究で書かれているのを発見! なんとなく近くにあった某研究誌を手にして、パラパラとめくっていたとき 「あれ?」と気になる論があったのです。 読んでいくと、なんと『われから』のことが書いてあるのです。 タイトルには『われから』なんて、書いていませんよ。 気になって読み続けていくと、な、なんと 私が発見したと思っていた説を、この先生が書いていたのです! 先行研究の調べが足りなかったのがいけなかったのですが こんな修論提出前に…と思う反面 提出する前にみつけることができてよかったです。 これは、この先生の論も引用して、論を変えなければ…
定説 2003年12月10日 | 大学院修士2年(通学) 先ほど掲示板で「美登利変貌論争」のことに触れて 短大時代を思い出しました。 恩師の授業で、佐多氏の論(出店説)と、その反論の前田氏の論(初潮説)を読んだことがありました。 そのとき、出店だろうと初潮だろうと、私にはどうでもよくて、それより衝撃的だったのが、前田氏の論のタイトルです。 「美登利のために―「たけくらべ」佐多説を読んで」 『群像』1985年7月号だったと思います。 すごいタイトルで、未だに忘れられません。 前田氏は本当に一葉作品を愛しているんだなぁという印象を当時持ちました。 今思うと、初潮説が定説で論じられていただけに、出店説も加わり、『たけくらべ』を今一度読みなおすことが必要だということを教えてくれた感じがしました。 一葉研究は、煮詰まったところが多い気がして やっぱり定説に「ウンウン」と知らない間にうなずいてしまったりするんですね。 でも、そこが盲点なんだと思います。 私の中では、今一度じっくり読んでみることが必要かなと思ったりします。 本も何年か経って読み直すと印象がかわったりするようなことが、一葉作品にも言えると思うし、「ん?」と思う箇所が出てくるかもしれません。 「ん?」と思えるようになるには、やっぱりその人が人生でいろいろな経験を積むことだと考えます。それらが読みを変えていくきっかけになると思うからです。仮説がたてば、あとはそれを論証するための根拠を固めて、発表すればいい。 その作業が大変なんですけどね。 まだまだ勉強が必要です。 そのためにも修論を仕上げます(笑)
苦戦・・・ 2003年12月05日 | 大学院修士2年(通学) とりあえず論文の形にはなってきましたが まだ中身がついてきていません。 本当にこの時期が一番辛いです。 締め切り前… 枯渇してしまったような私の頭の中。 しぼってもしぼっても これ以上いい論が浮かばない気がして いったいどうすればいいんだろうと 思いあたる節を箇条書きにしています。 必ずみえてくると信じています。 今までもそうでしたから、 最後まで諦めないで なんとかここを切り抜けたいです。 論文を書いたことがある人なら 誰しも通る道だけれど あまりいいものではないです。 けれど、ひらめいたときは最高なんですけどね。 もうこんな時間なので また明日考えてみます。 きっと初歩的なところに、日常に ヒントが隠されているような気がします。 「みつけた!」 とここに書けるように、もうちょっと頑張ります!
悪戦苦闘* 2003年12月03日 | 大学院修士2年(通学) 修論のことで、頭がいっぱいです。 先日、またまた体調を崩してしまいました。 けれど、修論前は体調を崩す人が多いようです。 それくらい追い詰められる状況に陥るので 私の症状もごくごく普通なんだと思います。 (だからといって健康管理は無視できないんですけどね) 今書いていて、難しいなぁと思うのが 「流れ」を作ることです。 あれこれ発見はあったものの、それを一番いいたいことに持っていくためには どこに組み込めばいいのか、とても悩みます。 悩んでいても仕方がないので、まずは形を作っているのですが、どうもしっくりきません。 でも、訂正はできるので、まずは書きます。 書かないと何も始まらないんだなぁと… 今はこのすさまじい頭痛等をなんとかしたいのです。 お町やお美尾も、こんな風に言葉にできない想いを 身体表現によって伝えようとしていたのかなぁと つい作品の世界に入ってしまいます(^^; 書けば書くほど、自分が情けなくなってきますが 最後まで書き続けます!
音読 2003年11月26日 | 大学院修士2年(通学) 気がついたらこんな時間になっていました。 夜遅いのはお肌にもよくないのですが 夜の方が頭がさえるんです。 あとは、冬の夜ということで 『われから』と設定が同じなので よく、お町の心境を自分に置き換えたりして考えます。 もちろん主観的過ぎてはダメなのですが これがけっこういいヒントになったりします。 一人部屋で音読をして読むと 今までは目にもとまらなかった一文が飛び込んできたりして 行き詰ったらいつも音読です。 そして 「どうして?」 と問いかけながら、なぜこの一文があるのか? ここの箇所は何を意味しているのか? と、丁寧に精読していくと、新たな発見があったりします。 まるで迷路に迷い込んでいたところに、一筋の光がさしこんでくるような・・・ 音読は原始的な印象がありますが、これは本当に効果的です。 論文に行き詰ったら、是非試してみてください。 ハッとする発見をすることができますよ!