MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

親子のスキンシップに読み聞かせがオススメ

2015年06月17日 | 講演会や勉強会
昨日子育て関係の講演会が近場であったので、
子ども達が学校や幼稚園へ行っている間に参加してみたところ、
「親子のスキンシップには読み聞かせがいい」という話が出て、嬉しくなりました。

「絵本の読み聞かせをしよう!」という講演タイトルだったら、
読み聞かせに関心がない人は来ないと思うんです。

けれど、別の講演タイトルなのに、講演の中で読み聞かせをさりげなくすすめていると
「読み聞かせがオススメ」という印象で、抵抗なく聞くことができました。

子育て中のお母さんって、ただでさえ忙しく、
これ以上家事や育児の量を増やしたくないと思うのが、自然だと思います。

読み聞かせは絶対ではなく、親子のコミュニケーション手段の一つだと思うので、
手段の一つとして考えておくと、気持ちが楽だなぁと感じました。

専門家としての発言よりも、子どもを育てたことのある方の子育て体験談の方が、
生活に密着しており、参考になるんです。

あとは、抽象的なことに関しては、難しい言葉で説明するよりも、
目に見えてイメージしやすい例をあげてみることなども参考になりました。

講演内容もよかったのですが、講演の仕方に興味がいってしまうのは、
私に分析癖があるからでしょうか(笑)

今回の講演はたまたま隙間時間を利用して行けたので、
かまえないで気軽に聞いていたのですが、その聞き方が私にはよかったようです。

かしこまって話す(聞く)よりも、何気ない会話の中に、
読み聞かせの話題が入る方が、読み聞かせへの敷居が低く感じるのでしょう。

講演を聞いた後、聞き手に「自分は全然できていないダメ母だわ・・・」
といった印象を与えるよりも、
「今日からやってみようかしら?」といった、印象を与える方がいいです。

そこで、良質な絵本がどうこうと言われると、ウンザリすると思うので、
まずはお金をかけないで、家にある絵本や図書館の絵本などで・・・
と言ってもらえる方が、気楽さがさらに上がると思います。

そうした絵本でも、親子のコミュニケーションはとれるので。

コミュニケーションという意味では、絵本の質にはさほどこだわらなくても
いいと思うのですが、良質な絵本の絵や文は、子どもの想像力が膨らむので、
子どもの想像力などに関心がある方は、絵本の質にこだわってみるのもいいかもしれません。

世の中のお母さん(お父さん)たちが、絵本の読み聞かせを、
子育ての負担が減るツールの一つ、コミュニケーションの一つくらいに考えて、
ちょっとやってみようかなと思ってもらえると、とても嬉しいなと思いました。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ ト―ベン・クルーマン 作 /金原瑞人 訳 『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』 ブロンズ新社、2015年。
「息子のお気に入り。本の作りや絵に作者のこだわりを感じる。小学校中学年以降の、自宅での読み聞かせにおすすめ。(特に男の子)」(179/200 絵本)

★ モーリス・センダック 作 /じんぐうてるお 訳 『まよなかのだいどころ』 冨山房、1982年。
「ハッチンスやセンダックの絵本が好きな娘がよくもってくる絵本。寝る前に兄弟で楽しめる絵本。(再読)

児童書の新刊紹介で悩み相談

2015年06月12日 | 講演会や勉強会
今日は今年になって初めて、図書館主催の児童書新刊紹介(1)へ参加しました。

明日は樋口一葉研究会があるので、今日は明日に響かないよう過ごす予定だったのですが、
どうしても先日の読み聞かせボラでのモヤモヤが解消されなかったため、(2)
司書の方に相談をしてみようと思ったのです。

久し振りに図書館に新しく入った絵本を何冊か紹介してもらったところ、
「この本は今度1年生に読もう」「あの本は3年生の時がいいな」
「これは絶対息子が気に入るぞ!」と思う絵本がいくつかあり、早速借りました。

そのあと、児童書担当の司書の方に相談をしたところ、
「ここにいる方たちに聞いてみては?」と提案してくださったので、
ずうずうしくも、相談に乗ってほしいことを参加者の方々に伝えたところ、快くOKしてくれました。

先日読み聞かせボラで、科学絵本を読んでいた時に、
つい読み手である自分が、今まで絵本を見て読んでいたというのに、
同意を求めるところで、子ども達の顔をいきなり見てしまったこと・・・


みなさん私の気持ちに寄り添いながら、さまざまなアドバイスをしてくださいました。


「子ども達は意外と引きずらずに忘れちゃうかも」

「読む側は子どもの表情って記憶に残るから気になっちゃうよね」

「黒子に徹してきたら、最後まで黒子の方がいいかも」

「自然にコミュニケーションをとりながら読んでみたら違和感ないかも?」

「科学絵本っていろんな読み方ができるから、いろんな読み方があっていいと思う」

「今度は違う読み方をして、比べてみたらどう?」


参加者の方たちと話を深めていくと、私の中にあるひっかかりが取れていき、
そのかわりに、いくつもの道が目の前に広がっていくのがわかります。

一人の読み手の考えを尊重して、意見してくださっていることが、
とてもよく伝わってきて、先日子どもの本研の講座で、山の木文庫さんの荒木さんが
「スタッフとお互いを高め合う」と言っていたことを思い出し(3)
「お互いを高め合うってこういうことを言うんだ!」と実感することができました。


読みきかせの悩みは一人で抱え込まないで、
同じような境遇の仲間にできるだけ相談しよう!


自分は一人のようで、一人じゃないと思いました。

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【注】

(1)(1)月に1回、図書館に入った絵本等を司書の方が図書館利用者に紹介してくれる集まりに参加している。
最近は子ども関係のことが忙しく、なかなか参加できなかった。
過去ログ 「久し振り!児童書の新刊紹介に参加」 「児童書の新刊紹介で意見交換」 「児童書の新刊紹介での楽しみ」 等参照。

(2)過去ログ 「読み聞かせボラ一人反省会?!」 参照。

(3)過去ログ 「みなと子どもの本の学校研究会 ―山の木文庫での実践と実演」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ あまんきみこ 作・垂石眞子 絵 『わたしのかさはそらのいろ』 福音館書店、2015年(こどものとも絵本)。
「梅雨時期にピッタリな絵本。幼稚園~小学校低学年。集団読み聞かせに向いている。」(178/200 絵本)

★ とだこうしろう 『とけいのえほん』 戸田デザイン研究所、1995年。
「娘のお気に入り。時間の流れを絵を見ながら楽しめる絵本。」(再読)

降矢ななさんの講演会へ クレヨンハウス

2015年03月15日 | 講演会や勉強会
昨日、降矢(ふりや)ななさんの講演を聞きに、表参道のクレヨンハウスまで行ってきました。

娘が『めっきらもっきらどおんどん』(1)と『まゆとおに』(2)のファンなので、
これらの絵本の絵を描いている、降矢ななさんのおはなしを聞いてみたかったのです。

おはなしを聞いていて、絵本の絵を楽しみながら描いていることや、
3.11のことを忘れないように、絵を通じて世界の方々に伝えてきたことなどを聞き、
真面目で自分に素直で一生懸命な方といった印象を受けました。

けれど、雰囲気は気さくなママさんといった感じでしょうか。

こうした講演会に足を運ぶと、絵本を通じて受ける印象と、
実際の作家さんの印象は異なることもあれば、ピッタリであることもあったり、
お会いして話を聞いてみないとわからないので、とても楽しいです。

今回は講演時間が伸びてしまったため、質問タイムがありませんでしたが、
ある場合は、よく質問をします。
今回はサイン会の時に質問をしてもいいと言われたので、
質問をしたところ、快く答えていただけました。

こういった作家さんとのコミュニケーションも大好きです。

私が講演会に行った日は、子ども達に講演者の方が描いた絵本を、
お土産に買って帰ります。

そして、その作家さんがどんな話をしてくれたのか、
家族みんなと話をしながら夕食を食べる・・・

絵本作家さんの話が、家族共通の話題というのは嬉しいものです。

夫が安野光雅さんのファンなのですが、いつか安野光雅さんの講演会があったら、
夫も講演会に足を運びたいと言っていました。

いつか実現したいです。

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【注】

(1)長谷川摂子 作 降矢なな 画 『めっきらもっきらどおんどん』 福音館書店、1990年(こどものとも傑作集)。

(2)富安陽子 文・降矢なな 絵 『まゆとおに やまんばむすめ まゆのおはなし』 福音館書店、2004年(こどものとも傑作集)。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ウイリアム・ニコルソン 作/ 松岡享子・吉田新一 訳 『かしこいビル』 ペンギン社、2003年。
「絵がよく物語っているからか、3歳の娘が気に入っている。私も気に入っている、イギリスの古典絵本。」(165/200 絵本)

きむらゆういちさんの講演会

2014年11月17日 | 講演会や勉強会
半月ぶりのブログです。
最近絵本関係の勉強が全然できていないからか、
なかなか書く意欲がわいてきません・・・
あとは子育てに追われており、余裕がないのも理由の一つです。

けれど、昨日は久々に絵本作家さんの講演会に参加したので、
私が感じたことを、少し綴りたいと思います。

昨日は『いないいないばああそび』や『ごあいさつあそび』などの仕掛け絵本(1)で有名な
きむらゆういちさんの講演会に参加してきました。

きむらゆういちさんといえば、私の中ではカジュアルな絵本作家さんといったイメージが強かったのですが、
絵本の世界では、きむらゆういちと言えば、『あらしのよるに』というイメージなのだそうです。

『あらしのよるに』の絵本は知っていたのですが、書店で立ち読みしかしたことがなかったので、
今回完全版(2)の存在を知り、早速サイン本を買って読んでみました。

読んで思ったこと・・・ぶっ、文章が美しい!!

あの赤ちゃん絵本を描いているきむらゆういちさんが書いた文章?!
こんな文章を書くんだ!!とビックリ!!

絵本の『あらしのよるに』を読んだ時は、立ち読みだったからか、
そこまでググッと文章が来なかったのですが、活字メインになったら
文章のよさがグッと引き立つようになり、夢中になって最後まで読みました。

黒と白で描かれた絵もとてもよく、文章と絵のバランスがとれており、テーマもいいです。

個人的には講演内容よりも『完全版 あらしのよるに』と出合えたことが嬉しかったかも(笑)

狭いマンション住まいの我が家には、これ以上本を置く場所がないため、
本は極力買わないで図書館で済ますと、心に決めていたというのに、
やっぱり本の力に負けてしまいました・・・

けれど、それだけ力のある本だったということです。

きむらゆういちさんの講演会に行かなければ、本を買うことはなかったので、
講演会に参加して本当によかったと思いました。

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【注】

(1)偕成社から出ている仕掛け絵本。0,1,2才の赤ちゃん絵本作家として有名。
『あらしのよるに』シリーズの作者としても有名。絵はあべ弘士が担当している。

(2)きむらゆういち作 あべ弘士 絵 『完全版 あらしのよるに』 講談社、2014年。
絵本で出たシリーズが1冊の本にまとまったもの。絵本ではなく、挿絵の多い児童書。

【今日(昨日)読んだ本】

★アーノルド・ローベル 作/ 三木卓 訳 『ふたりはいつも』 文化出版局、****年。
学校で「おてがみ」を習ったからか、息子ががまくんとかえるくんにハマっている。二人の関係がなんともいえない。(84/100 再読)

★エリック・カール 作 *** 訳 『パパ、おつきさまとって!』 ***、****年
娘のお気に入り。何度読んだことか。パパにお月様をとってもらいたいそうな。(85/100 再読)

きむらゆういち作 あべ弘士 絵 『完全版 あらしのよるに』 講談社、2014年。
7つの流れのあるおはなしが、一つの本にまとめられている。小説のような感覚で読める。大人が読んでも。(27/50 児童書)

久し振り!児童書の新刊紹介に参加

2014年06月13日 | 講演会や勉強会
今日は3ヶ月ぶりに、児童書の新刊紹介の集まり(1)へ行ってきました。

絵本の表紙を見た時と、中身を読んでもらったときとでは、印象が大きく変わるので、
できるだけその場で読んでもらうよう、お願いしています。

その場で黙読すると、どうしてもパラパラ見るだけになってしまい、
絵本を読んでもらったときの、あの面白さを味わうことができません。

なので、気になる絵本は、借りて家でじっくり読み、
読み聞かせボラの時に子ども達の前で読むなどして、
その絵本の存在を、子ども達に知ってもらうよう、心がけています。

今回は、こどものとも700号記念コレクション(3)が多かったので、
古典的な絵本がかなり出揃っていました。

あとは、海外の翻訳絵本などもおすすめです。
日本の絵本は出尽くした感が強いですが、
海外の作品は、翻訳するという時点でかなり厳選されるので、
わりと良質なものが多いです。

海外の絵本は、高学年の子が読むのにふさわしい作品も多いので、
日本でも、そうした絵本が多く出版されるといいのになと思います。
日本だと、絵本は小学校低学年くらいまでのイメージが強すぎるので、あまり出版されないのかも。

こうした集まりに出るようになってから、図書館員の方と仲良くなり、
気軽に新刊絵本について、意見交換をするようになりました。

以前は図書館員と利用者という関係だったというのに、
最近は地域の子ども達に、どんな本を届けたらいいかを、一緒に考える仲間のようです。

図書館に、こんな読書活動をしてもらえないかという要望も伝えやすく、
要望が実現したこともいくつかあります。
やっぱり思っているだけでなく、声に出して伝えることは大事です!

地域の図書館へ行くと、いろいろな図書館員の方に声をかけてもらえるようになり、
自分の顔が意外と知られていることに、最近気が付きました。

絵本と関わっていたら、いつの間にか、力になってくれる人が集まってきた・・・

そんな感じすらします。

子どもの本と関わる活動を、これからもしていこう!

そう、強く思ったのでした。

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【注】

(1)月に1回、図書館に入った絵本等を司書の方が図書館利用者に紹介してくれる集まりに参加している。 
過去ログ 「児童書の新刊紹介で意見交換」 「児童書の新刊紹介での楽しみ」 等参照。

(2)絵本の表紙が見えるように飾っておくこと。

(3)福音館書店が出している月刊予約絵本が、2014年7月号に700号を迎えたことを記念し、一部の過去の作品が、ハードカバーで出版された。

【今日読んだ本】

★ ほりうちせいいち 作・絵 『おおきくなるの』 福音館書店、2004年(こどものとも700号記念コレクション20)。
「シンプルで色使いが美しい絵。絵を読むのが好きな2~3歳児におすすめ。ボラでもOK!」(132/200 絵本)

★ 福田幸広 写真・ゆうきえつこ 文 『ねむいんだもん』 そうえん社、2014年。
「動物の寝顔の写真はとてもいいが、文章が若干物足りない。動物好きな子におすすめ。」(133/200 絵本)

林真理子 特別講演 「小説を書く時間」

2014年04月23日 | 講演会や勉強会
今日は子どもの読書活動推進フォーラムで、
作家の林真理子さんの講演があったので、行ってきました。

林真理子さんの娘さんが本を読まない話題で盛り上がり、
作家の娘で、小さいころから読み聞かせをしていても、
子どもが本好きになるわけではない現実を知り、なんだか肩の荷が下りました。

「子どもに読み聞かせをしましょう!」といったことを語られるより、
悩んでいることを語られる方が、「有名な作家さんでも育児に悩んでいるんだな~」
と思うと、林真理子さんも作家でありながら、母親なんだと再認識させられ、
勝手に「わかります~!」といった、仲間意識を持ってしまいます。

私だけじゃないんだと思うと、すごく気持ちが楽になるのです。

けれど、育児でクヨクヨするので終わらせずに、
悩みを小説のネタにしてしまうのだから、さすがです。

長続きする仕事は、快感がないと続かないとおっしゃっており、
読み聞かせボラで言うなら、子どもが絵本とつながった時など、
快感だよなぁと思いながら、講演を聞いていました。

では、毎日のように更新しているブログを書くことで、
どんな快感が得られるかを考えてみました。

やっぱり読者の方から「私も読み聞かせしています!」「いつも読んでいます!」
「いい刺激を受けています!」などといった意見をもらったときでしょう。

自分が書いたものが、人の原動力や楽しみになっていたら、嬉しくありませんか?

私は神様ではないので、やっぱりそうした声は励みになります。
コメントがなくても、ランキングで応援してもらったりすると、
こんなマニアックなブログを応援したいと思ってくれる人がいるなんてと思うと、
嬉しくなるんです。

コメントやランキングを上げることが、ブログを書く目的じゃないのですが、
周囲の応援や心の支えになっています。

子どもへの読み聞かせだって、コンスタントにやったところで、
目に見えた効果が出てくるかといったら、かなり疑問ですが、
もともと効果のようなものを求めていないですが
読み聞かせを通じて、子どもと通じ合えた瞬間は最高です!!

あの瞬間が忘れられなくて、読み聞かせをしているといってもいいくらいで、
親が楽しいから絵本を読んでいるぐらいが、ちょうどいいと思いました。(1)

最近は息子の読書について、悩むことが多かったのですが、
今日の林真理子さんの講演から、いいヒントを得ることができたので、
参加してよかったです。

自分が心の底から「楽しい!!」「やりがいを感じる!!」
と思うことは、今後も気長に続けていこうと思いました。

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【注】

(1)過去ログ 「今は親子で本を楽しめたら、それで十分」 参照。

【今日読んだ本】

★ 得田之久 文・織茂恭子 絵 『かくかくしかく』 童心社、2009年。
「四角が何かに変身する。1月や5月の幼児向けのおはなし会に。シリーズ本。」(78/100 絵本)

中川洋典 作・絵 『きいてるかいオルタ』 童心社、2013年。
「絵がとてもいい。これを読むと自分を変えることができる気持ちになる。」(79/100 絵本)

得田之久 文・織茂恭子 絵 『まるまるころころ』 童心社、2007年。
「まるが何かに変身する。春の幼児向けのおはなし会に。おそらくシリーズの中で一番人気かと。」(18/100 再読)

中川ひろたか 文・奥田高文 写真 『てんとうむし ぱっ』 ブロンズ新社、2009年。
「しゃくとりむしの手遊びの前に読むことの多い写真絵本。赤ちゃんもOK!」(19/100 再読)

ささめやゆきさんと中澤晶子さんの講演会へ クレヨンハウス

2014年03月15日 | 講演会や勉強会
今日は児童書専門店、クレヨンハウス主催の
絵本作家のささめやゆきさんと、作家の中澤晶子さんの講演会に行ってきました。

いつもなら作家さんたちの代表作を図書館で借り、読んでから参加するものの
今週は目先の予定をこなすので精一杯だったため
クレヨンハウスの書店で、講演前に絵本を何冊かじっくりと読み、気になるものを購入。

毎回サインしてもらう絵本は1冊まで!と決めているのですが
今回は講演後にやっぱりもう1冊買いたい気持ちが強くなり
結局2冊絵本を購入してしてしまいました。

他に買おうと思っている絵本があるというのに、講演会で出会った絵本は
ついつい優先して買ってしまう癖があります・・・

しかし、講演会に参加したときに紹介してもらった絵本を家で手に取ると
講演会の時に話してくださった製作エピソードなどを思い出すので
本が増えるのは承知で、できるだけ買うようにしているのです。

さて、今回の講演会についてですが、恥ずかしながら、
ささめやゆきさんのことも中澤晶子さんのこともよく知りませんでした。

しかし、講演を通じて中澤晶子さんは知的なキャリアウーマンで
働きなが文章を書いてきた方の魅力を感じ取ることができましたし
ささめやゆきさんは、一見ボーっとしているおじさんのようで(失礼!)
実は絵に対する強い思いや、こだわりをもった画家さんだということがよくわかったので
講演会に行った甲斐がありました!

特に、まどさんの詩を絵本にした『くうき』(2)の絵では
ささめやゆきさんは目に見えない空気をどう描けばいいのか悩み
完成までに5年もの年月を費やしたそうです。

絵本画家が詩や文の世界観を大切にしながら
絵本の絵を描くことは、とても大変である反面、
非常に遣り甲斐のある仕事であることも伝わってきて
自分の魂を込めて絵本を作っているのだなと改めて思いました。

クレヨンハウスの講演会は当日券だと2,500円かかるのですが
これに交通費も書け、絵本も買うとなるとかなりお金がかかります。

なので、私は講演内容をしっかり自分の中に取り込むために最前列に座り
質疑応答は出来る限りするようにしています。
講演を聞いて、疑問に思ったことなどをそのままにしておきたくないので。(1)

講演を聞いて終わりだと、そこで終わってしまいがちですが
講演者が紹介してくださった作品や、好きな作家さんなどの本を読むと
私の中の児童文学の世界が広がっていきます。

せっかく貯めてきた自分のためのプライベート貯金も
絵本関係の勉強でビックリするほど消えてしまうのですが
私の心を豊かにしてくれますし、将来やりたいことに繋がっていると思うので
しばらくは投資だと思って、自分のお金は勉強費用にあてる予定です。

今年度の絵本関係のイベントはこれでおしまいなので
残りの二週間は地味に勉強をしながら、家族との時間を大切に過ごそうと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「講演会や勉強会で質問をすること」 参照。

(2)まど・みちお 詩/ささめやゆき 絵 『くうき』 2011年、理論社。まどさんの「空気」という詩を絵本化したもの。

【今日(昨日?)読んだ本】

石津ちひろ 文・ささめやゆき 絵 『あしたうちにねこがくるの』 講談社、2000年。
「読んでいてワクワクする。読み聞かせボラ低学年向き。」(25/100 絵本)

まど・みちお 詩/ささめやゆき 絵 『くうき』 2011年、理論社。
「世界観を感じるまどさんの詩。詩と絵のバランスよし。中高学年向き。」(26/100 絵本)

丘修三 作・かみやしん 絵 『風にふかれて』 偕成社、1988年。
「『ぼくのお姉さん』の続きのような感覚で読める。人の冷たさも温かさも感じる。」(7/50 児童書)

児童書の新刊紹介で意見交換

2014年03月15日 | 講演会や勉強会
今日は2ヶ月ぶりに、児童書の新刊紹介へ行ってきました。(1)

今回は図書館に入った絵本も、参加人数も少なかったのですが
そのおかげか、参加者の方たちとの意見交換が盛り上がりました。

表紙を見ただけでは手に取ろうと思わない絵本も
ブックトークをしてもらったり、読み聞かせをしてもらうと
だいぶ印象が変わり、読んでみようという気になります。

なので、
「この本の中にはこんな楽しい内容が詰まっているんだよ!」

ということを子ども達に紹介していくためにも
大人が絵本等について勉強する場が必要だと思いました。

自分はさほど興味を示さなかった絵本でも
人の意見を聞くと、なるほど~と思うこともあり
人によって感じ方は違うのだなと改めて感じるので面白いです。

だいたい集まってくるメンバーは、絵本のことがとても好きで
子どもと絵本を結ぶイベントなどを大切にしている方達が多く
私では思いつかないようなイベントを企画されていたりして
自分も息子の学校の友達とやってみたいなと思うことが多いです。

やっぱり仲間から受ける刺激は大きいです。
勝手に参加メンバーを絵本仲間だと思い込んでいますが
きっと参加している方も、同じように思ってくれているじゃないかな。

そんな新刊紹介をいつも楽しみにしている私ですが、この会とは別に
私自身が絵本を読んでもらうことを、楽しむ機会を作れたらいいなと思っています。

新刊紹介はあくまで絵本の紹介の場なので、読み聞かせを楽しみながらも
この絵本は読み聞かせボラ向きか?自宅向きか?何歳ぐらいに向いていそうか?
と、頭の中で考えてしまうことが多いので・・・

それにはやっぱり図書館主催のおはなし会などに子どもと足を運んで
一緒に絵本を楽しめたらいいなぁと思います。
おはなし会に行くと親の私も癒されるので・・・

娘が保育園に行くようになってからは、おはなし会に行けなくなってしまいましたが
来年度はおはなし会のある日は、保育園を遅刻してでも
親子で参加したいと思います。
娘が通っている保育園は認可ではないので、就労が通園のための条件ではないため、こうしたことが可能なのです。

昨年度は娘とよく図書館のおはなし会に足を運んだのですが
今年度から保育園に通い始めたので、なかなか親子で足を運ぶことができませんでした。

なので、来年度は時間をみつけて娘と一緒に
図書館のおはなし会に足を運び、親子で絵本を楽しむ時間を作りたいです。
親子でおはなし会に足を運べるのも、あと少しだと思うので・・・

新刊紹介に足を運ぶことで多くの発見があったので
来年度も引き続き参加していきたいと思います。

お忙しい中、準備をしてくださる司書の方や
企画をしてくださる地域の児童書好きの方々に感謝です!

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【注】

(1)月に1回、図書館に入った絵本等を司書の方が図書館利用者に紹介してくれる集まりに参加している。過去ログ 「児童書の新刊紹介での楽しみ」 「児童書の新刊紹介に参加」 「図書館主催の新刊紹介へ」 参照。

【今日読んだ本】

ごんもりなつこ 作・絵 『なのはなみつけた』 福音館書店、2009年(かがくのとも傑作集)。
「4月の読み聞かせボラでおすすめ。何気ない菜の花への関心が高まる絵本。」(22/100 絵本)

伊沢正名 写真・文/山口マオ 絵 『うんこはごちそう』 農山漁村文化協会、2013年。
「着眼点面白く興味深い絵本だけれど、文章がイマイチ。」 (23/100 絵本)

福地伸夫 作・絵 『ぱかぱか』 福音館書店 2014年(0.1.2.えほん)。
「乳幼児のおはなし会に。音、リズム、絵、どれをとっても素晴らしい。」(24/100 絵本)

誕生50周年記念 ぐりとぐら展 銀座松屋

2014年03月06日 | 講演会や勉強会
先日銀座松屋でやっている「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」へ行ってきました。



昨年夏に渋谷でやっていた、レオ=レオニ展へ行ったとき
ものすごい混みようで大変だったため、今回は平日をチョイス。
それでも混んでいました。子連れ、文庫の人、デートと、幅広い年齢層に人気があるのは、ぐりとぐらだから!

ぐりとぐら関係の絵本の原画がどうしても見たくて行ったのですが
やっぱり原画はよかったです!!

絵の具のにじみ具合や、細かい植物や料理も丁寧に書かれてあり
絵本と比べると、断然原画の方が色の濃淡などもキレイでした。

絵があまり変わっていない印象を受けていたのですが
最初の頃より最近の方が、服のデザインが凝っていたり
絵を描くのに余裕がてきた感じが、2000年代の作品から伝わってきました。

中川李枝子さんも山脇(大村)百合子さんも、石井桃子さん(1)から多くのアドバイスを受けたようで

なるほど!!あの文章は石井桃子さんの影響か!!

と、妙に納得してしまいました。

宮崎駿さんとの対談も、一部映像で流れており
あの宮崎駿さんも、中川李枝子の発想に驚かれており
保育現場を知る人の考え方というのは子ども目線で素敵だなと思いました。

そう、このお二方の作品は子ども目線で子どもの世界を描いているので
児童書なんかはとても読みやすいです。

元気な男の子が出てくる作品は、男の子の共感を誘いますし
いたずらを肯定している作品も多く、安心して読めますし、
子ども達は「自分は愛されているな」と感じることができます。(2)

そして、会場でぐりとぐら誕生50周年を記念して発売された
『てんじつき さわるえほん ぐりとぐら』(3)があったので
早速触ってみたところ、あまりの出来のよさに感動!!

絵の位置や大きさなど、読み手のことを考えて作られた、さわる絵本なのですが
今まで図書館でふつうの『ぐりとぐら』の絵本に点字シールを貼った絵本を
見たことがありましたが、絵はわかりませんでした。

しかし、この絵本の登場によって、今までぐりとぐらがどんなのねずみなのか、
わからなかった人たちが、ぐりとぐらに出合える!!と思いました。

卵は実際の絵本寄り大きく、カステラのふっくら具合も手で触って分かります。
ぐりとぐらは、服のデザインで違いが分かるようになっており
作者の読者に対する愛が伝わってきました。

原画展に行けそうな方は、ぜひ足を運んでみてください。
絵本では伝えきれなかった絵の美しさを、原画で確認することができますから!

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【注】

(1)戦後の日本の児童文学に大きく貢献。児童書の翻訳、研究、作家として活躍。日本の児童文学を語る時に欠かせない人。
翻訳は特に素晴らしく、絵本では『ピーターラビットのおはなし』『ちいさいおうち』『100まんびきのねこ』などを訳している。1907年~2008年。

(2)中川李枝子作、大村百合子絵、子どもの本研究会編集 『いやいやえん』 福音館書店、1962年。中川李枝子作、山脇百合子絵 『けんた・うさぎ』 のら書店、1986年。など、他にもコンビで書いている児童書が多数ある。

(3)中川李枝子作、山脇百合子絵 『てんじつき さわるえほん ぐりとぐら』 福音館書店、2013年。
点字だけでなく、ぐりとぐらやたまごの絵なども、透明な樹脂インクで盛り上げて印刷されている。

【今日読んだ本】

かこさとし作 『どろぼうがっこう だいうんどうかい』 偕成社、2013年。
「『どろぼうがっこう』を読んでから。面白いけれどイマイチ?」(6/100 絵本)

かがくいひろし作 『だるまさんが』 ブロンズ新社、2008年。
「2歳からでも遅くない。幼稚園での読み聞かせにも。」(7/100 絵本)

ニコラス・オールドランド作、落合恵子訳 『せかせかビーバーさん』 クレヨンハウス、2012年。
「ひょんなきかっけで人は見方が変わる!ハッピーエンドにほっこり。」(8/100 絵本)

岸田衿子作、中谷千代子絵 『ジオジオのかんむり』 福音館書店、1978年。
「このコンビ好き。ジオジオの晩年の人生がいいものでよかった。」(9/100 絵本)

絵本の勉強は家族の理解あってこそ2 学び続けるために

2014年02月16日 | 講演会や勉強会
今日も一日子どもの世話、家事、看病続きでした。(1)

夫のインフルエンザをもらわないよう、手洗いを徹底して家事をしてきましたが
それにお腹を壊している娘の世話も加わり(ベタベタ汚し、おむつも大変なことに)
手がガサガサで痛いです・・・

おはなしの練習は看病の期間は諦めました。(2)
ここで無理して頑張って練習をすると
体調を崩して夫のインフルエンザをもらってしまうと思ったからです。

ストーリーテリング講座での発表は、1週間遅らせてもらうことに決めました。

すべてのことを期日までにこなしたい気持ちはありますが
遅らせても大丈夫なものに関しては遅らせ、最優先すべきことに専念します。

私が今、絵本関係の勉強でお世話になっているところは
勉強している内容が内容だからか、子供優先という空気が流れており
家族を優先してOKという場所が多く、非常にやりやすいです。

「家事や育児をしながら、できる範囲内でやる」

というのが私の勉強に対するモットーです。

今まで、できる範囲を超えてでもやろう!とチャレンジをしてきたのですが
無茶をし過ぎると、私の場合、どうも長続きしません。

私が土日に外で絵本関係の勉強をするときは、夫に子どもを預けることが多いだけに
平日に家事や育児をこなすなりして、家庭に還元をしていないと
協力を得ることは難しいのです。

双方の親の協力に関しても、普段から気軽に子どもの世話を頼んでいると
ここぞというときに協力してもらえません。

先日ストーリーテリング講座の先生も
「夫の機嫌を損ねないようにやってきた」とおっしゃっていたので
やっぱり家庭とのバランスはぶつかる壁なのだと思いました(笑)

今回夫の看病は、絵本の勉強が中止になることが多かったですが
今後自分が絵本の勉強を続けていくために
自分はどういった点に気をつけていくべきかを
改めて考えさせられるきっかけとなったのでよかったです。(3)

「人生に無駄なことは何もない」と改めて感じました。

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【注】

(1)ここ数日、夫のインフルエンザの看病を続けている。

(2)過去ログ 「おはなしの言葉が沸き出てきた!」 参照。

(3)過去ログ 「夫の看病に専念」 「絵本の勉強は家族の理解あってこそ1 家族は大事」 「松岡享子さんの講演会が中止に・・・」 参照。

松岡享子さんの講演会が中止に・・・

2014年02月15日 | 講演会や勉強会
今日は先日からずっと行きたいと思っていた講演会が雪のため中止になりました。(1)
夫の体調も気になっていたので、ちょうどよかったと思う反面
この方の講演会に足を運ぶ機会が今後あるだろうか・・・
という気持ちにもまりました。

どうしてそこまで今回の講演会にこだわっていたかというと
絵本やおはなしの世界で有名な、東京子ども図書館の理事長をなさっている松岡享子さんの講演会だったからです。

松岡享子さんの本は何冊も読みました。
本を読んでいて思ったのは、絵本よりもストーリーテリング(おはなし)寄りな方で
『番ねずみのヤカちゃん』(2)や『あたまをつかった小さなおばあさん』(3)など
非常に語りやすい訳をされています。
絵本だと、林明子さんが絵を描かれている『おふろだいすき』の文章を書かれています。(4)

「あぁ!あの動物達と男の子がお風呂に入る黄色い絵本ね!」

と思った方、そうです!あの絵本の文章を書いた方です。

今、私はおはなしの勉強をしているので
松岡享子さんが書いた『お話を語る』(5)がおはなしを語る励みになっています。

抽象的な部分をわかりやすい例を挙げて書かれていて
ボキャブラリーのすばらしさに感動しました。

そんなわけで、松岡享子さんの講演をとても楽しみにしていたわけです。

残念ながら、代わりの日に講演をすることはなく
今回の講演は流れてしまったのですが
別の機会をみつけて絶対に講演会に足を運びたいと思います。

憧れの方の、生の講演を聞いてみたいのです。
今後、講演を聞くチャンスがありますようにと思わずにはいられません!

絵本の翻訳や児童文学を研究されている方で
私が好きな方は石井桃子さん、瀬田貞二さん、松岡享子さんなので
今もお元気でいらっしゃる松岡享子さんの生の講演を聞いてみたいです。

今年度は絵本関係の講演会や勉強会に力を入れてきましたが
来年度は東京子ども図書館などの施設にも足を運んでみようと思っています。

とまぁ、松岡享子さんの講演会があることは以前から夫に伝えていましたが
それが今日だったということは、すっかり忘れていたようで
私がこんな思いを巡らせていたことなど、全く気付いていませんでした。
ちょっとぐらい気づいてくれてもいいのにと思いましたが・・・

けれど、夫の熱もかなり下がり、食欲もわいてきたので
もうひと踏ん張りというところです。

さまざまな事情により、思うように都合がつかないことも多いですが
気長に絵本やおはなしの勉強を続けていけたら・・・と思います。

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【注】

(1)過去ログ 「夫の看病に専念」 「絵本の勉強は家族の理解あってこそ」 参照。

(2)リチャード・ウィルバー作、松岡享子訳、大社玲子絵 『番ねずみのヤカちゃん』 福音館書店、1992年。少し長めの絵本。文章はおはなしがベースになっている。

(3)ホープ・ニューウェル作、松岡享子訳、山脇百合子画 『あたまをつかった小さなおばあさん』 福音館書店、1970年。児童書。ストーリーテリングでよく語られる作品。

(4)松岡享子作、林明子絵 『おふろだいすき』 福音館書店、1982年。

(5)松岡享子 『たのしいお話 お話を語る』 日本エディタースクール出版部、1994年。ストーリーテリング(おはなしを)どう語るかを具体的に書いている、おはなしを語るための参考書。

絵本の勉強は家族の理解あってこそ1 家族は大事

2014年02月14日 | 講演会や勉強会
私の住んでいる地域は、今日一日ずっと雪が降っていました。

昨日に引き続き、インフルエンザで寝込んでいる夫のご飯等を用意していたのですが(1)
昨日も今日もおじやをリクエストを毎食リクエストされたので
やっぱりまだ体がダウンしているのだなぁと思いました。

もし、夫の体調がよくなってきたら
ずっと楽しみにしてきた、明日の絵本関係の講演会に
足を運びたいと思っていたのですが、ちょっと難しいかな・・・

ちなみにその講演会の会場に今日問い合わせをしたところ
親子席なら子どもが泣いても大丈夫なので
2歳のお子さんと一緒でも気にしないで来てほしいとのことです。

小1の息子に相談したところ

「俺が家にいるから行ってきなよ」

と言ってくれました。

息子の頼りがいのある発言にビックリ!!

私が絵本の勉強をしているのを知っているので
行かせてあげたいと思ってくれたのかもしれません。

もし行く場合は、夫と息子が3時間くらい留守番、し私と娘が講演会に行くことになりますが
最終的には明日の夫の体調や本人の気持ちなどを聞き、総合的に判断するつもりです。

どちらにしても、息子の発言のおかげで
参加できなかったとしても、参加できたような気持ちにさせてもらったので
なんだか気持ちがすっきりしました。

最近、私がこうして絵本関係の勉強ができるのは
家族の理解や協力があってこそなんだなと思わずにはいられません。

これからも勉強を続けていく以上、自分の意見を無理矢理押し通すのではなく
家族の理解を得て決めていきたいと思います。

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【注】

(1)前日の記事、過去ログ 「夫の看病に専念」 参照。

児童書の新刊紹介での楽しみ

2014年01月10日 | 講演会や勉強会
半年前から月一で参加している、児童書の新刊紹介へ行ってきました。

毎月この日をとても楽しみにしています。
すっかり図書館の方や参加メンバーにも顔を覚えてもらい
意見交換も気軽にできるようになりました。

この会でいつも紹介を楽しみにしている絵本と言えば
なんといっても写真絵本です。

それまではあまり写真絵本に興味を持っていなかったのですが
今年の夏くらいに日本子どもの本研究会の勉強会で
昆虫などの写真絵本の存在を知ってから、すっかり虜になってしまいました。

ただの写真ではなく、写真が絵本の絵のように物語っています。
また、写真に添えられた文の美しいこと!
写真絵本は図鑑の延長ではなく、文学として成り立っていることにも気付かされました。

私は小学校では1,2年生の子に絵本を読むことが多いので
そのくらいの学年の子が興味を持ちそうな絵本を
新刊紹介で探し、読み聞かせボラの時に読むようにしています。
物語の要素が強い絵本を1冊、写真絵本などの科学絵本を1冊という組み合わせで読んだりすることが多いです。

こうした新刊紹介で得た知識を、学校や家庭で使って活かすことができるので
私は恵まれた環境にあるなと最近感じています。

今年もたくさんの絵本に出合って、子ども達に読んで紹介をしていきたい!

そう強く思いました。

児童書の新刊紹介に参加

2013年12月13日 | 講演会や勉強会
毎月図書館で行われている児童書の新刊紹介に今月も行ってきました。

今年、日本絵本大賞をとった、ミロコマチコ著の『オオカミがとぶひ』があり
手に取って読むことができました。

参加していたメンバーと

「この絵本は絵がいい!遠目で見ても絵がよくわかる」

「自分で読むより読んでもらう方がいい絵本だね」

「なんだか長新太の絵本と雰囲気が似ているね」

などと話していました。
こうした議論ができるのも新刊紹介のいいところです。

頭の固い大人だと「なんだこりゃ?」と思うかもしれませんが
子どもはすんなりこの絵本の世界を楽しめそうな気がします。
子どもの頭の中の世界が広がっている絵本なので。

このような勉強会を定期的に開催していただいて、とても助かっています。
日本子どもの本研究会でも新刊紹介があるのですが
そちらは本を厳選し、深くその本の特徴を語るのに対し
こちらは年齢の幅やジャンルが広く、かなりの冊数を紹介してもらえるので
最近出た絵本を幅広く知るのには向いています。

やはり勉強をする場があるというのは
読み聞かせをする者にとっては助かります。

今日はシリーズ絵本の新しいものが何冊か入っていたので
今度絵本を読んだ時は同じシリーズの絵本も持参しようと思いました。
せっかく図書館司書の勉強をしてきたのですから
図書館を利用するためのしかけを、絵本を読むときに作るよう心がけています。


ちなみに、息子には日本絵本大賞をとった『オオカミがとぶひ』は
イマイチだったようですが、借りてきた乗り物が出てくる新刊は
(たしろちさと著『まちのじどうしゃレース』)
喜んで寝る前に私のところへ持ってきました(笑)

竹内通雅さんとこしだミカさんの講演会へ

2013年12月07日 | 講演会や勉強会
今日はクレヨンハウスで行われた竹内通雅さんとこしだミカさんの
対談形式の講演会に行ってきました。

我が家には竹内通雅さんが絵を描いた
『エライエライ!』(ますだゆうこ文)という絵本があるのですが
初めてこの絵本を見た時は、絵が強烈過ぎてちょっと苦手意識が働き
なんとなく好きになれず・・・(竹内通雅さん、スミマセン!)

なので、今回の講演会で竹内通雅さんのことを知ることができたら
絵への印象も変わるかもしれないと思っていたところ
案の定、人柄と絵が一致し、なんだか絵をすんなりと受け入れられるようになりました。

また、作品ができるまでの裏話なども楽しもので
そうしたことを知っているのと知らないのとでは
作品への印象も異なってくるでしょう。

私はそうしたエピソードを知っている方が作品がより面白く感じるので
できるだけ聞く機会を作りたくて
こうした講演会に参加するようにしています。

こしだミカさんが絵本作家としてデビューをしたが
40代過ぎだったというのも、講演会で初めて知り
「私もまだまだこれからだわ!」と思ってしまいました(笑)

クレヨンハウスの子どもの本の学校(講演会)は、聴講するのに当日券2,500円、
それに交通費やらもかかり、かなり出費が出てしまうのですが
いろいろな作家さん、そして作品を知るいい機会になっています。

これらを知識として寝かしておくのでなく
使って活かすことが、今の私のテーマです。