MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

片付けても片づけても散らかる絵本リビング・・・

2020年04月30日 | 絵本とシンプルライフ
子どもの学校が休校に入ってから、もうすぐ2ヶ月が経ちます。

私は純粋な春休み期間は仕事が休みだったのですが、休校期間中も出勤している日があるので、
週に何回か勤務校で仕事をしています。

だからか、私が家にいない日は、家に一日いる娘や息子が、家じゅうで遊ぶため、
帰宅すると、床の上には絵本やらおもちゃが散らばっています・・・

この休校期間中も、キレイな家をキープしているお宅もあるようですが、
我が家はかなりゴチャゴチャ・・・

その理由を少し綴りたいと思います。


絵本棚の上でお人形さんごっこをする娘。床でなく、絵本棚の上をお人形さんの家にした。

いつもリビングの床などにタオルハンカチなどを敷き、ぬいぐるみの部屋を作る娘。
床に部屋を作ると、掃除機がかけにくいからという理由で、
絵本棚の上に、お人形さんの家を作ってもらうことにしました。

画像のように、絵本棚の上で、お人形さんと遊ぶようになり、
これで床が散らからないと思っていたのですが、
数日後・・・絵本リビングの隣の和室にお人形さんの部屋ができており、布団まで敷いてありました。

「ここは通り道だから、お人形さんのお部屋は作らないでほしいの。
 和室でも、こっちの端っこなら通らないから、ここならおうちを作っても大丈夫だよ」

と伝えるものの、おうちを作った場所が気に入ったようで、移動しません・・・

そうそう、この間リビングの端っこに、自分のコーナーを娘は作っていました。


詳細は「絵本リビングに娘のコーナーを」参照。

娘にとって居心地のいい場所ができてよかった!

と思った数日後、ノマド(遊牧民族)な娘は、リビングの別のところで勉強をしていました。
そして数日後には、絵本リビングの横の和室のすみっこに、自分で勝手に小さな家具で囲いを作り
そこを自分のコーナーにしてしまいました!

以前絵本リビングに作った、娘のコーナーはもういらないと言われました・・・

重たい絵本棚を移動して娘のコーナーを作ったというのに、こんなもんです(泣)

その日の気分で、息子の机で勉強をしたり、リビングや和室の床で工作をしたり、
片付ければいいのですが、散らかしたまま・・・

ここで、しっかりしたママさんは「次に遊ぶおもちゃを出すなら、今まで遊んでいたおもちゃを片付けようね」
と声かけをして、片づけるよう促すのでしょうが、それがうまくいかない子もいます(泣)

「明日も続きをするから、このままにしておいて!!」

と言うこともザラで、数日に1回、思い切って掃除機をかけるのですが、
それでも学校が休校になってからは、床や畳の上に何も置いていない状態が続いたことはありません。

片付けないだけであって、それだけ楽しく遊んでいる証拠でもあるのでしょうが、
決められた場所で勉強をしたり、遊ぶのが嫌な子もいるのだなぁと思いました。

この間、木の箱にしまっておいた、学校の教科書や問題集が、
床に散らばっているので、どうしたのかと思ったら、
木箱を遊びぶのに使いたくて、教科書等を木箱から出して床にバサ~ッ!と出してしまったようです。

洗って畳んだ洗濯物を入れているバケツがひっくり返され、
洗濯物はぐちゃぐちゃになり、バケツが遊び道具になっていることもしばしば・・・

子どもはよさそうなものを見つけて、うまく遊ぶ天才だと思うのですが、
遊びの天才がいる限り、絵本リビングも和室も、片付かないのかな・・・と思います。

学校などがあれば、家で過ごす時間も減るので、こんなに散らからないのですが、
今は家にいる時間が長いので、散らかり具合が半端ないです。

シンプルライフが好きな私としては、不要なものは処分してしまいます。
娘の物は私が勝手には捨てませんが、こちらが「この絵はいる?」と聞き
「いらない」と娘が言ったら、潔く処分するなども、コンスタントにしています。

段ボールや古紙などもマメにリサイクルに出しているのに、この物の量・・・

2年くらい前は、絵本が多いながらもリビングはすっきりしていたのに・・・

まぁ、私が司書として働き始めてから、掃除の回数が減ったことも散らかりの原因ですし、
娘の遊ぶエリアが広がり、工作だの人形遊びだのを、床や畳でやり出して、
明日もそのままというのが増えたのも、原因の一つです。

でも、何でもかんでも片づけたらいいのか?考えさせられます。
正直言って、遊ぶ場所は、人が歩かない場所に移動してほしいですが、
娘には娘の世界があり、自分で作ったものは大切なものなので、
簡単に親が壊したり、片付けさせてしまうことが、果たしていいのとなのか・・・

そんなわけで、なかなか絵本リビングも隣の和室も片付かない我が家ですが、
和室で遊びたいときもあれば、リビングで遊びたいときもある、
そんな娘の気持ちに寄り添いながら、お人形さんのお部屋の場所を、
もう少し人が歩かない場所に引っ越してもらえないか、相談してみようと思います。

【今日(昨日)読んだ本】

R・クラウス『オリバーくん』 ほるぷ出版
エゴン・マチーセン 作/松岡享子 訳『さるのオズワルド』 こぐま社
モーリス・センダック 作 『まよなかのだいどころ』 冨山房

「3冊とも娘が寝る前に持ってきた絵本。小3になっても絵本を読んでほしいときがあるのだなと思った」

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休校中、不安定な娘が笑顔になった理由は・・・

2020年04月20日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
新型コロナウイルス感染拡大防止による小学校の休校も、
早いもので夏休みを超える長さとなりました。

体を動かすのが大好きな娘にとって、家の中での生活はつらいようです。
お友達と遊びたいけれど、症状がないだけで、どちらかが感染している可能性もあるので、
いくら外とはいえ、休校になってからは、友達とは遊ばせていません。

私の仕事が休みの日は、時々一緒に散歩をするのですが、
散歩では遊んだ気分にならないようです。

中学生のお兄ちゃんと家の中で遊んだりもしますが、
それだけでは物足りないようです。

外で遊ぶことが減り、体力が有り余るようになり、
最近では、寝る時間になっても、なかなか眠れないようで、
寝室からリビングにやってきて「眠れない」と言ってくる日も増えました。

昨夜は娘が寝る前に寝室へ行くことも嫌がりましたが、何とか寝室へ連れて行き、
寝室でお話しをしていたとき、いつも読んでいる本の続きを読んでみました。

最初は落ち着かなかったのですが、本の世界に入ったのがわかり、
きりのいいところまででおしまいの予定でしたが、2章続けて読んだところ、

「続きも読んで!!!」

と言い出すほど。

さすがに遅い時間になっていたので「続きは明日ね」と伝え、
私自身も布団に横になり、娘が寝付くのを待ちました。

翌日、娘は朝から不機嫌で、起きてもすぐ寝室に戻ってしまいましたが、
「そろそろ起きよう」と声をかけると
「本の続き読んでくれるなら!」と言いだしたのです。

朝から本を読むことはまずないのですが、私に甘えたかったのでしょう。
本の続きを嬉しそうに聞いていました。

そして聞き終わったあと、

「ホットケーキ焼くけれど、食べる?」

と私がきいた時は、すっかりご機嫌になり、ホットケーキが焼けるのを、
今か今かと待っていました。

本当は家にあったパンで朝ご飯を済ませたかったのですが、
ホットケーキを焼くことで、朝からワクワクする雰囲気を作りたかったのです。

最近は朝起きるのが遅くなってきた息子も、ホットケーキにつられて起きてきました。

私がホットケーキを焼いている途中に

「やけたなぁ~」

と娘に聞くと

「まぁ~だまだ!」

と娘は言い返してきました。

『しろくまちゃんのほっとけーき』(注1)のお話に出てくるセリフです。

焼けたホットケーキは、娘が一番に食べていました(笑)

もちろん、これだけで一日がハッピーになったわけではありませんが、
こうした楽しみがあると、休校中の不安定な心も、少しほっとするのだなと思いました。

今日も寝る前に「本を読もうか?」と聞いたところ

「ママが読みたいなら読んでもいいよ」

と言ってきたので

「じゃあ読もうかな」

と言い、娘が寝る前に今朝読んだ本の続きを読みました。

娘は素直に「読んで!」と言ってこないのですが、そこを突っ込むと、
本人は嫌だと思うので、あえてその辺には触れませんでした。

本を読んでいるときは、私の体にペタペタ障ってきたので、
甘えているんだなと思いました。

休校中に出ている学校の宿題などもあるので、
私もついつい娘に厳しいことを言ってしまい、娘に嫌な顔をされてしまいますが、
本を読んでいるときだけ、やさしいお母さんになることができます。

今日も娘にいろいろ言ってしまって申し訳なかったので、
寝る前に、娘に寄り添いたかったという気持ちもありました。

昔から寝る前に絵本を読んできた習慣に、とても救われています。
最近はそれが絵本でなく児童書こそなりましたが、
赤ちゃんが、ママに抱っこされると泣き止むのと同じだと思いました。

理屈であれこれ言うより、子供に本を読む。

それだけでもとの関係に戻れるというか・・・

絵本の読み聞かせのおかげで、娘と凄い絆を培うことができたなと思いました。

最近は娘が不安定なことが多いので、こちらからもどんどん
「本を読もうか?」と意識的に声をかけようと思いました。

(注1)わかやまけん 作&絵 『しろくまちゃんのほっとけーき』こぐま社、1972年。

【今日(昨日)読んだ本】
アンドリュー・クレメンツ 著/田中奈津子 訳 『こちら『ランドリー新聞』編集部』講談社、2002年。(児童書)

「最近寝る前に毎日リクエストされる本。小3には少し難しい内容ですが、読んでもらえばストーリーは楽しめます。」

水野敬也 著 『顔ニモマケズ どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語』 文響社、2017年。(ノンフィクション)

「生徒に紹介しようと思い読んでいたら、子供たちが写真に興味を持ち、読んでくれと言ってきた本。大人にもお勧め」

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図鑑大好き息子は、大の理科好き!

2020年04月16日 | 我が子の読書
先日「絵本が大好きだった息子は今・・・」という記事を書きました。

その続きのような記事です。

今日中2の息子が、学校から書くように言われている、計画ノートに今日やったことを書いていました。
いろいろ書いてあったのですが、簡単にまとめると、

「今日は『空想科学読本』読んだ。理科が好きなので、中2になって元素記号が出てきて嬉しい!」

といった内容でした。

最近息子は元素にハマっており、元素クイズを出してくれと私に言ってきます。

元素に興味を持ちだし、元素を勝手に覚えだした矢先に、学校の理科の先生から、元素を覚えてくる課題が出たのです。
(といっても学校は休校中なので、家で覚えるという課題ですが)

息子は

「やった~っ!!元素だ!!」

と喜び、今まで以上に、張り切って覚え始めました。

幼稚園の頃から図鑑が好きで、中学生になっても、小学館のNEOなどの図鑑を広げて、
じーっと眺めている息子・・・

図書館で借りてきた、漫画タイプの元素の本には全く興味を持たず、
元素の図鑑を眺めて「これいいよねぇ」とつぶやいた息子・・・

昔からマニアックなところがあるとは思っていましたが、現在もその傾向は強く、
小さいころから理科が大好きで、小学館のNEOの『科学と実験』を何度も読み、
夏休みの自由研究は、いつも理科の実験ばかりでした。

スポーツばかりやってきた子なのに、なぜ理科好きに育ったのかはわかりませんが、
彼にとって、図鑑の存在は大きかったように思います。

私は読み物には興味を持たず、図鑑ばかり眺めている息子を見て、
大丈夫なのかと心配になったことが多々ありましたが、
パッと開いて好きなところを拾い読みできる図鑑は、
わかりやすい写真も載っており、文章短かったので、息子の知的好奇心を刺激したようです。

図鑑は場所をとるし、もう処分してもいいのかな・・・

と思ったこともありましたが、娘も図鑑好きですし、息子は時々手に取っていたので、
場所はとるけれど、もう少し置いておこうと思いました。

今思うと、図鑑を手元に残しておいて、よかったです。

最近は幼稚園ぐらいで図鑑に興味を持ち、小学校低学年ぐらいまで図鑑に夢中になりますが、
小学校の中学年を過ぎたころから、読み物へと移行していきます。

その読み物への移行が息子の場合なかったので、私は心配しましたが、
彼の興味はファンタジーなどの物語というよりは、
ニュースや理科の実験などにあることが、だんだんわかってきました。

私がどちらかというと、物語よりもノンフィクションを好むのと、
似ているのかもしれません。

人にはそれぞれ好みがあって、そういった好みや興味のあることを、
大切にしてあげることが大事なんだなぁと最近思います。

これからも、この手の分厚い本を買うことになるのか・・・

と思うと、場所もとりそうで、狭い我が家の場合、置き場所の確保が大変そうですが、
その手の本なら喜んでほしいと言ってきそうなので、今後も買う機会を作りたいと思いました。

最初は図書館などで、お試しで借りて様子を見ることが多いのですが、
借りた中の数冊、気に入ることがあります。

それを私に対して「この本すごく面白い!!」などとは言ってきませんが
(親が借りてきた本を素直に面白いなんて言いたくないのだと思います)
家にあると、私が知らないところで読んでいたりするのです。

買ったけれど読まなかった・・・と思いこんでいた本も、
実はもうすでに読んでいたということも多く、息子が読んでいたことを
私が知らなかっただけということもありました。

そういった意味では、家に本があると、子供の知的好奇心を刺激したり、
子どもの可能性を伸ばすことがあると言えるかもしれません。

長い物語をよく読む息子の友達を、羨ましく思ったりしたこともありましたが、
息子は息子で知的好奇心を刺激されながら、すくすく育っており、
そのことに私が一番気づいていなかったのかも・・・と最近思いました。

今後も増え続ける本の置き場を、なんとか確保したいです。

【今日(昨日)読んだ本】
アンドリュー・クレメンツ 著/田中奈津子 訳 『こちら『ランドリー新聞』編集部』講談社、2002年。(児童書)

「最近寝る前に毎日リクエストされる本。小学生のおすすめの本によく出ている。奥が深くて面白い学校モノ!!」

関連記事「絵本が大好きだった息子は今・・・

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【管理】大学院時代の日記をアップし始めました

2020年04月13日 | 管理人からのお知らせ
最近、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自宅にいることが増えたので、
ブログの整理をしています。

このブログに検索で来る方たちは、子育て中のお母さんが多いのかな?と想像しています。

今まさに子育て中で、子供に絵本を読み聞かせしていて、絵本が増えてきたけれど、
どう収納したらいいかとか、あふれる絵本の管理をどうしたらいいかとか・・・

私も子どもたちに絵本の読み聞かせをしながら、どんなふうに絵本を置いたら、手に取ってもらえるか?
親がイライラしにくい空間で、子供目線な絵本リビングを作りたいと思い、試行錯誤してきました。

2年前から学校司書として働き始め、絵本リビングで鍛えられた「子供が手に取る本の置き方」は
今、学校現場でとても役に立ってます。

昔から「私はこうしています!!」と、自分の考えを一般に公開する傾向がありました。

自分が孤立しないよう、頭の中がごちゃごちゃにならないよう、
文章を書くことで、自分を見つめなおしたり、気づきを得たりしていたのです。

今回は、私が大学院生の頃にWeb上で公開していた日記で、過去のデータとして保管していたものを、
こちらのブログにアップすることにしました。

「大学院修士1年(通学)」はアップしたのですが、
「大学院修士2年(通学)」はまだ途中なので、残りは少しずつアップする予定です。
(なお、投稿した年月日に関しては、当時日記を書いた年月日と同じにしました)

絵本の読み聞かせや、インテリアが好きな方には、あまり興味のない記事だと思いますが、
今回久しぶりに自分の院生時代の日記を読み返してみて、こう思いました。

「そんなに自分を責めないで大丈夫。ぼちぼちやっていこう♪」

と・・・

院生時代は、とにかく自分を追い込んだり、鼓舞したりして「少しでも自分を高めたい!」
と思っていたのですが(若さですかね?!)
追い込みすぎて、修士2年目の時は精神的に滅入ってしまった時期もありました。

この頃に比べると、今はだいぶ力の加減ができるようになった気がします。
といっても、ついつい仕事に夢中になってしまい、頭の中が図書館のことでいっぱいになり、
なかなか寝付けないこともザラにあるのですが(笑)

けれど、この頃の自分の物の考え方とかは、今も原点になっており、
「院生時代があったからこそ、今の私がある」といってもおかしくないくらいです。

せっかく大学院まで行ったのだから、学費を投資した分、手に職をつけて、
それなりの収入が得られるようにしておけばよかったのですが、
あのタイミングで結婚や子育てと両立をするのは、私には困難でした。

大学院の修士2年の時は、もう結婚の話が出ていたのですが、
今思うと、大学院を出てから数年間でも、独身で働いて、
それから結婚し、子供を授かるとかでもよかったのかなと思います。
(夫との結婚や仕事の都合で、地元や職場から離れた土地に引っ越したので・・・)

とはいっても、結婚のタイミングが数年遅れていたら、子供を産むタイミングもずれていたと思うので、
今の息子や娘がいなかったかもしれません。

そう思うと、これが私にとっての結婚や出産のタイミングだったのだと思いたいです。

もっと〇〇だったら・・・と思うことは多々ありますが、今があるのも、
当時があるからこそだと思うので、その当時、自分がやってきたことを大事にしたいです。

総合的なバランスも大事ですが、当時のまっすぐな思いを今後も大事にして、
子育てや仕事に取り組みたいと思います。

【今日(昨日)読んだ本】
アンドリュー・クレメンツ 著/田中奈津子 訳 『こちら『ランドリー新聞』編集部』講談社、2002年。(児童書)

「小3の娘がなかなか眠れなかったので、寝る前に少し長めに読み聞かせ。本が苦手な子でも、学校が舞台の作品は聞きやすいかも。」

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絵本が大好きだった息子は今・・・

2020年04月10日 | 我が子の読書
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、子供の通う小学校も中学校も休校中です。

3月はダラダラ過ごしがちだったので、4月は有意義な時間を過ごしてほしいと思っていた矢先です。

ふだんは本など買わない祖父母が、休校期間中に退屈しないよう、
本を買ってあげるから、ほしい本の題名を教えてほしいと言ってきたのです。

そこで、先日息子とスーパーへ買い出しに行ったときに、スーパーの隣の書店へ行き、
購入候補に挙がりそうな本を探すことにしました。

思えば中2の息子には、確か1歳前くらいから絵本の読み聞かせをしていました。
本棚から嬉しそうに絵本を持ってきて、私に差し出したかわいい面影はなくなったものの、
本自体は今も好きです。

しかし、小説などは苦手で、長い物語などは読めません。
小説の中でも読むとしたら、ショートショートのようなものくらいで、
基本的には、新聞、図鑑、事実が書かれた本を好みます。

字と写真のバランスも大事で、字ばかりだとウンザリしてしまうため、
絵や写真の量が多いものや、文章が短いものなど、実際に開いて手に取って選ぶことが多いです。

小さいころから絵本の読み聞かせをたっぷりして育てれば、
本好きにな子に育つ可能性はありますが、息子のように、長い物語は苦手という子も中にはいます。

それでも彼の中にある、本の好みを大切にしてきました。

どの本にするか迷っていたとき、図鑑コーナーにある元素の本が目に留まりました。

息子は元素の本を見ると、急に気になりだしたようで「これにする!」と言い出したのです。

本はビニールでパッケージされており、中身がわからなかったので、
帰宅後にAmazonでチェックしたところ、中学生には物足りない内容のようだったので、
元素の本の中で、高すぎず、内容が粗末でないものを選び、祖父母に本の題名を送りました。

数日後、本が自宅に届き、息子は目を輝かせました。
大人が読むような元素の本を、夢中になって読んでいるのです。


自宅に今ある本。この画像の中の本を一冊だけ、プレゼントしてもらった。

小学生の高学年が読むような小説は読めないけれど、
大人が読むような元素の本は嬉しそうに読む息子・・・

私はこれも立派な読書だと思っています。
眺めているような時もありますが、本によって知的好奇心をくすぐられていることは確かです。

娘も学校図書館で、動物クイズなどの本を借りてきて、読み物はほとんど借りてこないのですが、
動物のことにとても詳しく、テレビで動物番組をやっていると、すぐ何の動物か当ててしまいます。
子どもは興味のあることはどんどん覚えていき、そこから関心が広がっていきます。

文学部出身の私としては、今この時期読んでおきたい文学を読んでほしい気持ちもありますが、
彼らが「本は楽しい!!」という体験を積み重ねることの方が、大事だと思っています。

本の中には自分の知らないことがいっぱい書かれてある。
知らない世界を知りたい!!

そうした気持ちさえあれば、本を通じて、さまざまなことに興味を持ってくれるでしょうし、
どこかで文学も手に取って読んでくれるかもしれません。

私も子どもの頃、本を全く読まない子でしたが、短大生ぐらいの頃から
本に興味を持つようになり、子育てを通じて絵本にハマり、現在司書として働いています。

なので、自分の子供があまり本を読まないからといって、
クヨクヨせず、その子らしさを大事にしてあげてほしいです。

我が家の子たちも、どちらかというと、勉強はあまり得意でなく、
体を動かすことの方が得意なので、子育ては、後者を大切にしてきました。

子どもが本を読まないことが心配なら、興味を持ってくれそうな本を、リビングにそっと置いておいたり、
自分が読みたくて買った本を見せて、あらすじを簡単に伝えてみたり、いくらでも方法はあると思います。

絵本の読み聞かせを小さいころからしたら、本好きな子に育つ!!
長編小説などもバンバン読む子に育つ!!

などと、過度な期待しないで、親子の思い出作りだと思い、
絵本の読み聞かせを楽しむと、後々子供の反抗期が来たときに、
読み聞かせを楽しんだ日々を思い出して「今は耐え忍ぼう」と思えたりします。

息子もスマホを持ちだしたら、あっという間に本から離れてしまうかもしれません。

私の人生でなく、息子の人生なので、どうなるかわかりませんが、
これからも興味がもてることが、いろいろみつかっていくといいなぁと思います。

この記事の続き→「図鑑大好き息子は、大の理科好き!

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新しい職場で本の貸出し準備

2020年04月07日 | 仕事(学校図書館司書)
新しい職場になり、2日が経ちました。

勤務時間はほとんど変わらないのですが、通勤時間が以前より40分近く短くなったので、
家を午前8時過ぎに出ても、職場に間に合うので助かります。
娘が学校へ行くのを見送ってから、家を出ることができるのも嬉しいです。

東京は、緊急事態宣言が出されましたが、私の住んでいる地域は、
短時間ですが登校をすることになっています。

おそらく、明日登校したら、来週以降はもう登校できず、そのままGWまで休校になるのでは?
と予測しているので、明日なんとか生徒たちに本を貸出しできたらと思っています。

地域の図書館が新型コロナウイルス対策で閉館しているので、生徒たちは本を借りる機会がないのです。
学校のある日しか学校図書館で本を借りられないので、生徒が学校に来れるときが、
本を借りられるチャンスの日です。

初出勤の日から、ずっと新しい名簿をもとに、生徒が学校に来たときに、
すぐに本を借りられるよう、貸し出し環境を整えてきました。

2年前の私だったら、どの仕事を優先したらいいのか、わからなかったと思いますが、
2年間の小学校での司書生活のおかげで、何を優先したらいいかが少しずつわかるようになったので、
管理職の先生に相談し、明日本の貸し出しをしてもいい許可をいただきました。

明日は忙しくなりそうですが、3密にならないよう工夫をして、
貸出しを行いたいと思います。

小学校と中学校では、司書の仕事は全然違うと思っていましたが、
「子どもたちに本を読んでもらうようにするには、どうしたらいいか?」

といった部分は同じなので、今までの経験をいかせることがわかり、少し自信が持てました。

新型コロナウイルスにかからないよう、気を付けながら貸出ししたいと思います。

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小学校の司書から、中学校の司書に

2020年04月03日 | 仕事(学校図書館司書)
久しぶりの連続投稿です。

私事ですが、2年間働いていた小学校での学校司書の仕事をやめ、
今年度から、中学校で学校司書として働くことになりました。

中学校では、図書の時間もありませんし、絵本の読み聞かせもありません。
絵本の読み聞かせ好きな私が、読み聞かせのない中学校の司書の仕事をなぜ選んだのか?
少し書いてみたいと思います。

個人的には、もう少し今の小学校で働き、経験を積み、
子どもたちの成長を見守りながら、学校図書館の環境を整え、
授業支援や読書支援に力を入れていきたいと思っていました。

しかし、昨年度まで働いていた小学校は、自宅から1時間ほど離れた場所にあるため、
午後4時半に終わっても、学童によってから、家に帰ると、6時前くらいになっています。

フルタイムで働いている人なら、それでも早い方だと思いますが、
私の場合、パートタイマーなので、学童クラブに入れなかったときのことを考えて、
午後5時ごろに帰ることのできる仕事につきたいと思っていました。

学童クラブに入れなかったときは、習い事を増やして乗り切ることも考えましたが、
本人が習い事には行きたくないと言うので、習いごとで乗り切ることは諦めました。

6時間目が終わって、家に帰って友達と遊んで、5時に帰ってきたら母親が家にいる・・・

いかにも小学生がいるパートタイマーの働き方という感じですが、
そうした働き方なら、娘への負担も大きくないと思い、5時ごろには帰宅できる仕事を、
司書以外でもいろいろ探し、受けたりもしました。

しかし、夏休みの勤務や、融通が利かないシフトなどがネックとなり、
最終的には子育てに理解のある、家から近い中学校を勤務先に選びました。

子どもがいる主婦からしたら、午後5時前に帰ることができ、土日もお休みで、
長期休みもお休みなんて、仕事としては、かなり好条件です!

本当は家の近くの小学校で、こうした条件の学校があるのが一番だったのですが、
残念ながらそうした小学校が近場ではなく、私が住んでいる地域では、今回学校司書の募集は、
私が行くことになった中学校一校のみでした。

なかなか私の住んでいる地域では、学校司書の募集がなく、
来年度に地元の学校司書として働こうと思っても、求人が出なかったりすることもあります。

今の私にとっては、自分が希望する仕事をピンポイントですることよりも、
小3の娘が、安心して過ごせる環境の方が大切だったので、小学校で働くのは、
娘が大きくなってからでもいいと思い、家から近く、午後5時前に帰れる仕事を選びました。

別の職種で、契約社員や正社員も考えましたが、どうしても残業の壁があり、
希望に沿った仕事があっても、家からの通勤時間が1時間ぐらいかかってしまうところもあり、
夫の帰宅が午後11時~12時くらいで、親のサポートも得られない我が家では厳しく、断念しました。

夫ばかりが好きな仕事をするのでなく、私だって好きな仕事をしたいし、経済的に独立したい!
そう思っていましたが、小3だと子供によってはきついことがよくわかりました。

ちなみに夫は早く帰る気はさらさらないようで、子供に我慢してもらうというスタンス。
仕事しながら子育てをするのなら、そのくらいの割り切りが必要なのかもしれませんが・・・

中学校での司書生活は、小学校とは全然違いますが、
私自身、学生時代から教育現場への関心は高かったので、
教育現場で働けることは、幸せなことだと思っています。

絵本から少し離れますが、絵本の読み聞かせを楽しんで育ってきた子たちを、
図書の時間がない中で、どんな風に図書館に興味を持ってもらい、来てもらうようにするには、
どうしたらいいか、本を読んでもらうようにするには?また利用したいと思ってもらえるには?
先生方に関心を持ってもらうには?

学校司書は非正規が大半で、収入もよくありませんが、小3の娘の子育てとの両立を考えると、
今までとは違う世界ではあるものの、関心のある世界なので、楽しそうな気がします。

うまくやっていけるか?不安がないと言えばウソになりますが、
今までもそうした不安を乗り越えてやってっきたので、今度もきっと乗り越えていけると信じて、
来週から始まる仕事に向けて、モチベーションを高めていこうと思います。

といっても、あまり高めすぎると、また本のことが頭から離れなくなり、
眠れなくなってしまったり、図書館の夢ばかり見てしまったりするのですが・・・

通信制大学時代の仲間に、以前そのことをポロっとこぼしたところ、

「それが正常!」

と言われてしまいました(笑)

新型コロナの件で、いろいろ制限がありそうですが、こんな状況だからこそ、
できる図書館サービスを実践できたらと思います。

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新型コロナによる休校期間、こんな風に過ごしています

2020年04月01日 | 我が子の読書
新型コロナ拡大防止対策として、安倍総理から臨時休校の要請があり、
休校は解除されたものの、子ども達はそのまま春休みとなりました。

今日で学校が休校になって一ヶ月が経ちます。
私が働いていた学校も休校になったのですが、司書の仕事はあったので、学校で働いていました。

今回は、休校期間&春休み、子ども達がどんなふうに自宅ですごしているかを書きたいと思います。

娘は学童クラブに入っていたので、学童クラブにも行けたのですが、
新型コロナの感染が心配だったので、私が仕事の日も、息子と娘には自宅で留守番をしてもらっていました。

宿題などをするよう言っておきましたが、親の言う通りになどしませ・・・

けれど、我が家はテレビを私のパソコンで見ているので、休校中も子ども達は私が家に帰るまで、
テレビを見ることができないので、私がいない時間は、テレビを見ることができませんでした。

勉強になるテレビや、息抜きになる番組もあったと思いますが、
私がいない状態でずっとテレビを見せることに不安を感じていたので、
休校期間中に、テレビ漬けを回避できたのはよかったです。

二人で家の中でおもちゃで遊んだり、寝室で体を動かして遊んだりしていたようです。
(寝室で遊ぶと、埃が出るのでやめてと言っているものの、全くいうことをききません・・・)

ほとんど勉強はしていませんでしたが、勝手に電車に乗って遊びに行ったりするよりは、
ずっといいと思い、その点はぐっと我慢。
なによりも、息子が家にいることで、娘が家にいられたので、息子に感謝しています。

休校期間中も、テレビは1日1時間、見ていいことになっています。
だいたい午後7時に見たいテレビが集中するので、息子と娘の間でチャンネル争いが始まり、
前半の30分を娘が好きな番組を見て、後半の30分は息子が好きな番組を見るなど、その都度二人で話し合って決めています。

ゲームも宿題などが終わればOKで、娘は小2からゲームをスタートしました。
息子の時より早いゲームデビューでしたが、お兄ちゃんの影響が大きく、
ゲームのような楽しみがないと、通信教材を頑張れないと言われたので、本人の希望をくみました。

今日はゲームはやらなくていいと言う日は、通信教材はほとんどやりません。
本人のその日の気分屋コンディションで、選択してもらいます。

小3になったら、ゲームの時間を15分にしてほしいと言っていたので、
勉強する科目を増やせたら、やってもいいことにしました。

ちなみに、中2になった息子は、現在、一日にゲームができる時間が中1の途中から45分になりました。
ゲームは自分で持っていると、エンドレスでやってしまいそうだとのことで、私が持っています。

学校から出ている課題などが終わったら、やっていいことになっていますが、
できないとやれないので、やれない日も多いです。

息子はまだスマホは持っていないので、友達とLINEなどはしておらず、
スマホ自体もないので、スマホのゲームもやりません。
時々友だちと、私のパソコン経由で、メールのやりとりをするくらいです。

テレビやゲームから得られる情報などもたくさんありますが、
ゲームに関しては、小さいうちは依存症が心配なので、
私は少ない時間からスタートさせました。

ゲームの時間が短いからか、娘はお絵かきや工作、レゴやお人形遊び以外の時は
家の中の本棚の本を見ていることが多いです。
息子は大人が読む新聞も読みますが、今も昔から好きだった図鑑を眺めて楽しんだりします。

親としてはもう少し読み物を読んでもらいたいですが、
本に抵抗なく、手に取ってくれているだけでも御の字だと思いたいです。

この記事を読んで「どうしよう?!私はテレビばっかり見せていた!!」と思った方は、
どうか焦らないでください。

親も子も休校と春休みでストレスがたまっています。
外にもなかなか出られず、親が頑張りすぎてストレスがたまってもよくないので、
テレビで親子のストレスが吹き飛ぶなら、それもありだと思います。

ただ、テレビを見る時間は決めたほうがいいかもしれません。
ダラダラテレビをつけているよりは、時間をある程度決めた方が、生活にメリハリがつくので・・・

絵本の読み聞かせも、寝る前など、読む時間を決めておくと、定着しやすいです。
我が家は大半が寝る前ですが、時々勉強の休憩時間とかに、読んでとリクエストされたりします。

今日から小3になったので、こうした時間もあと少しなんだと感じています。

いよいよ下の子のよみきかせタイムのタイムリミットが迫ってきているので、
少し疲れていても、娘との読み聞かせの時間を大事にしたいと思いました。

そう思っていても、寝る時間が遅くなり、タイミングが合わず、
読めない日が続くこともあるのですが、読めるときは、読み聞かせを娘と存分に楽しみたいです。

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【今日(昨日)読んだ本】
『おはなしプレNEO 心やさしく賢い子に育つみじかいおはなし366』小学館、2017年。
「お世話になっている先生が関わっている本だったので購入。この手の本は個人的には好きではないけれど、子供がいろんなジャンルのおはなしに出会う機会が持てるという意味では、ありなのかもと思う」