読者として作品を愛すること 2003年09月16日 | 大学院修士2年(通学) 院の後期の授業開始と共に、後期は私がトップバッターで発表をすることになっています。 ドクターの先輩もたくさん参加している演習なだけに、研究に値しない発表をしたら、それことバッシング?と思い不安になりながらも、じゃあどうしたらいいんだろう?と、作品を客観的に読めずに悪循環に陥っていました。 作品は芹沢光治良の『人間の運命』 じゃあ、気持ちを芹沢モードにするためにも、HPで雰囲気をつかんでこようと、「芹沢光治良文学館」を訪問。 すると「芹沢文学を素直な気持ちで読んでほしい」というコメントが目に飛び込んできたとき、強化ガラスのようになっていた心の外側の壁が、スポンジケーキのようにふんわりとなったことがわかりました。 ちゃんとした発表をしなきゃ!と思うと、本当に何を発表したかったのかが伝わりません。 やっぱりその人が、それに対して何らかの情熱とか、想いとかをもっていないと、人の心に響く研究はできないと思うのです。 後期の発表はもうすぐですが、以前のような漠然とした不安がなくなり、研究にとって大切なことが発見できたことで、頑張ろうという気持ちになれました。 一葉に対しても、同じことが言えるので、またこのような壁にぶつかったときは、純粋な読者の気持ちを忘れないようにしようと思います。 きっとそこに私が一番伝えたいことが隠されているのだと…
体調面 2003年09月04日 | 大学院修士2年(通学) 頭痛が激しくて、少し体調を崩しています。 夏休みの疲れが押し寄せてきたのか・・・ なかなか研究モードになれないので、研究室へ行ってこようと思います。 今年の夏は昨年のように研究室通いができなかったので、遣り残しもたくさんあります。 せっかく内定も出て、先の自分が見えてきたのに、肝心な修論が書けないのは納得がどうしてもいかないんです。 けれど、まだ危機感を感じなくて、ちょっとこのままだとまずいなと・・・ でもいつものあの本の中に囲まれた中で、研究誌やテクストを読んでいると、なんとも言えない気持ちになります。 この生活があと数ヶ月と思うと、なんだか信じられません。 けれど残りの数ヶ月で、この夏に経験したさまざまなことを生かせる論文が書けたらと思います。 文庫片手にあの空気を吸ってきます!
時間帯講師終了 2003年09月01日 | 大学院修士2年(通学) とうとう9月になりました。 時間帯講師のバイトも終わりました。 研究には手をつけられなかったけれど、多くのことに気づけました。 それはら人生とか、幅広い意味での経験となりました。 数ヵ月後に修論が出せているのかと、やや不安になります。 あの研究モードに気分がまだならないんです。 これだけお休みしていると、ピンとこなかったりするのですが 今月末に『人間の運命』の演習発表があるので まずはじっくり読み直そうと思います。 計画をたてつつも、計画倒れにならないよう できることからやってみます。 その前に、ちょっと旅行に行って、一息ついてきます♪