MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

読み聞かせボラでパネルシアター

2015年11月25日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
先日、息子の通う学校でパネルシアターをやりました。

普段は朝の会の時間を利用した、絵本の読み聞かせだけなのですが、
時々先生方の許可をいただいて、学年全体の読み聞かせイベントを行っています。

イベントを企画するときは、大型絵本、紙芝居、布芝居、パネルシアター(ホワイトorブラック)など、
読み聞かせボラのメンバーで、何をするかを話し合って決めます。

仕事をしながら読み聞かせボラをしている人もいるので、
みんなで練習する時間が、なかなかとれないのですが、
子どもたちに楽しんでもらいたい気持ちは、メンバーともに一緒です。

最初のころ、私はかなり熱心にイベントへ取り組んでいたのですが、
私の熱意がメンバーのプレッシャーになっているような気がしました・・・

そこで、ゆるい雰囲気を大事にしながらも、静かに燃えることを覚え、
気楽に楽しく取り組むような声かけをするようにしたところ、
メンバーとうまくコミュニケーションがとれるようになってきました。

本番が近いのに、練習で失敗してしまったりして、
焦る気持ちでいっぱいになることもありますが、
何度か練習して、タイミングなどを体で覚えていきます。

(パネルシアターは一人でできるものの、今のメンバーとは
 物語を読む人、紙人形を貼る人、音楽を流す人など、3、4人で役割分担している)

そんなわけで、イベントが終わるまでは、ハラハラドキドキしっぱなしでしたが、
今回イベントが無事終わり、一人で読み聞かせをしているときには味わえない、
チームプレイならではの達成感を味わうことができました。

小学校で読み聞かせボラをする前は、ママさん付き合いが苦手な私が、
メンバーとうまくやっていけるか不安でしたが、自然と仲間意識が出てきたり、
たわいもない会話や練習などを通じて、いい関係になっていきています。

子どもの学年が上がるごとに、メンバーも忙しくなっていくのですが、
きっとなんとかして時間を作って、練習をすることでしょう。

子供が6年生になったときは、どんな気持ちでイベントに取り組んでいるのか・・・

最近は小学校の6年間は、意外と短いと感じているので、
子どもたちや仲間たちと、楽しい思い出を作っていきたいです。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ ハンス・フィッシャー 作 おおつかゆうぞう 訳 『たんじょうび』 福音館書店、1965年。
「娘にリクエストされたが、年少の娘にはまだ難しかった。『こねこのぴっち』が読みたくなる絵本。」(再読)

★ 『学習漫画 日本の歴史 テストに出る!超重要42人』 集英社、2010年。
「歴史好きな息子にリクエストされる。有名な人物の詳しい紹介が載っていて面白い。」

樋口一葉研究会 ―所属のない私の学び場―

2015年11月24日 | 樋口一葉
昨日、一葉の命日に行われる、樋口一葉研究会の大会へ行ってきました。
私が大学院生の頃から参加している、個人作家の研究会です。

第24回大会は研究発表2本と講演があり、かなりのボリュームでしたが、
一葉の初期作品に絡んだ内容が多く、初期に興味がある私にとっては、
とても興味深い大会でした。

研究発表と講演の内容は下記の通りです。

〈研究発表1〉 「琴の音」試論 ――新視座からの読みを目指して―― 鳥居杏珠
〈研究発表2〉 中国における一葉文学の受容 ―「たけくらべ」の翻訳を例に―― 張晋文

〈講演〉 「うもれ木」と対幻想 山本欣司

たまには質問を・・・と思っていたのですが、
この日はあまり体調がよくなく、頭が回転せず、守りに入ってしまいました。
(いつもなら懇親会も出席するのに、今回は体調不良のため欠席)

けれど、以前より「何を言っているかわからない」ということはなくなり、
コンスタントに研究会へ出席すること、日本文学に関心を持ち続けることを、
積み重ねてきてよかったと思っています。
(といっても、勉強不足は否めませんが・・・)

所属のない私が、大学院を出てからも日本近代文学と関わってこれたのは、
樋口一葉研究会という、個人作家の研究会のおかげです。

現在、樋口一葉研究会の事務局は、東京学芸大学の大井田義彰先生の研究室にあり、
大学の授業や雑務で忙しい中、会を運営を継続してくださったことは、
感謝してもしきれません。

一葉研究会の事務局を長く続けてきた、今は亡き菅聡子先生も、
研究会が今も継続してることを、天国で嬉しく思っていることでしょう。
(昨日は菅先生の門下生であった、中国の張晋文も発表されていました)

あと1,2年で事務局が大井田先生の研究室から、
他の先生の研究室に移るという話も、今回の総会で出たのですが、
事務局を引き受けてもいいと言ってくださった先生がおり、とても嬉しく思いました。

こうした研究会の事務局は大変だと思いますが、
事務局にかかわる方々のおかげで、多くの方が学びの機会をいただくことができます。

私は、学生時代の恩師の方々と一葉研究会に育ててもらったと言っても、過言ではありません。
学びの場があることは、とてもありがたいことです。

これらのことは、今私が関心を寄せている、子どもの本関係のことにも言えることなので、
私もなんらかの形で、事務局などのお手伝いができたらいいなぁと思っています。

まだ子どもが小さいので、思うように動けないかもしれませんが・・・

体調があまりよくなかったですが、研究会に出席できて、本当によかったです。
子供の世話をしてくれた夫と祖父に、心から感謝します。

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絵本棚の整理

2015年11月23日 | 絵本とインテリア
最近絵本棚に絵本が入りきらなくなってきたので、
昨日リビングの絵本棚を整理しました。

絵本を整理をしていたのに、いつの間にか夢中になって読んでしまったり・・・
最近読んでいなかった絵本を手に取ると、また読みたくなるから不思議です。

冬は窓際にテーブルがあると寒いため、
ダイニング側に移動し、読んでほしい本の棚は、
子供の目線に飛び込んでくる位置に移動しました。

すると、息子から今まで手に取らなかった絵本を
寝る前に読んでくれとリクエストが・・・!

頑張って絵本を整理してよかったです。

今回新たに「今月のおすすめ絵本」という棚も作りました。(画像左側です)
10冊ちょっとしか入りませんが、今の季節に合った絵本などを入れています。



これまでは表紙の見える絵本棚におすすめ絵本を入れていたのですが、
娘と息子の絵本を入れると、ここだけでは収まりきらないため、
背表紙の見える本棚にもコーナーを作ることにしたのです。

本をギュウギュウ入れず、取り出しやすくするよう心掛けています。

今月来月と誕生日が続くので、誕生日関係の絵本も入れ、
誕生日ムードがより高まる工夫もしてみました。

やっぱり本でいっぱいのリビングは心地がいい!!

狭いマンションに住んでいますが、やっぱり家に本があることに、
大きな価値を感じており、図書館を利用しながらも、
自宅の本もどんどん増えています。

これから子供の成長とともに、物が更に増えていくと思いますが、
だからといって、本は買わないという選択肢は、とりたくないのです。

思い出したかのように本を手に取る子供たちを見ていると、
「いつも本がそこにあってほしい」と思っていることがわかるので・・・

図書館と書店を上手に利用しながら、思わず本を手に取りたくなるような、
そんな本棚作りを今後も心掛けていきたいです。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ 蒔田晋治 作 /長谷川知子 絵 『教室はまちがうところだ』 子どもの未来社、2004年。
「小学生だけでなく、大学生や大学院生にも読んでほしい絵本。」(再読)

★ ポール・フライシュマン 作 /ケビン・ホークス 絵 /千葉茂樹 訳 『ウエズレーの国』 あすなら書房、1999年。
「息子が今日リクエストしてきた。変わり者(?)の楽しい未来が描かれている絵本。」(191/200 絵本)

難しい!テレビとの付き合い方

2015年11月14日 | 私の子育て
我が家にテレビがやってきて、2週間近くが経とうとしています。(1)

日中はテレビを見ることはなく、夕食後の午後6時半から8時くらいのくつろぎタイムに、
家族で見ることが多いのですが、時間帯がよくないのか、
バラエティ番組が多く、個人的には面白く感じません。

自分の好みに合わせてテレビを見ているというよりも。
テレビに合わせて見ているような感じがし、違和感があります。

家族団らんと割り切って、笑いながらテレビを見ていますが、
内心、こんなことに時間を割くなんてもったいない!
という気持ちが強いです。

下の子はバラエティ番組の意味が分からないけれど、
テレビがついているので見ているという感じで、
これでいいのだろうか??と疑問を感じずにはいられません。

テレビを見終わった後は、息子が勉強をするので、
娘に絵本を読んだりすることもできず、テレビの余韻が残る息子は、
なかなか勉強に気持ちが切り替わらず、叱ってばかりです・・・

食後の読み聞かせタイムもなくなってしまい、
テレビとうまく付き合えない日々が続いています。

テレビもきっと、面白い本のように、魅力的な番組もあると思うので、
そういうものを探したり、録画してみたりすることは、
いいと思うのですが、まだテレビ番組のこともよくわかりません。

夜遅くにやっているNHKの特集などは、子どもが興味を持ちませんし、
ニュースを見るくらいなら、バラエティを見たいようです。

これでいて、テレビを見て満足しているならまだしも、
見終わって「見て損した!」などと言うことも多く、
気分転換どころか、ストレスにつながっているのでは?と思うことすらあります。

なんだか子供のゲームにイライラする母親の気分です。

図書館で借りてきた本が、絵本ラックで泣いているので、
明日の午前は、絵本をゆっくり読もうと思います。

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【注】

(1)テレビを導入した理由については、過去ログ 「とうとうテレビなし育児を卒業」 参照。

とうとうテレビなし育児を卒業

2015年11月09日 | 絵本とインテリア
小3の息子、年少の娘・・・いつかはこの日が来ると思っていましたが、
とうとうやってきてしまいました。

実は今月、今まで我が家には存在しなかった、テレビを購入したのです。
購入理由は、自分の家にだけテレビがないという劣等感を、息子が強く持っていたため、
ゲームは購入できないけれど、テレビなら・・・という思いで決めました。

といっても、ソファーの前にドーン!と大きなテレビがあるのでなく、
この間買った、私のノートパソコンでテレビになっています。
(専用のテレビチューナーを2万くらいで買ったのです)

ノートパソコンなので、普段はパタンと閉じており、
どうしても見たい時だけノートパソコンを開いて見るので、
テレビを見てないときに、あの黒い画面が目に飛び込んでくることはありません。

リビングの環境が変わるのが嫌で、テレビの購入はずっと躊躇してきましたが、
今のスタイルなら、我が家のリビングの主役は本と家族のままです。

テレビを見始めたら、もう本は読まなくなってしまうのでは?
という不安があったのですが、テレビと本は別物と思っているようで、
今まで通り、本も楽しんでくれているので、ホッとしています。

思えば息子が1才頃、絵本の読み聞かせを始めたのと同時期に、
私はテレビなし生活を始めました。

小さいころからテレビのある環境が当たり前なのではなく、
絵本があり、親子で読み聞かせを楽しむ環境を、当たり前にしたかった7年前。

7年後、絵本に囲まれた環境での読み聞かせは日課となり、
二人とも、活字は苦手なものの、本好きな子に育ってくれました。

育児ノイローゼになりそうな時もありましたが、
子供たちに絵本を読んでいると、心が穏やかになり、

「子育てがしんどいときは、絵本の読み聞かせをすればいいんだ!」

と、思うほどでした。

これから、テレビの時間が少しずつ増えたり、ゲームをほしがったりすると思います。

メディアとのかかわり方については、頭を悩ませますが、
テレビやゲームを悪と思わず、子供の様子を見ながら、
いいところをうまく利用して、付き合っていきたいです。

なんでもダメダメ言うのではなく、子供たちの意見も聞いて、
どうするか一緒に考えていくのも、いいのかなと思います。

ちなみに、テレビは息子のちょっとした娯楽になっているようで、
おやつをつまんでいるような感覚で見ているので、
量を守れば適度な気分転換になるのだとわかりました。

しかし、娘はまだ3歳なので、
テレビの視聴時間には気を付けたいところです。

最近は七五三の着物作りに忙しく、寝る前くらいしか娘に絵本を読んであげられなかったので、
今日は食後などに、絵本を読んであげようと思いました。


手作りした娘の髪飾り

長年続けてきたテレビなし育児から卒業することになってしまいましたが、
今後も本と家族が主役のリビングを、続けていきたいです。

※この記事の続きはこちら

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【今日(昨日)読んだ本】

★ 斉藤洋 作 『蒙古の波』 偕成社、 ****年
「息子と毎晩読んでいる、戦国物の本。文体はいかにも斉藤洋という感じ。歴史好きな男の子に。」(36/50 児童書)

娘と図書館のおはなし会に参加

2015年11月06日 | 絵本中心のおはなし会
昨日、娘と一緒に図書館のおはなし会に参加しました。

月に2回、近所の図書館で行われている
小学校低学年を中心としたおはなし会に、娘と毎回参加しています。

小学校の低学年のお兄さんお姉さんの中にいても、
絵本を愛する心は、小学生に負けていません。

0,1,2歳のおはなし会のときは、あんなに赤ちゃんが集まっていたというのに、
幼稚園に入ると、図書館のおはなし会から足が遠のくママの多いことに、
さびしさを感じています。

幼稚園での読み聞かせとは選書も違いますし、親も子供度一緒に絵本を楽しむことができるので、
親子で参加すると楽しいと思うのですが・・・

おはなし会では、普段は手に取らないような、家にある絵本を読んでくれることがあるのですが、
そうした絵本を自宅で読むきっかけ作りができたりもして、とてもいいです。

私が普段選ばないような絵本に出合えるともろもいいですし、
幼稚園ではなく、図書館という空間も、娘にとっては楽しいようです。
借りたい本は手続きをすれば、その場で本を借りることができるので・・・

図書館のおはなし会で、娘はすっかり常連さんになってしまいました(笑)

おはなし会の帰りは、好きな絵本を10冊ほど借りて家に帰り、
家で留守番していた息子が、絵本の入った袋に飛びつき、
夕食前も夕食後も、ひたすら本を楽しんでいます。

こんなに本が好きなのに、活字だらけの本は苦手で、
夏休みの課題図書になるような、長い本は読んでくれません。

けれど、本が好きなら、いつかそうした本も読んでくれると思うので、
今は気長に見守っています。

図書館へ行った日は、必ず息子と娘が好きそうな絵本を選び、借りて帰るのですが、
お土産感覚で、ママが絵本を借りて帰ってくるのを待っているようです。

リビングの床の上は、ぐちゃぐちゃ絵本で散らかり、
イライラすることも多いですが、それだけ絵本と親しんでいると思うようにしています。

それに、わが子のために本を選んだり、おはなし会へ行ったりなんて、
どんなに長くてもあと数年・・・

特に、小3の息子に関しては、あと1年くらいだと思うので、
今のうちに、本を通じて家族のコミュニケーションを深めていきたいです。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ F・アッシュ 絵と文 /山口文夫生 訳 『どこへいっていたの、お月さま』 評論社、昭和62年。
「『ぼくお月さまとはなしたよ』のシリーズ本。シリーズでも質がとてもよくておすすめ。ほのぼのした気持ちに」(190/200 絵本)