久し振りの休日です。
今年の残り2か月ちょっととなりました。
年末が近づくに向けて忙しくなり、なかなかブログを書く時間が作れなくなると思うので、
今のうちに日々の子育てで感じていることなどを綴っておきたいと思います。
寒くなってきたので、丸テーブルを窓際から部屋の真ん中へ移動。絵本棚に防災用のランタンが仲間入り。
――その日は突然やってきました。
高1の息子は新聞が大好きで、小学生の時から、朝は欠かさず紙の新聞を読んでおり、
中学生になって大人の新聞になっても、新聞を読み続けていました。
いつも新聞を読んだ後が床に散らかっており、片付けが面倒だと思っていました。
新聞をとり続けたいという息子の考えがあり、月に4000円以上する新聞をとり続けていましたが、
最近、新聞を読んでいる気配がなく、床に新聞が散らばっていません。
朝起きるとスマホをいじっている・・・
そう、新聞よりスマホをチェックするようになったのです。
玄関の朝刊たてに差し込んだままの新聞。
いつもなら、朝起きたらすぐにとりにいっていた新聞。
紙の新聞に触れた後はなく、広告なども床に散らかることはなく、
私の片付けはとても楽になりました。
もう紙の新聞はとらなくていいとのことです。
これで片付けが楽になる!毎月4,000円もかかっていた出費がなくなる!
私は気持ちが楽になると思っていたのに、何とも言えない寂しい気持ちになりました。
小学生の頃から小学生新聞が大好きだった息子。
朝、いつも新聞を取りにいっていた息子。
物価が上昇していることもあり、息子が読まなくなった新聞を、もはやとり続ける余裕はありません。
本来ならもう少し取り続けて、また気が向いたときに読んでもらえたら・・・と思ったのですが、
高校生ともなると、塾代がとても高くつくため(息子の希望で通塾)、削れるところは極力削らないとやっていけないのです。
少なくとも高校生の間は、新聞を読み続けてほしかったです。
部屋が片付かない、お金がかかるとか、私は不満をぼやいていたのに、おかしいですよね・・・
こんな風に、その日は突然やってきます。
毎日のように絵本を読んでもらうのを楽しみにしており、読むのが大変だとぼやいていたのに、
ある日、絵本を持ってこなくなり、最近持ってこないなと思ったら、
他のことに夢中になるようになった・・・こうしたことはあるのです。
もちろん、そうした時期には個人差がありますが、
あんなに絵本ばかり持ってこられて親は疲れて困っていたのに、
いざもってこなくなると「大変だったけれど楽しかった」時期だったと言うことに気づかされます。
一緒に笑ったり、絵本を楽しんだり、続きが早く読みたいと思ったり、
そうした日々は、実は贅沢な時間だったのです。
今、小5の娘を見ていても、自分が面白いと思った本を読んでいます。
親が読んでほしいと思うような配本サービスから届く本は、ほとんど読まなくなりました。
学校や公共図書館に予約をしてまで読みたいと思う、かなりライトな小説を積極的に読んでいます。
けれど、これはいいことだと思います。
自ら図書館で本を予約し、取りに行くくらい、続きが読みたいと思える本に出合えたなんて、
その本の質がどうであれ、親としては嬉しいことです。
家には絵本の配本サービスから届く、娘がほとんど読まない本がたまっています。
そういった本も、届いたタイミングでは読まないけれど、数か月後に読んだりすることもあるので、
読まれる日を気長に待っているのですが、読まれないこともあります。
(絵本の配本サービスは上の子が中3まで続けたので、娘も可能な限り続ける予定です)
だんだん、親が買い与えたものでなくて、自分が興味があるものに気持ちが向くようになるのです。
親と一緒の世界から、少しずつ自分の足で自分が決めた世界へ、自立に向かって進んでいきます。
このブログを読んでいる人は、おそらく今、子育て真っただ中で、
子ども達に絵本を読んでいる人が多いと思いますが、その時期も期間限定で、
どんなに長くても小学生の間にはほとんど終わってしまうのです。
大変だと思いますが、自分に過度なストレスや疲労がかからない程度に、
子どもと絵本を読む時間を楽しんでほしいです。
子どもが思春期(反抗期)に入ったときに、
絵本の読み聞かせの思い出が、心の支えになってくれます。
我が家の絵本リビングには、子ども達が昔から好きだった絵本が置いてあり、
その本の背表紙を見ると「この絵本は何度ももってきたなぁ」と、当時を思い出すきっかけになっています。
私は以前「いつまでこんなに大変な時期が続くんだろう・・・」
と思っていた時期が長かったのですが(今も子どもが幼児の頃とは違う大変さがありますが)、
最近は娘の小学校生活が残り1年半ぐらいだと思うと、仕事が忙しくて大変だけれど、
小学生の時期を大事にしようと思うようになりました。
中学や高校では、親には別の大変さがありますが、一緒に何かをするのは、
小学生の途中ぐらいまでだと思うので「大変だけれど楽しい時期」を大切に過ごしたいです。
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