先日小4の息子が10歳の誕生日を迎え、
今年も手作りケーキを作り、家族でお祝いをしました。
生クリームが大好きな息子。ケーキの中もみかん&生クリームでいっぱいです。
私も親になって10年が経ちました。
ブログを通じて、息子が赤ちゃんだった頃のことを、振り返ってみたいと思います。
息子が0歳の頃は、とにかく24時間育児に追われており、
夫も日付が変わってからの帰宅で、まともに話も聞いてもらえず、
子どもをかわいいと思う余裕などありませんでした。
しかし、息子が1歳になる頃、絵本の読み聞かせと出合い、
私の育児への精神的な負担は、大幅に軽減されました。
息子が1歳のころの育児日記に
「くもんの育児書を読んで、読み聞かせや語りかけがとても大切であることを知った」
と書いてありました。
もう手放してしまった本ですが、当時我が家には
くもん出版が出していた育児書があり、それに読み聞かせのことが書かれていたのを覚えています。
(この本が絵本の読み聞かせをする、きっかけになっていたことを、すっかり忘れていました)
『はらぺこあおむし』の卵をツンとさわる。
『もこ もこもこ』の赤いのをさわる。
などと、育児日記に絵本を読んだ感想が、嬉しそうに綴ってあり、
絵本の読み聞かせが当時の私にとって、刺激的だったことが伝わってきます。
育児日記に記録するだけでは物足りなくなり、絵本ダイアリーという本をみつけ、
読み聞かせ記録をつけるようになったのもこの頃でした。(1)
そして、記憶ではこの数ヶ月後に、絵本講師の方の絵本講座(2)を聞き、
私も絵本の読み聞かせのすばらしさを多くの人に知ってほしい!
と思うようにまでエスカレートし、
息子が2歳の時に、絵本講師養成講座の勉強を始め、3歳の時に図書館司書の勉強を始めています。
私はあることに興味を持つと、さらに追及してみたくなるタイプで、
最近は子供のサポートを優先させているため、活動はスローペースとなりましたが、
絵本に関しては、今も読み聞かせボラや研究会で勉強を続けています。
息子が生まれて10年。私が絵本の読み聞かせに目覚めて9年。
育児がつらいと感じた時、子どもに絵本を読んであげると、
不思議と気持ちが楽になったのを覚えています。
先日も、下の子が希望する習い事の見学に行ったものの、
成長の遅さが理由で、習うのを断られてしまい、二人で落ち込んでいました。
しかし、家に帰ってから娘と絵本を読んでいたら、不安な気持ちが吹き飛び、
「今は子どもたちに、絵本をたくさん読んであげよう」
という気持ちがわき、穏やかな気持ちになれたのです。
昨日は娘と一緒に図書館のおはなし会へ行ってきました。
こうして一緒におはなし会に参加するも、あと1年ちょっとでしょうか。
娘が選んだ絵本と、息子の好きそうな本を借りて帰宅すると、
二人とも嬉しそうに本を手に取り、読みだしました。
寝る前は児童書と絵本の読み聞かせを楽しむことで、親子共に心の中がリセットされます。
育児がしんどくないと言えば嘘になりますが、
読み聞かせに出合う前に比べたら、今はかなり絵本に助けてもらえるようになり、
負担が少しずつ軽減されてきました。
子どもたちも絵本の読み聞かせを、とても楽しみにしてくれています。
息子が10歳ということもあり、どんなに長く続いても、
息子に本を読むのは、あと2年ぐらいでしょう。
それにしても、子どもと絵本を楽しめる期間は、
10年前後しかないのだと思うと、なんだか短く感じます。
10年なんて、あっと言う間です。
やりたいことはたくさんありますが(3)、我が子への絵本の読み聞かせも、
リミットが近づいてきたので、今はこのかけがえのない時間を、大切にしたいと思います。
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【注】
(1)過去ログ
「読み聞かせ記録 『絵本ダイアリー』 6冊目突入!」 参照。
(2)NPO法人「絵本で子育て」センターに「絵本講師」として登録をしている人が行う、絵本の読み聞かせの大切さを語る講座。
(3)過去ログ
「欲張らず、細く長く、絵本と付き合いたい」 、
「子ども達と過ごす時間を大切にしたい」 参照。
【今日(昨日)読んだ絵本】
★ 竹内恒之 文 『盲導犬が日本に生まれた日 国産盲導犬第1号チャンピィを育てた塩谷賢一』 偕成社、2004年。
「息子は盲導犬関係のノンフィクション物がとても好き。親も知らないことだらけで読んでいて面白い。」(児童書)
★ 林明子 『ふたつのいちご』 福音館書店、1987年。
「娘がクリスマスになると、毎年借りたがるミニ絵本。親子の読み聞かせにピッタリ。」(絵本)