MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

絵本がたくさんあるリビングが大好き

2016年12月29日 | 絵本とインテリア
今年も残すところあとわずかとなりました。

冬休みに入ってから、子どもたちがずっと家にいたため、
部屋が散らかり放題だったのですが、今日は祖父母とお泊りのため、
朝から全部屋の掃除をしていました。


家の中はきれいになったのですが、
なんだか家の中が静かすぎて・・・

そういえば、以前もこんな風に感じたことがありました(1)

あの元気な声に、私のパワーを吸い取られていると思っていましたが、
実はパワーをもらっているだなと・・・

先日、娘のお友達の家にお邪魔したのですが、
リビングの子どもアイテムが少なく、スッキリしており、
羨ましいなぁと思いました。

息子の友達(女の子)が我が家へ来た時に

「絵本をあと1/3減らせばいいのに」

と言われた時はさすがに凹みました。

絵本は時々、子どもと相談しながら、読まなくなったものは、
リビングから書庫(2)へ移動させているのですが、
配本される本などもあるため、リビングにそれなりの量はあります。

絵本を減らしたら?と提案されたと、息子に伝えたところ

「絵本は減らさなくていい!自分が読みたいと思った時に、
 絵本が家にあるほうがいいし、図書館みたいな家のほうがいい!!」

と言ってきたのです。

この発言には驚きましたが、確かに息子や娘は、
よく絵本棚から絵本や本をとりだして読んでいます。

この子たちにとって必要な本なら、無理して減らそうとしなくていい。
傍から見たら多いと思われていても、我が家にはこれがちょうどいい量なんだ!

と思え、モヤモヤが晴れました。

最近、マンションに入居した時から敷いているプレイマットを
もういい加減に撤去したいと思っていましたが、
プレイマットのおかげで、子どもたちの足音などが、階下に響きにくくなっています。

子どもたちが伸び伸びと過ごせる、居心地のいいリビングって素敵です。

シンプルですっきりとしたリビングにもあこがれますが、
我が家はもう少し、たくさんの絵本に囲まれた生活を、楽しみたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「絵本やおもちゃで散らかったリビングは、幸せな空間」 参照。

(2)過去ログ 「増え続ける絵本の置き場 3 ―手持ち絵本を厳選する―」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ いわいとしお 作・絵 『100かいだてのいえ』 偕成社、2008年。
「息子も娘も大好きな絵本。絵をじっくり楽しむのに向いている絵本。」(絵本)

【管理】日大通教時代の記録を一部アップしました

2016年12月20日 | 管理人からのお知らせ
「管理人からのお知らせ」を使っての報告はかなり久しぶりです。

昨日、私が通信制大学時代(20代前半)に、WEBにUPした記事の一部を、
ブログに載せました。(日付は当時のままで、数か所だけ加筆と訂正しました)

「日大通教編入までの道のり」
「まゆみと国文学 ――どうしてこんなに国文学が好きか」
「通教生の教育実習体験記」
「まゆみの通教3年間」
「まゆみの大学院合格まで」

(古い記事は、左のバーの「バックナンバー」から読むことができます)

最近のMAYU CLUB ~まゆみの絵本棚~ は、絵本とインテリアの記事が多いので、
今から10年以上前の、勉強に関する記事を読む人は、今の読者層の中にはいないと思います・・・

しかし、このブログの前身は、大学の通信教育部で勉強する学生たちが、
勉強方法などを情報交換する、交流の場だったことや、
私が今どうして、絵本や児童書に関する勉強しているのかの原点が書かれてあるので、
私の歴史の一つとして(?!)載せることにしました。

学生時代の記事を読み返したところ、文章は下手なものの、
ものすごく情熱的で、研究熱心で、この頃から何事に関しても、
妥協せずに追求していくことが好きだったようです。

この頃の情熱を忘れかけていたので、久しぶりに読み返したところ、
昔の自分からいい刺激を受けました。

ちなみに、ここ1,2年書いている絵本とインテリアの記事、なかなか面白いです。

絵本好きで、インテリアのことを載せている人はあまりいないので、
だったら私が情報発信しよう!と思いました。

形からでもいい、絵本をきれいに置ければ、絵本を置く空間が居心地よかったら、
いいのになぁ・・・と思うママさんの気持ちは、とてもよくわかるので。

ママさんたちが、絵本は邪魔!と思わず、絵本を取り入れながら、
どうやって家庭に居心地のいい空間を作っていくか?
これらのお手伝いができたら、これほどうれしいことはありません。

インテリアの邪魔だとか、物が増えるという理由で、
絵本を読まなくなったら悲しいじゃないです。

我が家は狭いので、物を増やしたくない気持ちはすごくわかるので、
どうやって絵本などを読んでいくのかなども、書けたらと思います。

最近は図書館も「居心地」を大事にしているので、
インテリアにも凝っています。

私もいずか図書館で働く際には、居心地作りの仕事もしてみたいです。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ 城島充 作 『義足でかがやく』 講談社、2016年。
「息子と寝る前に読んでいるノンフィクション。パラリンピックを見た子供たちに手渡したい一冊。」(児童書)

★ 島田ゆか 『バムとケロのおかいもの』 文渓堂、1999年。
「娘のお気に入り。漫画のようなコマ割りなので、絵をさしながら読んであげるといい。絵をじっくり楽しめる絵本。」(絵本)
 

小4息子の読書力がついてきた

2016年12月17日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
今年も残すところ、あと半月程となりました。

少し早めに大掃除に取り掛かったからか、大掃除はほぼ終了したものの、
年賀状書きや、毎日の家事、年末イベントの準備など、
あわただしい日々を送っています。

今日はちょっと嬉しかったことがあったので、ブログで紹介したいと思います。

小4の息子が小さい時から、いつも絵本を片手に読み聞かせをしていました。
私も息子もその時間がとても好きだったからです。

本が好きな子は国語力があるので、小学校に入っても、
勉強に困らないと聞いたことがありました。

それらを狙って絵本を読んでいたわけではないので、
国語力に関してはあまり気にしていなかったのですが、
息子の苦手な科目が「国語」であることに、引っかかりを感じていました。

得意なのは算数や理科。
夫が理系タイプなのですが、息子も理系タイプのようで、
文章を書くのは大の苦手。文章を読む限り、作文能力は小学1年生の子より低そうです。

活字を読むことも好きではなく、家でも読書というよりは、
絵本や図鑑の絵や写真を眺めているような感じで、
読書には程遠い生活を送っていましたが、それでもいいと思っていました。(1)

息子はノンフィクションが好きなので、私はよく図書館で、
挿絵や写真の多い、ノンフィクションの本を借りてきました。

家にさりげなく置いておくと

「おもしろそう!!」

と言い、寝る前に満足げな顔で本を持ってきました。

小が校4年生にもなって、子どもが自分で本を読まずに、
親に読んでもらうなんて、甘やかしだろうか?
子どもが自ら読書をする機会をなくしてしまっていないだろうか?
と、悩むこともありました。

それでも、本人が望むうちは、寝る前の読み聞かを続けようと決めていました。
読書だけでなく、心のケアにもなると思っていたからです。

しかし、小4も後半に差し掛かったころから、息子に変化が出始めてきました。
活字の多い本を、手に取るようになってきたのです。


左側が娘の絵本コーナー、右側が息子の児童書コーナー(外にもあります)

あまり寄り付かなかった児童書の本棚から、本を取り出し、
夢中になって読んでいる姿を、よく見かけるようになりました。

最初から最後までは読んでいないかもしれませんが、
拾い読みはしていると思います。

今までは、家にあっても興味を持たれなかった本が、
手に取られるようになったのです。

これは私の予想なのですが、小4になり、国語の教科書に出てくる作品も、
活字の占める割合が増えてきました。

学校から国語の教科書を音読する宿題が出ているのですが、
音読で字を読むのに少し慣れ、長い文章も読めるようになったのだと思います。

といっても、小学2年生向けくらいの本を、やっと一人で少し読めるようになった程度ですが、
親の私から見たら大進歩です。

寝る前の読み聞かせでは、小学3、4年生向けの本を読むことが多く、
ノンフィクションなどだと、5,6年生向けの本も楽しみます。

本来なら自力で読めるのが理想ですが、読んでもらうことで、
その年齢に出合っておきたい、読みたい作品を楽しむことができたのは、
よかったと思っています。

読書力をつけようと思って、読み聞かせをしてきたわけではなかったので、
結果的に、少しずつ読書力がついてきたことは、嬉しい誤算でした。

小学校時代は、本が好き!という気持ちや、本と仲良くなることが大事なのだと、
改めて感じました。

我が家のように、小さいころから絵本を読み聞かせしていても、
読書は苦手という子はいるのではないかと想像しています。

年齢を重ね、読書力が追い付いてきたとき、
自ら本を手に取ってくれたら、万々歳なのかなと思いました。

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【注】

(1) 過去ログ 「小学1年生の息子に読書を強制しない」 「息子は活字が苦手・・・でも物語が大好き!」 「本は楽しむものでしょ?」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ 城嶋充 『義足でかがやく』 講談社、2016年。
「息子が今、寝る前に読んでいるノンフィクション。スポーツが好きな子におすすめ。」(児童書)

読み散らかした絵本をしまう場所

2016年12月09日 | 絵本とインテリア
師走は何かと忙しく、日ごろの家事に大掃除や行事が加わり、
毎日あわただしい日々を過ごしています。


数日前、リビングの壁面の絵本棚に入れていた児童書を、
何十冊かキッチンのカウンターの下の本棚へ移動させ・・・


空いた絵本棚のスペースに、
読み終わった絵本を入れるスペースを、2か所作りました。

以前作った「ゆとりの空間」(1)も利用。

我が家は絵本が床に散らばって居ることが多いので、

「とりあえず本棚に戻して」

と子どもたちに言うと、この場所に入れてくれます。

もとあった場所に、子どもがきっちり戻すのは面倒ですが、
「とりあえずここに片づける」という場所があると、
片づけのハードルが、ぐんと低くなるので、片づけやすいです。

片づけないでそのまま床に散らかったままの絵本は
私が床から拾って、この「よみおわったえほん」の本棚に入れて、
あとで時間があるときに、絵本をもとの場所へ戻します。

その時、娘の読んだ絵本を手に取り

「こんな絵本に興味を持つようになったんだ」

と思ったり、息子の読んだ絵本を手に取り

「まだ絵本に興味があるんだなぁ」

と思ったり、私の知らない子どもたちの一面を、
絵本の片づけを通じて知ります。

最近は寝る前にずっと児童書をリクエストしてきた息子でしたが、
今日は『おとうさんのちず』(2)をリクエストしてきたので、

「こういう気分なんだぁ・・・」

と、少し驚きました。

自分で読める絵本であっても、読んでもらいたいようです。

一方、学校物の児童書は、読んでもらうよりも、一人で読む方が好きなようで、
寝る前に私のところに持ってくることは、ほとんどありません。

娘は『バムとケロのにちようび』(3)をもってきました。
寝る前に、絵をじっくり見て楽しみたかったようで、
一緒に絵を見て楽しい気持ちになりました。

今年もあと20日ほどですが、年内にどんな絵本を子どもたちと読めるのか、
今からとても楽しみです。

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【注】

(1) 過去ログ 「絵本棚にゆとりの空間を作る」 参照。

(2) ユリ・シュルヴィッツ 作 /さくまゆみこ 訳 『おとうさんのちず』 あすなろ書房、2009年。

(3) 島田ゆか 『バムとケロのにちようび』 文渓堂、1994年。

息子が生まれて10年、絵本の読み聞かせを始めて9年

2016年12月02日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
先日小4の息子が10歳の誕生日を迎え、
今年も手作りケーキを作り、家族でお祝いをしました。


生クリームが大好きな息子。ケーキの中もみかん&生クリームでいっぱいです。

私も親になって10年が経ちました。
ブログを通じて、息子が赤ちゃんだった頃のことを、振り返ってみたいと思います。

息子が0歳の頃は、とにかく24時間育児に追われており、
夫も日付が変わってからの帰宅で、まともに話も聞いてもらえず、
子どもをかわいいと思う余裕などありませんでした。

しかし、息子が1歳になる頃、絵本の読み聞かせと出合い、
私の育児への精神的な負担は、大幅に軽減されました。

息子が1歳のころの育児日記に

「くもんの育児書を読んで、読み聞かせや語りかけがとても大切であることを知った」

と書いてありました。

もう手放してしまった本ですが、当時我が家には
くもん出版が出していた育児書があり、それに読み聞かせのことが書かれていたのを覚えています。

(この本が絵本の読み聞かせをする、きっかけになっていたことを、すっかり忘れていました)

『はらぺこあおむし』の卵をツンとさわる。
『もこ もこもこ』の赤いのをさわる。


などと、育児日記に絵本を読んだ感想が、嬉しそうに綴ってあり、
絵本の読み聞かせが当時の私にとって、刺激的だったことが伝わってきます。

育児日記に記録するだけでは物足りなくなり、絵本ダイアリーという本をみつけ、
読み聞かせ記録をつけるようになったのもこの頃でした。(1)

そして、記憶ではこの数ヶ月後に、絵本講師の方の絵本講座(2)を聞き、
私も絵本の読み聞かせのすばらしさを多くの人に知ってほしい!
と思うようにまでエスカレートし、
息子が2歳の時に、絵本講師養成講座の勉強を始め、3歳の時に図書館司書の勉強を始めています。

私はあることに興味を持つと、さらに追及してみたくなるタイプで、
最近は子供のサポートを優先させているため、活動はスローペースとなりましたが、
絵本に関しては、今も読み聞かせボラや研究会で勉強を続けています。

息子が生まれて10年。私が絵本の読み聞かせに目覚めて9年。

育児がつらいと感じた時、子どもに絵本を読んであげると、
不思議と気持ちが楽になったのを覚えています。

先日も、下の子が希望する習い事の見学に行ったものの、
成長の遅さが理由で、習うのを断られてしまい、二人で落ち込んでいました。

しかし、家に帰ってから娘と絵本を読んでいたら、不安な気持ちが吹き飛び、
「今は子どもたちに、絵本をたくさん読んであげよう」
という気持ちがわき、穏やかな気持ちになれたのです。



昨日は娘と一緒に図書館のおはなし会へ行ってきました。
こうして一緒におはなし会に参加するも、あと1年ちょっとでしょうか。

娘が選んだ絵本と、息子の好きそうな本を借りて帰宅すると、
二人とも嬉しそうに本を手に取り、読みだしました。

寝る前は児童書と絵本の読み聞かせを楽しむことで、親子共に心の中がリセットされます。

育児がしんどくないと言えば嘘になりますが、
読み聞かせに出合う前に比べたら、今はかなり絵本に助けてもらえるようになり、
負担が少しずつ軽減されてきました。

子どもたちも絵本の読み聞かせを、とても楽しみにしてくれています。

息子が10歳ということもあり、どんなに長く続いても、
息子に本を読むのは、あと2年ぐらいでしょう。

それにしても、子どもと絵本を楽しめる期間は、
10年前後しかないのだと思うと、なんだか短く感じます。

10年なんて、あっと言う間です。

やりたいことはたくさんありますが(3)、我が子への絵本の読み聞かせも、
リミットが近づいてきたので、今はこのかけがえのない時間を、大切にしたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 読み聞かせ記録 『絵本ダイアリー』 6冊目突入! 参照。

(2)NPO法人「絵本で子育て」センターに「絵本講師」として登録をしている人が行う、絵本の読み聞かせの大切さを語る講座。

(3)過去ログ 欲張らず、細く長く、絵本と付き合いたい 、 「子ども達と過ごす時間を大切にしたい」 参照。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 竹内恒之 文 『盲導犬が日本に生まれた日 国産盲導犬第1号チャンピィを育てた塩谷賢一』 偕成社、2004年。
「息子は盲導犬関係のノンフィクション物がとても好き。親も知らないことだらけで読んでいて面白い。」(児童書)

★ 林明子 『ふたつのいちご』 福音館書店、1987年。
「娘がクリスマスになると、毎年借りたがるミニ絵本。親子の読み聞かせにピッタリ。」(絵本)