MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

そうはいってもリビングに絵本を置きたい

2016年02月29日 | 絵本とシンプルライフ
この間節分をやったと思っていたのに、
もう明日から3月になろうとしています。

毎年3月3日のひな祭りの日にお雛様をしまうので、
お雛様を楽しむのもあと3,4日かと思うと寂しいものです。

我が家はいつも、絵本棚の上に兜やお雛様を飾っています。


小さいですが、右側のひな壇がお雛様です。

絵本棚の上はとても便利で、飾ったものが主役になるので、重宝しています。

子どもたちがテーブルの前に座ったとき、
目に飛び込んでくる位置なのもポイントです。

縦長リビングの我が家は、壁にずらりと絵本を並べているので、
リビングは絵本でいっぱいなので、
他に何かを置こうと思っても、置くことができません。

娘が以前からピアノを習いたいと言っており、
電子ピアノ(以下ピアノ)を置く場所を何とか確保しなければ・・・と思っているのですが、
そうなると、図鑑や百科事典、息子の児童書を移動することになります。

う~~ん・・・

いい場所にあるので、移動したくないです。

我が家はマンションによくある間取りで、
リビングの横に和室があるのですが、和室にピアノが
一番現実的かもしれません。

(和室にピアノだと、畳が沈んでしまいそうですし、
 インテリアとしてもイマイチだと思いますが・・・)

もっとリビングの絵本を減らさないと、
ダイニングテーブルやピアノや机が、置けないのはわかっています。

しかし、狭い家だからといって、何でも減らせばいいとは思いません。

自宅にたくさん絵本がなくても子育てはできますが、
リビングにある絵本は、かなり稼働率が高く、今子どもたちに必要な絵本が多いので、
手に取りやすいリビングにあるのが一番だと思っています。

(これでもリビングの絵本は、かなり厳選しました)

私も娘も音楽がとても好きですが、絵本とピアノのどちらかをとるといったら、
今は絵本をリビングに置きたいです。

まだ娘はピアノを習っていませんし、
ピアノに関心のない息子のことを考えると、
二人にとって関心の高い絵本が、リビングにあるほうがいいと思うので・・・

娘がピアノを習い始め、練習が頻繁になってきたら、
位置が変わるかもしれませんが、今のところは、
リビングに絵本があるほうがしっくりきます。

ピアノのあるリビングは素敵だと思いますが、
実は憧れているのは親だけで(和室に置くよりリビングのほうが素敵とか)、
子どもは好きな本に囲まれたリビングのほうが、嬉しいと思います。(特に息子は)

今は和室で鍵盤ハーモニカを一緒に吹きながら、
今後、ピアノをどうするかを、じっくり考えていきたいです。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ なかがわりえこ 作/ おおむらゆりこ 絵 『そらいろのたね』 福音館書店、1967年(傑作集)。
「娘からのリクエスト。春が恋しい今、そして春に読みたい。『ぐりとぐら』好きな子におすすめ。」(絵本・再読)

★ ロアルド・ダール 作/ クェンティン・ブレイク 絵/ 柳瀬尚紀 訳 『すばらしき父さん狐』 評論社、2006年。
「『チョコレート工場の秘密』を書いた、ダールの本。少し短め。寝る前の読み聞かせにも。」(41/50 児童書)

子どもの本の学校 多摩校 最終日

2016年02月22日 | 日本子どもの本研究会
先週は息子のインフルエンザの看病から解放され、
日本子どもの本研究会のが主催する、子どもの本の学校へ行ってきました。

秋冬になると、月に2回くらいのペースで講座が行われるので、
今年はたくさん参加したいと思っていましたが、
秋冬は家族が何かと病気をもらってくるので、今回も「時々参加」でした。

いつも子どもは夫に預けていくのですが、夫のボラ活動と重なってしまったときは、
娘を預けることができません。

(夫は息子の通う習い事のボランティアスタッフをしています)

参加を断念しようと思ったのですが、どうしても聞きたい講義だったので、
思い切って子連れで参加をしたところ、会の方が気持ちよく対応してくださいました。
スタッフの方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。

子どもまで連れて勉強しに来なくても・・・
子どもが大きくなってからでいいんじゃない?


と思う人もいるかもしれませんが、
私にとって、学びはとても大切です。

子供が大きくなってからでも学ぶことはできるので
今は育児に専念をしたほうがいいのかもしれませんが、
子どもの本の空気を吸うと、夢に向かって頑張ろうと思えます。

自宅にいて子育てだけをしていると、児童書の勉強をしている人達との出会いが
なかなかありません。

すると、人との出会いや刺激がなくなり、
学びに対して消極的になり、学びを続けにくくなります。

しかし、自分が学ぶ場所を確保しておくことや、
同じような志を持った仲間と交流することで、
いい刺激を受け、向上する気持ちが強くなります。

私のように専業主婦は、そうした場所に足を運ばないと、
どんどん流されて行ってしまいうのです。

別に勉強しなくても、生活していけるのですから・・・

コツコツためたお小遣いから、参加費や交通費を捻出しているので、
知らないことをいっぱい吸収して帰ろう!
という気持ちになります。

昨日の子どもの本の学校は、翻訳家の前沢明枝さんのお話で、
翻訳者はどんなことを考えて、絵本や児童書を訳をしているのかを、
少し知ることができました。

お話を聞きながら、文学研究と翻訳は、少しばかり似ている気がしました。

とても丁寧に作品を読み込むところ、さまざまな角度から作品を分析するところ、
五感を使って作品世界を感じるところなどです。

こうしてみると、子どもの本の世界と文学研究は、
対極的なように見えて、実は深く関連しているように思いました。

来週も日本子どもの本研究会の研修があるのですが、
その日は子どもも夫もOFFの日なので、
家族で過ごすか、研修に参加するか迷っているところです。

家族で過ごす時間も大事にしたいので、話し合って決めたいと思います。

【追記】

子どもの本研究会の研修会に参加する気満々でしたが、
夫の休日出勤、息子の習い事、両親の訪問により、今回は諦めました。

勉強したいことは山ほどありますが、
子どもたちが小さい時は、親のサポートが必要なことが多いことや、
両親が元気ないうちに、親孝行をしてあげたいので、勉強は後回しにしています。

これからも「行けるときに参加する」のスタンスで、細く長く学び続けたいです。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ 松谷みよ子 作 /上野紀子 絵 『さよならさんかくまたきてしかく』 偕成社、1979年。
「寝る前にわらべうたを歌う感覚で読みたい絵本。「あかちゃんのわらべうた」と書いてあるものの、幼稚園時でも楽しめる。」(絵本・再読)

★ 中川李枝子 作 /大村百合子 絵 子どもの本研究会 編 『いやいやえん』 福音館書店、1962年。
「娘に読んでみたが、長い文章はちょっと難しかったかも?年中くらいから楽しめる児童書。」(児童書・再読)

子供部屋のようなリビングのメリット・デメリット

2016年02月12日 | 絵本とインテリア
絵本棚を少しだけ変えてみました。

以前から絵本棚の背表紙だけが見える空間に、
圧迫感を感じていたため、思い切って空間を作り、鏡を置いてみたのです。


お人形さんの下に鏡が置いてあります。

インテリアなどで使う、棚の一部に空間を作り、スッキリ見せる技で、
鏡のおかげで光が反射し、明るさも保てるので、私のオススメ技です。

ちなみに鏡の下は、娘のぬり絵や落書き帳などが入れてあり、
その左側の引き出しから、クレヨンなどを取り出してお絵かきを始めます。

さらに下の引き出しには、お人形さんの着替えなども入っており、
すぐにお人形さんのお世話ができるようになっています。
(なので、すぐ散らかってしまうのです・・・)

娘の場合、まだ4歳なので、絵本とおもちゃを完全に分けずに、
使いやすい位置に置くよう心掛けているのです。

そして、積み木やレゴブロックなど、量のあるおもちゃは、
リビングの隣の和室に置き、和室で思いっきり遊べるようにしています。

本当はリビングにおもちゃがないほうが、散らかりにくいのですが、
ぬり絵などはテーブルの上でするので、テーブルの近くのほうが
すぐ出してすぐ書けるので、片づけもしやすいのです。

といっても、ロースタイルの我が家は、床に絵本やおもちゃが散乱するので、
散らかりやすいのですが・・・(笑)

リビングのプレイマットは、もうかなり昔から敷いているのですが、
気を抜くと子どもたちがバタバタするため、なかなかはがせません。
(下の階に音が響きにくくするための防音対策)

まぁ、あと数年したら、プレイマットをはがせる時が来ると思うので、
その時期を気長に待ちたいと思います。

我が家のような狭い家では、絵本リビングを楽しめる期間が、
限られれいますしね。

我が家のリビングを、子供部屋を間違えられたことは数知れず・・・

ソファーは?ダイニングは?お客さんが来たらどうするの?

と、外野から言われそうですが、ちゃぶ台の前に座ってお茶していますし、
座布団を出し、足がしびれないよう崩して下さいと声もかけています。

私自身、リビングにはソファーやダイニングがあって当たり前!

という考えが昔からなく、どうしたら、狭い空間でも
子どもをのびのび育てられるか、今まで考えてきました。

リビングに絵本があると、すぐ絵本でリビングが散らかり、
片づけが大変ですが、どんな本を読んだかがすぐにわかるので、
そこは大きなメリットです。

ロースタイルだと、子どもが本を手に取ってテーブルで読むという流れが
とてもスムーズだなぁと感じています。
(図書館のキッズコーナーをイメージしてみてください)

食事の時、私が立ったり座ったりするため、配膳が少し面倒ですが、
子どもたちにも手伝ってもらっています。

食事中に子どもたちが立ち歩くので、毎回座るよう言っていますが、
学校や幼稚園では座って食べているので、まぁいいやって感じです。

画像からはわかりませんが、丸テーブルに座ると、
面出し絵本棚が目に入ってくるので、おすすめ絵本が、
手に取りやすい環境にあります。

今、ダイニングテーブルを置かない大きな理由は、
この環境を壊したくないからです。

椅子生活にもあこがれますが、絵本のあるロースタイルリビングは
家族みんなが気に入っているので、もうしばらく床生活を続けたいと思います。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ ドン・フリーマン 作 /さいおんじさちこ 訳 『くれよんのはなし』 ほるぷ出版、1976年。
「小さな絵本。寝る前に読むとほっこりした気持ちに・・・短い絵本なので、時間がない時にもおすすめ。」(再読・絵本) 


絵本が減っても絵本が好き

2016年02月07日 | 絵本とシンプルライフ
最近は子供の成長に伴い、絵本やおもちゃの量が増えてきたため、
手狭に感じるマンションと物の量のことで、いろいろ悩んでいましたが、(1)
ここにきて、やっと自分の中で大事なことがわかってきました。

それは、自宅にある絵本が多い少ないに関係なく、
私も子どもも絵本の読み聞かせが好きな気持ちに、変わりはないということです。

家の本の量を減らすなんて、本好きのすることじゃないし、
本が好きでなくなったのでは?

と、自分自身、思ったりもしました。

しかし、私自身は書店や図書館が好きで、
買っては読み、借りては読み、次は何を読もうかなと、
本への関心は相変わらずです。

子どもたちも、相変わらず寝る前に本を持ってきますし、
毎日部屋を片付けていても、毎日床に本が落ちているので、
毎日手に取っていることが分かります。

本が少し減っても、長年続けてきた読書の習慣や書籍愛は
そう簡単になくならないことに気が付きました。

絵本や本などの「物」が好きというよりは、
読書や読み聞かせという行為が好きなのだと思います。

子どもたちが(特に下の娘)買った本を手に取らないことも多いですが、
単に今は興味がないだけ、あまりその本が好きでないだけで、
読書や読み聞かせ自体は好きなのです。

そう考えたら、なんだか気持ちがとても楽になりました。

「本好きはこうあるべき」などということはなく、
いろいろなタイプの本好きがいていいのだと・・・

これからも、読書や読み聞かせを楽しみたいです。

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【注】

(1) 過去ログ 「大量にある絵本の量を減らす」 「出番がなくなった絵本、おもちゃ、洋服たちは・・・」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ 那須正幹 作 /小松良佳 絵 『大あばれ山賊小太郎』 偕成社、2002年。
「息子が10日ぶりくらいに持ってきた。読みかけだったので続きを少し読む。」(児童書)

★ シャーリー・ヒューズ 作 /ほしかわなつこ 訳 『あげる』 童話館出版、2008年。
「ものすごく地味な絵本なのに、娘がとても気に入った。4歳くらいの子におすすめ。」(199/200 絵本)

出番がなくなった絵本、おもちゃ、洋服たちは・・・

2016年02月04日 | 絵本とシンプルライフ
最近は幼稚園や小学校のイベントの準備で、バタバタしており、
なかなかブログ更新をする時間がありませんでしたが、
今朝やっと峠を越え、やっとブログを書く時間を作ることができました。

最近力を入れてきた、家の物や絵本の量を減らしたことについてを、
少し綴ってみたいと思います。(1)

絵本の量を減らすなんて、とんでもない!

と、絵本好きな方から、お叱りを受けそうですが、
今後も絵本を買うことを考え、赤ちゃん絵本を減らしたところ・・・



絵本棚のギュウギュウ感がだいぶ減り
新しく買う絵本を入れるスペースが生まれました!

サイズアウトした服をお下がりに回し、
これから着る服を入れるスペースを作った感じと似ています。

本当は、絵本って服よりも長く楽しめ、旬を過ぎたと思いきや、
また戻ってくることもあるので、そうしたことも楽しみたかったのですが
スペースに余裕がなく、いつも思い悩んでいたので、
手に取らなくなった赤ちゃん絵本に、場所を譲ってもらい、精神的に楽になりました。

家が狭くても、新しい本を古い本を入れ替えれば、
これから先も、読みたい本を買い続けることができるのですから。

公共図書館なども、新しい本を購入し、
古い本をリサイクル図書に出すなどして、破棄しています。

ちなみに、自宅にあるおもちゃや服も、子どもたちと相談しあい、
出番がほとんどないものは、ほしがっている人のところへ回しました。

ポイッと捨ててしまうほうが楽ではありますが、
子どもたちだって、遊んできたおもちゃがゴミになるよりは、
ほしがっている赤ちゃんや子どものところに行くほうが喜びます。

ここ数日は、幼稚園のバザーの準備があったからか

「このふく、あかちゃんにあげる!」

「これ、幼稚園のバザーに出していいよ!」

と子どもたちが言い、おもちゃ箱やタンスから服やおもちゃを出してきました。

今はほとんど使っていないから、喜んでくれる人にあげたい

こうした気持ちが子どもたちに生まれてきたことが、とても嬉しいです。

次の引き取り手が見つからず、処分せざるを得ないものもありますが、
少しの手間で、物が活かされる経験をすると、
手間を惜しみたくないと思う気持ちが、自然と生まれてくるので、
親子でこの手間を大事にしたいと思います。

とはいっても、我が家にはまだまだ、息子が幼稚園に入る前から遊んでいる
絵本やおもちゃが今も現役で活躍しており、
結果的には、質のいい絵本やおもちゃは長く家に居続けます。

これらの絵本やおもちゃは自信を持ってお嫁に出せるものばかりなので、
幼稚園や児童館で喜んでもらそうです。

そして、子どもたちの大のお気に入りは、場所が許す限り
手元に残したいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「大量にある絵本の量を減らす」 参照。