高畠純さんと斉藤洋さんの対談 2013年08月19日 | 講演会や勉強会 先日クレヨンハウス主催の子どもの本の学校(23期)で 高畠純さんと斉藤洋さんの対談があったので聞きに行ってきました。 絵本は好きでいろいろ読んでいたのですが 児童文学は宮澤賢治や浜田廣介くらいしか知らなかったので 斉藤洋さんのことを知らないで参加してしまいました。 プロフィールを見ると中大の院の文学研究科を修了しており なんと私の先輩にあたる人方でした! (国文ではなくドイツ文学専攻) やさしい文章を書くのに対して、斉藤洋さんの人柄(毒舌トーク?)は ずいぶん対照的なのですが(笑)研究会等でいろいろな先生方を見てきた私には さほど違和感なく聞くことができました。(むしろ面白かったです) 頭の回転が早く、聞く側を飽きさせないところはさすがで 本を書くにあたってもそうしたことに気を付けていることがよく伝わってきました。 言葉遣いは雑ですが、とても頭のいい方という印象でした。 イラストレーターの高畠純さんは『だじゃれテストラン』の挿絵を描いている方です。 過激な?斉藤洋さんに対してとても穏やかな雰囲気で お二方はお互い刺激し合ってここまできたということです。 夫婦で言うなら、斉藤洋さんが夫で、妻が高畠純さんでしょうか。 違うタイプ同士ですが、お互いが相手のことをよくわかっているので 私も夫とこんな関係に慣れたらいいと思いました(笑) 1年生の息子にお二方が書いた『ペンギンたんていたい』(1年生~)の本をお土産に買ったところ 息子はかなり気に入り、早速読んでくれと言ってきました。 一人で本を読むのは苦手なので(面倒なだけ?)結局私が読むのですが まぁ無理して一人読みを薦めるよりは 本に関心を持ってくれる方が嬉しいので、今はまだ私が読んでいます。 息子は「エンヤラドッコイ!」と何度も口ずさんでいたので 斉藤洋さんの文章は子供の心をつかむし その文章の絵を描いている高畠純さんの絵は 細かいところまで丁寧に書かれてあり、観察力の鋭い子どもの期待に 答えてくれる素敵な絵だと思いました。 これをきっかけに、児童文学作品ももっと読んでみようと思いました。 子どもの本の学校は1回対談を聞くのに2,500円かかります。 サイン本がほしい場合は、本を買うので、それと交通費を含めると だいたい1回につき5,000円くらいはかかってしまうのですが それでも行く価値があるな~~と思うのです。 私のお小遣いは最近全くたまらず 子どもの本関係の勉強に吸い取られているのですが いいお金の使い方だなと我ながら思うのでした♪