MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

絵本で育った娘が中学生に!朝読書の本選びは?

2024年04月14日 | 我が子の読書
忙しい日々が続き、なかなかブログが書けませんでしたが、
新しい職場での図書館オリエンテーションも終わり、一息ついたので、少し近況を書きたいと思います。


娘の小学校卒業と同時に、私も3月までいた職場を卒業しました。そのときにいただいた花束。

この春、小学生だった娘が小学校を卒業し、中学校に入学しました。

小さい頃から絵本好きで、本好きな娘ですが、字の小さい本は躊躇する傾向がありました。

「中学で「朝読書」(注1)の時間に読む本を買っていいよ」

と伝え、一緒に書店へ行ったとき、娘が面白そうだと手に取ったのは
猫が出てくる、ある作家の小説の文庫本でした。

私は文庫本を読んだことがない娘が、小さな字だらけの本を読めるか心配で
本当に文庫本でいいのか心配をしたのですが、

「字が小さくても大丈夫。猫が出てくるって、面白い話が多いんだよね。ファンタジーとかだと思うし」

と言うので、本人の気持ちを尊重し、本を購入しました。

結果、文庫本も朝読書の時間に抵抗なく読めたようで、読み進めているようです。

小学生の時は、文庫本なんて全く読まなかったのに・・・

と、内心驚きましたが、中学生になって、ちょっと背伸びをしたかったのかもしれません。
そういえば、息子も中学生になってからは、ショートショート(注2)の文庫本ばかり買っていました。

文庫本も読めるようになった娘の成長に驚きました。
「自分が読む本は自分で選ぶ」というスタイルが小6頃には確立したことから、
本の配本サービスは止めることにし、今は学校図書館や書店で自分が読みたい本を選んでいます。
(この辺の話は後日書く予定)

本に関して私は「この本は中学生にも人気があるよ」と言ったり、簡単にあらすじを話す程度です。
(仕事柄、中学生がよく読む本のことには詳しいので)

良書などは読んでほしいものの、読むことは強制はせず、
本人が主体的に読みたいと思う本を尊重しています。

5分位で読める、短編の5分後シリーズなどでなく、
普通の長編をそのまま抵抗なく買ってしまう娘を見て、
小学生の時に、小学校の図書館でさまざまな長編小説(といっても小学生向け)を読んでいると、
大人が読むような長編にも抵抗がないのかもと思いました。

彼女の中では「その本は面白いか?」が重要で、面白ければ長い小説でもかまわないようです。

上の子は星新一のショートショートしか読めなかっただけに、
兄弟で同じような読書環境を整えても、子どもによって好きな本のジャンルも異なり、
読める本の長さも異なるのだと思いました。

息子も娘も絵本好きでしたが、活字だらけの読み物を読む事に対しては
ハードルが高かったことから、本を読み続ける子に育つかどうかは
あまり期待しないようにしていましたが、娘は中学の朝読書のおかげか、
今のところは読んでくれています。(息子も中学までは読んでいた)

「絵本の読み聞かせをしていれば、自主的に本を読む子に育つ!!」

という思い込みはなかったので(息子の時に実証されていたため)
学校で決められた時間に本を読んでくれるだけでも、こちらとしては嬉しいです。

娘は動画もアニメも漫画も大好きで(私は見てほしくなかったものの、夫が見せていた)
読書は朝読書の時にするくらいなので、本の虫ではありませんが、本は好きなので、
緩く本と繋がってくれていたら御の字、ぐらいに思っています。

自主的に読みたい本を読んでもらうのが、今は一番だと思うので、
(結局それが細く長く読書を続けることに繋がりやすい)
今後も娘の読書を気長に見守ります!


【注】

1)朝の会の前後行われる、10分程度の一斉読書の時間。学校によって実施するしないは異なる。

2)5分~10分くらいで読める、短い小説のこと。

【今日(昨日)読んだ本】

小川哲 作 『君のクイズ』 朝日新聞出版、2022年。
「職場で紹介するために読んだ、クイズ番組に出る有能な出場者が主人公の小説。クイズ回答者の頭の中がわかり、内容も面白い!昨年の本屋大賞ノミネート本。」

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児童書コーナー、満員?!

2021年09月20日 | 我が子の読書
息子(中3)と娘(小4)の児童書コーナーは、絵本リビングのダイニング側にある
キッチンカウンターの下にあります。


右側が娘の本棚、左側が息子の本棚。

最近このコーナーに児童書が入りきらなくなり、
娘の児童書は、一部の絵本棚や秘密基地(1)に少しずつ移しています。

絵本棚だけでもいっぱいあるに、児童書もいっぱいになってしまい、
本の置き場に苦労するのは、本好きの宿命でしょうか・・・

子ども達に聞きながら、少しずつ
一軍と二軍にわけていこうと思います。

ちなみに、息子の本棚は、鉄道の本や歴史の本、男の子が主人公の本、星新一の小説が多いのに対し、
娘の本棚は、動物が主人公の本や、アニメの小説が多いです。
(ここにはあまり映っていませんが、ドラえもんやポケモンの映画版の小説などもあり)

今回は小4の娘の本について、少し書きたいと思います。

ずっと絵本の良書を読んでいた子が、アニメの小説なんてどうなの?!

と思いそうですが、ドラえもんの映画化された小説が入っている「小学館ジュニア文庫」は
文章表現などもよく考えられて作られているので、私の中ではOKです。

(あとは『ドラえもん』自体がとてもいい作品なので、子どもにも読んでもらいたい)

なので、アニメの小説だからといって、毛嫌いはせず、
本人が自ら読みたいと思う本も大切にしています.

かといってアニメの小説だけではなく、動物が主人公の小説(良書)も好きです。
特にねずみが主人公の本が好きで、ねずみが主人公の本を選び、童話館(2)から送ってもらったり、
学校の図書の時間で、自分の好きな本を選んで読んだりしているので、バランスはいいかなと考えています。

とは言っても、夏休み頃から、娘は自分で読む意欲が落ちています・・・

そこで、寝る前の読み聞かせを復活させたところ、
娘は練る前のよみきかせが毎日の楽しみとなり、
中3の息子はその姿を少し羨ましそうに見ていました(笑)
(と言っても息子が小4ぐらいの時も、寝る前に児童書を読んでいたんですけれどね)

私は「小4なんだから、もう本は自分で読みなさい!」という考えではなく、
いくつかある児童書の中から、本人が今興味があるけれど、まだ読めない本(漢字も難しい高学年向けの本)や
娘が読んでほしいと言ってきた本は、普通に読み聞かせしています。

娘は最近、息子が小学生の時に好きだった、旺文社の「学校では教えてくれない大切なことシリーズ」を
一人で読むのにハマっているからか(カジュアルな漫画が多いけれど、大切なことが学べる本)、
地味な本より、刺激の強い面白い本に行きがちです・・・

今の時期、他のことにも興味が出てきて、娘も最近は読書から離れ気味なので、
読みたいけれど読む気があまり起きないときは、聞いて楽しむことで、
本を読む意欲を充電してくれたらと思っています。

表紙の絵が地味な本だけれど、実は中身はすごく面白い!

という経験を娘は何度もしているので、これからも地味な本が届いても、
面白いかも?と興味を持ってくれることでしょう。

親としては、いろんなジャンルの本を読んでほしいのですが、
そこは押し付けずに、良書の中から本を選んでいるだけでもいいと思うようにしています。

「本は難しそう」ではなく「本はおもしろい!」という体験を、子ども達には積んでほしいです。

読書力には個人差がありますが、
学年が上がり、国語の授業でいろんな文章に触れると、数年前は難しいと思っていた本が、
少しずつ読めるようになったりするので、焦らず、少しずつ、長い目で見守っていけたらと思います。

小5ぐらいまで児童書の読み聞かせをしていた息子が、
今は、学校の朝読書の時間(10分間)に、年相応の小説とかを一人で読めるようになったので、
娘も一人読みを楽しんだり、読み聞かせをしてもらったりを、行ったり来たりして、本を楽しんでくれたら嬉しいです。

【注】

(1) 過去ログ「押し入れに作った秘密基地!――ひとりになれる空間」参照。

(2)絵本の配本サービスの会社。過去ログ「絵本の配本サービス、利用し始めて12年」参照。

【今日(昨日)読んだ本】

アン・M・マーティン&ローラ・ゴドウィン作 ブライアン・セルズニック絵 『アナベル・ドールの冒険』偕成社、2003年。
「最近娘が気に入っている児童書。ドールハウスの人形たちの物語。寝る前の読み聞かせに。読み聞かせなら小2ぐらいから可」

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子どもが大きくなっても、読書環境を整える

2021年07月03日 | 我が子の読書
中3の息子の本棚の一部です。


小5くらいまでは、全然本が読めない子だったので心配していましたが、
今は短編小説で、自分が好きな作家の本なら、だいぶ読めるようになりました。

こんな小さな文庫本も読めるようになり、親としては読書を強制したりせずに、
好きそうな本を紹介したりしながら、じっと待っていた甲斐があったと思います。

息子は星新一という作家が好きで、中学に入ってからは、朝読書タイム(10分間読書の時間がある)のときに、
その人の短編小説ばかりを読んでいました。

しかし、星新一の本をとうとう読み終えてしまい、次にどんな本を読んだらいいか本人が悩んでいたときに、
重松清という作家の短編小説を紹介しました。(画像左の、濃い緑の文庫)

先月は、重松清の短編小説の続きを読むのが楽しみでたまらない!
というほどにもなり、今は重松清の短編でない本にも挑戦しています。

重松清の中でも、できるだけ中学生が共感しやすい内容の本を紹介し、
その中から本人がいいなと思う内容の本を選んでもらい、本人が書店で購入しました。

その子にとって、どんな本がよさそうか、提案できる人は実は少ないのです。
頻繁に学校図書館に通っている子なら、司書に相談できるかもしれませんが、
学校図書館に行ったり、司書に相談しない子もいるので、
そうした子の読書サポートが、家庭で必要になってきます。

知りたい子どもの情報は、子どもの趣味、どんなタイプの本が好きか、
今まで読んできた本などです。

小中学校の先生も、実は日頃の業務が忙しすぎて、本はあまり読んでいないのことが多いので、
子どもに合わせた本の提案は、得意ではないと思います。

学校司書は本の知識はあるのですが、
小学校などは日頃の業務が忙しく、なかなか一人ひとりの子どもに、個別で本の提案をする余裕がなかったりします。
(提案できても、積極的に図書館に来る子や、わざわざ司書に聞く子にしかフォローができない)

そうなると、図書館へ行かない子や、先生に相談できない子は、
読書の支援が行き届かず、取り残されてしまいます。

小学生ぐらいになると、友達が読んでいた本が面白かったから、
自分もそれを読んでみよう!ということが出てくるのですが、
「本を読む力」がまだ育っていない子もいるので、友達が紹介してくれても、
その本は難しくて読めない・・・ということもあります。

なので、子どもが小学校中学年くらいになっても、
親は子どもの読書環境を整えたり、子どもの読書に関して関心を持って
「今どんな本を読んでいるの?」「図書館で借りた本、見てみたいな」
などと子供に声をかけ、子どもの読書に関心を持ってほしいのです。

どんな本がいいのかわからなかったら、絵本の配本サービスをやっている人は、
そこのサポートセンターに電話をし、この本は好きだけれど、あの本は読まないなど、ある程度情報を伝えると、
おすすめの本を紹介してくれます。

公共図書館の児童書担当の方でもいいと思います。
学校司書と話せるなら、学校司書に相談するのもありです。

親も子供が読んでいる本を読んでみると、子どもの読書傾向がわかります。
一緒にその本の感想を話し合ったりもできるので、会話も弾み、
親にも子にも大きなメリットが生まれます。

多くの子どもが勝手に自分で図書館へ行って、本を借りてくれればいいのですが、
本は好きだけれど、図書館には行かないという、うちの子達のようなタイプの子も存在します。

実際、学校司書として働いていても、本は好きだけれど、わざわざ図書館に
自分から足を運ばないという子供は、一定数います。

そんなわけで、親が子供を誘って図書館や本やへ行ったり、
子どもが好きそうな本を図書館から借りてくるなど、家庭での読書環境を
少し意識してほしいです。

「うちでは本は買わないから、読みたい本は図書館で借りてきなさい!」

と親が言って「それなら図書館で借りよう!」と思い、図書館へ行って本を借りる子もいれば、
わざわざ図書館へいくのが面倒だから、行かないし読まない・・・
という子もいます。(うちの子達は後者)

なので、子どもが後者のタイプの場合、ここはケチらず、中古本でもいいので、
子どもが好き分野の本などを買って、家に置いてあげて下さい。
(購入が厳しかったら、図書館で好きそうな本を借りてきて置いても)

私の息子はコレクターのように、星新一の本を購入し、読んできましたが、
自分が読んだ本が、自分の本棚にずらっと並んでいる姿を見るのは、まんざらでもないようです。
自分が読む本は、所有したいという気持ちが強い子もいます。

本を買えば、家にあったら読んでくれる子なら、本を買ったり家に置いたりすることで、
子どもが読書経験を積むことができます。

我が家で10年以上前に購入した電車の図鑑などは、今となっては走っていない電車もたくさん載っており、
息子からしたら、絶対捨てられない、貴重な鉄道資料の一つとなっており、今も息子のお気に入りの一冊となっています。

我が家の場合、物語だけでなく、図鑑、科学の本、子ども新聞など、
幅広いジャンルの本にアクセスできるようにしたので、
物語が苦手な息子も、図鑑なら好き!ニュースは好き!短編は好き!と、
本=長い物語 の印象を与えなかったことで、本自体はずっと好きでいてくれました。

物語が苦手な子でも、本好きになれるのです!
本が好きになると、本を手に取ることに抵抗がなくなります。

難しいことを書いてきましたが、親に専門知識がなくても大丈夫なので、
下記のことを意識してみると、家庭内での読書環境が整っていくと思います。

・子供がどんな本を読んでいるか、その本の感想など、日常の会話の中で話に出し、関心を持つ。
・子供と図書館や書店に行く機会を作り、子どもが好きな本を選べる環境を作る。
・できるだけ家に本がある環境を整える。(図書館で借りる、書店で買う、配本サービスを利用するなど)

子どもが小学校に入ってからも、親にしかできないことがあるのです。

その子の性格や好みに合わせて、本へのアプローチの仕方は人それぞれ。
100人いれば、100通りあるので、一般的にこの年齢の子に人気のある本を我が子が読まなくても、
気にすることなく、その子の好きな本を大切にしてあげてください。

我が子のことをよく知っている親だからこそ、
できる読書サポートがあります。

我が家の場合、絵本リビングに本の類を置き、
いつでも読める環境を整えています。

ちなみに、今、家で購入している書籍関係は

・朝日新聞 朝刊のみ(息子のリクエスト) 4,200円
・毎日小学生新聞(娘のリクエスト) 1,750円
・絵本の配本サービス月1,2冊(娘のリクエスト) 約2,000円
・朝読書の時間に読む本月2,3冊(息子) 約2,000円
・家で読みたい本を月1,2冊購入(娘) 約1,500円
・大人の科学雑誌の定期購読月1冊(息子) 約1,000円

書籍関係だけで、月にかかる金額は12,450円!!
(参考書、問題集代等は含まず。私の本は個人のお小遣いから捻出しているため含まず)

ちなみに子ども達の本は買うだけでなく、図書館でも借りています。

新聞なんて、同じ会社で統一したいのですが、息子は朝日新聞が好きで、
娘は毎日小学生新聞が好きなので(子供たちが読み比べた結果)、
新聞の会社を統一して安く購入することは無理でした。

図書館で借りてくれると助かるのに・・・と思うのですが、
「借りている期限内に読まないといけない」というのがどうも苦手なようで、
家にあり、その時の気分でいつでも好きなタイミングで本を手に取れるのがいいようです。

決してお金持ちではないです・・・むしろ家計が苦しいです。
ただ、本のある環境を整えていたら、自然とこうなりました。

毎朝学校へ行く前に、新聞をじっくり読む中学生の息子。
朝から小学生新聞の漫画や連載小説を楽しそうに読む娘。

受験対策とか、そういったのではなくて、
本人達が好きで読んでいます。

二人とも最初は絵本の読み聞かせからスタートし、
それぞれの絵本や本の好みを尊重してきました。

習い事を一つ整理したら、整えられる環境だと思うので、
習い事だと思って、家庭内で読書環境を整えるのも手だと思います。

価値観は人それぞれですが、家庭内での読書(絵本)環境に力を入れたい!
と思っている人の参考になれば幸いです。

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図鑑大好き息子は、大の理科好き!

2020年04月16日 | 我が子の読書
先日「絵本が大好きだった息子は今・・・」という記事を書きました。

その続きのような記事です。

今日中2の息子が、学校から書くように言われている、計画ノートに今日やったことを書いていました。
いろいろ書いてあったのですが、簡単にまとめると、

「今日は『空想科学読本』読んだ。理科が好きなので、中2になって元素記号が出てきて嬉しい!」

といった内容でした。

最近息子は元素にハマっており、元素クイズを出してくれと私に言ってきます。

元素に興味を持ちだし、元素を勝手に覚えだした矢先に、学校の理科の先生から、元素を覚えてくる課題が出たのです。
(といっても学校は休校中なので、家で覚えるという課題ですが)

息子は

「やった~っ!!元素だ!!」

と喜び、今まで以上に、張り切って覚え始めました。

幼稚園の頃から図鑑が好きで、中学生になっても、小学館のNEOなどの図鑑を広げて、
じーっと眺めている息子・・・

図書館で借りてきた、漫画タイプの元素の本には全く興味を持たず、
元素の図鑑を眺めて「これいいよねぇ」とつぶやいた息子・・・

昔からマニアックなところがあるとは思っていましたが、現在もその傾向は強く、
小さいころから理科が大好きで、小学館のNEOの『科学と実験』を何度も読み、
夏休みの自由研究は、いつも理科の実験ばかりでした。

スポーツばかりやってきた子なのに、なぜ理科好きに育ったのかはわかりませんが、
彼にとって、図鑑の存在は大きかったように思います。

私は読み物には興味を持たず、図鑑ばかり眺めている息子を見て、
大丈夫なのかと心配になったことが多々ありましたが、
パッと開いて好きなところを拾い読みできる図鑑は、
わかりやすい写真も載っており、文章短かったので、息子の知的好奇心を刺激したようです。

図鑑は場所をとるし、もう処分してもいいのかな・・・

と思ったこともありましたが、娘も図鑑好きですし、息子は時々手に取っていたので、
場所はとるけれど、もう少し置いておこうと思いました。

今思うと、図鑑を手元に残しておいて、よかったです。

最近は幼稚園ぐらいで図鑑に興味を持ち、小学校低学年ぐらいまで図鑑に夢中になりますが、
小学校の中学年を過ぎたころから、読み物へと移行していきます。

その読み物への移行が息子の場合なかったので、私は心配しましたが、
彼の興味はファンタジーなどの物語というよりは、
ニュースや理科の実験などにあることが、だんだんわかってきました。

私がどちらかというと、物語よりもノンフィクションを好むのと、
似ているのかもしれません。

人にはそれぞれ好みがあって、そういった好みや興味のあることを、
大切にしてあげることが大事なんだなぁと最近思います。

これからも、この手の分厚い本を買うことになるのか・・・

と思うと、場所もとりそうで、狭い我が家の場合、置き場所の確保が大変そうですが、
その手の本なら喜んでほしいと言ってきそうなので、今後も買う機会を作りたいと思いました。

最初は図書館などで、お試しで借りて様子を見ることが多いのですが、
借りた中の数冊、気に入ることがあります。

それを私に対して「この本すごく面白い!!」などとは言ってきませんが
(親が借りてきた本を素直に面白いなんて言いたくないのだと思います)
家にあると、私が知らないところで読んでいたりするのです。

買ったけれど読まなかった・・・と思いこんでいた本も、
実はもうすでに読んでいたということも多く、息子が読んでいたことを
私が知らなかっただけということもありました。

そういった意味では、家に本があると、子供の知的好奇心を刺激したり、
子どもの可能性を伸ばすことがあると言えるかもしれません。

長い物語をよく読む息子の友達を、羨ましく思ったりしたこともありましたが、
息子は息子で知的好奇心を刺激されながら、すくすく育っており、
そのことに私が一番気づいていなかったのかも・・・と最近思いました。

今後も増え続ける本の置き場を、なんとか確保したいです。

【今日(昨日)読んだ本】
アンドリュー・クレメンツ 著/田中奈津子 訳 『こちら『ランドリー新聞』編集部』講談社、2002年。(児童書)

「最近寝る前に毎日リクエストされる本。小学生のおすすめの本によく出ている。奥が深くて面白い学校モノ!!」

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絵本が大好きだった息子は今・・・

2020年04月10日 | 我が子の読書
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、子供の通う小学校も中学校も休校中です。

3月はダラダラ過ごしがちだったので、4月は有意義な時間を過ごしてほしいと思っていた矢先です。

ふだんは本など買わない祖父母が、休校期間中に退屈しないよう、
本を買ってあげるから、ほしい本の題名を教えてほしいと言ってきたのです。

そこで、先日息子とスーパーへ買い出しに行ったときに、スーパーの隣の書店へ行き、
購入候補に挙がりそうな本を探すことにしました。

思えば中2の息子には、確か1歳前くらいから絵本の読み聞かせをしていました。
本棚から嬉しそうに絵本を持ってきて、私に差し出したかわいい面影はなくなったものの、
本自体は今も好きです。

しかし、小説などは苦手で、長い物語などは読めません。
小説の中でも読むとしたら、ショートショートのようなものくらいで、
基本的には、新聞、図鑑、事実が書かれた本を好みます。

字と写真のバランスも大事で、字ばかりだとウンザリしてしまうため、
絵や写真の量が多いものや、文章が短いものなど、実際に開いて手に取って選ぶことが多いです。

小さいころから絵本の読み聞かせをたっぷりして育てれば、
本好きにな子に育つ可能性はありますが、息子のように、長い物語は苦手という子も中にはいます。

それでも彼の中にある、本の好みを大切にしてきました。

どの本にするか迷っていたとき、図鑑コーナーにある元素の本が目に留まりました。

息子は元素の本を見ると、急に気になりだしたようで「これにする!」と言い出したのです。

本はビニールでパッケージされており、中身がわからなかったので、
帰宅後にAmazonでチェックしたところ、中学生には物足りない内容のようだったので、
元素の本の中で、高すぎず、内容が粗末でないものを選び、祖父母に本の題名を送りました。

数日後、本が自宅に届き、息子は目を輝かせました。
大人が読むような元素の本を、夢中になって読んでいるのです。


自宅に今ある本。この画像の中の本を一冊だけ、プレゼントしてもらった。

小学生の高学年が読むような小説は読めないけれど、
大人が読むような元素の本は嬉しそうに読む息子・・・

私はこれも立派な読書だと思っています。
眺めているような時もありますが、本によって知的好奇心をくすぐられていることは確かです。

娘も学校図書館で、動物クイズなどの本を借りてきて、読み物はほとんど借りてこないのですが、
動物のことにとても詳しく、テレビで動物番組をやっていると、すぐ何の動物か当ててしまいます。
子どもは興味のあることはどんどん覚えていき、そこから関心が広がっていきます。

文学部出身の私としては、今この時期読んでおきたい文学を読んでほしい気持ちもありますが、
彼らが「本は楽しい!!」という体験を積み重ねることの方が、大事だと思っています。

本の中には自分の知らないことがいっぱい書かれてある。
知らない世界を知りたい!!

そうした気持ちさえあれば、本を通じて、さまざまなことに興味を持ってくれるでしょうし、
どこかで文学も手に取って読んでくれるかもしれません。

私も子どもの頃、本を全く読まない子でしたが、短大生ぐらいの頃から
本に興味を持つようになり、子育てを通じて絵本にハマり、現在司書として働いています。

なので、自分の子供があまり本を読まないからといって、
クヨクヨせず、その子らしさを大事にしてあげてほしいです。

我が家の子たちも、どちらかというと、勉強はあまり得意でなく、
体を動かすことの方が得意なので、子育ては、後者を大切にしてきました。

子どもが本を読まないことが心配なら、興味を持ってくれそうな本を、リビングにそっと置いておいたり、
自分が読みたくて買った本を見せて、あらすじを簡単に伝えてみたり、いくらでも方法はあると思います。

絵本の読み聞かせを小さいころからしたら、本好きな子に育つ!!
長編小説などもバンバン読む子に育つ!!

などと、過度な期待しないで、親子の思い出作りだと思い、
絵本の読み聞かせを楽しむと、後々子供の反抗期が来たときに、
読み聞かせを楽しんだ日々を思い出して「今は耐え忍ぼう」と思えたりします。

息子もスマホを持ちだしたら、あっという間に本から離れてしまうかもしれません。

私の人生でなく、息子の人生なので、どうなるかわかりませんが、
これからも興味がもてることが、いろいろみつかっていくといいなぁと思います。

この記事の続き→「図鑑大好き息子は、大の理科好き!

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新型コロナによる休校期間、こんな風に過ごしています

2020年04月01日 | 我が子の読書
新型コロナ拡大防止対策として、安倍総理から臨時休校の要請があり、
休校は解除されたものの、子ども達はそのまま春休みとなりました。

今日で学校が休校になって一ヶ月が経ちます。
私が働いていた学校も休校になったのですが、司書の仕事はあったので、学校で働いていました。

今回は、休校期間&春休み、子ども達がどんなふうに自宅ですごしているかを書きたいと思います。

娘は学童クラブに入っていたので、学童クラブにも行けたのですが、
新型コロナの感染が心配だったので、私が仕事の日も、息子と娘には自宅で留守番をしてもらっていました。

宿題などをするよう言っておきましたが、親の言う通りになどしませ・・・

けれど、我が家はテレビを私のパソコンで見ているので、休校中も子ども達は私が家に帰るまで、
テレビを見ることができないので、私がいない時間は、テレビを見ることができませんでした。

勉強になるテレビや、息抜きになる番組もあったと思いますが、
私がいない状態でずっとテレビを見せることに不安を感じていたので、
休校期間中に、テレビ漬けを回避できたのはよかったです。

二人で家の中でおもちゃで遊んだり、寝室で体を動かして遊んだりしていたようです。
(寝室で遊ぶと、埃が出るのでやめてと言っているものの、全くいうことをききません・・・)

ほとんど勉強はしていませんでしたが、勝手に電車に乗って遊びに行ったりするよりは、
ずっといいと思い、その点はぐっと我慢。
なによりも、息子が家にいることで、娘が家にいられたので、息子に感謝しています。

休校期間中も、テレビは1日1時間、見ていいことになっています。
だいたい午後7時に見たいテレビが集中するので、息子と娘の間でチャンネル争いが始まり、
前半の30分を娘が好きな番組を見て、後半の30分は息子が好きな番組を見るなど、その都度二人で話し合って決めています。

ゲームも宿題などが終わればOKで、娘は小2からゲームをスタートしました。
息子の時より早いゲームデビューでしたが、お兄ちゃんの影響が大きく、
ゲームのような楽しみがないと、通信教材を頑張れないと言われたので、本人の希望をくみました。

今日はゲームはやらなくていいと言う日は、通信教材はほとんどやりません。
本人のその日の気分屋コンディションで、選択してもらいます。

小3になったら、ゲームの時間を15分にしてほしいと言っていたので、
勉強する科目を増やせたら、やってもいいことにしました。

ちなみに、中2になった息子は、現在、一日にゲームができる時間が中1の途中から45分になりました。
ゲームは自分で持っていると、エンドレスでやってしまいそうだとのことで、私が持っています。

学校から出ている課題などが終わったら、やっていいことになっていますが、
できないとやれないので、やれない日も多いです。

息子はまだスマホは持っていないので、友達とLINEなどはしておらず、
スマホ自体もないので、スマホのゲームもやりません。
時々友だちと、私のパソコン経由で、メールのやりとりをするくらいです。

テレビやゲームから得られる情報などもたくさんありますが、
ゲームに関しては、小さいうちは依存症が心配なので、
私は少ない時間からスタートさせました。

ゲームの時間が短いからか、娘はお絵かきや工作、レゴやお人形遊び以外の時は
家の中の本棚の本を見ていることが多いです。
息子は大人が読む新聞も読みますが、今も昔から好きだった図鑑を眺めて楽しんだりします。

親としてはもう少し読み物を読んでもらいたいですが、
本に抵抗なく、手に取ってくれているだけでも御の字だと思いたいです。

この記事を読んで「どうしよう?!私はテレビばっかり見せていた!!」と思った方は、
どうか焦らないでください。

親も子も休校と春休みでストレスがたまっています。
外にもなかなか出られず、親が頑張りすぎてストレスがたまってもよくないので、
テレビで親子のストレスが吹き飛ぶなら、それもありだと思います。

ただ、テレビを見る時間は決めたほうがいいかもしれません。
ダラダラテレビをつけているよりは、時間をある程度決めた方が、生活にメリハリがつくので・・・

絵本の読み聞かせも、寝る前など、読む時間を決めておくと、定着しやすいです。
我が家は大半が寝る前ですが、時々勉強の休憩時間とかに、読んでとリクエストされたりします。

今日から小3になったので、こうした時間もあと少しなんだと感じています。

いよいよ下の子のよみきかせタイムのタイムリミットが迫ってきているので、
少し疲れていても、娘との読み聞かせの時間を大事にしたいと思いました。

そう思っていても、寝る時間が遅くなり、タイミングが合わず、
読めない日が続くこともあるのですが、読めるときは、読み聞かせを娘と存分に楽しみたいです。

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【今日(昨日)読んだ本】
『おはなしプレNEO 心やさしく賢い子に育つみじかいおはなし366』小学館、2017年。
「お世話になっている先生が関わっている本だったので購入。この手の本は個人的には好きではないけれど、子供がいろんなジャンルのおはなしに出会う機会が持てるという意味では、ありなのかもと思う」

絵本リビングの効果は?

2019年08月16日 | 我が子の読書
久しぶりのブログです。

やっとお盆休みに入りましたが、毎日のように児童書を読んでいて、なかなか気が休まりません。
けれど、思い切って絵本リビングのレイアウトを変えてみました。


座いすが二つに。プレイマットはドタバタできる面積を増やすため、あえて右寄せ。

実は、絵本棚の右側が1列ほどなくし、娘のローデスクを2ヶ月ほど置いていたのですが、
「すみっこは寂しい」と言うので、ローデスクの位置を変更し、絵本棚を追加しました。

追加と言っても、押し入れで使っていた絵本棚(おもちゃ棚)を移動させただけなので、
もう何年も新たに絵本棚を買ったりはしていません。

絵本棚の二段目の上が、少し欠けた状態なので、
ここを以前の絵本棚ようにするか、ディスプレイスペースにして楽しむか、悩み中です。

小2の娘はしょっちゅう絵本棚から絵本を出して、一人で読んでいます。
私にところに持ってきて「読んで」と言うこともしばしば。

中1の息子は、自分の児童書のコーナーの本を読むことが多いです。
図書館の本も好きで、自分では借りてこないのですが、私が仕事で読もうと借りてきた本を、よく手に取って読んでいます。


左が娘の児童書コーナー、右が息子の児童書コーナー。真ん中のファイルボックスに、図書館で借りてきた本を入れている。

けれど、分厚い読み物は二人とも好きではなく、図鑑の類ばかり読んでいます。
あとは趣味関係の本など。

本当は文学っぽい本も読んでほしいのですが、好んで読みません。
唯一、息子が星新一のショートショートだけは好んで読むので、
絵本の配本をしてくれる童話館にお願いして、送ってもらっています。

あとは、月に一回、息子は好きな本を買っていいことにしているので、本人に書店で本を選んでもらっています。

「自分で選んだ本なら読んでくれるかも?」という淡い期待を込めて・・・

自分で選んで買っても、読まれない本もありますが、その辺はあまり口うるさく言いません。
代わりに私が読んで、自分では選ばない本を楽しんでいます。

娘は息子のおさがりの本や、息子に配本されたけれど、息子が読まなかった本なども、よく「読んで」と、もってきてくれます。
語りで使う、昔話などの本も持ってくるので、絵本やお話しの世界の楽しさは、よくわかっているようです。

2ヶ月に1回、娘がほしい本を選んでもらい、絵本の配本サービスから送ってもらっています。

娘が学校の図書館で借りてくる本は、ゾロリなどが多いですが、
自分で読む本は「この本読みたい!」と思う本の方がいいと思うので、口出しはしません。

息子は小学生新聞が大好きで、もう中学生なのだから、中学生新聞を読んでほしいのですが、
週に1回しか届かないのは嫌なようで、今も毎朝小学生新聞を読んでいます。

先日、部活の合宿から帰ってきたのですが、合宿中の小学生新聞を引っ張り出してきて、
じっくり読んでいるので、新聞は大好きなようです。

大人が読む新聞にしてもいいのかなと思っているのですが、
最近娘が小学生新聞に興味を持ち始めたので、もう少し小学生新聞で様子をみてみようと思います。

読むものの中身も大事だとは思いますが、子供が本に親しむことや、
本に抵抗を感じないことは、とても大事だと思うので、
今後も本が好きになる環境を、整えていきたいです。

【昨日読んだ本】

ジョン・バーニンガム 作/ 谷川俊太郎 訳 『アルド・わたしだけのひみつのともだち』 ほるぷ出版、1991年。(絵本)

「娘に読んだが、読み聞かせする絵本というより、子供が一人で読むほうがよさそうな絵本。心に響くので大人にもお勧め。」

アストリッド・リンドグレーン 作/ 大塚勇三 訳 『長くつ下のピッピ』 1990年、岩波書店(岩波少年文庫)。

「児童に勧めたいと思い、自分で読んだ本。大塚勇三の訳がすごい。海外文学はのびやかでいい。」(児童書)

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息子が少しずつ図書館を利用するように・・・

2015年04月29日 | 我が子の読書
私は地域の図書館(分館)へ週に1回ほど足を運び、
絵本などを10冊~20冊ほど借りて自宅に帰ります。

上の子が幼稚園児の頃から、一緒に図書館へ行き、本を借りていたので、
上の子は小学生になったら、自分で本をどんどん借りてくるだろうと思っていたのですが、
図書館には全く寄りつきません・・・

そのくせ、私には「図書館から本借りてきた?」

と何度も聞くので、「そんなに本を借りたいなら、自分で借りてくればいいのに」
と、いつも思っていたので
「図書館で借りたら?」と声をかけるものの、借りる気配がありません。

どうしてだろう?と不思議でならなかったのですが、
最近やっとその原因がわかりはじめてきました。

数ヶ月前に図書館で息子の好きなレゴブロックに関する本を
図書館で予約したのですが、最近やっとその本を読む番が回ってきたときのことです。

息子が読みそうな本は、いつも私が自分のカードで借りていたので、
私は自分の本を借りることができず、困っていました。

すると息子が

「ママ、オレのカードを使って本を借りていいよ」

と言ってくれたので、図書館のサイトから、
息子のカードを使って、探していた絵本とCDの予約を入れることになったのです。

しかし、原則的にはカードを持っている本人でないと、
本を借りたり受け取ったりはできないと伝えたところ、
一緒に図書館へ行き、予約した本とCDを受け取ることに同意してくれました。

そして図書館に着くと、息子は嫌そうな雰囲気ひとつなく、
自分のカードを出して、図書館員の人から資料を受け取っていました。

どうやら息子は、図書館で本を探すのは苦手なものの、
希望する資料の予約や取り寄せてをパソコンで行い、
図書館で受け取ることに関しては、抵抗がないようです。

私としては、本棚をブラウジングし(見て探し)、
本を手に取ってくれるのが一番いいと思うのですが、
そうしたことが苦手な子(人)もいることがよくわかりました。

自分が読みたいと思っている本を事前に予約し、
受け取るだけならできるので、今後はWeb予約を行い、
息子が図書館に本を受け取りに行く習慣をつけたいです。

そうしたことを繰り返すことで、図書館に行くことの
敷居が低くなったら・・・と思います。

自分が興味のある本を探すのが苦手な子の、本探しのお手伝いは
とても大事であることを、感じずにはいられない一日でした。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 新田太郎 監修 『くらべる100年「もの」がたり 4 町の道具と乗り物』 学研教育出版、2015年。
「絵本の形をした写真の図鑑。子どもが一人で読むのに最適!物語が苦手な子におすすめ。」

★ すぎうらさやか 絵・文 『あかずきん』 白泉社、2009年。
「娘が図書館で選んだあかずきんの絵本。見た目はかわいいのですが、ストーリーがデフォルメされていて私にはイマイチ。」(171/200 絵本)

息子は活字が苦手・・・でも物語が大好き!

2015年02月08日 | 我が子の読書
小2の息子は自力でなかなか本を読まないので困っています。

正確に言うと、写真の多い科学絵本などは自分で読みますが、
字が多く、絵の少ない物語などは自力で読みません。

息子は俗にいう、図鑑を眺めるのが好きなタイプの子です。
私としては物語が少しでも読めるようになったら・・・と思うのですが、
物語を一人で読むことはまずありません。

おそらく物語は活字が多く、絵が少ないため、
一人で読むのが面倒なのだと思います。

けれど、読んでもらうのは大好きなので、物語の世界は好きなようです。

私が読み聞かせをするから、息子が一人で物語を読まないのではないか?
自力で本を読んで、本の世界を想像する力を育てる機会を失っているのではないか?

そう考えることもありますが、
総合的に見ると、やっぱり息子にはまだ読み聞かせが必要だと判断しています。

一つ目は、息子にとって読み聞かせが、寝る前の楽しみだからです。

学校で嫌なことがあっても、寝る前の読み聞かせのおかげで、
その日の苦労がすべて報われ、気持ちよく寝られます。
甘えの要素も含まれているので、子どもの心の安定にも繋がります。

二つ目は、活字が苦手でも、物語世界を体験できるからです。

活字が苦手な子は、見た目が地味な本は面白いと思えないのでは?
と昔の私は考えていました。

しかし、活字が読める能力と、物語を楽しむ能力は別なようです。

息子を見ていると、活字は苦手ですが、物語の世界は大好き。
一方小学生時代の私は、活字も物語も大嫌いでした。

ノンフィクションは好きだったのですが、
フィクションは嘘の話なので、好きではなかったのです。

だからか、物語をを楽しんでいる息子を見ると、

「こんなに物語の世界に没頭できるなんてすごい!」

と思ってしまいます。
物語を楽しむ心が育っているとでもいいましょうか。

小学校低学年のうちは、活字を読む能力を育てることよりも、
物語を楽しむ心を育てることの方が、ずっと大事だと私は思います。
人としての心を育てることもできますし。

学校の成績には表れないかもしれませんが、
視聴率重視のテレビ番組よりも、ずっと奥の深い世界ではないでしょうか。

そんな世界を旅することができるなんて、とても貴重な体験です。
一人旅もいいですが、相棒のいる旅もなかなか素敵ではありませんか。

読み聞かせから一人読みへシフトしていくことは、私の今後の課題ですが、
読み聞かせをしていても、活字を読む力は少しずつ育っていると感じているので、
もうしばらくは、物語を楽しむことにウエイトを置こうと思います。

【追記】

この記事を書いた2年後、息子に少しずつ変化が出てきました。
その様子はこちら

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【今日(昨日)読んだ本】

★ いとうせつこ 文 ・進藤恵子 絵 『ちいさくてもできたあ!』 福音館書店 2015年。(ちいさなかがくのとも 156号)
「娘のお気に入り。幼児から小1など、小さい子への読み聞かせにおすすめ。」(160/200 絵本)

★ イレーヌ・シュワルツ 作 /ミシェル・ゲー 絵 / 山脇恭 訳 『地下鉄ねずみのミニー どぶねずみ大作戦』 童話館出版。1997年。
「数日かけて息子と読んだ。一気に読んだ方がハラハラ感があって面白かったかも。」(88/100 再読)

息子との絵本タイムを確保!

2014年07月30日 | 我が子の読書
久し振りのブログタイムです。

最近は子どもが寝た後に夫と話し合ったり、本を読むことが増えたので、
夜のブログタイムがめっきり減ってしまいましたが、
それはそれで、別の時間がとれているので「よし」と考えています。

先日書いた息子の事の続きを少し・・・(1)

息子との絵本タイムがあまりとれていなかったことを悩んでいましたが、
最近はほぼ毎日絵本タイムがとれるようになりました。

犠牲にしたのは、寝る時間です・・・

本来ならば、午後9時~9時半の間に寝てほしいのですが、
下の子が元気いっぱいで、なかなか寝付いてくれないことから、
息子が寝る時間が10時になりました。

成長期の子供が夜の10時に寝ることは、とても抵抗があるのですが、
娘を寝かしつけた後に、絵本を読むとなると、どうしても遅くなってしまうのです。

以前は娘も夜8時には寝ていたのですが、体力もつき、
園でお昼寝をたっぷりするため、寝る時間が9時になってしまいました。
遊びまわって寝かせるのがかなり大変です・・・

なので、2歳の娘が9時に就寝、小2の息子が10時に就寝というスタイルで、
しばらく様子を見てみようと思います。

寝る時間が30分遅くなりましたが、そのおかげで娘を寝かしつけた後に寝室を出て、
息子のところに行き、短時間ですが、息子と話をしたり、
絵本を読む時間を確保できるようになりました。
本当は夫が9時ごろ帰ってきてくれるのが理想なのですが、これは難しいです・・・

この時間は息子にとってとても嬉しいようで、ワガママもさんざん言ってくるのですが、
やっとワガママに付き合ってもらえる時間を確保できたようで、
「耳かきをして!」など、甘えを受け入れてもらい、少し気持ちが落ち着いたようです。

ただ、最近は嫌いなことや面倒なことは一切やらない!という態度をとるので、
夏休みの宿題などは嫌がってやらないのですが、早めに終わらせることにこだわらず、
「夏休み中に終わればいい」ぐらいに思って取り組ませていきたいと思います。
宿題といっても少ないし、小2でこれじゃ小3が思いやれますが、今は急がば回れです。

寝る前、時間がなくても1,2ページだけ絵本を読むようにしています。
これが息子にとってはとても嬉しいようで、早く寝る準備ができたから絵本を読むのでなく、
条件がなくても絵本を読んでもらえることに、喜びを感じているようです。

こんなことをしていては、勉強することや我慢する経験が少なくなり、
あとで苦労するのでないかと思いましたが、
置いていかれないことよりも、今の子供と向き合うことや、
過去を取り戻す気持ちで関わる方が、長い目で見たらいいと思います。

家に帰ると一人の時間を満喫し、そのまま寝てしまう夫が、
少しずつ息子とのかかわり方をどうするか、意見交換に参加してくれるようになったので、
家族の絆を深めるチャンスだと思い、一つ一つのことに、向き合っていく次第です。

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【注】

(1)過去ログ 「息子との絵本タイムを復活させたい」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ H.A.レイ 文・絵/ 草下英明 訳 『星座を見つけよう』 福音館書店、1969年。
「星座に関する科学絵本です。図鑑を見るよりずっとおもしろい。親が読んであげるのにピッタリ!」(67/100 再読)

★中村牧江/林健造 作・福田隆義 絵 『ふしぎなナイフ』 福音館書店、1997年。
「息子が小さい頃からのお気に入り。不思議な世界が現実にあるみたい。2,3分で読めるところもいい。」(68/100 再読)

★ ますだゆうこ 文・市居みか 絵 『すてきなぼうしやさん』 そうえん社、2009年。
「娘のお気に入り。かなりカジュアルな絵本。繰り返しが心地いい。歌にして読むことも可。」(68/100 再読)

パトリシア・ポラッコ 作/ 香咲弥須子 訳 『ありがとうフォルカーせんせい』 岩崎書店、2001年。
「私のお気に入りの絵本。最近トリシャと息子が重なる。私もフォルカー先生のようになりたい。」(69/100 再読)

息子との絵本タイムを復活させたい

2014年07月25日 | 我が子の読書
小2の息子が夏休みに入ったからか、イベントが増え、
毎日忙しく過ごしています。

今日は息子のことを少し綴りたいと思います。
最近文章を書いていないので、文章が変なところがありますが、ご理解宜しくお願いします。

息子が2年生になってから、寝る前の絵本タイムがグンと減りました。
理由は、2歳の娘の寝かしつけに時間がかかるからです。

息子に絵本を読もうとすると、娘が起きてきて大興奮!
お兄ちゃんにちょっかいを出したり、絵本を読んでいる私の上に乗っかってきたり、
とても絵本を読む環境ではありません・・・

最初は気にせず読んでいたものの、娘が夜更かしをするようになったため、
早く寝かせることを優先し、息子には寝る準備を一人でしてもらい、
娘が寝たころ、コソッと寝室に入ってきてもらうようにしました。

なので、夕食後に、息子との絵本タイムを作りたかったのですが、
この時も娘が邪魔をし

「○○くんだめ!!△△ちゃんがさきっ!!」

などと言ってギャンギャン泣いてくるので、不満そうな顔の息子に

「まだ2歳だからしょうがないの。我慢して。」

と言い、我慢してもらうことが増え、私はいつの間にか、
ワガママを言う娘の前で、ワガママをさらに言う息子にとても厳しくなり、
イヤイヤ期の娘のことは「仕方ない」と思うようになってしまいました。

一緒に絵本をよく読んでいたころはよかったのですが、冊数はどんどん減り、
誘っても一緒に読もうとしなくなってきたので、
もう一緒に絵本を読みたくないのだろうと思いこんでいました。

しかし、実際は読んでもらいたかったけれど、
素直に読んでと言えない環境の中で、
我慢を強いられることが増えてきた・・・

その結果、息子の不明不満が増え、汚い言葉やきつい発言が外に出るようになり、
親からさらに厳しく言われるようになり、学校でも風当たりが強くなり、(2)
息子の心が不安定になってきたのだと思います。

娘は2歳だからワガママを言ってもよくて、息子は小2だからダメだなんて、
今思うと、自分の発言はおかしいです。

親の都合で勝手に理想の子どもになれと言われているみたい・・・
小2なんて、まだまだ親に甘えたい時期なのに・・・

ここ数日、自分の息子への言動を深く反省しました。

きつい発言を息子にし続けてしまった事実はもう消えませんが、
息子の傷が少しでも癒えるよう、時間を取り戻すつもりで、
息子の甘えたい気持ちを受け入れていきたいと思います。

昨日一昨日と、久々に娘が寝た後に、息子へ絵本を読んだところ、
とても幸せそうな表情をしていました。

娘の体力が付き、なかなか早く寝てくれない中での、
息子との絵本タイムは難しいものがありますが、なんとか継続して続けたいです。

何かを頑張ったから絵本を読むのでなく、
何かを頑張っていなかったとしても、絵本は読んでいいと思いました。

絵本の読み聞かせは、親の愛情表現ですから、
条件なんていりませんよね?

しつけも大事ですが、本当に大切なものを見失っていました。

時間をかけてゆっくりと、息子の傷ついた心を癒していきたいと思います。

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【注】

(1)息子が小2になってから、汚い言葉や不平不満が増えてきた。
過去ログ 「息子と絵本を楽しめるのもあと少し?」 参照。

(2)過去ログ 「大人が好む、いい子でなくてもいい」 参照。

【今日(昨日)読んだ絵本】

★ 平岩美香 文・溝口イタル 絵 『しあわせのドクターイエロー』 交通新聞社、2013年。
「絵や文がやや幼稚に見えるが、、中身は小学生が読んでも面白い。電車好きな男の子に是非!」(154/200 絵本)

★ ひぐちみちこ 作・絵 『いいきもち』 こぐま社、2004年。
「寝る前、娘が時々リクエストしてくる。『かみさまからのおくりもの』の人が描いた絵本で、読むとほんわかした気持ちに。」(66/100 再読)

大塚勇三 再話・赤羽末吉 絵 『スーホの白い馬』 福音館書店、1967年。
「スーホと白馬の絵が胸を打つ。子ども達にはこんな絵を見てほしい。中高学年の読み聞かせにも是非。」(155/200 絵本)


文学よりも科学よりになってきた息子

2014年07月20日 | 我が子の読書
最近はパソコンを開かない日が増え、
本を読む時間と、子どもと接する時間が増えました。

2週間くらい前は、絵本ばかり読んでいたのですが、
最近は別のジャンルの本も多く読むようになり、
それはそれで面白いなぁと感じています。

小2の息子とは、新聞を読みながら時事ネタを話すことが増え、
最近は物語よりも、現実にあったことや科学ネタを好むので、
関心事が以前よりも増えてきたようです。

なんだかいい傾向のような気もするのですが、
親子ともに絵本を読む量が減ったこと、
私が文章を書く量は減ってしまったので、一長一短でしょうか。
自分のために書いている、手書きの読み聞かせ日記は毎日書いていますが。

しかし、あと1,2年もすれば息子はサッと私のところから離れると思うので、
今は子ども達と過ごす時間を優先しようと思います。

息子とベタベタするのもあと少しなんだなぁと思うと、
なんだかとても寂しいですが、
一緒にたくさんの絵本を読んできたので、そこは救いです。

今後は文学よりも、科学物などへの関心が強くなりそうですが、
息子が今、一番関心を持っていることが科学なら、
科学への好奇心を大切にしてあげたいと思います。

いろいろ書きたいことはあるのですが、
明日もお休みなので(子ども達と出かけるので)、この辺で・・・

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【今日読んだ本】

★ エリック・カール 作&絵 『1,2,3どうぶつえんへ』 偕成社、1988年(改訂2版)
「ボードブックタイプより大型絵本の方が絵がしっかり物語ってくる。最後のページがオススメ」(153/200 絵本)

★ 堀浩 監修 『かばががばー』 ひさかたチャイルド 2009年(しぜんにタッチ!)。
「娘のお気に入り。しぜんのタッチ!シリーズは興味深い写真の科学絵本が多い。幼稚園児にも。」(64/100 再読)

★ 石亀泰郎 写真・文化出版局編集部 文 『イエペはぼうしがだいすき』 文化出版局、1978年。
「これも娘のお気に入り。(65/100 再読)

絵本の勉強量を減らし、子どもと過ごす時間を増やす

2014年07月12日 | 我が子の読書
またまた更新の間が空いてしまいましたが、なんとかやっています。(1)

最近朝起きる時間が6時~6時半くらいと、少し早起きするようになったため
以前のように、夜更かしができなくなってしまいました。

早起きの理由は、家族で過ごす時間にゆとりを持たせるためです。
イヤイヤ期の娘の支度には時間がかかるので、
起床時間を早くし、支度に時間がかかっても大丈夫なようにしています。

息子に関しても、とても手がかかり、周囲の小2の子ども達と比べると、
うちの子に手がかかるのは、私の子育てが悪いからなんだろうなと思ったり、
自分に自信をなくすことも多かったです。

けれど、子どもの良くないところが目につく半面、
子どものいいところにも目につくようになり、ホッとしたりもしました。

あぁ、この子はこの子なりの成長している・・・

息子も娘も反抗期ではありますが、心の成長を感じます。

絵本の読み聞かせをしても、まともに絵本を見ていなかったりしますが、
耳で聞いていて、翌日などに、その絵本を一人で開いてみていたり・・・

読んだ時に最初から最後までしっかり聞いていなくても、
子どもは本と緩く繋がりながら、いい関係を築いている感じがしたので、(2)
今後も読書は強制しない方針でいこうと思いました。

パッと見た感じでは、まともに本を読んでないように見えるのですが、
息子や娘から、本に対する信頼感のようなものを感じるんです。

学校の先生には、ちゃんと最初から最後まで本を読ませてくださいと言われましたが、
ちゃんと読むのは宿題だけでいいかなと思ったのでした。

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【注】

(1)最近、子供に手がかかっているため、ブログ更新が後回しになっている。
過去ログ 「ストーリーテリングの活動をペースダウン」 参照。

(2)過去ログ 「楽しい!!と感じることを大切にしたい」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ エズラ=ジャック=キーツ 作・絵 きじまはじめ 訳 『ピーターのくちぶえ』 偕成社、1974年
「キーツが日本へ来た後に出版された絵本。絵本の内容も素敵だが、あとがきはさらに素敵。」(62/100 再読)

息子と絵本を楽しめるのもあと少し?

2014年06月02日 | 我が子の読書
一昨日昨日と、家族イベントが二日連続き、勉強らしいことができませんでしたが、
家族みんなで楽しい時間を過ごすことができ、充実した二日間でした。

少し絵本から話が反れますが、、最近気になることを少し・・・

2年生になってから、息子の言葉遣いがひどくなり、悩んでいます。

二年生になってから、年上の子と遊ぶ機会が増えたことや、
親に反抗してみたい気持ちが強くなってきたことなど、
いろいろ原因はあるのですが、聞いていると、しんどくなります。

二言目には「つまんない!」「面白くない!」「むりーっ!!」(←流行っていると思われる)
と、ネガティブな発言ばかり・・・
注意をすると、一時的に反省をするのですが、すぐに忘れ、また暴言を吐き始めます。

まぁ、私の兄も小学生の時、言葉遣いがとても悪かったので、
男の子って、汚い言葉を言いたくなる時期があるのだろうなぁと思うのですが、
あの素直な息子は何処へ・・・といった感じです。

小学校に入るまでは、勉強のことなど気にしないで、
一緒に絵本を世界をゆっくり楽しんだりできたのですが、
今は宿題も増え、息子も私も気持ちに余裕がなくなってきています。

それでも、平日は習い事をしていないので、毎日かなり遊んで過ごしているものの、
学校の授業が難しくなっていることに、ストレスを感じているようです。
そのくらいは乗り越えてほしいのですが、子どもからすると、かなり苦しい壁なのでしょう。

時間や気持ちに余裕がある時は、とても元気なのですが、
余裕がなくなると、イライラし始め、暴言が増えます。
子どもも大人と似ていますね・・・

2歳の娘もイヤイヤ期がひどいだけでなく、
上の子の影響を受け「バカ!」「アホ!」などと言うようになり、我が家は大混乱です。

学校の勉強は大切だけれど、
もっと大切なこともあるよなぁと思わずにはいられません。

私の言葉もきつくなってきている気がします。
褒めたり優しく言ったり工夫はしているつもりですが、
なかなかやることをやってくれない息子に手をやいています。

育て方が悪かったのか・・・??と思うこともありますが、
子どもにはそれぞれもった性格があるので、一概にそうとは言えないだけに、
今は「子どもの現実」と向き合っているところです。

最近は宿題などを先にやらず、寝る前までズルズル引きずることが多いことや、
娘がなかなか寝付いてくれないことなどが原因で、
寝る前の読み聞かせを、以前のようにコンスタントにすることができません。

なので、たまに絵本や本を一緒に読んだりする時間はとても貴重で、
私の膝にドカッと座って、ムスッとした態度をとりながらも、
それなりに本を楽しんでいます。

機嫌のいい時は嬉しそうに、質問などをしてくるので、
いつも不機嫌というわけではないことにも気が付きます。

親の私がもっとデーン!と構えていなくてはと思うのですが、
言われて嫌な言葉は、言ってほしくないですね。

こうしてみると、もしかしたら、息子と一緒に絵本を読む時間は、
もうそんなに長くないのかもしれません。

最近は誘っても読みたがらない日も多く、
週に2回くらいしか一緒に本を読みませんが、
このかけがえのない時間を大切にしたいと思います。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ マイク・セイラー 作/ ロバート・グロスマン 絵/ いまえよしとも 訳 『英語でもよめる ぼちぼちいこか』 偕成社、2011年。
「英語だとより絵が物語る。今江さんの訳のセンスを感じる。洋書のタイプを手元に置きたくなった。」(120/200 絵本)

★ 鎌田歩 作・絵 『どうろせいそうしゃ』 福音館書店、2009年(月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻487号)
「道路清掃車の仕事ぶりがよくわかる絵本。乗り物好きの男の子なら大喜び!」(121/200 絵本)

中川李枝子 作・山脇百合子 絵 『森おばけ』 福音館書店、1978年。
「最後は読んできてよかったと思えるような結末。いい本なんだけれど、男の子にはちょっと物足りないかも。」(20/50 児童書)

楽しい!!と感じることを大切にしたい

2014年04月28日 | 我が子の読書
昨日は、子ども達と過ごす時間を重視したので、ブログと絵本の勉強をお休みしました。
コメントの返信が遅れています。今しばらくお待ちくださいm(__)m

以前もブログに書いたことがあるのですが、我が家の子ども達は
家事が丁寧に行き届いていると、とても機嫌がよくなります。(1)

今週は押入れの下のおもちゃコーナーを整理し、(2)
息子だけでなく、娘が一人でおもちゃをみつけられるようにしたところ、
おもちゃの稼働率が高くなりました。

絵本コーナーもそうですが、大人がちょっと手を加えると、
手に取ってくれるようになります。

そういえば、息子が好きそうな工作の本を図書館で借りたので、
その本の表紙が見えるように、さりげなく本棚の前に立てかけておいたところ、
早速見つけて工作を始めたので、子どもの目に入りやすい工夫は大事だと思いました。

家族が一緒に食事をすることができる週末は、
できるだけ子ども達が好きな料理を作るよう心がけると、食事の時間がにぎわいます。

今日は夕食のときに、息子と一緒に餃子を作り、夫に焼いてもらい、娘が味見をするなど、
ワイワイガヤガヤしながら作っていたので、いつもより料理に時間がかかり、
絵本タイムがとれなかったのですが、楽しい時間が過ごせました。

絵本の読み聞かせもいいけれど、それに代わる、もしくはそれ以上
楽しい時間が過ごせていれば、読み聞かせにこだわらなくてもいいのかなと思います。

本も、絵本や読み物だけにこだわらず、図鑑や工作などの本も、
積極的に取り入れていきたいと思いました。

個人的には、もっと文学に出合ってほしいと思うのですが、
ここはあせらず、本との出合いを楽しめたらと思います。

「楽しい!!」

こう感じることを、大切にしたいと思いました。

楽しいことをするきっかけづくりを、これからもさりげなくしていきたいです。

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【注】

(1)過去ログ 「家事育児が丁寧だと家族がご機嫌に」 参照。

(2)過去ログ 「家の中の無駄そうなスペースが、実は大事だったりする」 参照。

【今日読んだ本】

いしかわこうじ 作・絵 『はなのさくえほん』 童心社、2010年。
「しかけ絵本。何のお花かあてるのが楽しい。幼稚園児~のおはなし会におすすめ。」(84/100 絵本)

たばたせいいち 作・絵 『ひ・み・つ』 童心社、2004年。
「文のリズムがいい。手紙のページがお気に入り。心を揺さぶられる絵本。大人にも。」(20/100 再読)

「ミアッカどん」石井桃子編・訳 J・D・バトン 画 『イギリスとアイルランドの昔話』 福音館書店、1981年 所収。
「いたずらっ子な男の子におすすめ。「ヨボレンボ」という名前も面白く、おはなしならではの楽しさがある」(20/40 おはなし)

「浦島太郎」 稲田和子・筒井悦子 著 『子どもに語る 日本の昔話2』 こぐま社、1995年 所収。
「お姫様が方言を話しているのが新鮮だった。実際このおはなしを耳から聞いてみたい。」(21/40 おはなし)