休みも大切 2002年08月24日 | 大学院修士1年(通学) マスター1年の夏なんて休みもなく論文を読んで書いて… と思っていたのですが、8月半ばはお休みをとってゆっくり過ごしました。 学部時代の仲間と旅行へ行ったりと 普段はできない体験が数日間できた気がしました。 院生がこんな風に遊んでしまっていいのかな?? と8月の半ばから気を抜いてしまった自分を責めたりもしました。 しかし、これでよかったと今は思います。 もちろん勉強も大切なのですが なかなか会えない友人と会ったり、おしゃべりをしたり、 将来のことについて語り合ったりすることって とても大切なんじゃないかと何気に思ったのです。 大学院に入ってみてどうか? 今後は続けたいか? 院で何がしたいんだろう? いろいろと振り返ってみたところ 私は一葉がやっぱり好きで、一葉めがけて勉強をしているような気がしました。 勉強のエネルギーとなる一葉、もし一葉がいなかったら 大学院に行きたいとは思わなかったかもしれません。 私はそういう作家と出会うことができて、 今、一葉や他の作家のことについて勉強する時間が与えられていると思うと なんだかとても嬉しい気持になりました。 大学院で何を勉強すべきか? 再度確認できた気がします。 時にはこんな時間も必要なんだと、友人と話していたりして思いました。 この日記を書いて、気持ちを改めて、また今後のプランをたてていこうと思います。 休んだ分も取り戻して、人生経験が論の題材となったりしたらいいなぁと思う今日この頃です。
一葉の文体 2002年08月13日 | 樋口一葉 一葉が話題になり、さて読んでみるか! と本を買ったけれど、中身を開いて「どひゃ~っ!」 という人も多いんじゃないかなぁと思いました。 一葉の文体は雅俗の文体です。 二葉亭四迷が『浮雲』で言文一致という話し言葉と書き言葉を統一したのは有名な話。 一葉は二葉亭四迷よりあとに登場する作家なのに、文体は森鴎外と同じく雅文体なんですね。 ようは話し言葉ではない、文語体ってことです。 なので古文みたいで読めない!と思う方も多いと思いますが、 私も一葉の文章、さっと頭に入ってきません(笑) これは院生として恥ずかしいことなのかもしれませんが 何度も読むとだんだんわかってくるのですが、一回読んだだけではどうも理解できません。 しかし、注釈とかは読まないで、まずは音読して通して読んでみます。 するとどうでしょう??黙読のときより頭に入ってきますし、会話の部分なんかはけっこうわかりやすいことに気がつきます。 そして独特的なリズム!! こんなやっかいな文体をこれからやっていけるの?? と言われると少し自信がなかったりもするのですが 一葉が好きなのでやり遂げれると確信しています。 英語も始めはわからなかったけれど、 何度も読んで、慣れ親しんでいくうちに リズム等がつかめてきました。 単語の意味も大切ですが、 一葉の文体に慣れるには、まずは通して読むことです。 これは私の課題でもあるのですが、注などをみないで まずはどんな感じなのか全体を把握する。 これが一番大切だと思います。 私は『裏紫』という未完の短編小説の上を 何度も何度も声を出して読みました。 短かったからか、意味がだんだん把握できるようになりました。 一回やそこら読んだだけでは理解できないのは当たり前です。 現代人なんですから・・・ (古典でも勉強していれば別かもしれませんが) なのでめげずに頑張って一葉の作品を読みましょう。 私も頑張ります。 はやくすらすら読める日のためにも・・・!
資料発見!! 2002年08月12日 | 大学院修士1年(通学) 最近、研究室もお盆休みとなり、必要な資料が閲覧できずに悩んでいました。 インターネットでいろいろな図書館で検索をかけて、あるかチェックしたのですが、ないところがほとんどでした。 しかし、みつけました! 神奈川近代文学館 ここの検索で見事資料がひっかかり、早速行ってきました。 行くまでが駅から遠いので大変ですが、落ち着いた雰囲気の中で勉強でき、いつもとは違った環境の中での勉強も悪くないなぁと思いました。 活字を追って、頭を使う作業が多いので、精神的に疲れてしまうことが多い今日この頃。 しかし、環境の変化はちょっとした気分転換で、せっかくの夏休み(表向きだけ?)なので、大学図書館以外のところで勉強してみたいと思います。 そして時々息抜きなんかも・・・(^^;
今後の予定 2002年08月07日 | 大学院修士1年(通学) 最近は書庫、研究室にいりびたっています。 一葉関係でやるべきことがあるため、 いろいろと文献をあさっているのです。 前期が終わり、夏休みもあっという間に終わり、 後期が始まります。 私が前期にできたことって「キャンパスに慣れること」 これだけだった気がします。 あと何ができたといったら、何もできなかったような気がして… 今更になって、やることが膨大にあることに気づきました。 前期のうちからやっておけばよかった!!と タイムマシンで前期に戻りたい気分ですが もう過ぎてしまったことは仕方がないので 今からでも頑張ろうと思います。 院生として、私は未熟な部分がものすごく多いですが 今私はこれを頑張っている!! 少しでも前進したい!! その気持ちだけはいつも大事にしたいと思っています。 そしてなによりも、一葉が好きなこと。。。 これがエネルギーの源です。 好きなら頑張れちゃうんです。 この季節は体に気をつけながら、私にできることを 自己新を目指す予定です。
yahoo!登録 2002年08月02日 | 大学院修士1年(通学) 先日yahoo!の検索エンジンに登録されたと連絡がありました。(注1) 樋口一葉のコーナーに登録されたので これは滞っていた更新もきちっとしなければ!(笑)と思いました。 夏休みに入ってからは地味な作業が多いです。 コツコツ型の作業という感じで、それより論文を書いたりして 書きなれることで力をつけたりしたいのですが、 地味な作業も今後の土台となってくれると信じて頑張ります。 そういえば一葉は五千円札の顔になるようで、私はとても嬉しく思いました。 お札に載る人は、たしか日本で人のために尽くした人や新しいことを始めた人など、なんらかの形で日本に貢献した人?が載ると以前にきいたことがありました。 一葉が五千円札の顔になるのは納得!! 今まで「樋口一葉」といっても知らない人は知らなかったので 「樋口一葉ってカッコイイの?」と男性と勘違いされたこともありましたが(そんな私も他のジャンルの歴史的人物をよく知らなかったりしますが)今後は国民に愛される人になってほしいと思います。 「樋口一葉?あぁ、五千円札の人ね!」 それでもいいなと思います。そう、五千円札の人です。 さて、研究を進めて更新をしないとな(^^; 注1)この日記は2002年の頃「まゆみ国文研究室」という、樋口一葉関係のことを載せたサイトで、公開していました。 当時、Yahoo!には「カテゴリー検索」という検索方法があり、Yahoo! が、そのカテゴリーにふさわしいと判断したサイトが登録されていました。 私のサイトは2002年8月に「樋口一葉」というカテゴリーに登録されたので、ここではその時のことを綴っています。 今(2020年4月)はもうYahoo! にカテゴリー検索はありません。