MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

絵本やおもちゃで散らかったリビングは、幸せな空間

2016年03月26日 | 絵本とインテリア
3月も終わりに近づき、関東では桜が咲き始めました。

外に出て桜並木を散歩したいのですが、
先日大きな怪我をしてしまい、自宅で安静にしているところです。
子どもたちは祖父母の家へお泊りに行っています。

毎日やっている家事が制限されてしまい、
面倒に思われそうな家事も、家にいるのにできない悲しさ・・・

子どもがいないと部屋が散らからず掃除が楽ですが、
絵本に囲まれた空間に子どもがいない様子は、休日の静かな幼稚園のようで、
かなり違和感があります。


リビングでパソコンをいじっていますが、どこか寂しい雰囲気が・・・

よく実家の両親が

「孫が帰ってしまうと、一気に部屋の中が静かになって寂しくなる」

と言っていましたが、きっとこんな感じなのかもしれません。

子供が小さい時期は限られており、家中がにぎやかなのも、
あと数年であることに気付かされました。

もうすぐ小4になる息子と、間もなく年中になる娘が、
一緒にワイワイガヤガヤ遊んでいる姿を見れるのもあと少しです。

私が子供のころ、2学年上の兄がおり、自分は妹だったのですが、
思春期に入ると男の子は口数がグンと減るのを見てきました。

あの騒がしい息子も、あんな無口になるのかと思うと寂しい限りです。

子どもがいると騒がしいし、部屋が散らかると言いますが、
それらはマイナスなことではなく、かけがえのない楽しい時間だと思います。

いつも絵本やおもちゃが床に散らかっているのは、
子ども達が元気に遊んでいる証拠なのかもしれません。

子どもの今も親の今も、永遠に続くようで、実は一瞬です。

数年後は嫌でも部屋が静かになり、絵本やおもちゃも
出番がほとんどなくなるでしょう。

その時

「子どもたちが小さい頃、一緒にたくさんの絵本を読んだり
 おもちゃで遊んできたから、悔いはない」

という気持ちをもって、働けたら嬉しいです。

数日後、家族でいちご狩りに出かける時に外出できるよう、
今はできる家事を無理なくこなしていこうと思います。

今日はどんな絵本をリクエストしてくるのか?

いつも以上に寝る前の絵本タイムが楽しみです。

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子どもの物はオープン収納がおすすめ

2016年03月22日 | 絵本とインテリア
先日子どもたちがよく遊ぶ、レゴブロックの収納場所を、押し入れから
以前あった和室のローテーブル下(レゴコーナー)に戻しました。(1)



オープン収納は散らかりやすいものの、この方が
子どもたちがよく遊んでくれると思ったからです。

その予想は・・・的中しました!

最初は娘だけがレゴコーナーで遊び、息子は同じ和室でNゲージで遊んでいましたが、
娘の作ったレゴに興味を持ち、今度は二人でレゴで遊び出したのです。

夕食の時間だと言っても遊びに夢中で、
食事を食べ始める時間がかなり押して困りましたが、
よく遊んでほしいおもちゃは、オープン収納が一番だと思いました。

我が家はおもちゃと絵本が多いので、児童館や図書館に似ていると思い、

「うちって児童館と図書館みたいじゃない?
 リビングが図書館で、和室が児童館でさ」

と、言ってみたところ

「うん!児童館と図書館だ!!お金払わないで本を読んだり遊んだりできる!」

と、子どもたちが嬉しそうに返答してきました。

子どもの遊び場は自宅でなく、児童館や図書館に任せればいいのかもしれませんが、
自宅に児童館と図書館の機能があることは、子どもたちにとって、とても嬉しいようです。(2)

管理は大変だけれど、夢中になって本を読んだり遊んだりする姿を見ると、
子供が小さい時は、自宅に小さな児童館や図書館があってもいいなぁと思います。


部屋はかなり散らかりますが、遊びがどんどん広がっていきます。

おうち図書館や児童館のいいところは、家族みんなで遊べるところでしょうか。
最近は娘がゲームのルールがわかるようになってきたので
ジェンガやハリガリ、コンタクトゲームやカルタなどで、一緒に遊べるようになりました。


一段目はコンタクトゲーム、ジェンガ、ひらがな積み木、二段目は木の人形(ドールハウスの中身)、
三段目はよく遊ぶカードゲーム類、四段目はビー玉レール遊びのおもちゃです。

以前は木のおもちゃ箱を使用していましたが、子どもには重たく片付けにくいようで、
最近は軽くて子どもが引っ張り出しやすい、バケツ類に収納しています。

(画像には映っていませんが、左側の押し入れにもおもちゃが入っており、
 押し入れは子供たちのおもちゃ入れ&秘密基地となっています・・・)

週1くらいで遊ぶおもちゃは、押し入れの中の収納でも大丈夫なようです。

子どもが自分で取り出せるか?取り出しやすいかはかなり重要です。
取り出しにくい場所にあると、子どもは手に取りません。

以前は上の画像の左側に写っている積み木も、和室に置いていたのですが、
1年ほど前にレゴが我が家にやってきてからは、積み木で遊ぶ数が減り、
積み木は押し入れの中に追いやられてしまいました・・・

本当は積み木も和室に置いてあったら、もっと遊ぶ回数が増えると思うのですが、
あまり和室に置きすぎると、掃除がしにくいのと、上の子が勉強中に、
すぐ和室のおもちゃで遊び出してしまうため、出している数を減らしています。

こうしてみると、大人から見るとおもちゃや絵本は
クローズ収納に入っている方が掃除が楽ですが、
子供から見ると、オープン収納に入っているほうが遊びやすいようです。

とはいっても、オープン収納に絵本やおもちゃがたくさんあると、
管理(掃除や整理整頓)が大変なので、親はどのくらいまでなら、
オープン収納でもストレスなく掃除ができるか、試してみるのがいいと思います。


私もほとんど読まなくなった赤ちゃん絵本はかなり手放し、
残した絵本の一部は書庫へ移動させました。(3)

理想は手持ちの絵本すべて、子どもの手の届くところにあることでしょうが、
狭いマンションのリビングでは、なかなかそうもいきません。

限られた環境の中で、どうすれば快適に家族が過ごせるか考え、
できる範囲でいろいろ試してみることに、価値があると考えます。

子供の成長に応じて、部屋に求められることも変わるでしょうし、
絵本やおもちゃの量や収納方法も変わってくるでしょう。

今後もその都度、子どもたちと一緒に、おもちゃや絵本の置き場について、
頑張りすぎず、楽しみながら考えていきたいです。

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【注】

(1)過去ログ 「絵本やおもちゃを見えない所に収納すると・・・」 参照。

(2)過去ログ 「子供部屋のようなリビングのメリット・デメリット」 参照。

(3)過去ログ 「手放した絵本、手元に残した絵本」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ 太田大八 『かさ』 文研出版、1975年。
「最近寝る前の児童書はお休みし、絵本をリクエストしてくる小3の息子。字のない絵本も読み聞かせできることがわかった。」(絵本・再読)

★ マリサビーナ・ルッソ 作&絵 ほしかわなつこ 訳 『あのこはどーこ?』 童話館出版、2012年。
『ぎょうれつぎょうれつ』を書いたマリサビーナ・ルッソの絵本が年少の娘は好き。家での読み聞かせにおすすめ。」(絵本・再読)

絵本やおもちゃを見えない所に収納すると・・・

2016年03月14日 | 絵本とインテリア
確定申告も終わり、久しぶりのブログ更新です。
今日はおもちゃや絵本の収納について気付いたことを、少し書きたいと思います。

我が家の絵本リビングの隣には和室があり、和室の押し入れの下の段に
子どもたちのおもちゃがたくさん収納されています。

一ヶ月前まで、和室にあるローデスク(レゴコーナー)の下に、
レゴブロックを入れたおもちゃ箱を入れていたのですが、
あまりに和室が散らかるため、レゴを押し入れに収納することにしました。



画像の通り、ローデスクの下のおもちゃ箱がなくなり
散らかることが減り、ローデスクの下を掃除しやすくなったのですが・・・

子ども達がレゴで遊ばなくなりました。

押し入れをあけてすぐのところに、レゴが入っているおもちゃ箱があるので、
すぐ取り出せると思いましたし、子どもたちにも聞き「これでいいよ」と言ってもらえたのですが・・・

今までレゴが取り出しやすい場所にあったからこそ、気軽に遊べたのでしょう。

そこで、学校から帰宅した息子に声をかけてみました。

「押し入れの中のレゴ、やっぱり和室のレゴコーナーに戻そうと思うんだけれど・・・」

すると

「・・・うん」

と、返事をしてくれました。
息子も何かを感じていたようです。

1時間後、レゴの入ったおもちゃ箱を
ローデスクの下に入れてみたところが、下の画像です。


ローデスクの下に作った作品が入っているトレーがあり(右が娘用、左が息子用)、
画像には映っていませんが、トレーの下におもちゃ箱があり、
その中にレゴが大量に入っています。

大人から見ると、オープンスペースはほこりがたまりやすく
散らかりやすいので、あまりよく思われませんが、
子どもにとってはおもちゃが見えると、手に取りやすく、遊びやすいようです。

これは絵本の収納にも言えることだと思いました。

自宅の絵本も、書庫(1)に移した絵本の存在は忘れていき
わざわざ「書庫からとって」とは言いません。

見えないものは、忘れていくようです。

クリスマスなどのシーズン絵本や、もう読まなくなった赤ちゃん絵本は
書庫に収納しておくのはいいと思いますが、
まだ読んでいる絵本を、扉付きの収納に入れてしまうのは
子どもが絵本に触れる機会を大幅に減らしてしまいます。

見た目が美しい部屋や、中身が見えない収納が
子供にとって本当にいいのかは、怪しいところです。

(絵本やおもちゃをクローズ収納から出すのに、慣れている子もいると思いますが)

おもちゃを全部押し入れに入れたことで、部屋はすっきりしたものの
外に出ている方がいいものもあることに、改めて気付かされました。

そして、多少散らかっても、子どもが楽しそうにおもちゃで遊んでくれるほうが、
おもちゃも子供も私も嬉しいと思うのでした。

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【注】

(1)過去ログ 「自宅の書庫スペースを整理」 参照。


【今日(昨日)読んだ本】

エルジュ 作 /川口恵子 訳 『黒い島のひみつ』 福音館書店、1983年。
「タンタンの冒険シリーズ。見た目は絵本だが中身は古典マンガ。絵もセリフも面白い!」

子どもアイテムはリビングをあったかくする

2016年03月04日 | 絵本とインテリア
ひな祭りが終わり、息子とひな人形の片づけをしたところ、
急に絵本棚の上が寂しくなりました。

画像なひな祭り当日の写真です。


ひな壇の両隣に、息子と娘が作ったひな人形の工作を飾っています。

生活観のないインテリアにもあこがれますが、
子どもの手作り品や、季節のアイテムが飾ってあると、
部屋の雰囲気があたたかくなっていいです。

我が家の絵本リビングはすぐに散らかるのですが、
よくよく考えてみると、それは子供たちがリビングで遊んでいるからなのです。

秘密基地を作ったり、空飛ぶじゅうたんを敷いて上に乗ったり・・・

「ママ、明日もこのままにしておいてね!」

と言われることもしばしば。

このリビングで、兄弟がふざけあいながら遊んだり、
ごっこ遊びをしたり、絵本を読んだり、食事をしたり、
毎日楽しいことが、この空間で繰り広げられています。

絵本棚の向かい側には、息子のローデスクもあり、
机の上にプリントなどがわんさか乗ってあり、

いつも汚いな~

と思うのですが、やりかけのドリルなどを
隙間時間にサッとやれるローデスクが気に入っています。

絵本が見えなくなれば、リビングの生活観も軽減するかもしれませんが、
見えると子供たちが手に取りやすいです。

昨日も私が図書館から借りてきた歴史マンガを、
こっそり息子の本棚に入れて置いたら、
学校から帰ってすぐにみつけ、読んでいました。

こんなに絵本があっても、何かが変わると、
変化に気づく子供たちは、ある意味すごいな~と思います。

毎日のように、床に落ちているものを片付けるよう、
あれこれ言ってしまう私ですが、
絵本がなくて散らからないより、絵本があって散らかるほうが、
いいのかもなぁと思うようになりました。

寝る前には毎日片づけをしますが、
時間が押して片づけられないこともしばしばです。

でもまぁ、そういう日もありかなと。

お片付けがすべてではないと思うので・・・

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【今日(昨日)読んだ本】

★ マーガレット・レイ 文 /H.A.レイ 絵/ 光吉夏弥 訳 『たこをあげるひとまねこざる』 岩波書店、1966年。
「4歳の娘がひとまねこざるのシリーズにハマっている。ジョージが自分と重なるのかも?!かなり長い絵本。」(200/200 絵本)

★ 那須正幹 作 /小松良佳 絵 『大あばれ山賊小太郎』 偕成社、2002年。
「ダールの本を読み終えた息子が、久しぶりに持ってきた。寝る前にこの間の続きを読む。」(児童書)