MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

欲張らず、細く長く、絵本と付き合いたい

2016年11月02日 | 私のこと
今年はバタバタしていたので、ハロウィンは難しいかも・・・
と思っていましたが、我が子の要望が強くやることにしました。


玄関の飾り棚はハロウィンディスプレイ兼お菓子入れ。
仮装して来てくれた子供たちが、気付いてくれて嬉しかったです。

たくさん入っていたお菓子が、2時間ほどですっからからんになりました。

息子の小学校の友達、娘の幼稚園の友達だけでなく、兄弟の子にも来てもらったのですが、
兄弟の子たちとも、読み聞かせボラで何度か会っていたので、顔見知りでした。

直接我が子と友達でなくても、お互いを知っている関係は、なんだかいいです。
私も学校や図書館で絵本を読むとき、知っている子がいると、安心して読めます。

あれもこれも器用にできない私は、仕事をしながら育児をするのが困難なのですが、
時々小学校で絵本を読んだりできると、働いていなくても、自分にできる範囲で
地域に少しでも貢献できている気持ちになり、とても救われます。

子供が大きくなり、図書館で働き始める友人が多い中、
私はまだまだ司書として仕事をすることが難しそうです。

幼稚園児と小学生がいると、土日の行事が多いため、
土日出勤の多い司書の仕事は難しいのです。

上の子が土日にスポーツ少年団などに行っている間、
私には娘の世話があるので、最近はなかなか土日に身動きが取れません。

働き始めたら、こういうイベントも企画できなくなると思うので、
子どもたちがイベントをしたがる年齢の時は、
できるだけ希望に応えてあげたいと思います。

私のように両立が苦手なので、ある程度絞ったほうが、
家庭がいい感じに回ることに気がつきました。

子どもたちと一緒に絵本を楽しむ気持ちの余裕を、残しておきたいです。

外でなく、自宅でチャレンジしたいことも山のようにあるのですが、
病院通いの多い子供たちなので、落ち着くまでは通院を優先させようと思います。

子どもの手が離れる時期が来ると思うので、
その時は、子どものイベントで鍛えられた企画力を活かして、
おはなし会や図書館イベントを計画したいです。

今は欲張らず、毎日を子どもたちと丁寧に生きたいと思います。

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【今日(昨日)読んだ絵本】

★ ロバート・マックロスキー 文・絵 / 石井桃子 訳 『サリーのこけももつみ』 岩波書店、1986年。
「秋の終わりに読みたくなる絵本。10分くらいで読める、読み聞かせにおすすめな良書です。」(絵本)

まずは我が子との読み聞かせを楽しむ

2015年01月30日 | 私のこと
ついこの間新しい年を迎えたと思っていたのに、
あっという間にあれから1ヶ月経ってしまいました。

こうした小さな積み重ねが、1年というまとまった期間になるのだと思うと、
1年が過ぎるのが早いのも無理はありません。

忙しなく過ぎていく日々を、一日一日丁寧に過ごせたらいいなと、
最近は思うようになりました。

そんなことを言いながらも、先日依頼があった原稿(1)は
まだ手付かずな状態です・・・

今月は娘の誕生日があったり、来月は読書アドバイザーのスクーリングなどがあるので、
バタバタ続きになりそうなので、ここは無理せず家の事や子供のことに専念しようと思い、
原稿は後回しにしてみました。

書こうと思った頃には自分の書きたいことが、ある程度固まっているような気がするんです。
書きたいことが絞れてくるというか・・・

読書アドバイザーのスクーリングも残すところあと2回。
何とか出席したいと思うので、今は無理せず体調を万全にして、
スクーリングを迎えられたらと思います。

最近は1年前に比べると、絵本の読み聞かせの勉強や活動が
ほとんどできなくなってしまいましたが「まずは我が子に読んであげる」
ということを最優先しています。

そうすると、我が子の心が満たされ、読み聞かせの活動をしたとしても、
気持ちよく受け入れてくれるようになるのです。

以前は読み聞かせの活動が中心で、子どもへの読み聞かせがないがしろになっていたからか
「また読み聞かせ?!」と、息子から反発されることも多かったのですが、
我が子への読み聞かせを中心にしたところ、ボラで絵本を読む順番など
「この方がいいんじゃない?」と息子にありにアドバイスをしてくれるようになりました。

仕事も家事も子育ても、すべてやってしまう人もいますが、
私の場合、それをするとどうしても偏ってしまうので、
子どもと向き合いながら、自分のペースですすめるのが合っているようです。

子どもと絵本を読んでいる間に、感じたことや学んだことを、
もう少し子供の手が離れたら、伝えていきたいと思っているので、
自分と子どもの間との読み聞かせ体験から、多く事を学んでいきたいと思います。


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【注】

過去ログ 「原稿依頼」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ラッセル・E・エリクソン作 ローレンス・ディ・フィオリ 絵 佐藤涼子 訳 『火曜日のごちそうはヒキガエル』 評論社、2008年。
「がまくんとかえるくんが好きなら、その延長で楽しめるかも。息子のお気に入り。」(29/50 児童書)

★ 内田麟太郎 作 山本孝 絵 『ふくはうち おにもうち』 岩崎書店、2004年。
「カジュアルな節分絵本。でも娘は大好き!「おにもうち」というのがいいのかも。」(159/200 絵本)

夫の看病に専念

2014年02月13日 | 私のこと
明日明後日と絵本関係の予定が入っており
やっと久しぶりに参加できる!と思っていたものの
夫がインフルエンザにかかってしまったので、看病に専念しています。

この間私がかかったインフルエンザとはタイプが違うので
どうやら外からもらってきてしまったようです。

すぐに夫が過ごす部屋作り、部屋を掃除&換気をし
寝室を分けるなど、子ども達と接触のない環境を作りました。

こうなると、おはなしの練習や絵本の勉強どころではありません。
働いている人などは、臨機応変に対応できると思うのですが
私はこうした両立が苦手だからか、主婦モードになって
まずは優先順位の高い家庭のことに専念します。

いや、本当のことを言うと勉強会や講演会に足を運びたいです。
このところずっと参加できませんでしたし
講演会は何ヶ月も前から楽しみにしていたので・・・

誰かに子ども達を預けられないかなど、いろいろ考えましたが
高熱を出している夫を置いて出かけるのは不安がありますし
二人の子供たちの身の安全を考えると、
やっぱり私が家にいるのが一番安心なのかなと思いました。

子どもならまだしも、大人なら高熱が出ていても
自分で何とかできるのでしょうが
病気にかかっているときは、人はいつもより気弱になるので
誰かが家にいて、すぐに対応してもらえる方が
精神的に安心できると思うのです。

割り切ればいいのに、なかなか割り切れないのは、私の性格でしょうか・・・

子ども達はパパの体調を心配しながらも
二人とも、いつものように絵本を読んでくれとせがんできましたが
「ちょっとさびしい」と思う子ども達の気持ちが
何も言ってこなくても、どこからか伝わってきました。

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二人目育児をしています

2012年07月18日 | 私のこと
久し振りのブログ更新です。

ここにはずっと書けなかったのですが、実は昨年第二子を妊娠しました。
今年になり、無事出産することができたので報告します。

上の子と下の子の両方の世話をするで精一杯ですが
絵本を読んだりして、心を和ませています。

絵本に助けられる機会が増えました。
疲れていても、子供に寝る前に読み聞かせをすると
とてもリラックスでき、心が癒されます。

やっぱり絵本の読み聞かせは
親子にとっていいものだとつくづく感じました。

絵本やわらべうたを通じて、育児がより楽しくなりました。
上の子が乳児の時はこのような感覚がなかったので
二人目ということで、少し育児に余裕が出てきたのかもしれません。

司書の仕事などはしばらくできそうにないですが
自分が児童図書関係の仕事をしたいなら
今の子育て経験は生きてくると確信しています。

人生に無駄なことなんて一つもない。

つくづくそう思ました。

最近の私

2009年10月02日 | 私のこと
1年ぐらいブログを書いていませんでした^^;
久々に書いてみます。


・読み聞かせボランティア、始めました!

これは昨年からやっているのですが
もともとは教員志望だったり、塾講師をしていた私としては
やっぱり子供が好きで、子供と関わることをしたくて絵本の読み聞かせを始めました。

自分の子供に読むのも楽しいけれど
お友達の子供たちに読むのもとても楽しいです。

文学に携わってきた者として
子供が絵本と関わるきっかけ作りをしていけたらいいなぁと思っています。

いろいろな文学に触れてきたからか
「この絵本はいい!!」
と、なんとなく感覚でわかります。

学生時代勉強してきたことが、こんなところで役立っています。


・近々図書館司書の勉強を始めます


図書館司書は何度もとる機会があったのですが
特に興味見なく、司書になる気もなかったのでとりませんでした。

しかし、最近絵本の勉強を始めて
司書の仕事も楽しそう!と思い始めました。

私は研究とかよりも、人と接する仕事の方が合っていそうなので
学校司書という選択肢も作っておきたいと思い
この秋から司書の勉強を始めようと思っています。


・絵本講師の勉強をしています

国家資格とかではないのですが、絵本関係の勉強をしています。
今、子育て支援に興味があり、子育て世代のお母さん達のサポートをしたいなと思い
読み聞かせの普及活動を地域でやっています。

まだまだ私自身勉強不足なところが多いのですが
絵本を親子で楽しむことをコンセプトとし、活動しています。

来年には絵本講師の資格がとれるので
もう少し地域での活動の場を広げていけたら・・・と思っています。


学生時代と、かわっていませんね^^;
やっぱりいろいろ活動したい人間なんだと思います。

「絵本」は結構しっくりきたんですよ。
私らしさが出せる場所だと思いました。


結婚してから、なかなか思うように勉強が進まず
結婚前のように勉強に没頭することが
できないのかなと悩んでいました。

けれど、やってみたい!!と心底から思えることがみつかったので
今回は頑張れそうな気がします。

共働きも考えましたが、もう少し子供に何かあったときに
すぐに対応できる環境を大切にしていこうと思います。

まゆみの自己紹介2

2008年04月16日 | 私のこと
※過去ログ 「まゆみの自己紹介1」 の続きです。

日大通教3年目。
教育実習へ行き終わり、卒論を書いていた頃
「樋口一葉」にとても興味が沸き
勉強を続けたいと思い、大学院進学を決意しました。

けれど、大学院などという
いかにも難しそうなところで
自分が勉強できるか不安な気持ちもありました。

試験に合格するかもわからず
大丈夫なのかを思った私は
気になる大学院の授業を見学し
自分と相性が合うかをチェックしてきました。

そこで最終的に3校まで絞り
一番相性が合うと感じた大学院に進学。

試験勉強は数ヶ月しかしなかったのですが
熱意が買われたのか、無事合格しました。

通教のレポートやテキスト学習で鍛えられていたからか
いつの間にか、難しい書物を読むことにも慣れてきて
卒論でさらに先行論文を読むことで鍛えられ
院では授業についていけないことはありませんでした。

ただ、基礎が自分はなっていないと痛感。
そうはいっても、勢いがあったからこそ
院に進学して勉強しようと思えたのかもなと思いました。

M2(修士2年)の時、教師、就職、進学
の3つの選択肢で悩みましたが
一度外に出てみようと、就職を決意。

当時は就職氷河期でしたが
無事内定をもらえました。

「通教」出身だということを話すと
なぜか周囲が「努力家」と見てくれるので
ちょっとラッキーだったりも(笑)


修士修了後は、就職する予定でしたが
当時つきあっていた彼が、私の暴走(?!)を引き留めたかったのか
結婚したいと伝えられ、悩みに悩んで1年後に結婚。
その後、引っ越すことになってしまったので、やむなく就職は諦めました。

ちなみに院生時代は、修士にもう1年いるか迷いましたが
体調を崩しながらも、なんとか修論だけは書きあげました。

けれど、そこからはずっと下り坂で
結婚後、性格に合わない主婦業に悪戦苦闘し
何か勉強しようと思っても、意欲がわかず
院生の頃のような情熱も消えうせてきました。

明星の通教に入るものの
勉強する気持ちが起きず
結局そのままお流れに…

なんのために大学院まで進学したのか?!
周囲がどんどんスキルアップしていくのに
私だけ普通の主婦をしていることを
悲しく思ったことも多々ありました。

けれど、子供を出産してから
またもやパワーがみなぎってきて

「また勉強したい!!」

と思うようになり
現在に至るという感じです。

今は、すぐに結果を出そうと思わないで
地道にコツコツ、できることをやっていって
それらが今後につながるといいなと思っています。

結果をすぐに出したいのですが
そうするには、子供を犠牲にすることになるので

「子供にとって大事な時期は、できるだけ傍にいてあげたい」

そんな私の想いから
現在は専業主婦をしながら
子供がお昼寝をしている間に(1)
勉強をチョコチョコとしています。

今勉強している内容は

・国文学
・子育て関係

育児と文学を絡めたことが
今の私の関心事です。

どうぞ、よろしくお願いします♪

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【注】(2014年 追記)

(1)このころ息子は手のかかる1才で、MAYUは初めての育児に悪戦苦闘していた。

まゆみの自己紹介1

2008年04月10日 | 私のこと
自己紹介を書いておこうと思います。


現在は一児のママ(2008年1月現在)をしておりますが
ここまでくるのに、いろいろとありました。

そのエピソードを紹介します。


高校卒業後、休学期間を含めて
通学の短大に3年間在籍していました。

そこでなんとなく入った国文学科が
結構楽しくて、短大でやっていた
児童文学をもう少し勉強したいと思い
日本大学通信教育部に編入しました。

通学が困難だったこともあり
マイペースに勉強できる通信を選びました。

最初の1年は通年スクーリングに参加しながら
通学の学生のように、大学へ通って授業に出ていました。

当時、通学の学生と一緒に
日大ESSに入って、サークル生活を謳歌していたことも♪

「通信」(以下「通教」)というと、卒業が大変そうなイメージと
受験に合格できなくて、とりあえず大学に行くという
イメージしかなかったのですが
日大通教はとても刺激的で、向上心の高い人がたくさん集まっていました。

その頃、通教サイト「MAYU CLUB」を開設し
勉強する通教生の交流の場として
通教のノウハウや、私の体験記などを綴り
多くの通教生と交流をもつことができました。

(現在はそのカテゴリーは閉鎖してしまいましたが
いずれまた、公開しようと思います。
今の当時の仲間とは仲良しです♪)


大学4年になったときに
教員免許をとりたいと思い、4年生から教職を履修しました。

けれど、4年生からの履修だったので
教育実習が翌年になってしまい
4年生を2回することに。

2回目の4年生のとき、卒業して教員になるか
もう少し勉強するかで迷ったけれど
最終的には、大学院進学を決意。

なんとなく行くことになった
短大の国文学科でしたが
短大で文学に出会ったおかげで
通教ではいろんな文学に没頭することができました。

おそらく、人生で一番エキサイティングだったのは
大学時代だったと自負しております(笑)

※この記事の続きは 「まゆみの自己紹介2」 をどうぞ。

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2006年を振り返る

2006年12月20日 | 私のこと
久々の更新です。

2006年も残すところ後わずかとなりました。
年賀状が元旦に届くよう、今、必死になって書いています(笑)

今年はいろいろありました。
大きな夢が二つかなったんです。

一つ目は、中学生頃から絶対やってみたい!
と思っていた夢がかなったこと。
内容はちょっと書けないのですが
普通ではできない経験をすることができました。

二つ目は、家族が増えたこと。
念願の第一子を出産し、今は育児に奮闘しています。
通教等を通じて学んだ「諦めない」
という考えが、育児でも役立っています。

二つともとても大きなことだったので
この1年はとても充実していました。


私がサイトを開設したのは、今から約10年前。
当時は世間知らずな大学生だったのですが
少しは成長したかな?と思っています。

来年からは新しい仕事もきているので
それをしながら子育てになりそうです。
とはいっても来年はフルではなくて
単発での仕事になりそうです。


これからは、勉強するママを目指します。
通教も別のジャンルで開拓したい分野が出てきたので
そちらをやってみようかなと検討中です★


来年は育児に慣れること、楽しむこと
自分の分野を少しずつ取り入れていくことに
専念したいです。

まゆみと国文学 ――どうしてこんなに国文学が好きか

2000年04月21日 | 私のこと
~高校時代~

国文学にひかれたのは、「徒然草」がきっかけでした。
高校の教科書に出てきた吉田兼行の「徒然草」(兼行法師の日記です)の
一部が教科書に載っていました。
高2の春でした。「徒然草」を先生が授業でやるのでなく、
生徒が調べて発表するという形式を先生が取りました。

そんなのわからない……
まして、古文だから文体が違うし、
読んでいても意味がわからない……

けれど、調べなければいけないので、
わからない私は、教科書ガイドを買って、参考にしました(笑)
古文としては読めなかったのですが、
現代語訳を読んでいると、作者の吉田兼行の考えがおもしろい!
そう、古文でなく、内容に興味をもったのです。

古文の内容はおもしろいけれど、
これをみんなに発表しなければならない……
そこで「語釈」といって、古典独自の単語を現代語に訳して
プリントに載せたりする作業をしてみました。
時代背景、作者の吉田兼行のことなども載せました。

内容がおもしろかったので、「古典」というより
作品に触れる感じでした。
「実は古典ってこんなにおもしろいんだよ」ってカンジで……
それが古典へ魅力を持ち始めたきっかけでした。


~大学受験~

大学受験のために、塾に通い出しました。
その時に英文法・解釈、古文、日本史と受講。
科目はほぼ全滅。
全く受験勉強に興味をしめざず、勉強せず、
成績がとてつもなく悪かった……
今思うと要領が悪かった気がします(笑)
けれど、古典だけは成績が少しよかった。
日本文学史に興味を持ち、趣味のように暗記。
助動詞、古典単語、古典常識を勉強しました。

そのおかげで、古典が少しずつ読めるようになりました。
もちろん変体仮名(あの筆で書かれた昔の字)ではないのですが、
古典の授業ではいろんな作品を取り上げていたので
楽しかったです。

和歌はやっぱり「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」
物語文学の始まりの「竹取物語」「伊勢物語」
古典の全盛期「源氏物語」「枕草子」
日記文学の「土佐日記」「徒然草」「方丈記」
歴史物語の「大鏡」
軍記ものの「平家物語」
江戸時代には「西鶴諸国話」「おくの細道」

ここにあげたのはほんの一部。
こんな感じの作品に触れる機会がありました。
もちろん当時は「大学入試問題」としてでしたが……
問題を解くより、作品鑑賞のほうが好きでした(爆)


~短大時代~

短期大学に入学。
古文が好きで国文学科を選んだ私…*
短大では日本文学(国文学)、ことばとわかれていました。
私は文学を中心に勉強しました。
国文学とは?文学史の流れ、そんなのばかりでした。

その中でもおもしろかったのが演習。
つまり「ゼミ」です。
「万葉集ゼミ」「方丈記ゼミ」「枕草子ゼミ」「漱石ゼミ」「芥川ゼミ」……
私は1年次は「西鶴ゼミ」(井原西鶴の作品研究)を受講しました。
西鶴の作品について、くわしく読みこんでいくのです。
それは主観でなく「客観的」に作品を分析し、
作品の背景、時代背景、作者の意図などを発表していきます。
発表の時、まわりにわかるように、資料をコピーして
「レジュメ」(資料)を作ったりしました。

この研究する事にハマってしまったのです…(笑)

短大2年、私は「秋成ゼミ」(上田秋成の作品研究)を受講。
そして、演習タイプの授業では「源氏物語」の演習を受講。
児童文学の授業を受講し、童話制作に専念。
2年次は単位に余裕があったものの、研究ばかりしていました(笑)
この時受講していた「女性文学」と「樋口一葉」
この2つの授業の影響で、編入を決意しました。


~大学編入後~

国文学でも主に「明治時代」を中心に勉強しました。
演習では「樋口一葉」の作品を研究し発表。
履修も近代から現代にかけてを受講しました。
(明治時代から戦後にかけてです)

さっきからよくでてくる、この「演習」というのは
1年次では受講できません。
自分で作品などを研究して発表するのです。
私はこれが好きで好きで……

演習をきっかけに、図書館にもよく通うようになりました。
文理学部の図書館。ちょっとだけなら法学部の図書館。
いろんな角度から、作品を分析したりするのです。

3年次で演習に使った「樋口一葉」について少し書きます。
「裏紫」という題名の作品研究をしました。
未完で終る、女性が浮気をする内容の作品です。

なぜ未完に終ったのか??当時の女性の立場は??
一葉はこの作品にどんな思いを込めたか??
登場人物の心理状況は??一葉のほかの作品は??
作品の文体は??出てくる言葉は??一葉はどんな女性か??
などなど、いろんな疑問を調べて
プリントにまとめてみんなの前で発表するのです。

『私は樋口一葉の「裏紫」での女性について発表したいと思います』

みたいに発表前に自分のテーマを言ったり……
演習は自分で作品分析等をするので
これの延長が卒論になったりします。


~国文学の魅力とは??~

結局国文学の魅力は、私にとっては「作品」です。
作品として読むのも好きだし、
それを客観的に分析してみるのもとてもおもしろい!!
なんだか作品が、生きているきがしてならないです。

本が好きだったわけではないのですが、
国文学の勉強を始めてから
分厚い参考文献を読んだりするようになりました。
図書館に足をよく運ぶようにもなりました。

文学作品は心のどこかにビビッときます!!
今後はもっともっとDeepな研究をしていきたいです。
最近では児童文学から近代文学にうつろうかなって思っています。
高校の時は日記文学(中世)が好きだったんですけどね。
勉強していくうちに変わってきました。

みなさんも自分にとっての「これだっ!」を
発見して下さいね(^-^)