MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

児童書コーナー、満員?!

2021年09月20日 | 我が子の読書
息子(中3)と娘(小4)の児童書コーナーは、絵本リビングのダイニング側にある
キッチンカウンターの下にあります。


右側が娘の本棚、左側が息子の本棚。

最近このコーナーに児童書が入りきらなくなり、
娘の児童書は、一部の絵本棚や秘密基地(1)に少しずつ移しています。

絵本棚だけでもいっぱいあるに、児童書もいっぱいになってしまい、
本の置き場に苦労するのは、本好きの宿命でしょうか・・・

子ども達に聞きながら、少しずつ
一軍と二軍にわけていこうと思います。

ちなみに、息子の本棚は、鉄道の本や歴史の本、男の子が主人公の本、星新一の小説が多いのに対し、
娘の本棚は、動物が主人公の本や、アニメの小説が多いです。
(ここにはあまり映っていませんが、ドラえもんやポケモンの映画版の小説などもあり)

今回は小4の娘の本について、少し書きたいと思います。

ずっと絵本の良書を読んでいた子が、アニメの小説なんてどうなの?!

と思いそうですが、ドラえもんの映画化された小説が入っている「小学館ジュニア文庫」は
文章表現などもよく考えられて作られているので、私の中ではOKです。

(あとは『ドラえもん』自体がとてもいい作品なので、子どもにも読んでもらいたい)

なので、アニメの小説だからといって、毛嫌いはせず、
本人が自ら読みたいと思う本も大切にしています.

かといってアニメの小説だけではなく、動物が主人公の小説(良書)も好きです。
特にねずみが主人公の本が好きで、ねずみが主人公の本を選び、童話館(2)から送ってもらったり、
学校の図書の時間で、自分の好きな本を選んで読んだりしているので、バランスはいいかなと考えています。

とは言っても、夏休み頃から、娘は自分で読む意欲が落ちています・・・

そこで、寝る前の読み聞かせを復活させたところ、
娘は練る前のよみきかせが毎日の楽しみとなり、
中3の息子はその姿を少し羨ましそうに見ていました(笑)
(と言っても息子が小4ぐらいの時も、寝る前に児童書を読んでいたんですけれどね)

私は「小4なんだから、もう本は自分で読みなさい!」という考えではなく、
いくつかある児童書の中から、本人が今興味があるけれど、まだ読めない本(漢字も難しい高学年向けの本)や
娘が読んでほしいと言ってきた本は、普通に読み聞かせしています。

娘は最近、息子が小学生の時に好きだった、旺文社の「学校では教えてくれない大切なことシリーズ」を
一人で読むのにハマっているからか(カジュアルな漫画が多いけれど、大切なことが学べる本)、
地味な本より、刺激の強い面白い本に行きがちです・・・

今の時期、他のことにも興味が出てきて、娘も最近は読書から離れ気味なので、
読みたいけれど読む気があまり起きないときは、聞いて楽しむことで、
本を読む意欲を充電してくれたらと思っています。

表紙の絵が地味な本だけれど、実は中身はすごく面白い!

という経験を娘は何度もしているので、これからも地味な本が届いても、
面白いかも?と興味を持ってくれることでしょう。

親としては、いろんなジャンルの本を読んでほしいのですが、
そこは押し付けずに、良書の中から本を選んでいるだけでもいいと思うようにしています。

「本は難しそう」ではなく「本はおもしろい!」という体験を、子ども達には積んでほしいです。

読書力には個人差がありますが、
学年が上がり、国語の授業でいろんな文章に触れると、数年前は難しいと思っていた本が、
少しずつ読めるようになったりするので、焦らず、少しずつ、長い目で見守っていけたらと思います。

小5ぐらいまで児童書の読み聞かせをしていた息子が、
今は、学校の朝読書の時間(10分間)に、年相応の小説とかを一人で読めるようになったので、
娘も一人読みを楽しんだり、読み聞かせをしてもらったりを、行ったり来たりして、本を楽しんでくれたら嬉しいです。

【注】

(1) 過去ログ「押し入れに作った秘密基地!――ひとりになれる空間」参照。

(2)絵本の配本サービスの会社。過去ログ「絵本の配本サービス、利用し始めて12年」参照。

【今日(昨日)読んだ本】

アン・M・マーティン&ローラ・ゴドウィン作 ブライアン・セルズニック絵 『アナベル・ドールの冒険』偕成社、2003年。
「最近娘が気に入っている児童書。ドールハウスの人形たちの物語。寝る前の読み聞かせに。読み聞かせなら小2ぐらいから可」

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