MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

ストーリーテリング講座に参加

2013年12月19日 | ストーリーテリング(おはなし)
年の瀬で何かと忙しいのですが
先日ストーリー手リングの講座を受けたので
忘れないうちに感想等を書いておきたいと思います。

私が初めてストーリーテリングに出合ったのは
八洲学園大学で司書の資格を取り始めたころ
確か、今小1の息子が2,3歳の頃だったと記憶しております。

高鷲志子先生の「児童サービス論」のWEB授業を受講していた時
先生が「おいしいおかゆ」や「エパミナンダス」のおはなしを語ってくださいました。

なので、私は30代になってから「おはなし」というものを初めて知ったのです。
初めてお話を聞いた時は、まだおはなし慣れしておらず
頭におはなしが入ってくる前に、どんどん話をしていってしまうため
おはなしをゆっくり味わう余裕がなかったのです。

しかし、おはなしに慣れてくると
おはなしを聞く余裕が出てきて、頭の中でもおはなしの世界を
イメージすることができるようになってきました。

それから1年後くらいに、地元でストーリーテリング(おはなし)の講座があったため
申し込み、数回受講をしたのですが、覚えることがストレスになってしまい
最後まで受講したものの、ストーリーテリングは自分には合わないと思い
おはなしと距離を置くことになりました。

それから下の子の妊娠や出産があり、ストーリーテリングと関わる機会が
あまりなかったのですが、地域で絵本の活動をしている方が
おはなしを語る人だったので、下の子を預けられるようになってからは
おはなし会などに足を運び、聞く側としてお話を楽しんでいました。

上の子も小学生になったので、そろそろお話を語ってみたいな・・・
でも覚えるのはストレスになるから私には合っていないし・・・

と思い悩んでいたところ、おはなしの入門講座があることを教えてもらい、
受講しよう!と思い、先日参加してきました。


講座に参加した感想ですが、おはなしはテクスト(文章)をかなり掘り下げて読むので
文学研究をしてきた私からすると非常に魅力的な作業です。

実際語ってくださったストーリーテラーの方はとっても素敵で
絵も何もないのに、その場で先生がおはなしを語り始めると
おはなしの世界の絵がはっきりと見え
それは絵本の絵よりも豊かな絵で、とても暖かな世界でした。

なので、ものすごくおはなしに興味があるのですが、
小さい頃、ピアノの発表会で頭が真っ白になって
暗譜した曲をすべて忘れてしまった経験がトラウマになり
何も見ないで語ることに自信がないことを先生に相談しました。

先生からは

「それは乗り越えるべき壁」

といったアドバイスをいただき、私は妙に納得してしまいました。

私自身、過去の大失敗をずっと引きずっており、それが怖くて
おはなしに近づくことができませんでした。

けれど、興味はあるんです。
興味はあるのに、その過去のトラウマが邪魔をして
おはなしをやる勇気が持てませんでした。

当時は司書の勉強をしたり、下の子の妊娠出産などもあり
時間的な余裕がなかったのもありますが
今は少し余裕が生まれ、上の子もおはなしに関心を持つようになったので
今ならできるかも?
と、少し思えるようになってきました。

自分の心に嘘をついて、無理しておはなしを覚えようとは思いません。
けれど、本を見ないで子供に話してみたいという気持ちが強くなってきたので
今回、1つでもおはなしを覚えて語れるようになれたら・・・と思っています。

絵本の読み聞かせが好きな私ですが
ストーリーテリング(おはなし)には、絵本の読み聞かせにはない魅力があります。

私はトラウマを乗り越えて、おはなしを語れるようになれるのでしょうか?

その後のことはまだ決めていませんが
やってみたいと思ったら、続けてみようと思いますし
まだちょっと厳しいかも?と思ったら
無理のない範囲でお話を聞いたりして楽しもうと思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高鷲志子先生の「児童サービス論」 (まゆみ)
2013-12-29 23:06:46
石井さん、初めまして。

高鷲志子先生の「児童サービス論」は公開講座ではなく
八洲学園大学で図書課司書の勉強をしていた時の授業名です。
もう3、4年くらい前でしょうか。

確か来年1月から高鷲志子先生の公開講座がりますよね。
あちらはもっとディープな内容かなと想像しています。
書いてあることを丁寧に読みこむことで、サラッと読んだだけではわからない部分に気づく・・・とでも申しましょうか。

ストーリーテリングの勉強をされているということは
松岡享子さんの本とかを読まれているのかなと想像しております。

実際ストーリーテラーのするおななし会に行ってみるとストーリーテリングを体験できます。
近くの図書館などで開催している場合があります。

紙芝居は松井エイコさんの講義を聞いたことがあります。
http://blog.goo.ne.jp/mayoumi/e/f9fcf5b6ba45897c0af2fa33fdd8e57a

紙芝居なのでかなり声色を使って演じるんかと思いきや
落ち着いた感じで「間」「抜き」に力を入れている感じでした。

参考までに・・・
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Unknown (石井義人)
2013-12-29 21:47:42
はじめまして。石井義人と申します。
記事の方、大変面白く拝見させていただきました。
来年から、地元の駅で『大人のための教養紙芝居』をやろうと思案しておりまして、ストーリーテリングの理論を目下勉強中です。

>高鷲志子先生の「児童サービス論」のWEB授業を受講していた時

とありますが、Webの公開講座でしょうか?
(検索しても見当たらなかったので(汗))
詳細を教えていただければ幸甚です。
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