2月で完結できた『房総駅間ひとりウォーク』の画像等を整理して、振り返り。
画像を見ていると、たった1年前からの出来事でも、いろいろな思いが戻ってきた。
脇を走り抜けた電車に乗れば、3駅、4駅は、居眠りをする間もないうちに着く。
それを、1日かけてトボトボ歩いている。
ほんと、バカなことしてるなぁ、なんでこんなこと始めちゃったんだろと、最初の頃は苦しくなると思っていた。
仲間たちが働いている時間に歩きながら疎外感を感じたり、肉体的には、足の爪を痛めたり、歩いた後はにさんにち筋肉痛で動きがとれなかったりと最悪だった。
でも、不思議とやめる気はなかった。
時間の許す限り一日中歩く体の苦痛は、どうでもよい雑音を軽減してくれた。
今は、これが自分の時間の過ごし方、豊かさかな、と思う。
季節の色を楽しみ、鳥や虫の声を聴き、迷子になって、地元の人に道を聞く。とても自然でこだわりがない。
一歩70cmあまりの歩は、まったく無力で、世の中のためには、塵芥にもみたない、無意味!
でも、自分の目標に向かって進む一歩。悪くない。
おにぎりもって、放浪し、腹が減ったら食う。
そして、また歩く。
金銭も、人間関係も、世間体も何もない。
ただただ、時の移ろい、自然の移ろいを感じながら、知らない人の親切に助けられて、進む時間。
豊かかな、と思う。
(まだ、多少熱あるかな??)