まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

職人はだめなの?

2016年03月14日 | 日記

3月11日のブログで、『次を育てることは、未来をつくること』を書きましたが、教育についての、偏見的な持論をもう少し。

今、国会でも奨学金制度にからんだ教育の在り方を盛んに議論していますが、教育って、奨学金もらって、いい高校や大学をでることなの?って疑問に思います。

日本のものづくりは、大変高い水準にあるといいますが、”いい大学”という画一的な教育制度の弊害で、そんな素晴らしい技術が若い人たちに伝わらず、消えていっているといわれています。

能力のある子どもたちは、周りの大人の期待という形で、達成すべき目標をどんどん積み上げられます。芸術やものづくりに適性のある子供たちまでも、学校教育という画一的な制度の中で、小さくまとまった人間にされてしまっているのではないでしょうか。

中学を出て、働く。今の日本では、この段階で、『中卒』のレッテルをはられ、”人生の再挑戦”で進路を変えようとすると、並大抵のことではない。だから、とりあえず、学校に行く。

社会に出て、問題意識を持った若者が、必要なとき、高校や大学等の専門的な教育を簡単に受けられる経済的支援があってもいいし、現場の技術、人をもっと高く評価する社会であってほしいなぁ。

昭和の経済成長期にも格差はあり、教育問題もあったけれど、当時の方が、”人生の再挑戦”ができやすい社会だったような。今は、ほんと、硬直的な格差ですね。

コメント (2)
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