まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

始まりと終わり

2016年03月27日 | 日記

農作業をしながらラジオを聴いていると、最近、国会中継がよく聞こえてきます。

「保育園落ちた日本死ね」というブログ記事は国会でも取り上げられて、大きな反響を呼んでいますが、人生の始まりで、保育園入園の待機児童は2万人。人生の終わりで、特別養護老人ホームの入居待ちは50万人もいるそうです。

保育、介護とも、親子で行うのが一番いい形ですが、子供が自立するまでの数年間のために、安定した仕事を辞めてしまえば、その後は非正規雇用。教育費は、小中高大学と膨れ上がり、子を含めた家庭が貧困に向かってしまいます。

介護も、長くて10年の世界。仕事を辞めて、親の面倒を見なくてはならないことはわかっていても、親が亡くなった後は、今度は、介護のために蓄えを切り崩し、年金も少ない、自分(家族)の厳しい老後がまっています。

少子高齢化を食い止め、安心を感じられる社会への方向性はみなさん分かっていても、それを推し進めていくお金、伸びしろが国にも生活者にもない。国民の教育水準が高く、物質的に豊かな社会であるがゆえに、国、組織の停滞、縮小局面の運営は大変だと感じます。

でも、人生の始まりと終わりくらいは、手厚い政治でないと、庶民は”夢も希望も”持てませんね。

埋没した、なにもできない個人の感想です。

 

 

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