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世界経済に影響も 注目のドイツ総選挙

2013-09-22 08:48:48 | 報道/ニュース
9月22日 おはよう日本


ドイツは同じ通貨を使うギリシャやキプロスといった国々が財政危機に陥ってユーロへの信頼が揺らぐなか
最大の支援国となって危機を乗り越えようとしてきた。
そのドイツで次の政権を選ぶ今回の議会選挙は
ヨーロッパ経済、ひいてはアメリカや日本を含む世界経済にも影響を与えかねない。

ヨーロッパでもっとも影響力がある政治家と言われるドイツのメルケル首相。
世界を揺るがしたユーロ危機では財政難の国に資金を拠出するための基金や
銀行を監視する枠組み作りで指導力を発揮してきた。
しかし今回の選挙でメルケル首相が率いる与党キリスト教民主・社会同盟の支持はここにきて伸び悩んでいる。
その要因の一つは巨額の財政赤字を抱える国々への支援。
ドイツ国民の間では自分たちの税金が使われることに不安が広がっているのである。
「ドイツが他の国を支えるのは無理な話です。
 穴埋めしなければならない額を聞くと長期的な支援は不可能だと思います。」
ケルケル首相は安易な支援は行っていないと強調。
今後も支援を受ける国には緊縮策の実行を求めると説明し理解を求めた。
(ドイツ メルケル首相)
「我々はヨーロッパの国々と連帯していかなければなりません。
 しかし他の国の借金の肩代わりは決して行いません。」
しかし野党側はメルケル首相の政策をこぞって批判。
厳しい緊縮策を押し付けるべきではないと主張する政党がある一方
ユーロ圏解体を訴える新しい政党も誕生した。
(反ユーロ党 リュッケ党首)
「今の政府がやっている数々の無責任な政策を辞めさせるべきです。」
与党はリードを保っているものの単語区で過半数は難しい情勢で
選挙後には野党との連立を模索する可能性も出ている。
各国のメディアはドイツの選挙情勢を連日大きく伝え
メルケル首相は意見の対立する野党とともに安定した政権を築けるのか注目している。

ユーロ危機への対応をめぐり不安がくすぶるなかで行われる今回の選挙。
新政権は割れる世論を束ねてヨーロッパの信用不安への懸念を払しょくする大きな責任を負っている。
ドイツの新政権が周辺の国々を引っ張ってユーロ危機への対策を実行していかなければ
再び金融市場の動揺を招いてユーロが下落する事態にもなりかねない。
選挙の投票は日本時間のきょう午後3時から始まり
世界が注目する結果は明日の朝にも大勢が判明する見通しである。




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