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五輪落選 スペインはいま

2013-09-27 07:00:03 | 報道/ニュース
9月21日 おはよう日本


56年ぶりの東京オリンピック招致に成功した日本。
そのライバル都市だったスペインのマドリードは3回連続の招致活動も実らなかった。
経済回復の起爆剤として期待が高まっていただけに落胆が広がっている。
(マドリード市民)
「今 経済状態が悪いので五輪が来たらとてもよかったのに。」
オリンピックが開催されればにぎわうはずだった五輪競技場駅。
時折列車が到着するが利用客は少なく閑散としている。
(駅長)
「招致できていたらここは選手村など五輪のすべての中心になっていたはず。」
オリンピックののメインスタジアムとなるはずだった会場。
プロサッカーチーム本拠地として整備が進められているが落選の影響で完成の遅れが懸念されている。
マドリードで20の店を展開する老舗の洋菓子店。
オリンピック会場の食事を配達する新たなビジネスをねらい工場の新設も検討していた。
(洋菓子店取締役 モレノさん)
「招致に成功すれば従業員や新しい手㎜歩も増え
 すべてがうまく転がっていたはずだわ。」
4回目の挑戦はあるのか?
2024年には同じヨーロッパからパリが招致に意欲を見せていると言われている。
マドリードが再び立候補するのは難しい状況である。
マドリードの市長も招致を断念する意向を示した。
(マドリード ボデジャ市長)
「マドリードは2024年の立候補を目指すべきではない。」
地元の経済アナリストは経済の回復をオリンピックではなく着実な方法で目指すべきだと指摘している。
(経済アナリスト ディエスさん)
「日本などの先進国は給料も高いが他の国と違う高い技術力で勝負している。
 スペインが目指すべき道はそういった道だ。」

オリンピックという起爆剤を失ったスペイン。
経済をどう回復していくのか。
重い課題はのしかかったままである。

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