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丸の内2丁目 モリタ屋

2016-01-23 17:42:36 | グルメ

 

    

   
                                  (食べログ) 


 

JR東京駅丸の内中央口 徒歩1分
丸ノ内線東京駅 地下道直結
千代田線二重橋前駅 徒歩2分

二重橋前駅から228m
丸の内ビルディング 35F

http://www.moritaya-net.com/restaurant/marunouchi.html

 

 

 

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香港 ~時代にとりのこされた街~

2016-01-23 07:30:00 | 報道/ニュース

1月12日 キャッチ!


かつてイギリス領だった香港は1997年に中国に返還されたが
今も昔の雰囲気を残す場所がある。
沙頭角(さとうかく)と呼ばれる。
この地区はイギリスの統治により分断された香港の歴史を今に残している。
北側が中国本土
南側が香港。
かつてイギリスが統治していた時代には
一時 本土から貧しい人たちが押し寄せたために
境界線に隣接した一帯を封鎖して出入りを禁止する区域を設けていた。
しかし返還から20年近くたって
徐々に区域の開放が進み
現在の面積はかつての7分の1になっている。
今もこの制限地区が完全に無くならない理由は
観光の自由化で本土の中国人が香港に買い物に行くことができるようになったものの
無秩序に人々が流入するのを防ぐためである。
沙頭角もそうした制限地区の1つである。
沙頭角は東京ドーム7つ分の広さに約3千人が暮らしている。
中国本土側からも香港側からも自由な立ち入りができないため
香港の中心街に比べて経済的に遅れている。
ただ沙頭角の東側にある中英街と呼ばれる長さ250mほどの通りは
双方が自由に行き来でき
買い物客の賑わいもある。
中国本土と香港の境界にある知る人ぞ知る街である。

香港の最も北東にある250mの通りを挟んで香港と中国が向かい合っている場所。
中国と英国の街という意味からその名も「中英街」。
1898年 イギリスが香港北部を中国から租借した当時は
小川が流れそれが国境になっていたが
やがて水が引いて通りになり
いつしか両側に商店が立ち並ぶようになった。
この通りは70年代から80年代にかけて繁栄を遂げる。
外国の製品欲しさに中国人の買い物客が大勢やってきたのである。
貴金属や香港に輸入された日本製のカセットレコーダーなどが飛ぶように売れた。
通りの中央に国境線を示すために置かれた礎石を挟んでにらみ合うイギリスと中国の警官。
1つの通りの両側を異なる国の警官が警備にあたる
世界でもユニークな場所となった。
19年前に香港が返還された後
通りにはかつてほど中国本土の買い物客はやって来なくなった。
香港への観光が自由化され
中国本土の買い物客は香港中心部のショッピングモールなどを訪れるようになったからである。
中英街から検問を通って沙頭角に入ると
訪れる人は激減。
多くの商店がシャッターを占めている。
いま住民は地区の開放を強く求めている。
自治組織の代表はその声を拾い上げ
香港政府への働きかけを続けている。
(自治会代表 李冠洪さん)
「ここの暮らしは刑務所と同じです。
 出入りの度に本人証明書を調べられる。
 外国でもなく香港の中なんですよ。」
地区の中で薬局を営む曽偉業さん。
返還前までは中国本土で手に入らない薬が買えるということで1日150万円を売り上げることもあったが
いまでは売り上げゼロの日もあるということである。
店の屋上からは経済成長で次々と高層ビルが建つ中国本土が見える。
香港の多くの地域がその発展の恩恵を受けているのに
この地区だけが取り残され
不平等だと感じている。
(薬局経営者 曽偉業さん)
「解放しないと新しい仕事の機会もなくゴーストタウンのままです。
 制限区域になって60年以上たちます。
 政府はここの問題を直視してほしい。」
一方 沙頭角の東端にあり中国の人も自由に行き来できる中英街。
今でも日用品を買い求める人がやってくるが
この通りで商売をする人の中には開放に慎重な住民もいる。
中英街の通りに面した父の薬局を手伝う李柏年さん。
地区が解放されれば香港の他の地域のように中国本土からの資金が流入し
物価や不動産価格が上昇するのではと不安を感じている。
(李柏年さん)
「このワンタンメンは25香港ドル(約400円)
 中心部だったら30~40ドルしますよ。」
李さんは地区で生まれ育ち
いま3人の子どもを地区の中で育てている。
店の売り上げはピーク時の半分に減ったが
一家が暮らしていくには充分だと言う。
むしろ地区に伝わる伝統や住人同士の強いきずなを
子どもたちの世代に残してあげたいと考えている。
(李柏年さん)
「結婚式では伝統にのっとり私が花嫁を迎えて自宅に連れ帰ります。
 1歩進んでは半歩下がり
 家までゆっくり移動しました。
 買い物で外出しても近所の人が家を見てくれる
 人情味があります。
 ここの住民であることは私の誇りです。」 

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