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インドネシア 日本大使の“インスタ外交” 人気沸騰中

2019-08-08 07:00:00 | 報道/ニュース

7月17日 NHKBS1「国際報道2019」


料理の前でポーズをとるインドネシアに駐在する石井正文日本大使。
インドネシアの伝統衣装“バティック”を着て写真におさまる。
「いいんじゃないですか。
 これでお願いします。」
石井大使は去年10月からインスタグラムに昼食に食べるインドネシア各地の料理を投稿している。
「きょうは地元で“猫まんま”と呼ばれる干し魚などを使った混ぜご飯をいただきます
 ダイエットのため
 ご飯の量を減らしています」
「きょうはジャカルタ発祥の
 ソト・タンカール(ココナッツミルクベースの牛肉スープ)と
 ヤギのサテ(串焼き)です
 私のバティックと色が同じです」
時にはおどけたポーズをとりながら
インドネシアの料理を食べ続ける様子が話題となり
フォロワーの数は7万人を突破した。
(駐インドネシア 石井正文日本大使)
「正直びっくりしました。
 インスタグラムの発信力は非常に高い。」
インスタグラムに取り込んだ背景にはSNSが大好きなインドネシアの国民性がある。
イギリスの調査会社の調べでは
1日にSNSに費やす時間は平均で3時間26分
世界で4番目に長いとされている。
(市民)
「彼はナイスよ。
 友だちが何人もフォローしているわ。」
ほぼ毎日投稿される大使のお昼ご飯。
ある日の撮影。
午前11時半。
「今日のお昼はいかがですか?」
撮影を前に大使館のスタッフと念密に打ち合わせる。
「きょうはトマト柄のバティックを着ているので
 スマトラ料理はありますか?
 スマトラのコーヒーもあるし
 一緒にいっちゃおう。」
「わかりました。」
多様な文化を持つ島々からなるインドネシア。
よく文化も豊かである。
この日はスマトラ島の“ルンダン”という煮込み料理に決定。
出前で注文することになった。
料理が届いたらまず1枚。
「いただきます。」
食後には完食した証拠としてもう1枚パチリ。
この1枚が反響を呼ぶのだそうだ。
「すごく辛いソースを全部食べるとすごく喜ばれます。
 残すと“残ってる”と言われます。」
投稿からわずか5分でついた“いいね”は600件以上。
最終的に1万2,000件にまで増えた。
”我々の国インドネシアの料理を愛してくれて
 石井さんに感謝します!” 
このインスタ外交に地元メディアも注目。
(地元メディア記者)
「日本の大使自ら発信していることが
 ユニークでとても効果的な外交です。」
石井大使の投稿は料理ばかりではない。
日本の支援でインドネシア初の地下鉄が開通した際には
ジョコ大統領とのツーショット掲載。
日本とインドネシアとの関係に理解を深めてもらうのにも手ごたえを感じている。
(駐インドネシア 石井正文大使)
「食べ物を出しながら
 いろいろなフォロワー層を増やしていく。
 同時に日本がこういうことをやっていますということを
 幅広い人に分かってもらう。
 インスタが日本とインドネシアの関係増進につながるのであれば
 うれしいこと。」

 

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