7月18日 NHK「おはよう日本」
社会人野球の最高峰 都市対抗野球。
スタンドを彩る応援の数々。
36チームがそれぞれの地域をアピールする。
山形市のチームはサクランボに花笠踊り。
モータースポーツの町として有名な三重県岡崎市のチームはミニバイクを。
愛知県岡崎市のチームは家康を中心とした武将たちが勝どきを上げる。
なぜ徳川家康が応援しているかと言えば
「生まれたところというのはどこを探しても岡崎だけ。
わしらも今後も全力で応援してまいる所存。」
ちょっと変わった応援で地域色を出していたチームがあった。
おそろいのTシャツを全員が着ているわけではなく
いろいろな年齢の方々が集まってきた。
大会唯一のクラブチーム
長野市の信越硬式野球クラブである。
選手たちはっさまざまな職場で働いている。
応援団もさまざま。
長野在住の人はもちろんだが長野で生まれ現在は東京や神奈川に住んでいる人も駆け付けた。
いわば“寄せ集め”の応援団だがその人たちの心をギュッとひとつに結び付けていたのが
長野県県歌「信濃の国」。
♪ 両方にそびゆる山々は
御嶽 乗鞍 駒ヶ岳
流るる川は いや遠し
松本 伊那 佐久 善光寺
四つの平は 肥沃の地
海こそなけれ 物さわこ
浅間は殊に活火山
いずれも国の鎮めなり
しかのみならず桑とりて
1899年(明治32年)に作詞され
長野の歴史や豊かな自然が綴られている。
小学校や中学校などでも歌い同窓会などでも歌う
長野県出身者にとっては大切な歌である。
試合前そして試合後に全員で熱唱。
試合には敗れたが
長野に住んでいる人も長野を離れた人も
「信濃の国」を歌うことでスタンドは一体感に包まれていた。
(東京在住の男性)
「上京してなかなか長野に帰ることがないので
久しぶりに歌って
長野県民っていいなと思った。」
(関東在住の男性)
「いいですね 気分満点!」
(長野在住の女性)
「すごく長野を誇りに感じるような
地元を感じられてすごく楽しかった。」
(信越硬式野球クラブ応援団長)
「郷土愛が伝わったんだと思う。
そんな思いがひとつになれる場所というところで
都市対抗はいい場所だと思う。」