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セーリング男子470級 “金メダルロード”戦略とは

2019-08-26 07:00:00 | 報道/ニュース

8月2日 NHK「おはよう日本」


セーリング男子470級。
リオデジャネイロ五輪ではこの種目は予選敗退だった。
その後
2018年 W杯江の島大会 優勝
2018年 世界選手権優勝
2019年 W杯マイアミ大会3位

沖縄座間味村ではセーリングの日本代表候補選手たちが
世界と戦うために厳しいトレーニングを行っている。
3年前から年に3回行われている強化合宿。
ほとんどを会場ではなく陸上トレーニングを行っている。
470級ヘッドコーチの中村健一さんの強化プランがあった。
(470級ヘッドコーチ 中村健一さん)
「“金メダルロード”
 金メダルをとる。
 僕だけの意志だけど。」
“金メダルロード”プランの特徴的は徹底的に体力強化を図ること。
本場イギリスを視察し
世界トップ選手がフィジカルトレーニングに取り組む姿を見たことがきっかけだった。
フリック(スピードを出すときの動作)。
自然の中で競うセーリングは時には風が弱くなることがある。
そんな時にはフリックで帆をうちわのように揺らして風を起こしてスピードに乗せる。
そういう技術である。
(470級ヘッドコーチ 中村健一さん)
「オーストラリアの世界チャンピオンの選手が
 スタートして57回
 約1分ちょっとの間ずっとフリックをしている。
 日本チームは実際20回ぐらいしかできなかった。」
強化合宿では
1日最低50回×10セット。
回数を重ねることで選手たちも手ごたえを感じている。
(男子470級日本代表 外薗潤平選手)
「陸でやることで
 その風が弱いコンディションになったら
 いつでもフリックの準備できているので
 長く持続することができる。」
さらに足腰の強化のトレーニング。
このトレーニングが生かされるのが
海の上でヨットを方向転換させるときである。
ヨットは風上に向かって真っすぐではなくジグザグに進んでいくので
かぜを読んで如何に早く正確に方向転換するかがカギになる。
足元の不安定な海の上でふたりの息をそろえて素早く帆をくぐっていくことにつなげるトレーニングである。
(男子470級日本代表 磯崎哲也選手)
「フィジカルがつけば楽に操縦できるので
 レースの最後まで戦えるようになった。」
(男子470級日本代表 市野直毅選手)
「自信をつけることができた。」
順調に進む中村コーチの“金メダルロード”プラン。
世界トップ選手が集結するオリンピックに向け大きな試金石となる。
(470級ヘッドコーチ 中村健一さん)
「今までやってきたことは必ず成果として現れると思う。
 選手がどこまで力を発揮するか
 楽しみ。」



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