6月中旬に、大阪府の多くの自治体では、学校への一斉登校(通常登校)が再開されました。
もし、私が現場の校長だったらどんな言葉を生徒にかけるかとなると、それは「おかえり」に尽きるのでないかと考えていました。
3月までは、子どもにとって、かけがえのない別れを体験さることができなかった。
4月からは、新生活のスタートを切る出会いを体験させることができなかった。
「おかえり」以外に、校長が何を語ることができるでしょうか。
教員は「休み中、何をしていた?」と児童生徒によく聞きます。
でも、これはしんどい子もいるかもしれません。
何よりも大人自身が困り、子どもの抱いている不安を感じる心の余裕もない生活だった家庭もあるはずです。
そこで「何をしていた」ではなく、「何を思っていたの? どう感じていたの?」なら、すべての子が答えやすいのではいかと思います。
失われた授業時間をとり戻すことも大切かもしれません。
でも、「やっぱり、学校っていいな」「学習できてうれしいよ」「友だちってすばらしい」と子どもが感じてくれれば、何よりもありがたいことです。
校長なら、このように思うものです。
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