いま、家族・世帯の形態が大きく変わっています。
ふつう、昭和の時代の中頃からは、「家族」といえば、両親と子ども二人の家庭(場合により祖父母のいる三世代家庭)をさしました。
その幻影は令和の時代の今も引き継がれ、一般的に「家族」と聞いたときに、両親と子ども二人を人びとがイメージすることも、まだ多い思われます。
しかしながら、実態は異なります。
1960年には全世帯のうち、1人暮らし世帯は300万世帯で14.5%でした。
しかし、2020年には38%にまで増加しました。
つまり、令和の今という時代は、世帯の中でいちばん多いのは1人暮らし世帯なのです。
それほど家族のカタチはかわってしまっのです。
従来の家族像は、多くの場合、もう崩れているのです。
そうなると、さまざまな影響が社会に現れてきます。
たとえば、生命保険への影響です。
1人暮らしの人は、保険金が出たときの受取人がいないので、生命保険をかけなくなります。
だから新しいタイプの生命保険制度を創設する必要があります。
いまのままでは、生命保険は成り立ちにくい危機に直面するのです。
ほかにも、一人暮らし世帯の増加に伴う影響が出てきますが、その一つに衣食住の食では、食品の販売も一人暮らし向けのコンパクトなものが流通するようになります。
学校教育の中でも家庭科等の時間に、性別にもちろん関係なく、どの児童生徒も自分自身で「一汁三菜」を基本に献立を考え、料理をつくることのできる力を身につける。
このようなことも、学校教育の今日的課題です。
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