昔の修学旅行といえば、関東方面からは行き先は関西で京都・奈良がお決まりでした。
昭和時代の修学旅行はワンパターンで、団体でゾロゾロと何も考えずに行列をつくり、ただ名所旧跡を見るだけでした。
それはそれで楽しかったのかもしれませんが、今の修学旅行は変わってきています。
コロナ禍の影響や学習指導要領の改訂で、修学旅行の見直しが進んでいます。
何について学ぶか、どのように学ぶかという学習活動として、修学旅行の位置づけが変わってきているのです。
その観点で見直すと、関西は前例通りの旅行先ではなく、学びの宝庫であることに気がつきます。
1000年に及ぶ歴史、豊かな自然、企業も取り組むSDGsなど、関西6府県で未来につながる学びができます。
そんなに、学習ばかりの修学旅行にしなくてもいいのでは、という声があるかもしれません。
しかし、今の生徒たちは修学旅行での学習に大きな関心をもち、実行委員会を構成して、よく取り組みます。
実際、数年前に引率した修学旅行では、沖縄の基地問題について、生徒たちはしっかりと考え、ディスカッションプログラムに集中しました。
以前なら、ホテルでの夜はクラスで出し物をしたリクレーション的な時間を過ごしたものでした。
前例を踏襲する修学旅行を見直し、深い学びができる修学旅行に変えていくチャンスが今です。
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